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農水産
 
【発明の名称】ペットボトルを利用した植物栽培器及びそれを用いた立体花壇
【出願人】
【識別番号】500109962
【氏名又は名称】小坂 正照
【住所又は居所】東京都江戸川区東小岩三丁目19番19号メゾン南小岩101
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100075247
【氏名又は名称】最上 正太郎
【発明者】
【氏名】小坂正照
【住所又は居所】東京都江戸川区東小岩三丁目19番19号メゾン南小岩101
【要約】(修正有)
【課題】
安価で潅水、施肥の管理に手の掛からない壁面用立体花壇容器の提供。
【解決手段】
ペットボトル1の底部及び頂部を切り取り、少なくとも一側面には植付孔を、他の一側面には鍵穴型の取付孔1e,1fを設けて成るペットボトルを複数個逆さにして壁面に取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットボトルの底面の少なくとも一部を切り取り、一側面には植付孔を、他の一側面には取付孔を設けて成るペットボトルを利用した植物栽培器。
【請求項2】
更にペットボトルの頂部が切り取られた請求項1に記載の植物栽培器。
【請求項3】
植付孔が丸孔として一側面の2箇所に設けられ、取付孔が鍵穴型であり植付孔を設けた面と反対側の側面に2箇所に設けられた、請求項1又は2に記載の植物栽培器。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一に記載の植物栽培器を複数個、ペットボトルの底部側を上にして、所望の壁面に設けた釘状の取付具により、その壁面に、最上部の植物栽培器に注がれた水が順次下方の植物栽培器に流下するよう上下方向に連結して取り付けて、垂直ユニットを形成し、この垂直ユニットを横方向に多数配置して成る立体花壇。
【請求項5】
用いられた植物栽培器に適宜のコンポストを充填し、植物を植え込んで成る請求項4に記載の立体花壇。
【請求項6】
更に、ペットボトルを隠蔽するカバーを有する請求項4又は5に記載の立体花壇。
【発明の詳細な説明】
【発明が属する技術分野】
本発明は、立体花壇、特にペットボトルを利用して成る立体花壇に関する。
【従来の技術】
今日では、壁面を花で飾るため、様々な立体花壇、空中花壇が提案されている。然しながら従来の花壇は、高価である上、潅水及び施肥の管理に手が掛かり、草花を最高の状態に保持することが困難である。
又、従来の立体花壇では広い壁面を隈なく花又は観葉植物で覆うようにすることは困難であった。
一方、今日では、大量に廃棄されるペットボトルの再利用の必要性が叫ばれている。
又、省エネルギーの観点から、建物の冷房負荷を軽減する技術が求められている。
又、都市のヒートアイランド化を防止し、過剰な炭酸ガスを吸収し、地球温暖化を防止するためと、激しい雨を吸収し、洪水を防止するため都市の緑化が計画されている。
これらが一挙に解決できれば好都合である。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、叙上の課題を解決するためなされたものであって、その目的とするところは、安価に設置でき、潅水及び施肥の管理が簡単な立体花壇を提供することにある。
又、本発明は、広い壁面に一杯の花や観葉植物を植え込むことができる立体花壇を提供することにある。
又更に、本発明の目的とするところは、今日廃棄物として強くリサイクルが求められているペットボトルの有効利用方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、この立体花壇により建物を覆うことにより、当該建物の冷房負荷を引き下げることにある。
本発明の更に他の目的は、都市のビルの屋上に、壁面を利用して立体花壇を形成することにより都市の緑化に貢献することにある。
【課題を解決するための手段】
叙上の課題は、本発明に係る立体花壇により解決される。
本発明にかかる立体花壇は、ペットボトルの底部を切り取り、少なくとも一側面には植付孔を、他の一側面には取付孔を設けて成るペットボトルを利用した植物栽培器により形成される。
この植物栽培器を複数個、ペットボトルの底部側を上にして、所望の壁面に設けた釘状の取付具により、その壁面に、最上部の植物栽培器に注がれた水が順次下方の植物栽培器に流下するよう上下方向に連結して取り付けて、垂直ユニットを形成し、この垂直ユニットを横方向に多数配置して立体花壇を形成する。
而して、この立体花壇に用いられた植物栽培器に適宜のコンポストを充填し、植物を植え込んで立体花壇を形成する。
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるときは、廃棄物として強くリサイクルが求められているペットボトルを有効に利用するので安価に設置でき、潅水及び施肥の管理が簡単で、広い壁面に一杯の花や観葉植物を植え込むことができる立体花壇を提供することができ、この立体花壇により建物を覆うことにより、当該建物の冷房負荷を引き下げることができ、都市のビルの屋上に、壁面などを利用して立体花壇を形成することにより都市の緑化とヒートアイランド化、地球温暖化の軽減に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物栽培器の1実施例を示す正面図である。
【図2】上記の植物栽培器を用いた立体花壇の一部を示す正面図である。
【図1】
図1
【図2】
図2
写真
パンフレット1
パンフレット2
発明者からのメッセージ

ソーラーペットボトル花壇(スペースの有効利用とエコロジー)
 限られた空間の中で、植物を中心にいかに人々の目を楽しませ安らぎを与える空間を創るか。ペットボトルを利用してこのような空間を創ることはアイデア次第で無限に広がります。

1 ペットボトルを利用した壁面植栽。(スペースの有効利用、断熱効果、廃物利用)
 ・ペットボトルの有効利用、立体植栽することにより地面のスペースを確保、また断熱効果が期待できる。
2 ソーラーを利用した自動潅水システム(エネルギーの有効利用と水やりの自動化)
 ・ソーラーパネルを使った自然エネルギーの利用。
3 余水の配管処理、再利用と雨水利用(余水の垂れ防止と水の有効利用)
・ 余水配管処理、再利用、そして雨水の利用も想定。
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