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【考案の名称】ペダルの踏み間違い防止装置
【実用新案権者】
【識別番号】520105360
【氏名又は名称】高田 健一
【住所又は居所】兵庫県西宮市門戸西町10番50号
【考案者】
【氏名】高田 健一
【住所又は居所】兵庫県西宮市門戸西町10番50号
【要約】 (修正有)
【課題】AT車におけるブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違い防止装置を提供する。
【解決手段】ブレーキペダル8の右側長手方向に延長板1を設け、ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ際に、アクセルペダル9を押さえ込まない高さ間隔を保持する形体で、ブレーキペダル8の上面に装着し、アクセルペダル9を上面より踏み込めない形体を構成し、アクセル操作は、前後にスライドする押し込みペダル3を設け、中央が2つ折れに屈折するくの字型連結具5の下端を自動車本体の床面と連結し、且つ、スライド用台板2を、自動車床面に設置し、該、スライド用台板2上を前後にスライドする押し込みペダル3を前方へ押し込むことによりくの字型の屈折部が2つ折れに屈折するにつれアクセルペダル9が下方へ引き下げられてアクセル機能が働く。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
オートマチック車のブレーキペダルの右横長手方向に延長板を設け、アクセルペダルの上方を覆う形体で、該ブレーキペダル上面に装着し、該アクセルペダルを上から踏み込めない形体のペダル踏み間違い防止装置。
【請求項2】
アクセル操作用として前後にスライドする押し込みペダルを設け且つ2つ折れに屈折するくの字型連結具を設け、該くの字型連結具の下端を自動車本体の床面に、反対の上端を自動車本体のアクセルペダルに連結し、上記くの字型の屈折部と上記押し込みペダルの先端とを連結し、及び上記押し込みペダルの直線的に前後スライド用として溝型スライド用台板を自動車本体の床面に設置し、該台板上を上記押し込みペダルを前方へ押し込むことにより、上記くの字型の屈折部が2つ折れに屈折するにつれ該連結具と連結している自動車本体のアクセルペダルが下方へ引き下げられて、即ちアクセルペダルを上方より踏み込んだと同等の作用でアクセル機能が働く構造体を形成するペダル踏み間違い防止装置。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案はオートマチック車(以下AT車という)におけるブレーキペダルとアクセルペダル(以下両ペダルという)の踏み間違い防止に関するものである。
【背影技術】
【0002】
AT車の両ペダルは多少の高低の差はあるにせよほぼ同一の平面上に隣接して設置されている。従って両ペダルの操作は同一の片足1本で、わずかの水平移動で踏み分け操作を行っている。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
両ペダルが隣接しているが為、現状は同一の、片足1本のみで両ペダルの踏み分け操作を行っている。よって何らかの異変で咄嗟の際、あるいは惰性走行中に足を自動車の床に休ませている状態から、ブレーキ操作にうつる際にブレーキペダルを踏んだつもりがアクセルペダルだったり、あるいはうっかりミスだったり等々、上記事象は全て両ペダルが隣接しているが為である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本考案はブレーキペダルの右側長手方向にアクセルペダルの上方を覆う長さの延長板を設けブレーキペダルの上面に装着し、アクセルペダルを踏み込めない形体にする。
【0005】
アクセル操作は自動車本体の床面に溝型のスライド用台板を設置し、該、台板上を前後にスライドする押し込みペダルを設け、且つ、中央が2つ折れに屈折するくの字型連結具を設け、該、連結具の下端を自動車本体の床面に連結し、上端を自動車本体のアクセルペダルに各々連結して、押し込みペダルを前方へ押し込むことによりくの字型の中央屈折部が2つ折れに屈折するにつれアクセルペダルが下方へ引き下げられてアクセルペダルを上から踏み込んだと同等の作用でアクセル機能が働く構造を形成する。
【考案の効果】
【0006】
本考案は、単に機械的機構の組合わせのみで構成されており構造が極めてシンプルであり製造コスト並びに設置費用も極めて安価である。
又上記説明の通り、長手方向延長板がアクセルペダルの上方を覆う形体となりペダルのどの部分を踏み込んでもブレーキペダルを踏むことになりペダルの踏み間違いを起こし得ない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本考案の組立側面図及び1部断面図
【図2】 A−A´方向正面図
【図3】 長手方向延長板の正面図
【図4】 くの字型連結具の斜視図
【図5】 押し込みペダルの平面図
【図6】 押し込みペダルの側面図及び1部断面図
【図7】 押し込みペダルスライド用台板の平面図
【図8】 押し込みペダルスライド用台板の側面図及び1部断面図
【符号の説明】
【0008】
1 長手方向延長板
2 溝型スライド用台板
3 押し込みペダル
4 くの字型屈折部押し込み具
5 くの字型連結具
6 くの字型連結具屈折部の軸
7 押し込みペダル引き戻し用コイルバネ
8 自動車本体のブレーキペダル
9 自動車本体のアクセルペダル
【考案を実施する為の形態】
【0009】
本考案装置は大別してアクセルペダルの上方を覆う形体のブレーキペダル長手方向延長板1及びアクセル操作用として前後にスライドする押し込みペダル3で構成することを特徴とする構造体である。
【0010】
長手方向延長板1をブレーキペダル上面に装着しブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ際にアクセルペダル8に触れない高さ間隔を保持する形体になっている。
【0011】
中央で2つ折れに屈折する、くの字型連結具5の下端を自動車の床面に、上端を自動車のアクセルペダル9に各連結し、且、押し込みペダル3の先端の押し込み具4とくの字型屈折部の軸6とを連結する。
【0012】
くの字型連結具5の下端と自動車本体の床面との連結部及び上端と自動車本体のアクセルペダル9との連結部、及びくの字型屈折部は各々回転可能な軸で構成されている。
【0013】
溝型スライド用台板と、押し込みペダルのスライド部は滑り摩擦抵抗を小さくするため本考案は円弧状を採用しているが、他に種々の形状がある。例えば回転ローラー式にするのも良し。
【0014】
自動車本体の床面に設置の溝型スライド用台板2の後端に押し込みペダル3を引き戻し用コイルバネ7を設けて押し込みペダル3の後端と連結する。
【考案の実施例】
【0015】
以下図面に従って実施例を説明する。自動車本体のアクセルペダル9は長手方向延長板1によって踏み込めない形体になっている為、アクセル操作として溝型スライド用台板2上を前後にスライドする押し込みペダル3を前方へ押し込むことにより溝型スライド用台板2と本体のアクセルペダル9とに連結された、くの字型連結具5の中央屈折部が2つ折れに屈折するにつれ、自動車本体のアクセルペダル9が下方へ引き下げられて、即ちアク
セルペダル9を上から踏み込んだと同等の作用でアクセル機能が働くペダル踏み間違い防止装置。
【図1】
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【図2】
図2
【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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