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【発明の名称】遮光による凍霜害の回避法 【特許権者】 【識別番号】521499103 【氏名又は名称】鈴木 嘉光 【住所又は居所】山形県上山市楢下74 【代理人】 【識別番号】100129159 【弁理士】 【氏名又は名称】黒沼 吉行 【発明者】 【氏名】鈴木 嘉光 【住所又は居所】山形県上山市楢下74 【参考文献】 【文献】 登録実用新案第3038837(JP,U) 【文献】 実開平04−012834(JP,U) 【文献】 実開昭51−127439(JP,U) 【文献】 特開平09−298958(JP,A) 【文献】 特開2016−093109(JP,A) 【文献】 特開昭53−044325(JP,A) 【文献】 特開2006−109804(JP,A) 【文献】 特開平08−242707(JP,A) 【文献】 特開平07−115856(JP,A) 【文献】多比良和生 外4名,ナシ園の多目的防災網被覆による温度上昇効果と防霜効果,茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告,第5号,日本,1997年,第1−6頁,https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010571156.pdf 【文献】酒井昭 外1名,霜害におよぼす融解速度の影響,低温科学 生物編,日本,1967年12月25日,第59−70頁,https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/17720/1/25_p59-70.pdf 【文献】吉田静夫 外1名,急速溶解の害,低温科学 生物編,日本,1967年12月25日,表紙、第71−79頁,https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/17721/1/25_p71-79.pdf 【文献】今村拓幸 外3名,気象災害等を踏まえた農作業のポイント,今月の技術と経営,第557号,日本,農政部農業経営課,2020年03月09日,表紙、第1−13頁,https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/11036.pdf 【文献】藤島宏之 外2名,簡易雨よけ栽培によるキウイフルーツ「レインボーレッド」の晩霜被害軽減効果,福岡県農業総合試験場研究報告31(2012),日本,2012年,第60−62頁,https://www.farc.pref.fukuoka.jp/farc/kenpo/kenpo-31/31-14.pdf 【文献】中川行夫 ,果樹の凍害,農業気象,第36巻第4号,日本,1981年,第279−286頁,https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet1943/36/4/36_4_279/_article/-char/ja/ 【文献】小中原実 外1名,カンキツの寒害防除に関する研究(第2報),農業気象,第25巻第1号,日本,1969年,第31-37頁,https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet1943/25/1/25_1_31/_pdf/-char/en 【文献】佐久間宜昭 外2名,落葉果樹4樹種の凍霜害危険度予測モデル,園芸学研究,第12巻第4号,日本,2013年,第403−409頁,https://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/12/4/12_403/_article/-char/ja 【文献】萩原栄輝 外3名,スモモおよびオウトウの開花期における低温許容限界,山梨県果樹試験所研究報告,第12号,日本,2011年,第61−66頁,https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010892703.pdf 【文献】 氷点下になった時など植物内の水は凍結しないのか?,みんなの広場,日本,日本植物生理学会,2006年02月04日,第1−2頁,https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1123 【文献】佐藤錦 作柄を決める3つの条件,山形味の農園,日本,2023年01月01日,第1−5頁,https://www.ajfarm.com/1900/ 特許取得【登録日】令和5年9月12日 特許第7357381号 【特許請求の範囲】 【請求項1】 膨らんだ果樹の花芽が放射冷却により凍結した際における凍霜害回避法であって、 日の出近くに外気温度を確認して、凍霜害対策の必要性があると判断した場合に、当該果樹の樹体の東側に太陽の直射光を遮って日陰を創出する太陽光遮へい物を、太陽の直射光が発生する直前に立てて、太陽が昇るのに伴って、前記太陽光遮へい物の位置を変えるか、又はさらに別の太陽光遮へい物を設置することで日陰を作り、凍結した花芽に太陽の直射光が当たらないようにし、 凍結した花芽を外気温の上昇によって解凍することで、凍結細胞の解凍過程で生じる水分ストレスを避ける、果樹花芽の凍霜害回避法。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、果樹の凍霜被害を朝日を遮ぎることで、回避する。 【背景技術】 【0002】 農作物の凍霜害対策は、長年にわたり、燃焼法、散水氷結法、防霜ファン、被覆法、等で実施されてきたが、労力や経費の面で実施されるケースは少なく、期待する経営的メリットも十分でない。 【0003】 近年、地球温暖化の影響から果樹等の樹木の生育の前進化が見られ、世界各地で大規模な凍霜害が発生している。 【0004】 また、日本国内でも4月以降、霜注意報が連日発表され、その都度農家は上記の方法で対処することを知っていても、高齢化も進んでおり、対処のタイミングを逃がし、甚大な被害が発生している。 【先行技術文献】 【0005】 【非特許文献1】2003年 植物の生長調節 Vol.38.No.2 240−248 瀬古澤由彦・弦間 洋(筑波大学 農林学系)「果樹の凍霜害防止対策の現状」 【0006】 【非特許文献2】1957年 日本気象学会「天気」特別号 田沢 博「霜害の機構とその防止法について」 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 凍霜害の発生メカニズムで、現在、有力視されている要因は、「植物細胞の凍結」と「融解後の水分ストレスによる細胞障害」である。 【0008】 本発明は、この考え方[0007]に基づいて解決する技術である。 すなわち、「凍結細胞の解凍過程で生じる水分ストレスを大きくしない」の命題を解決するための技術である。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明は、果樹の花芽が膨らんで、被害発生の生育ステージに入った時期から実施する技術である。 【0010】 図1に示すように、地面が白い霜@で覆われるような冷え込んだ早朝の日出近くに、温度を確認した上で対策の必要性の最終判断を行う。 【0011】 図1に示すように、太陽の直射光Aが発生する直前に太陽光遮へい物Bを樹体F東側に立てかけ、日出後に枝の花芽Cが日陰Dに隠れるように工夫する。 【0012】 その後、太陽Eが昇り始めたら日陰Dの動きに合わせ太陽光遮へい物Bの位置を移動し、花芽が解凍する外気温になるまで日陰Dの内で継続。 して花芽を隠す。 【発明の効果】 【0013】 凍った花芽の細胞は、外気温の上昇でゆっくり解凍させることで、正常な状態に戻り凍霜害が回避され、開花・結実、高品質安定生産が可能となる。 【0014】 このことにより、生産性の向上が図られ、産地銘柄の向上や農業後継者の育成拡大に大きく貢献することになる。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】太陽光の遮へいによる日陰の創出と花芽の保護 【発明を実施するための形態】 【0016】 図1の太陽光遮へい物Bにより、直射光Aを遮り、日陰Dを創出して、花芽Cに直射光Aが当たらないように樹体Fの東前に太陽光遮へい物3を立てかける。霜日は、無風〜微風のため対応が可能となる。 【0017】 太陽Eが昇ると日陰Dも移動するので、遮へい物の位置を変えるか、さらに別の太陽光遮へい物を利用することで花芽Cに直射光Aがあたらないように工夫して花芽が解凍する外気温になるまで日陰Dの内に花芽Cを隠す。 【符号の説明】 【0018】 @ 霜 A 直射光 B 太陽光遮へい物 C 花芽 D 日陰 E 太陽 F 樹体 |
【図1】![]() |
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