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【発明の名称】自動車後車輪位置の知得方法 【出願人】 【識別番号】711009073 【氏名又は名称】馬渡 義征 【住所又は居所】岐阜県各務原市尾崎南町3丁目3番地7 【発明者】 【氏名】馬渡 義征 【住所又は居所】岐阜県各務原市尾崎南町3丁目3番地7 【要約】 (修正有) 【課題】中型貨物自動車以上で運転者が運転中に後写鏡で後車輪の視認できない車体を、自動車の走行又は回転時において、自動車の車体と障害物との接触を避けるために、後車輪位置を知得することを容易にすることができる、自動車後車輪位置の知得方法を得る。 【解決手段】運転者の目9で、後写鏡10を介して視線6上の後車輪接地面直近の外側視点11までの視線6上で、方向指示器1横先端の視点と、後車輪接地面直近の外側視点11が一致する位置を同一視できるとともに、後車輪接地面直近の外側視点11の位置を示す方向指示器1は、運転者の目9で車体と識別できる最低突起状態で車体の両側面に取り付けられる。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 運転者の目で、後写鏡を介して視線上の後車輪接地面直近の外側視点までの視線上で、図1、図2の5に図4、図5の方向指示器横先端の視点と、後車輪接地面直近の外側視点が一致する位置を同一視できることを特徴とする自動車後車輪位置の知得方法。 【請求項2】 後車輪接地面直近の外側視点の位置を示す方向指示器は、運転者の目で車体と識別できる最低突起状態で車体の両側面に取り付けることを特徴とする自動車後車輪位置の知得方法。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、中型貨物自動車以上で運転者が運転中に後写鏡で後車輪の視認できない車体を、自動車の走行又は回転時において、自動車の車体と障害物との接触を避けるために、後車輪位置を知得することを容易にすることができる、自動車後車輪位置の知得方法に関する。 【背景技術】 従来の発明の名称は、自動車の転回若しくは走行時の車幅表示具及び自動車の転回若しくは走行時の車幅知得方法であり、後輪のタイヤハウス部分のリアフェンダーの表面に着脱可能に設けられたベース部材と、当該ベース部材から上方または/及び下方に向けた突出する位置表示部材とを備え、好ましくは位置表示部材が後写鏡で確認可能な位置であって、且つ位置表示部材が後車輪軸の直上位置にベース部材を取り付け、後輪のタイヤハウス部分のリアフェンダーに取り付けた自動車転回若しくは走行時の車幅表示具を後写鏡で視認し、当該自動車転回若しくは走行時の車幅表示具とその近傍の障害物との間隔を認知することにより、転回若しくは走行時の自車の車幅を知得する車幅表示具で構成されている。 しかしながら、従来の自動車の転回若しくは走行時の車幅表示具及び自動車の転回若しくは走行時の車幅知得方法では、中型貨物自動車以上の自動車では自動車の転回若しくは走行時の車幅表示具及び車幅知得方法では明確な後車輪位置の知得にはならず、中型貨物自動車以上の車両では運転者が運転中に後写鏡で後車輪の視認できない車体を、自動車の走行又は回転時において、自動車の車体と障害物との接触を避けるために、運転者は障害物と後車輪位置の間隔をだいたいの位置しかつかめないため、目測にたよることから車体と障害物との接触をするという欠点があった。 【先行技術文献】 【特許文献】 【特許文献1】特公開2009−184608号公報 【非特許文献】 【非特許文献1】道路運送車両の保安基準の細目を定める告示104条(方向指示器) 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、以上のような従来の欠点に鑑み、中型貨物自動車以上で運転者が運転中に後写鏡で後車輪の視認できない車体を、自動車の走行又は回転時において、自動車の車体と障害物との接触を避けるために、後車輪位置を知得することを容易にすることができる自動車後車輪位置の知得方法を提供する事を目的としている。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明は、運転者の目で、後写鏡を介して視線上の後車輪接地面直近の外側視点までの視線上で、図1、図2の5に図4、図5の方向指示器横先端の視点と、後車輪接地面直近の外側視点が一致する位置を同一視できることと、尚後車輪接地面直近の外側視点の位置を示す方向指示器は、運転者の目で車体と識別できる最低突起状態で車体の両側面に取り付けることを特徴とすることで自動車後車輪位置の知得方法を構成している。 【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。 (1)運転者の目で、後写鏡を介して視線上の後車輪接地面直近の外側視点までの視線上で、図1、図2の5に図4、図5の方向指示器横先端の視点と、後車輪接地面直近の外側視点が一致する位置を同一視できることで、構成されているので後車輪位置を知得することができる。 したがって、方向指示器横先端視点と障害物との間隔が接近した場合に深視力で間隔を知得することができる。 (2)前記(1)によって、後車輪が路面の何処を通過して、前進走行や後進走行、又は前進回転や後進回転をする時、後車輪接地面直近の外側視点と障害物との間隔の奥行きを深視力で確実に知得ができる。 (3)後車輪接地面直近の外側視点の位置を示す方向指示器は、運転者の目で車体と識別できる最低突起状態で車体の両側面に取り付けることで、車体の著しい突起物とならない状態と確認精度を上げるよう構成されているので、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。 (4)中型貨物自動車以上の自動車を、初心者が運転する場合に後車輪接地面位置の校正された方向指示器が車体側面に有るため、接触防止の安全運転が容易にできる。 (5)方向指示器の作動と連動するように取り付ける事で右左折時に方向指示器が点滅するため歩行者や自転車、自動二輪車が自動車の右左折を認識でき、又昼夜間共に右左折時に運転者の目が後車輪側を注視しているため自動車と障害物との接触を未然に防止することができる。 【発明を実施するための形態】 以下、本発明にかかる実施の形態を図に基づいて説明する。 【実施例】 図1は、本発明を実施するための貨物自動車の運転者席から運転者の目9で、後写鏡10を介して視線6上の後車輪8接地面7直近の外側視点11までを視線6で表示し、視線6上の図1の5に後車輪8位置を図4、図5で表示した方向指示器1で、実施例の基本となる方向指示器1で自動車の側面図である。 図2は運転者の目9から後写鏡10を介して視線6上の後車輪8の接地面7の直近の外側視点11までを視線6で表示し、視線6上の1の5に後車輪8位置を表示した方向指示器1の取り付け位置を表示した平面図であり、後車輪8接地面7に直角に置かれた直線系の定規14は後車輪8接地面7の位置表示で後写鏡10と校正するための平面図である。 図3の方向指示器1は、車体2の左右に、車体2の左前方側から又は車体2の右後方側から視認した正面図であり、最低突起状態12で取り付けることは方向指示器1と障害物3が接触しないようにと、同時に後車輪8位置の視点11の確認精度を上げるためである。 図4の方向指示器1は、運転者の目9から特に左側後写鏡10で視認した正面図で、図2の後車輪8接地面7直近の外側視点11に直線系の定規14を接地面7に対して直角に置いて、方向指示器1の横先端視点11が定規14に一致する位置を同一線で視認できることで、左側後車輪8位置を知得したことになる。 図5の方向指示器1は、運転者の目9から特に右側後写鏡10で視認した正面図で、図2の後車輪8接地面7直近の外側視点11に直線系の定規14を接地面7に対して直角に置いて、方向指示器1の横先端視点11が定規14に一致する位置を同一線で視認できることで、右側後車輪8位置を知得したことになる。 左側後写鏡10で視認できる後車輪8接地面7直近の外側視点11に直線系の定規14を接地面7に対して直角に置いて、方向指示器1の横先端視点11が定規14に一致する位置を同一線で同一視できることは、直線系の定規14の先端に障害物3がある場合に後車輪8接地面7の直近の外側視点11と障害物3の間隔は深視力で図4のように並んだ状態で校正されたことになる。 右側後写鏡10で視認できる後車輪8接地面7直近の外側視点11に直線系の定規14を接地面7に対して直角に置いて、方向指示器1の横先端視点11が定規14に一致する位置を同一線で同一視できることは、直線系の定規14の先端に障害物3がある場合に後車輪8接地面7の直近の外側視点11と障害物3の間隔は深視力で図5のように並んだ状態で校正されたことになる。 したがって、方向指示器1の横先端視点11と後車輪8接地面7直近の外側視点11とは同一視されて、視点11と障害物3との間の間隔は奥行き深視力で知得され、車体2と障害物3の距離13が保たれ、自動車の走行又は回転時において、自動車の車体2と障害物3との接触を避けるために、後車輪8位置を知得することを容易にすることができる。 【産業上の利用可能性】 本発明は、自動車の後車輪位置の知得方法の方向指示器を製造し取り付ける産業、物流の運輸産業で利用される。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の運転者の視線を表示した車両の側面図である。 【図2】本発明を実施するための運転者の視線を表示した車両の平面図である。 【図3】本発明を実施するための車両の左前方側から視認した正面図である。 【図4】本発明を実施するための左側後写鏡を視認した方向指示器の正面図である。 【図5】本発明を実施するための右側後写鏡を視認した方向指示器の正面図である。 【符号の説明】 1 方向指示器 2 車体 3 障害物 4 路面 5 方向指示器位置 6 視線 7 接地面 8 後車輪 9 運転者の目 10 後写鏡 11 視点 12 最低突起状態 13 距離 14 直線系の定規 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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「自動車後車輪位置の知得方法」の後車輪位置は、自動車(特に後車輪を確認出来ない中型自動車、大型自動車等)を前進走行、前進右折、前進左折、後進走行、後進右折、後進左折、前進回転、後進回転する場合 必要不可欠のポイントです。 ポイントの方向指示器は点滅しますから車体と明確に区別でき、後車輪位置を確認しながら運転することは、道路の路肩線、障害物(人体、物体、二輪車等)との距離を深視力の遠近感で認知することで車体側面と障害物との接触を避けることができ、安全に運転することができます。 写真Dの方向指示器先端と障害物(ポリバケツ)は後車輪の真横の状態です。 |
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