閉じる
事務用品
 
【考案の名称】伸縮テーブル
【実用新案権者】
【識別番号】710007320
【氏名又は名称】清水 美知
【住所又は居所】愛知県一宮市森本1丁目2番1号
【考案者】
【氏名】清水 美知
【住所又は居所】愛知県一宮市森本1丁目2番1号
【要約】   (修正有)
【課題】伸縮いずれの時も周りを囲むように座る事が出来、且つ伸縮操作が簡単に出来、伸長時には座る人数を増やす事の出来る伸縮テーブルを提供する。
【解決手段】天板と複数の脚部を有するテーブルにおいて、天板の一の対角線で分割された天板11と、分割された天板15の分割部に沿って水平方向に設けられ、分割された天板を互いに滑動させる滑動手段30とを有する。滑動手段30は、分割された天板11、15の裏面のそれぞれの分割部に沿って設けられた幕板31、35と、幕板31、35のそれぞれの対向する面に対に設けられたスライドレール33である。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
天板と複数の脚部を有するテーブルにおいて、前記天板の一の対角線近傍で分割された天板と、前記分割された天板の分割部に沿って設けられ、前記分割された天板を互いに滑動させる滑動手段を有することを特徴とする伸縮テーブル。
【請求項2】
前記滑動手段が、前記分割された天板の裏面のそれぞれの前記分割部に沿って設けられた幕板と、前記幕板のそれぞれの対向する面に対に設けられたスライドレールである、請求項1記載の伸縮テーブル。
【請求項3】
前記幕板の取り付け位置を前記分割部と平行に水平方向にオフセットさせ、
前記分割部からの鉛直線上にある前記幕板の上部に排水溝を有し、
前記幕板をオフセットさせた側の前記分割された天板の裏面に前記分割部に沿って水切り溝を有する、請求項2記載の伸縮テーブル。
【請求項4】
それぞれの前記分割された天板の分割部の分割面に凸状のガイドローラーと凹状のガイド溝を有し、
それぞれの前記分割された天板を組み合わせたときに、それぞれのガイドローラーとガイド溝が互いに嵌るように構成された、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の伸縮テーブル。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は簡単な操作で伸縮し、座る人数を増やす事の出来る伸縮テーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、補助天板をテーブル側面に蝶着してはね上げたり(例えば特許文献1)、また、2分割された天板の間に補助天板を加えて面積を増加出来るテーブルが知られている(例えば特許文献2)。この様な天板伸長式テーブルは必要に応じ天板面積を広く使用出来るので様々な用途に活用出来る利点がある。
【0003】
しかし、上述の従来の構造では、はね上げ補助天板を使用していない時、その面では膝が当たって座りにくかったり,分割された天板の間に補助天板を加える方法では操作が煩雑であったりした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−243823号
【特許文献2】実開平6−52562号
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
本考案は上述の問題点を鑑てなされたもので、伸縮いずれの時も周りを囲むように座る事が出来、且つ伸縮操作が簡単に出来、伸長時には座る人数を増やす事の出来る伸縮テーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の考案は、天板と複数の脚部を有するテーブルにおいて、前記天板の一の対角線近傍で分割された天板と、前記分割された天板の分割部に沿って設けられ、前記分割された天板を互いに滑動させる滑動手段を有することを特徴とする伸縮テーブルに係る。
【0007】
請求項2の考案は請求項1において、前記滑動手段が、前記分割された天板の裏面のそれぞれの前記分割部に沿って設けられた幕板と、前記幕板のそれぞれの対向する面に対に設けられたスライドレールである伸縮テーブルに係る。
【0008】
請求項3の考案は請求項2において、前記幕板の取付け位置を前記分割部と平行に水平方向にオフセットさせ、前記分割部からの鉛直線上にある前記幕板の上部に排水溝を有し、前記幕板をオフセットさせた側の前記分割された天板の裏面に前記分割部に沿って水切り溝を有する伸縮テーブルに係る。
【0009】
請求項4の考案は請求項1ないし3のいずれか1項において、それぞれの前記分割された天板の分割部の分割面に凸状のガイドローラーと凹状のガイド溝を有し、それぞれの前記分割された天板を組み合わせたときに、それぞれのガイドローラーとガイド溝が互いに嵌るように構成された伸縮テーブルに係る。
【考案の効果】
【0010】
請求項1の考案は、天板と複数の脚部を有するテーブルにおいて、前記天板の一の対角線近傍で分割された天板と、前記分割された天板の分割部に沿って設けられ、前記分割された天板を互いに滑動させる滑動手段とを設けたため、伸縮いずれの時も周りを囲むように座る事が出来、且つ伸縮操作が簡単に出来、伸長時には座る人数を増やす事の出来る伸縮テーブルを提供できる。
【0011】
請求項2の考案は請求項1において、前記滑動手段が、前記分割された天板の裏面のそれぞれの前記分割部に沿って設けられた幕板と、前記幕板のそれぞれの対向する面に対に設けられたスライドレールであるため、伸縮テーブルの伸縮がスムーズに行える。
【0012】
請求項3の考案は請求項2において、前記幕板の取付け位置を前記分割部と平行に水平方向にオフセットさせ、前記分割部からの鉛直線上にある前記幕板の上部に排水溝を有し、前記幕板をオフセットさせた側の前記分割された天板の裏面に前記分割部に沿って水切り溝を有するため、前記分割部に水等をこぼしても前記スライドレールに水等が付着し前記スライドレールが錆びたりするのを防止することができる。
【0013】
請求項4の考案は請求項1ないし3のいずれか1項において、それぞれの前記分割された天板の分割部の分割面に凸状のガイドローラーと凹状のガイド溝を有し、それぞれの前記分割された天板を組み合わせたときに、それぞれのガイドローラーとガイド溝が互いに嵌るように構成されたため、分割された一の天板と分割された他の天板の高さを揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本考案の収縮時の状態を上側から視認した斜視図である。
【図2】本考案の伸長時の状態を上側から視認した斜視図である。
【図3】本考案の収縮時の状態を下側から視認した斜視図である。
【図4】本考案の伸長時の状態を下側から視認した斜視図である。
【図5】分割した天板を上側から視認した斜視図である。
【図6】図2のAーA線断面で天板分割部の拡大図である。
【図7】図1のBーB線断面で天板分割部の拡大図である。
【考案を実施するための形態】
【0015】
図1、3に示す伸縮テーブル1は本考案の一実施例に係るものであり、天板10と滑動手段ン30と複数の脚部20を有する。
【0016】
図1、2に示すように、天板10は天板10の一の対角線近傍で分割された天板11、15を有する。また,図5、7に示すように、分割された天板11、15は分割面17、18の一の端に公知のスライドローラー13を有し、分割部17、18の他の端にスライドローラー13が嵌りかつ伸縮テーブルの伸縮長に応じた長さのガイド溝14を有する。これらのスライドローラー13とガイド溝14は、一の分割された天板11と他の分割された天板15を合せた際に互いに対になるように配設される。なお、図2ではガイド溝14を略す。さらに、図6に示すように、他の分割された天板15の裏面には分割部18に沿って後述する水切り溝16が設けられている。
【0017】
図3、4に示すように、滑動手段30は分割された天板11、15の分割部17、18に沿って設けられている。また、図6に示すように、滑動手段30は幕板31、35とスライドレール33を有する。本実施例においては滑動手段30として幕板31、35とスライドレール33を用いるが、本考案はこれらに限定されるものではなく、例えば滑動手段30としてアリ桟等を設けることができる。なお、図4ではガイド溝14を略す。
【0018】
図3、4、6に示すように、幕板31、35は分割された天板11、15の裏面のそれぞれの分割部17、18に沿って、分割部17、18と平行に水平方向にオフセットさせ設けられる。また、幕板31の上面であって分割部17、18からの鉛直線上にある部分に排水溝32を有する。分割された天板11、15に水等をこぼして分割部17、18から滑動手段30に水等が垂れてきても、前述の水切り溝16と排水溝32によりスライドレール33に水等が付着するのを防止することができる。なお、幕板31、35の分割部17、18に沿った方向の取付け位置は、耐加重の観点から図3、4に示すように、天板10の短縮時に互い違いになり,天板10の伸長時に重なるように取り付けるのが好ましい。
【0019】
図3、6に示すように、スライドレール33は幕板31、35のそれぞれの対向する面に対に設けられている。本実施例では強度の観点からスライドレール33を上下に2本配設している。前述の幕板31、35とスライドレール33の長さについて特に制限は無いが、天板10の伸縮長さとガイド溝14の長さの関係から、分割部17、18の水平方向の長さの30%〜40%程度が好ましい。
【0020】
図1、2、3、4に示すように、脚部20は天板10の四隅にそれぞれ設けられている。脚部20の取付け位置は、天板10の縮時に分割された天板11、15の全ての角が載るようにするのが好ましい。また、本実施例では脚部20は4本であるが、本考案はこれらに限定されるものではなく適宜必要な場所に脚部20を設けることができる。さらに、天板10の伸縮動作をスムーズにするために、脚部20の底面21にキャスター、スライドパッド等の滑動部材を設けることもできる。
【0021】
これより伸縮テーブル1の動作について述べる。図1、3に示すように短縮時は分割部17、18が合わさり天板10は長方形となる。また、この時分割された天板11、15の全ての角部がそれぞれの脚部20の上に載っている。
【0022】
次に図2、4に示すように伸長時には分割された天板11、15が分割部17、18に沿って移動し、天板10は変形鉤型状になる。このとき、図5、7に示すガイドローラー13とガイド溝14が互いに対になり分割部17、18に段差が生じるのを防止する。
【0023】
上述のように本考案に係る伸縮テーブル1は、座る際に邪魔になる余分な脚部や折りたたんだ天板等が、短縮時、伸長時のどちらにおいても存在せず、また簡単な操作で伸縮させることができるテーブルである。
【0024】
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0025】
1 伸縮テーブル
10 天板
11 分割された天板
13 ガイドローラー
14 ガイド溝
15 分割された天板
16 水切り溝
17 分割部
18 分割部
20 脚部
21 底面
30 滑動手段
31 幕板
32 排水溝
33 スライドレール
35 幕板
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
リーフレット
発明者からのメッセージ
〒491-0831
愛知県一宮市森本1−2−1
清 水 美 知
TEL・FAX : 0586-71-8097

 企画、開発担当者様には、お忙しい折、突然のお便りを差し上げます事、先にお詫び申し上げます。
別紙の「伸縮テーブル」のアイデアを考案致しまして、平成22年10月13日に実用新案登録されました。
実用新案登録第3163805号です。
その内容は、伸縮いずれの時も周りを囲むように座る事が出来、且つ伸縮操作が簡単に出来、伸長時には座る人数を増やす事の出来る伸長テーブルです。
ご検討頂きまして、商品化の可否をご返事頂ければ幸いです。
よろしく御検討の事お願い致します。
お忙しい折、ご一読、誠にありがとう御座いました。
 自宅にて現品を使用しております。
名刺 
ページtop へ