閉じる
スポーツ・娯楽
 
【考案の名称】軽量物体安定移動機能付テーブル
【実用新案権者】
【識別番号】522160963
【氏名又は名称】冨山 雅広
【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区下川原4-3-19
【考案者】
【氏名】冨山 雅広
【住所又は居所】静岡県静岡市駿河区下川原4-3-19
【要約】 (修正有)
【課題】車椅子障碍者同士のボードゲーム対戦時における相手との距離問題を、テーブル内におけるゲーム盤を乗せた台のスライド移動構造により解決する、軽量物体安定移動機能付テーブルを提供する。
【解決手段】軽量ゲーム盤を乗せた台をテーブル上部の大きい長方形溝に入れる。バネ力利用台発射装置1及びバネ力利用衝撃吸収装置2の圧力吸収面で振動を軽減してゲーム盤を乗せた台をコマずれなく相手側に移動させる。磁石式スライド台定位置確保装置3で一定の位置に移動を終了させる。同時に、一度定位置を少し超えてから戻る形に磁気等を調整して台側の棒の位置を初期位置に戻す。小球利用摩擦軽減装置4の底面多数の小球で、移動時の摩擦を軽減させる。それらの機能により対戦者と一定の距離があるゲーム対戦が比較的簡単な形で可能となる。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
テーブル上面に物体スライド移動機能ための、バネ力利用スライド台発射装置、バネ力利用衝撃力軽減構造、小球を利用した摩擦軽減スライド台移動構造、磁気を用いたスライド台移動後定位置確保及び加圧棒位置調整構造を備えた、ボードゲーム盤等移動機能付きテーブル
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、上面におけるスライド移動機能付組み立て式テーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車椅子の人は健常者への劣等感等の心理的理由から同じ車椅子の人とのゲーム対戦が望ましいと思われるが、車椅子間では距離があり、また通常の椅子では体が安定せず、さらに介護者がゲーム対戦中に介入すると集中できないため、対面ゲーム環境が理想的なものではなかった。加えて、最近の数年間で軽量ゲーム盤が一般的に使われ始めた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実全昭53−003101号
【特許文献2】 特表2014−508998号
【非特許文献】
【0004】
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
両車椅子の距離が障害となり、人により手がボードゲーム盤の相手側端に届きにくい事実がある。対人ゲーム間の距離を解決しようとするものである。
【考案を解決するための手段】
【0006】
ゲーム盤を相手前に安定させて移動する必要がある。ゲーム盤を乗せた台スライド移動の際、ゲームコマの位置に変化が生じてはゲームが成り立たない。加えて、スライドさせる力はゲーム中一定でなければならない。その力は最もコマ数がある時の最重量のものであり、その力でコマ数一つの時、また最多の時にもコマずれが生じてはならない。そのため移動させる際、台への低速でスムーズかつ力強い押しの力がゲームコマ位置ズレ防止に必要となる。さらに移動させたゲーム盤は一定の位置に止まらなくてはならない。また、ゲーム進行の流れを妨げない仕組みの総合的なシステム構造が必要となる。
【考案の効果】
【0007】
スライド移動時の振動軽減のため、振動吸収バネを多用する。加えて、台底面の多数の小球利用により移動が滑らかになる。磁石利用で安定して移動した台が止まる。バネ力利用台加圧時に、バネ力による飛び出し棒の加圧構造とすることにより手動によるバネの引き戻し作業が省略でき、相手側からのスライド台逆移動の際、磁気装置の調節より飛び出ているバネを定位置に戻す。これらにより、ゲーム対局内で次の相手側手順までに一作業で終えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案のテーブル全体図である。
【図2】本考案内のバネ力利用発射装置断面図である。
【図3】本考案内のバネ力利用衝撃吸収面全体図である。
【考案を実施するための形態】
【0009】
テーブル上部にスライド移動台のための溝構造を作る。浅く長方形のもので,下に摩擦軽減の小球を多数敷き詰める。本人側近くにある、バネ力利用台発射装置の加圧により台を相手側にスライド移動させる。その際、ゲーム内手順軽減のため飛び出し棒による加圧構造など利用する。台の加圧受け止め面にねじリコイルバネ式クッション構造を面広範囲に備え振動を軽減する。その結果、低速かつ安定して台を移動させることが可能となる。台の移動後定位置確保のため、片側約8カ所に磁石を利用した磁気による固定の仕組みを入れ、同時にバネによる台位置調整機能を加える。その際、磁石による反発力と吸着力を利用する。スライド機構底面における隅の曲面採用により、作動中の全体的な小球の偏りを防止する。
【実施例】
【0010】
以下、添付局面に従って一実施例を説明する。
1はバネ力利用台発射装置で押しばね式である。その力で台を移動させる。上部にあるつまみを手前に引くことによりエネルギーを作り、つまみを離すことによりバネ先にある直径1cm以上の棒を台に衝突させる。エネルギーが伝わり移動台に力が加わる。棒は力が加わる際動きを安定させるため固定された筒の中に入れる。棒の全長より短い紐を、棒先端の穴と発射台付近に付け、棒がスライド台移動場に落ちるのを防ぐ。スライド台に直接加圧した、溝にはみ出た状態の棒は、相手側からのスライド台戻りの際、相手側の台発射力の強さで自分側台定位置を一度オーバーさせ、その力で棒を定位置に戻す。主に磁石の配置や磁気力の調整で行う。
【0011】
2は振動吸収装置である。発射装置にある棒の加圧による振動を平面全体で軽減する。直径約2cmのねじりコイルバネを複数利用し、コイル部分を台上下方向に交互に配置して、加圧の速度を緩め振動を軽減する。コイルバネの両端は外枠のあるレール式金具で仮固定する。それによりバネの形状変化に対応できる。3は磁石式スライド台定位置確保装置である。磁気力の反発力と吸着力を利用する。片側約8カ所に配置し相手側方向には反発力、本人から見て左右の方向には吸着力を利用しスライド後の台位置を磁気で固定する。同時に、磁気力等で固定位置を一度超える設定にし、溝に飛び抱いている加圧棒を発射初期位置に戻すことができる。
【0012】
4は台移動時における台底面摩擦軽減の仕組みである。移動台とテーブル面の間にゲーム盤高さ抑制の、直径約1cm以下の小球を多数置く。それにより、摩擦を軽減し台をより遠くへスライドさせる。小球を置く長方形面の隅と、接する別の面のつながり箇所を曲線形にすることで小球の隅における数の偏りを防ぐ効果がある。
【符号の説明】
【0013】
1 バネ力利用台発射装置
2 バネ力利用衝撃吸収装置
3 磁石式スライド台定位置確保装置
4 小球利用摩擦軽減装置
メッセージ

名前 軽量物体移動テーブル (ボードゲーム福祉具)

車イスの人同士でボードゲームができるようになるシステム。
車イスバスケットボールのように、障害者が社会参加できるようになります。
薄型ゲーム盤普及のため実現化できます。
将棋用ならコンパクトになると思われます。 電動型にすればチェスも可能です。  

Name Lightweight object moving table (board game welfare equipment)

A system that allows people in wheelchairs to play board games with each other.
Like wheelchair basketball, it allows people with disabilities to participate in society.
This can be realized due to the spread of thin game boards.
I think it will be compact for shogi. If you make it electric, you can also play chess.  
 
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
ページtop へ