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【発明の名称】半蓋半箱筒 【出願人】 【識別番号】722004908 【氏名又は名称】日下 正章 【住所又は居所】東京都荒川区南千住5丁目21番13号 【発明者】 【氏名】日下正章 【住所又は居所】東京都荒川区南千住5丁目21番13号 【要約】 【課題】蓋をする構造の容器は物を入れる時に上面からしか目視できず物を取り出すときは上に入れた物を取り出さないと奥の物に到達できない点である。蓋に箱筒の側壁の半分をつけることにより蓋開いた時に箱筒側面の半分も開き側面方向からも内部を目視し物を出し入れする事を可能にする容器を提供する。 【解決手段】蓋に箱蓋の側壁の半分をつけた対称な半蓋半蓋筒の対を上下に組み合わせて使う事により蓋を取った時に側面方向からも内部を目視し物の出し入れを可能にする事を特徴とする。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 蓋の側面を半分に分けたものと箱筒の側面を半分に分けたものを接合した対からなり、上下逆さまに組み合わせて使う半蓋半箱筒である。 【請求項2】 半蓋半箱筒が筒状である場合は蓋を捻じる事が可能で捻じってロックする機能を追加した半蓋半筒も半蓋半箱筒に含まれる。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、箱または筒(以下箱筒)に蓋を接合した容器で、天地面、蓋側面、箱筒の側面の各要素を半分ずつもつ対称的な対を天地逆に組み合わせて開閉する容器である。 【背景技術】 【0002】 本来、箱筒に蓋を被せて収納する容器は上面からのみ中を観察でき、物の出し入れも上面から行う。 【0003】 しかし、箱筒の奥深く入れた物は目視できなくなり、また取り出す時には上に入れた物を取り出さないと奥の物に到達できないという欠点があった。 【0004】 箱筒に物を収納する際は多方向から目視できるといいし取り出す時も多方向からできた方がいい。また、奥深くの物の出し入れには天地反転できれば出し入れがもっと楽になる。 【0005】 この改善策として、蓋を接合した箱の蓋側面の半分と箱筒側面の半分を結合した2つの対称的な半蓋半箱筒をつくり天地逆にして合体する蓋付きの箱筒をつくる。(図1の半蓋半箱の説明図)合体した状態から蓋を持ち上げると箱筒側面の半分も取り除かれV5のように半蓋半箱筒の下半分が残る。側面から除かれた箱筒側面からの観察と物の出し入れが可能となる。 また箱の特殊な状態が筒であり。筒の蓋は回すことが可能になる。半蓋半筒では捻じってロックする事が可能になる。半蓋半筒の一例を記す。蓋を接合した箱の蓋側面の半分と筒側面の半分を融合した2つの対称的な半蓋半筒をつくり天地逆にして合体する蓋付きの筒をつくる。この筒では60度の角度で6つに分け上下3つずつに分けた。また捻るスペースの分だけ筒側面を細くした。蓋はすっぽり箱の高さの物を分けたので上下とも箱の高さの半分の蓋を全周に持つ。(図2の半蓋半筒の説明図)合体した状態から蓋を持ち上げると筒側面の半分も取り除かれV11のように半蓋箱の下半分が残る。側面から除かれた筒側面からの観察と物の出し入れが可能となる。半蓋半筒(上)をはめて半蓋半筒(上)を上から時計方向に捻じるとロックされる。(V12V13) 【先行技術文献】 【特許文献】 【0006】 【特許文献1】 特開2016−19045公報 「商品展示方法および段ボール箱 」 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 解決しようとする問題点は、蓋をする構造の箱または筒において物を入れる時に上面からしか目視できず物を取り出すときは手前に入れた物を取り出さないと奥の物に到達できない点である。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明は、蓋をする構造の箱または筒において蓋を開いた時に側面の半分も開き、側面方向の半分からも目視可能出し入れ可能となり、天地逆に開けば底面からも出し入れ可能となる事を最も主要な特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明の半蓋半箱筒は開けると側面の半分の方向からも見て出し入れできる容器になる。開けて蓋を下にしておけば作業台と使ったり展示台としても使うことができる。また半蓋半筒の天地面を除いた半蓋半筒はチューブ状のネジとなりパイプの継ぎ手として使う事ができる。 【図面の簡単な説明】 【0010】 【図1】は半蓋半箱の説明図である。(実施例1) V1 半蓋半箱(下)の上面図 V2 半蓋半箱(下)の左側面図 V3 半蓋半箱(下)の正面図 V4 半蓋半箱(上)の立体図 V5 半蓋半箱(下)の立体図 V6 半蓋半箱(上)(下)合体図 【図2】は半蓋半筒の説明図である。(実施例2) V7 半蓋半筒(下)の上面図 V8 半蓋半筒(下)の左側面図 V9 半蓋半筒(下)の正面図 V10 半蓋半筒(上)の立体図 V11 半蓋半筒(下)の立体図 V12 半蓋半筒(上)(下)合体の筒側面の正面図 V13 合体した半蓋半筒(上)を時計方向に回しロックした筒側面の正面図 【発明を実施するための形態】 【0011】 図1は半蓋半箱の説明図、図2は半蓋半筒の説明図 である。いずれも蓋の側壁半分を下に移し底面に接続し箱筒の側面半分を天面に接合した。半蓋半箱の蓋を開けた時の立体図は上がV4、下がV5である。半蓋半筒の蓋を開けた時の立体図は上がV10、下がV11である。 【実施例1】 【0012】 半蓋半箱は蓋の側壁2面を下に移し底面に接続し箱の側面2つを天面に接合した。蓋を開けた時の立体図は上がV4、下がV5である。蓋を閉めた状態の立体図はV6である。蓋側面から箱側面に移行する部分は連続していないのでこの間を箱の高さの柱を上下で分割して接合し側壁の移行部を埋めている。隙間をなくしているので蓋が下の時に内容が飛び出さない構造になっている。 【実施例2】 【0013】 半蓋半筒の一例を記す。箱が筒を完全に覆った蓋付筒を上下に分ける。蓋を接合した箱の蓋側面の半分と筒側面の半分を融合した2つの対称的な半蓋半筒をつくり天地逆にして合体する蓋付きの筒をつくる。この筒では60度の角度で6つに分け上下3つずつに分けた。また捻るスペースの分だけ筒側面を細くした。蓋はすっぽり箱を覆う高さなので上下とも箱の高さの半分の蓋を全周に持つ。蓋を開けた時の立体図は上がV10、下がV11である。合体した状態から蓋を持ち上げると筒側面の半分も取り除かれV11のように半蓋半筒(下)が残る。側面から除かれた筒側面からの観察と物の出し入れが可能となる。半蓋半筒(上)をはめて半蓋半筒(上)を上から時計方向に捻じるとロックされる。(V12V13) 【産業上の利用可能性】 【0014】 半蓋半箱(実施例1)は箱の高さと同じ高さの壁で直角をなす2面に囲まれ正面と2方向の側面から目視できるので商品の展示台として使う事ができる。また、蓋の側壁と箱の側壁は隙間なくつながっているので液体も貯留可能なトレイとして使う事ができる。この半蓋半箱は簡素な構造なので組み立て式の段ボール箱として提供することが容易で、商品の梱包に使えば開けた半蓋半箱を商品陳列台として使える。 【0015】 半蓋半筒(実施例2)の天地の壁を取り除けば雌雄同体のネジつきチューブとしてパイプの継ぎ手として使う事もできる。既存のパイプを切断し端に半蓋半筒を付ければパイプで構成された回路を後から変更する事が可能になる。 |
箱付きの蓋は箱の上面を蓋で覆った構造。蓋を取ると上面が開き中を見て物を入れる。中の観察と操作は上面からに制限され不便であった。そこで蓋の半分と箱の半分を接合した鏡面対称の対の蓋付きの箱を考案した。3面からなる上の半蓋箱を外すと3面からなる下の半蓋箱が残る。 本発明の「半蓋半箱筒」は様々なシーンで便利に使える。中の観察と操作が容易である特徴をいかし「立体パズルケース」と3Dプリンター用の「半蓋箱ドライボックス」を作った。3つの実施例を1枚の写真で紹介する。 (1)半蓋箱555に入れたペンタキューブミニ(PentaCubeMini in HalfLidBox555) (2)半蓋箱452に入れたテトラトリダイキューブ(TetraTriDiCube in HalfLidBox452) (3)半蓋箱ドライボックス(HalfLidDryBox)3面からなる白い半蓋箱を外すと3面からなる黒い半蓋箱が残る。 全ての蓋付きの箱構造の物は「半蓋半箱筒」で作ると使い勝手が向上する可能性がある。 |
【図1】 |
【図2】 |
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