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【発明の名称】ふらつきの少ない安定走行二輪車 【出願人】 【識別番号】304043844 【氏名又は名称】千葉 和幸 【住所又は居所】岩手県奥州市水沢区字桜屋敷 411−1 【発明者】 【氏名】千葉 和幸 【住所又は居所】岩手県奥州市水沢区字桜屋敷411−1番地 【氏名】河野 准之 【住所又は居所】岩手県水沢市名残66−11 【要約】(修正有) 【課題】 二輪車の前部、後部に荷物や子供を乗せても走行中にふらつきや転倒の少ない安全二輪車を提供すること。 【解決手段】 二輪車の車体フレーム1に前部荷台スティ2及び後部荷台スティ3を設置する。前部後部荷台スティ2、3の上部に荷台フレーム6を搭載する。荷台フレーム6の前部後部の強度を補強するためにそれぞれ補助スティ4、5、を設置する、又これらの前部後部荷台スティ2、3の固定端は車体フレーム1の下部のスティ固定ブラケット12に片持ちで固定されており、それぞれの端部は車体フレーム1の何処にも接触していない、従って重量はスティ固定ブラケット12に集中する、荷台フレーム6に荷物、子供を乗せた際にはそれらの荷重は車体フレーム1の下部で前輪と後輪の中間部に集中し、且つ重心は低い位置となる。従って従来の二輪車に同等の荷重を前輪部、後輪部に掛かる場合に比べて走行中のふらつきや転倒を減らすことができる。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体フレーム1に前部荷台スティ2を設置し、前部荷台スティ2の上部に傾倒防止用の補助スティ4、4’を設置、車体フレーム1に後部荷台スティ3を設置し、後部荷台スティ3の上部に傾倒防止用補助スティ5、5’を設置し、前部後部荷台スティ2,3の上部に荷台フレーム6を搭載した構造を特徴とする二輪車。 【請求項2】 二輪車の車体フレーム1に前部荷台スティ2と後部荷台スティ3を設置し,前部荷台スティ2後部荷台スティ3の車体フレーム1への取り付け固定個所を前車輪と後車輪の中間部の下部に設置した事を特徴とする二輪車。 【請求項3】 車体フレーム1に前部荷台スティ2を設置し、前部荷台スティ2と車体フレーム1を複数のワイヤー10で引っ張り固定する。車体フレーム1に後部荷台スティ3を設置し、後部荷台スティ3と車体フレーム1を複数のワイヤー11で引っ張り固定する。前部荷台スティ2にチャイルドシート7及び荷物籠9を設置する。又後部荷台スティ3にチャイルドシート8を設置した構造を特徴とする二輪車。 【請求項4】 車体フレーム1に前部荷台スティ2と後部荷台スティ3の固定方法として、車体フレーム1の下部に設けたステイ固定ブラケット12へ差し込む方式、又は前部後部荷台スティ2,3の下部でスティ固定ブラケット12を螺子止めによる固定を特徴とする二輪車。 【請求項5】 車体フレーム1に荷台スティ2と荷台スティ3を固定する構造とするが、これらを非分割の一体構造型にした事を特徴とする二輪車。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、重量物を搭載又は、子供を含め3人乗りをしてもハンドルのふらつきが少ない二輪車を提供するものである。 【背景技術】 従来の二輪車は子供や荷物を載せて走行する場合ふらつきが大きく危険である。即ちハンドルの前部に大きい荷重が掛かると、主として前輪に荷重が集中し、又後部に大きい荷重が掛かると後輪に荷重が集中する、何れの場合も走行中に、車体のふらつきが発生して安定した走行が困難となり横転等危険が生じる欠点がある。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 このような危険な状態の原因は、前輪後輪に掛かる荷重が極端にアンバランスである事によるもので、例えば後輪に掛かる荷重が大きいと前輪が浮き上がる方向に力が働き、前輪に掛かる荷重が大きいと後輪が浮き上がる方向に力が働き、ハンドルのふらつきが大きくなる。 【課題を解決するための手段】 本発明は二輪車のふらつきの欠点を減少させる為に発明されたもので、図面により以下に説明する。 図5に本発明の基本構成を示す、即ち車体フレーム1に前部荷台スティ2と後部荷台スティ3を設け、前部後部スティ2,3は車体フレーム1の下部に固定し、前輪と後輪の中間に位置する個所に設置される。 図1に示すように車体フレーム1に前部荷台スティ2及び後部荷台スティ3の下部を固定する、前部荷台スティ2と後部荷台スティ3の上部に荷台フレーム6を搭載固定する。スティ固定ブラケット12の個所に前部荷台スティ2及び後部荷台スティ3の下部を連結固定する。フレーム、スティの形状は管状、棒状、板状でもよい、又これらの材料はアルミ、鉄、合成樹脂、ガラス材料でもよい。 図2に示すように前部荷台スティ2と後部荷台スティ3は車体フレーム1のスティ固定ブラケット12の個所以外には接触していない、又荷台フレーム6も車体フレーム1に接触していない構造が最大の特徴である。従って子供や荷物の重量は前輪と後輪の中間部で且つフレームの下部に集中する。 図2に示すように荷台フレーム6に荷物を搭載した際に荷重により荷台フレーム6の傾倒防止の為に前部補助スティ4、4’、後部補助スティ5、5’を設置した。前部後部荷台スティ2,3の下部を片持ちで固定するスティ固定ブラケット12を設けた。 図1に示すように荷台フレーム6の前部に荷物籠9及びチャイルドシート7を搭載する、チャイルドシート7に子供を乗せ、荷物籠9に荷物を乗せる、又荷台フレーム6の後部にチャイルドシート8を搭載する、チャイルドシート7、8に子供を乗せた場合及び荷物籠9に荷物を搭載した場合でも荷物と子供の総重量は車体フレーム1のスティ固定ブラケット12の一個所に集中する。 運転者、子供、及び荷物の総荷重は車体フレーム1のスティ固定ブラケット12の一箇所のみに集中する構造である事から、総重量は前輪後輪にバランス良く掛かる事から、ふらつきの少ない走行が出来る。 図3図4に示すように二輪車の車体フレーム1の下部にあるスティ固定ブラケット12に前部荷台スティ2を固定して前部荷台スティ2と車体フレーム1をワイヤー10で固定する。後部荷台スティ3と車体フレーム1をワイヤー11で固定する事により前部荷台スティ2と後部荷台スティ3の傾倒防止強度を保つ。 図1図2に示すように荷台フレーム6を設置せずに、図4図5に示すように車体フレーム1に荷台スティ2と荷台スティ3を固定する構造として、前部後部荷台ステイ2,3の端部に荷物籠9チャイルドシート7,8を搭載する構造としてもよい。 図7は車体フレーム1の下部で荷台スティ2荷台スティ3荷台フレーム1を連結する方式として、 A:前部荷台スティ2、後部荷台スティ3をスティ固定ブラケット12部で螺子止めにより荷台フレーム1に固定する形状とする。 B:スティ固定ブラケット12部に前部荷台スティ2、後部荷台スティ3を差込み固定する形状とする。 C:スティ固定ブラケット12を使用しないで荷台フレーム1前部荷台スティ2及び後部荷台スティ3を非分割とした一体形状とする。 以上の3種類を表わした。 【発明の効果】 本発明は以上のような構造である事から二輪車前部に子供や荷物、後部に子供や荷物を乗せた場合、重量はステイ固定ブラケット12に集中する事により、重量はバランスよく前車輪及び後車輪に分散される、又重心も低い事からハンドルの安定性が増し、二輪車はふらつきが少なく安全に走行が出来る。又従来の二輪車に車体フレーム1、前部後部荷台スティ2,3を追加改造してもよい。 【図面の簡単な説明】 【図1】(実施例1)本発明による二輪車の車体フレーム1に前部荷台スティ2と後部荷台スティ3を前輪と後輪の中間部の下部に設置し、荷台スティ2,3の上部に荷台フレーム6を搭載し荷台フレーム6に子供や荷物を乗せた全体構成を示す。 【図2】(実施例2)本発明による二輪車の(実施例1)のフレーム構造を示した斜視図である。 【図3】(実施例3)本発明による二輪車の前部荷台スティ2と後部荷台スティ3を前部ワイヤー10と後部ワイヤー11で補強し、荷台スティ2,3に子供や荷物を乗せた全体構成図を示す図である。 【図4】(実施例4)本発明による二輪車の(実施例3)のフレーム構造を示した斜視図である 【図5】(実施例5)本発明による二輪車の荷台フレーム6を省略した形状を示す。 【図6】(実施例6)本発明による二輪車の(実施例5)のフレーム構造を示した斜視図である 【図7】(実施例7)本発明による二輪車の車体フレーム1に前部荷台スティ2と後部荷台スティ3を連結する3種類(ABC)の方式を示した斜視図である。 【符号の説明】 1 :車体フレーム 2 :前部荷台スティ 3 :後部荷台スティ 4 :前部補助スティ右 4’:前部補助スティ左 5 :後部補助スティ右 5’:後部補助スティ左 6 :荷台フレーム 7 :前チャイルドシート 8 :後チャイルドシート 9 :荷物籠 10:前部ワイヤー 11:後部ワイヤー 12:スティ固定ブラケット |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7】 |
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