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【考案の名称】駐輪装置 【実用新案権者】 【識別番号】595160547 【氏名又は名称】清水 登志雄 【住所又は居所】大阪府守口市梶町3丁目11番5号 【考案者】 【氏名】清水 登志雄 【住所又は居所】大阪府守口市梶町3丁目11番5号 【要約】(修正有) 【課題】 マウンテンバイク用の偏平タイヤも確実に起立姿勢で保持でき、転倒防止用部品を使用しないで自転車本体を駐輪させることができる駐輪用装置を提供する。 【解決の手段】 タイヤ4aの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する前後V字状部1,2及び箱形基体左右に、タイヤ4aを支持する前後V字状部が一定の長さのある前後支持部で、後側支持部には山形に誘導溝が結合され、この前後支持部を左右に縦断分割し前後分割支持部を逆ハの字形に一体的に形成し、且つ前後支持部の溝内側一辺の下端近傍にタイヤ4aの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する凸部を設け、更に固定体をボルト溶接、コンクリート等により土、コンクリート等の様々な地上面に対応する。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 前後輪の少なくとも一方輪タイヤの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する左右頂部及びこの左右頂部の夫々一方下端を互に結合及び交差してタイヤを支持するV字状部とで構成された前後山形支持体と、この山形支持体の左右の他方下端を互に開脚した状態で固定され、且つ地上面に載置される左右固定体とで成したことを特徴とした駐輪装置。 【請求項2】 前後輪の少なくとも一方輪タイヤの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する左右頂部及びこの左右頂部の夫々一方下端を互に結合及び交差してタイヤを支持するV字状部とで構成された前後支持部と、この支持部の左右の他方上端で水平に折り曲げた連結アームで前後支持部を台形に形成し、且つ地上面に載置される固定体とで成したことを特長とした請求項1記載の駐輪装置。 【請求項3】 固定体に取り付けられる山形支持体及びV字状部は、断面丸型、角型、平板等の金属の同一及び部分的に異なる材料にて一体的に形成し、且つ固定体は、地上面にボルト、溶接、コンクリート等にて固定されることを特徴とした請求項1〜2記載の何れか1記載の駐輪装置。 【請求項4】 固定体は、箱形に形成した箱形基体で、この箱形基体をタイヤが位置する空間を介して左右に並列配置し、この空間に介在してタイヤの前後側面をずらして対面挟持する一定の長さのあるV字状の前後支持部で、後側支持部には山形に誘導溝が結合し、前記前後支持部を左右に縦断分割し前記箱形基体右左に逆ハの字形に一体的に設け、更に前後支持部下端近傍の内側一辺の側面にタイヤを挟持する凸部が設けられたことを特長とした請求項1記載の駐輪装置。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は、自転車の駐輪装置に関する。 【背景技術】 自転車のタイヤを載せる溝がレール状で横断面及び配列の組合せの形状がV字形又はU字形の構成の駐輪装置は知られている。 【考案の開示】 【考案が解決しようとする課題】 従来の考えは、自転車の駐輪に転倒を防止するため、転倒防止用の部品を使わなければならない、また、駐輪装置の固定方法がボルト止めの一方法では地上面及び固定面が土、コンクリート、金属面等多様な固定面に対応できない、更にマウンテンバイク用の偏平タイヤはV字側面の接点の縦幅がなく転倒し易いという欠点があった。 【課題を解決するための手段】 本考案は、前後輪の少なくとも一方輪タイヤの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する左右頂部及びこの左右頂部の夫々一方下端を互に結合及び交差してタイヤを支持するV字状部とで構成された前後山形支持体と、この山形支持体の左右の他方下端を互に開脚した状態で固定され、且つ地上面に載置される左右固定体とで成したものである。 また、本考案は、前後輪の少なくとも一方輪タイヤの前後両側面を一定距離前後にずらして対面挟持する左右頂部及びこの左右頂部の夫々一方下端を互に結合及び交差してタイヤを支持するV字状部とで構成された前後支持部と、この支持部の左右の他方上端で水平に折り曲げる連結アームで前後支持部を台形に形成し、且つ地上面に載置される固定体とで成したものである。 また、本考案は、固定体に取り付けられる山形支持体及びV字状部は、断面丸型、角型、平板等の金属の同一及び部分的に異なる材料にて一体的に形成し、且つ固定体は、地上面にボルト、溶接、コンクリート等にて固定されるものである。 また、本考案は、固定体は、箱形に形成した箱形基体で、この箱形基体をタイヤが位置する空間を介して左右に並列配置し、この空間に介在してタイヤの前後側面をずらして対面挟持する一定の長さのあるV字状の前後支持部で、後側支持部には山形に誘導溝が結合し、前記前後支持部を左右に縦断分割し前記箱形基体右左に逆ハの字形に一体的に設け、更に前後支持部下端近傍の内側一辺の側面にタイヤを挟持する凸部が設けられたものである。 【考案の効果】 請求項1により、タイヤの前後両側面を支持する前後V字状部の頂部が一定距離前後にずらして対面挟持することで、タイヤの横転を抑止し、前後V字状部を山形に傾斜することによりタイヤの前後運動を抑止し、転倒防止用の部品を使用しなくても、またマウンテンバイク用の偏平タイヤでも確実に挟持し、且つ様々なタイヤ幅、タイヤ径に対応でき、前後V字状部間に前後前後輪の一方輪を載置することにより自転車本体を起立姿勢で保持し上記問題を解決するものである。 請求項2により、タイヤの前後両側面を支持する前後V字状部の頂部が一定距離前後にずらして対面挟持することで、タイヤの横転を抑止し、前後V字状部を台形に傾斜することによりタイヤの前後運動を抑止し、転倒防止用の部品を使用しなくても、またマウンテンバイク用の偏平タイヤでも確実に挟持し、且つ様々なタイヤ幅、タイヤ径に対応でき、前後V字状部間に前後前後輪の一方輪を載置することにより自転車本体を起立姿勢で保持し上記問題を解決するものである。 請求項3により、固定体に取り付けられる山形支持体及びV字状部と固定体は、断面丸型、角型、平板等の金属材料にて一体的に同一材料形状及び部分的に異なる材料形状の組み合せで形成することによりデザイン、加工性、強度等に対応でき、更に固定体をコンクリート、アスファルト、石、土、金属等多様な地上面にボルト、溶接、コンクリート等で固定させ上記問題を解決するものである。 請求項4により、箱形基体に具備された前後分割支持部の分割面で隣接する箱形基体を並列接続し、タイヤを誘導溝より前後支持部の間に導入することにより、前後V字状部で、タイヤの前後両側面が凸部と対面のずらした側面で挟持され、マウンテンバイク用の偏平タイヤのようにV字状部とタイヤ側面の接点に縦幅が狭くても確実に挟持でき、自転車本体の前後運動と横倒れを抑止し上記問題を解決するものである。 【考案を実施するための最良の形態】 〈実施形態1〉 以下、図面を参照しながら本考案の実施形態1を説明する。図1は、本考案の実施形態1に係る駐輪装置の概略構成を示す側面図で、図2は、前記駐輪装置の前後支持部とタイヤ部分の概略構成を示す斜視図である。 図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態例として、金属製丸棒の前後V字 状部1,2の上端左右を山形に折り曲げて連続された山形支持体6a,6b,7a,7bで、夫々の一方上端を前後にずらし他方下端が開脚した状態で金属製平板の左右 固定体8a,8bに溶接固定し、左右固定体8a,8bを地上面5に載置するもので あって、前後V字状部1,2の間に前輪タイヤ4aを載せることで、前輪タイヤ4a前後の両側面をずらして対面挟持し、後輪4bは地上面5に接し、自転車本体3の前後運動と横倒れを抑止するものである。 更に、前後V字状部1,2下端の交差とは、X、M、U状等であっても前輪タイヤ4a側面をずらして挟持する形状が正面から視てV字形で、側面より視て前後V字状部1,2が山形で、前後夫々が内側に傾斜し頂部が前後にずれていれば自転車本体3の前後運動と横倒れを抑止することも可能である。 〈実施形態2〉 以下、図面を参照しながら本考案の実施形態2を説明する。図3は、実施形態2の 駐輪装置の概略構成を示す斜視図である。 図3に示すように、本考案の一実施形態例として、断面丸型の金属製V字状部1,2の頂部を前後にずらし、この前後V字状部1,2の頂部を水平に折り曲げた連結アーム10a,10bで前後支持部1,2を台形に形成し、前後V字状部1,2の下端を地上面5に載置される金属の平板の固定体11に起立姿勢で溶接固定するものである。更に、平板の固定体11は、並列配置時に前後を横手方向に分けて載置され固定することも可能である。 〈実施形態3〉 以下、図面を参照しながら本考案の実施形態3を説明する。図2は、実施形態3の前記駐輪装置の前後支持部とタイヤ部分の概略構成を示す斜視図で、図3は、実施形態3の駐輪装置の概略構成を示す斜視図である。 図2に示すように、本考案の一実施形態例として、断面丸型の前後山形支持体6a,6b,7a,7bと平板の左右固定体8a,8bは、金属材料にて一体的に形成し、この左右固定体8a,8bに取付け孔を穿孔しボルト9により地上面5に固定されるものであり、更に前後山形支持体6a,6b,7a,7bと左右固定体8a,8bは、断面丸型、角型、平板等の金属材料にて一体的に同一材料形状及び部分的に異なる材料形状の組み合せで形成し、且つ左右固定体8a,8bをコンクリート、アスファルト、石、土、金属等多様な地上面5にボルト9、溶接、コンクリート等で固定され、固定用の材料は確実に固定できる強度がある素材であればよい。 また、図3に示すように、本考案の一実施形態例として、断面丸型の前後V字状部1,2と連結アーム10a,10bと固定体11は、金属材料にて一体的に形成し、この固定体11に取付け孔を穿孔しボルト9により地上面5に固定されるものであり、更にV字状部と固定体は、断面丸型、角型、平板等の金属材料にて一体的に同一材料形状及び部分的に異なる材料形状の組み合せで形成し、且つ固定体11をコンクリート、アスファルト、石、土、金属等多様な地上面5にボルト9、溶接、コンクリート等で固定され、固定用の材料は確実に固定できる強度がある素材であればよい。 上記の断面丸型、角型形状の金属製材料は、パイプ形状も含むものである。 〈実施形態4〉 以下、図面を参照しながら本考案の実施形態4を説明する。図5は、本考案の実施 形態4に係る駐輪装置の概略構成を示す平面図で、図6は、前記駐輪装置の前後支持部とタイヤ部分の概略構成を示す斜視図で、図4は、前記駐輪装置の前後支持部とタイヤの概略構成を示す平面図である。 図4、図5、図6に示すように、本考案の一実施形態例として、合成樹脂製の箱形基体16右左に、前輪タイヤ4aを支持する前後V字状部が一定の長さのある前後支持部で、後側支持部には山形に誘導溝が結合され、この前後支持部を溝底で左右に縦断分割し、前後分割支持部12a,12b,13a,13bを一体的に逆ハの字形に形成し、且つ前後支持部の溝内側一辺の下端近傍に凸部14,15が溝開口部より溝底に向かって設け、この箱形基体16を前後支持部の分割面で隣接する箱形基体16を接続設置して、自転車本体3の前輪タイヤ4aを誘導溝から前後支持部の間に導入することにより、前輪タイヤ4a前側を右分割前側支持部12aの凸部14と対面する側面18aでずらして対面挟持し、前輪タイヤ4a後側を左分割後側支持部13bの凸部15と対面する側面18bのずらして対面挟持して自転車本体3の前後運動と横倒れを抑止するものである。 また、箱形基体16の設置時に接続部に一定の空間を設けて季節による温度差で箱形基体16の伸縮による変形や破損を防止でき、箱形基体16は花壇用の容器に活用でき、箱形基体16の側面は広告表示部として活用でき、更に箱形基体16の材料はコンクリート、陶器、金属等の充分な強度のある素材であればよい。 【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の実施形態1に係る駐輪装置の概略構成を示す側面図である。 【図2】本考案の実施形態2の概略構成を示す斜視図である。 【図3】本考案の実施形態3の概略構成を示す斜視図である。 【図4】本考案の実施形態4に係る駐輪装置の前後支持部の概略構成を示す平面図である。 【図5】本考案の実施形態4に係る駐輪装置の概略構成を示す平面図である。 【図6】同装置とタイヤの概略構成を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 前側V字状支持部 2 後側V字状支持部 3 自転車本体 4a 前輪 4b 後輪 5 地上面 6a 左前山形支持体 6b 右前山形支持体 7a 左後山形支持体 7b 右後山形支持体 8a 左固定体 8b 右固定体 9 ボルト 10a 左側連結アーム 10b 右側連結アーム 11 固定体 12a 左分割前側支持部 12b 右分割前側支持部 13a 左分割後側支持部 13b 右分割後側支持部 14 前側支持部の凸部 15 後側支持部の凸部 16 箱形基体 17a 後側支持部凸部の挟持点 17b 前側支持部凸部の挟持点 18a 前側支持部の挟持点 18b 後側支持部の挟持点 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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