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【考案の名称】電動連動ステープル 【実用新案権者】 【識別番号】305028671 【氏名又は名称】土岐 駿 【住所又は居所】愛知県稲沢市井之口大宮町116−3 【考案者】 【氏名】土岐 駿 【住所又は居所】愛知県稲沢市井之口大宮町116−3 【考案者】 【氏名】土岐 彩夏 【住所又は居所】愛知県稲沢市井之口大宮町116−3 【要約】 【課題】 誰でも簡単に操作でき、指、手首の疲労無く「筋肉痛、腱鞘炎」から開放され短時間で数箇所ステープルできる能率的なステープル。 【解決手段】 本考案の電動連動ステープルはステープル(2)を複数同時に作動させモーター(3)による駆動により疲労無く短時間でステープル作業ができるよう高能率化したもの。また、廃車の解体車輌のワイパーモーターを使用することによるコスト低減を図った。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において 1つのモーター(3)でロッカーアーム(6)を介して複数のホッチキス(2)を同時に作動さすことを特徴とする電動連動ホッチキス装置。 【請求項2】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において 製品(10)(図6参照)をホッチキス(2)に挿入するだけで1回の操作で同時に複数個所を自動的にホッチキスできることを特徴とする電動連動ホッチキス装置。 【請求項3】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において ホッチキス(2)の中央部に設けたポジションセンサ(4)により製品を挿入しない限りホッチキス(2)が作動しない安全性を考慮したことを特長とする電動連動ホッチキス装置。 【請求項4】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において 左右に設けたガイド(5)により製品(10)をホッチキス(2)に挿入するだけで所定の位置にホッチキスできホッチキスの位置不揃いによる不良品の発生防止を特徴とする電動連動ホッチキス装置。 【請求項5】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において ロッカーアーム(6)の停止位置はホッチキス(2)とロッカーアーム(6)の間(図3イ部参照)に指が容易に入らないような間隙とし指の挟み込み等の危険防止を図り安全を考慮した電動連動ホッチキス。 【請求項6】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において 個々のホッチキス針の押え量の不揃いを防止する為ホッチキス針の押え量を調節できるタペットスクリュー(9)を設けることによりホッチキス針の押え量不揃いによる不良品の発生を防止することを特徴とした電動連動ホッチキス。 【請求項7】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において ホッチキス(2)ロッカーアーム(6)の間(図3参照 ロ部)が広すぎると製品(10)の中味がこの間に転がり込みホッチキス(2)が停止する(ロッカーアーム(6)はホッチキス針を押さえ込むまで反転しない)のを防止する為隙間を規制するホッチキス(2)の高さ調節スクリュー(8)を設けたことを特徴とする電動連動ホッチキス装置。 【請求項8】 ホッチキス取り付け台(1)上に複数配列された連動ホッチキス装置において 万一製品(10)の中味がホッチキス(2)に挟み込みモーター(3)が途中で停止した場合、製品(10)がホッチキス(2)より取り出せない。この場合モーター(3)を逆転させロッカーアーム(6)を上にあげ製品(10)を取り出せるように逆転スイッチ(7)を設けたことを特徴とする電動連動ホッチキス装置。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は事務用機器の分野に関するものでホッチキスは殆ど単体で存在使用されているが本考案品は事務用機器のホッチキス分野に属します。 【背景技術】 従来ホッチキスは紙、本等の綴じものに1個所づつ指で操作し個別に使用する単体使用方法が一般的である。 【特許文献1】実開昭59−183772号公報 【特許文献2】実開昭63−074284号公報 【考案の開示】 【考案が解決しようとする課題】 従来のホッチキスでは指で操作するため指、手首等に疲労が生じる。このため「筋肉痛、腱鞘炎」等から開放し身にやさしいホッチキスを開発すること。 小物包装袋(惣菜パック、玉子パック)等の場合樹脂製のケースが多く指の力を要するため指の力を不要とすること。 内職者の場合、1個の製品に3〜5箇所とホッチキス個所が多く1日に1000個〜2000個作業する場合1日に3000〜10000回のホッチキス操作を要す。短時間に(1/3〜1/5)で操作でき能率が向上すること。 誰でも簡単に操作できること。 所定の位置に確実にホッチキスできホッチキス位置不良による不良品が生じないこと。 小型で卓上で作業でき移動が容易なこと。 操作が容易で安全で危険性のないこと。 【課題を解決するための手段】 本考案の電動連動ホッチキスは指、手首等の疲労による「筋肉痛、腱鞘炎」から開放するためモーター(3)によりホッチキス(2)を駆動さすこととした。 本考案の電動連動ホッチキスは作業時間短縮、高能率化のため1つのモーター(3)で複数のホッチキス個所を一度の操作で同時に駆動さすこととした。 本考案の電動連動ホッチキスは製品(10)をホッチキス(2)に挿入するだけで誰でも用意に確実に所定の位置にホッチキスできるよう位置決めガイド(5)を設けた。 本考案の電動連動ホッチキスは内職者でも家庭の卓上で操作でき移動が容易なように小型(18cm×30cm)にまとめた。 本考案の電動連動ホッチキスは複数のホッチキス個所にホッチキス針の押さえ量に不ぞろいが出ないようホッチキス針の押さえ量を均一に調節できるようにタペットスクリュー(9)を設けた。 本考案の電動連動ホッチキスはホッチキス(2)とタペットスクリュー(9)の隙間(図3参照、ロ部)が広いと製品(10)の中身がこの隙間に転がり込むのでこれを防止するためホッチキス(2)の高さを規制するホッチキス高さ調整スクリュー(8)を設けた。 本考案の電動連動ホッチキスはロッカーアーム(6)とホッチキス(2)の隙間(図3参照、イ部)が広いと指を挟み込む危険性があるのでこの隙間は指が入らない程度の隙間となるようにロッカーアーム(6)の停止位置を図4のA点になるようにモーター(3)の内部のモーター停止スイッチ位置を改造した。 本考案の電動連動ホッチキスはコスト低減のため廃車となった解体車両のワイパーモーターを使用したためロッカーアーム(6)の停止位置は図4のC点となる。このため図4のA−C間が広く、指を挟み込む危険性または危険感がある。ロッカーアーム(6)の作動は図4のA→B→C→Aと往復運動するので図4のA点でロッカーアーム(6)が停止するようにモーター内部のモーター停止スイッチ位置を改造した。 【考案の効果】 本考案の電動連動ホッチキスは従来数箇所指でホッチキスしていたものが製品(10)をホッチキス(2)に挿入するだけで(図6参照)誰でも容易に一度の操作で数箇所同時にホッチキスできるので時間の短縮ができ高能率と同時に指の力が不要なので指、手首の疲労が無く「筋肉痛、腱鞘炎」から開放される。 また、誰が作業してもホッチキス針の位置が統一され製品の品質向上、見栄え向上ができホッチキス不良による不良品の発生防止ができる。 【考案を実施するための最良の形態】 本考案の電動連動ホッチキスの実施形態について図5、6を参照にして説明する。 製品(10)をガイド(5)に沿ってホッチキス(2)に挿入すると所定の位置でポジションセンサ(4)が製品(10)の挿入を感知しモーター(3)が作動してロッカーアーム(6)がホッチキス(2)を押さえホッチキスされる。ホッチキスが終わるとロッカーアーム(6)は自動的に元に戻りホッチキス前の状態に戻る。また万が一製品(10)の中身がホッチキス(2)に挟み込んだ場合、ホッチキス(2)が途中で停止し製品(10)が取り出せない。(図4で説明する。ロッカーアーム(6)は最下点B点まで下がらないと上に上がらない)この場合逆転スイッチ(7)を押すことでモーター(3)が逆転しロッカーアーム(6)が上に上がるので製品(10)が取り出せ、元の状態に戻る。 【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の電動連動ホッチキスの上面図 【図2】本考案の電動連動ホッチキスの右側面図 【図3】本考案の電動連動ホッチキスの正面図 【図4】本考案の電動連動ホッチキスロッカーアーム(6)の作動図 【図5】本考案の電動連動ホッチキスのガイド(4)、ロッカーアーム(6)、ポジションセンサ(4)および逆転スイッチ(7) 【図6】本考案の電動連動ホッチキスの使用姿図 【符号の説明】 1.ホッチキス取り付け台 2.ホッチキス 3.モーター 4.ポジションスイッチ 5.ガイド 6.ロッカーアーム 7.逆転スイッチ 8.高さ調整スクリュー 9.タペットスクリュー 10.製品 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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ホッチキス作業者に朗報 今回指の力不要の電動連動ホッチキスを開発しモニターから好評を得て感謝されております。 特徴 ・電動の為指の力不要で指、手首等の筋肉痛、腱鞘炎から解放されます。 ・製品を機械に導入するだけで2〜3個所一度の操作でホッチキスされます。 ・ホッチキスの針位置は固定されますので位置不揃い等が生じず製品の見栄え向上、不良品の発生がなくなります。 ・作業時間は三分の一〜五分の一に短縮され能率が向上します。 ・タマゴケース、惣菜パック等、プラスチック樹脂系等力を要する製品に特に効果大です。 |
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