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【考案の名称】ゴルフバッグ用フードカバー 【実用新案権者】 【識別番号】517077603 【氏名又は名称】似内 利雄 【住所又は居所】岩手県花巻市松園町1丁目15番8号 【代理人】 【識別番号】100108833 【弁理士】 【氏名又は名称】早川 裕司 【代理人】 【識別番号】100162156 【弁理士】 【氏名又は名称】村雨 圭介 【考案者】 【氏名】似内 利雄 【住所又は居所】岩手県花巻市松園町1丁目15番8号 【要約】 (修正有) 【課題】開口部の形状やサイズを問わず、様々なゴルフバッグ本体に対して取り付けることが可能なゴルフバッグ用フードカバーを提供する。 【解決手段】本考案のゴルフバッグ用フードカバー1は、ゴルフバッグ本体に取り付けて用いられる袋状のゴルフバッグ用フードカバーである。ゴルフバッグ用フードカバー1は、ゴルフバッグ本体に備えられた複数の雄型スナップに着脱自在にスナップ結合する複数の雌型スナップ11が開口端部に所定の間隔を空けて設けられており、少なくとも複数の雌型スナップ11の設けられている部分の周辺領域が伸縮性材料12で形成されている。 【選択図】図1 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ゴルフバッグ本体に取り付けて用いられる袋状のゴルフバッグ用フードカバーであって、 前記ゴルフバッグ本体に備えられた複数の雄型スナップに着脱自在にスナップ結合する複数の雌型スナップが開口端部に所定の間隔を空けて設けられており、 少なくとも前記複数の雌型スナップの設けられている部分の周辺領域が伸縮性材料で形成されている、ゴルフバッグ用フードカバー。 【請求項2】 前記複数の雌型スナップの設けられている部分が、前記伸縮性材料よりも強度の高い補強材料で補強されている、請求項1に記載のゴルフバッグ用フードカバー。 【請求項3】 前記複数の雌型スナップの設けられている部分それぞれが剣先形状に形成されており、 前記複数の雌型スナップの設けられている部分それぞれの間が裂けることを防止するための防裂材料で補強されている、請求項1又は2に記載のゴルフバッグ用フードカバー。 【請求項4】 内底部にマイクロファイバークロスが貼設されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴルフバッグ用フードカバー。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、ゴルフクラブを収納して持ち運びするためのゴルフバッグに取り付けて用いるゴルフバッグ用フードカバーに関する。 【背景技術】 【0002】 ゴルフクラブを収納して持ち運びするためのゴルフバッグは、内部にゴルフクラブを収容する空間を備え、上端部に開口部を有する有底筒形状のバッグ本体に、バッグ本体の開口部から上方に突き出した各ゴルフクラブのヘッド部分を覆うようにフードカバーが取り付けられているものが一般的である(例えば、特許文献1)。 【0003】 ところで、ゴルフバッグは、ジュニア用、女性用、一般アマチュア用、簡易ラウンド用、アスリート指向者用、プロモデル、革製高級モデル等々、そのゴルフバッグの主な想定ユーザや利用シーンに合わせたサイズやデザインで製造・販売されており、全体のデザインはもちろんのこと、バッグ本体の開口部の形状やその口径も各社各様、各モデル各様である。そのため、フードカバーは各ゴルフバッグの専用品としてバッグ本体に適合するデザイン・サイズで製造され、バッグ本体の附属品として流通しているものが一般的である。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 【特許文献1】特開2007−252672号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0005】 このようにフードカバーが各ゴルフバッグの専用品であるがゆえに生じる問題がある。例えば、フードカバーを破損してしまったり、紛失してしまったりしたとき、同じものを手に入れるにはメーカー取り寄せとなるために金銭的、時間的負担が生じてしまい、また他のゴルフバッグのものを流用することも難しいため、最悪の場合にはゴルフバッグごと買い替えざるを得なくなるという問題がある。また、アフターマーケット品として別売りのフードカバーが製造・販売されていたとしても、前述のようにバッグのデザインや開口部の形状、口径が各モデル各様であるため、なかなか自分のゴルフバッグに適合する別売りフードカバーを見付けることができないという問題もある。 【0006】 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、開口部の形状やサイズを問わず、様々なゴルフバッグ本体に対して取り付けることが可能なゴルフバッグ用フードカバーを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するために、本考案は、ゴルフバッグ本体に取り付けて用いられる袋状のゴルフバッグ用フードカバーであって、前記ゴルフバッグ本体に備えられた複数の雄型スナップに着脱自在にスナップ結合する複数の雌型スナップが開口端部に所定の間隔を空けて設けられており、少なくとも前記複数の雌型スナップの設けられている部分の周辺領域が伸縮性材料で形成されている、ゴルフバッグ用フードカバーを提供する(考案1)。 【0008】 かかる考案(考案1)によれば、ゴルフバッグ本体の雄型スナップの位置に合わせて雌型スナップの設けられている部分を引っ張り伸ばすことができるため、開口部の形状やサイズを問わず、様々なゴルフバッグ本体に対して取り付けることができる。 【0009】 上記考案(考案1)においては、前記複数の雌型スナップの設けられている部分が、前記伸縮性材料よりも強度の高い補強材料で補強されていることが好ましい(考案2)。 【0010】 上記考案(考案1,2)においては、前記複数の雌型スナップの設けられている部分それぞれが剣先形状に形成されており、前記複数の雌型スナップの設けられている部分それぞれの間が裂けることを防止するための防裂材料で補強されていることが好ましい(考案3)。 【0011】 上記考案(考案1〜3)においては、内底部にマイクロファイバークロスが貼設されていることが好ましい(考案4)。 【考案の効果】 【0012】 本考案のゴルフバッグ用フードカバーは、開口部の形状やサイズを問わず、様々なゴルフバッグ本体に対して取り付けることができる。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】本考案の一実施形態に係るゴルフバッグ用フードカバーの基本構成を概略的に示す説明図である。 【図2】同実施形態に係るゴルフバッグ用フードカバーをゴルフバッグ本体に取り付けた状態を示す説明図である。 【考案を実施するための形態】 【0014】 以下、本考案の一実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、この実施形態は例示であり、本考案はこれに限定されるものではない。 【0015】 図1は、本考案の一実施形態に係るゴルフバッグ用フードカバーの基本構成を概略的に示す説明図である。図1及び2に示すように、本実施形態に係るゴルフバッグ用フードカバー1は、ゴルフバッグ本体2に取り付けて用いられる袋状のゴルフバッグ用フードカバーである。 【0016】 ゴルフバッグ用フードカバー1には、ゴルフバッグ本体2に備えられた複数(本実施形態では四つ)の雄型スナップ(不図示)に着脱自在にスナップ結合する複数(本実施形態では四つ)の雌型スナップ11が開口端部に所定の間隔を空けて設けられている。 【0017】 ゴルフバッグ用フードカバー1は全体が伸縮性材料12で形成されている。伸縮性材料12の材質としては、例えばナイロン・ポリウレタン混紡等が挙げられる。ゴルフバッグ用フードカバー1は必ずしも全体が伸縮性材料12で形成されている必要はなく、少なくとも雌型スナップ11の設けられている部分の周辺領域が伸縮性材料12で形成されていれば、後述する本考案の奏する効果は実現できるが、製造効率等を考慮すると、ゴルフバッグ用フードカバー1全体が伸縮性材料12で形成されていることが好ましい。 【0018】 ゴルフバッグ用フードカバー1は、このように少なくとも複数の雌型スナップ11の設けられている部分の周辺領域が伸縮性材料で形成されていることにより、ゴルフバッグ本体2の雄型スナップの位置に合わせて雌型スナップ11の設けられている部分を引っ張り伸ばすことができるため、開口部の形状やサイズを問わず、様々なゴルフバッグ本体2に対して取り付けることができる。 【0019】 本実施形態においては、雌型スナップ11の設けられている部分が伸縮性材料12よりも強度の高い補強材料13で補強されている。ゴルフバッグ本体2にゴルフバッグ用フードカバー1を取り付ける際には、雌型スナップ11の設けられている部分を引っ張り伸ばして取り付けるが、このように雌型スナップ11の設けられている部分が補強されていることにより、引っ張っても雌型スナップ11が設けられている箇所が裂けたり壊れたりすることを防ぐことができる。 【0020】 補強材料13はある程度の厚みを有するホームベース形状となっており、雌型スナップ11は伸縮性材料12に補強材料13を重ねて縫い合わせた位置に取り付けられる。補強材料13の材質としては、例えば合成皮革や綿、ナイロン等が挙げられる。 【0021】 複数の雌型スナップ11の設けられている部分それぞれは、図1に示すように開口端部からやや突出した剣先形状に形成されており、剣先の形状と補強材料13の形状とを合わせることにより、雌型スナップ11の設けられている部分の見た目をすっきりさせている。複数の雌型スナップ11の設けられている部分それぞれの間は、ゴルフバッグ本体2に取り付ける際にゴルフバッグ用フードカバー1が引っ張られ、その間から裂けることを防止するために、防裂材料14で補強されている。防裂材料14は伸縮性材料12と同一の材質とすることにより、裁断・縫製時に出た切れ端(ハギレ)を有効利用することができる。 【0022】 本実施形態においては、ゴルフバッグ用フードカバー1の内底部、すなわちゴルフバッグ本体2に挿収されたゴルフクラブのクラブヘッドが収容される袋の内側の底部にマイクロファイバークロス15が貼設されている。プレーヤーは、このマイクロファイバークロス15を用いて、自身のメガネ、スマートフォン、携帯電話、ゴルフクラブ、ゴルフボール等を磨くことができる。 【0023】 ゴルフバッグ用フードカバー1は、伸縮性材料12自体を防水加工されたものにしたり、製造後に市販の防水スプレーを吹き付けたりすることにより、防水機能を持ったレインカバーとして用いることもできる。 【0024】 また、ゴルフバッグ用フードカバー1は、伸縮性材料12が柔軟性を有するため、不要時にはゴルフバッグ本体2等に備えられたポケット等に簡単に収納することができる。汚れた場合には洗濯も容易にできる。 【0025】 以上説明した実施形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。 【符号の説明】 【0026】 1 ゴルフバッグ用フードカバー 11 雌型スナップ 12 伸縮性材料 13 補強材料 14 防裂材料 15 マイクロファイバークロス 2 ゴルフバッグ本体 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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