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農水産
 
【考案の名称】ベランダ用の植物温室
【実用新案権者】
【識別番号】504254127
【氏名又は名称】杉山 泰弘
【住所又は居所】北海道札幌市白石区南郷通18丁目南6ー10ー102
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100099014
【氏名又は名称】小林 滿茂
【考案者】
【氏名】杉山 泰弘
【住所又は居所】北海道札幌市白石区南郷通18丁目南6ー10ー102
【要約】
【課題】
面積が限られているマンション等のベランダの有効利用を妨げることのない植物育成/観賞用の温室を提供する。
【解決手段】
ケース体10と、ケース体内部の温度や環境を自然に近づける手段(内気扇、ヒータ31、換気扇35、通風用ガラリ、天窓)、育成灯41を備える。ケース体は、縦フレーム材と横フレーム材とによって区画される領域に着脱可能に配した透光板15を備える。透光板はガラスや樹脂板のほか、夏期には格子も使用する。下端の四隅にキャスター11を設け、自由な移動を可能とすることにより、移動の煩雑、転居の際の分解/組立の煩わしさを解消する。冬期にもベランダに置けるので、小羽虫が茶の間を飛ぶといった問題も解消できる。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
ケース体と、ケース体内部の雰囲気温度を調整する温度調整手段と、植物に光を与える育成灯とを備え、
前記ケース体は、
縦フレーム材と、縦フレーム材に掛け渡した横フレーム材と、縦フレーム材と横フレーム材とによって区画される領域に着脱可能に配した透光板を備えるとともに、天板を背面または正面に向かって下降傾斜させ、下端の四隅にキャスターを設けてあり、
前記温度調整手段は、
ケース体の適宜箇所に設けた開閉自在の通気用ガラリと、ケース体内部の雰囲気温度を検出する温度センサと、当該温度センサを介して内気扇、換気扇、および加熱ヒータをオンオフ制御する温度コントローラと、天板に設けた開閉自在の天窓とを備えるよう構成し、
前記温度コントローラは、温度センサの検出温度が閾値を超えて高くなったときに換気扇または/および内気扇を駆動してケース体内部の空気を流動させ、温度センサの検出温度が閾値を超えて低くなったときに加熱ヒータをオンしてケース体内部の空気を温めるものであって、
温度の閾値を設定する調整スイッチを、ケース体の背面または側面に設けたことを特徴とするベランダ用の植物温室。
【請求項2】
縦フレーム材と横フレーム材とによって区画される領域に着脱可能に配する透光板は、透明ガラス板、透明樹脂板、格子状の部材から選択し、着脱自在の固定用部品を介してケース体の開口に装着することを特徴とする請求項1記載のベランダ用の植物温室。
【請求項3】
育成灯の点消灯を制御する光量制御部を設け、
当該光量制御部は、光度センサとタイマとに基づき、予め設定した時間帯におけるケース体内部の光量が閾値を下回ったときに、育成灯に対する電源供給を行い、ケース体内部の光量が閾値を上回ったときに、育成灯への給電を遮断することを特徴とする請求項1または請求項2記載のベランダ用の植物温室。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、いわゆるマンションのベランダ等における植物栽培と植物観賞の温室の構造に関する。
【背景技術】
集合住宅のベランダを利用して植物を育成し鑑賞する人口は少なくない。いわゆるガーデニングは、さまざまな草木(草花)を自分の手で育てることによって、居室内から眺める屋外風景に格別の趣向をもたらす。
いわゆるマンションのベランダを利用したガーデニングの技術の改善は、わが国においては近時のことである。諸外国では、ベランダにさまざまな鉢植えを設置して街の美観を高め、昆虫の浸入を防止するなどの実用を兼ねた工夫が古くからみられた。わが国におけるガーデニングの技術としては、例えば、マンションのベランダの柵に木製格子を配し、この木製格子に草花を飾るものが知られている。
一方、マンションベランダを利用した趣味の園芸は、好みの草花を自分の手で育て鑑賞することが目的である。このため、自然の気象条件ではとうてい生育しない草花も人工的な環境下において手間ひまをかけて育てるガーデニング愛好者の人口が増加しつつある。難しい栽培を楽しむ伝統は、盆栽や菊など古くからの伝統として培われている。
このような事情から、近時、ベランダ栽培用の温室が市販されるようになった。温室は、例えば図7に示すように、縦フレーム材1と横フレーム材2を組み合わせてケース本体を作り、このケース本体にガラス板3を装着する。正面は、開け閉てできる開き戸の構造をとる。4は、縦フレーム材1の最下端部に配した安定用の脚(スタンド)、5は鉢植え等を置くための棚である。棚5は、高さ調整が出来るよう、面積の小さな違い棚5−1を設けることもある。太線で示してある縦フレーム材1と横フレーム材2は、例えば難錆の金属材(アルミ材等)を利用した角材を使用する。これは本考案に置いても同じである。
従来のベランダ用の温室は、いわゆる組立式(キット)である。購入者は、縦フレーム材1と横フレーム材2を組み合わせてケース本体を作り、縦フレーム材1に設けてある高さ調整用の孔を利用して棚5を配置して利用する。
【特許文献1】
なし
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
問題は、従来の温室では、マンション等の集合住宅のベランダに配置して利用することが非常に難しい点にある。
大きな理由は、従来の温室が本棚や食器棚と同じように固定配置型の構造を採用している点である。自由に動かすことが出来ないため、面積が限られているベランダに温室を置くと、例えば洗濯物を干したり、子供が遊ぶスペースがなくなったりするなど、日常生活がある意味で犠牲にならざるを得ない。
また、自由な移動が出来ないため、専門業者に委託する場合を除いては、引っ越しの際にケース本体を分解して搬送する必要がある。このため、固定設置型の温室をベランダに置こうとすることには心理的な抵抗感も生じやすい。
また、従来の温室は、透明なガラス板や樹脂板を填め込んであるため、植物育成に適した温度条件となる夏期には、引き戸をあけて温室内の温度調節を行うが、日差しが強い日中などは引き戸を開けるだけでは通気性が十分ではなく、植物にダメージを与えることもある。植物は、できるだけ自然の環境で育成することが望ましい。
そこで本考案の目的は、冬期には面積が限られているマンション等のベランダの有効利用を妨げることのない植物育成/観賞用の温室であり、夏期には自然の環境を妨げないガーデンボックスとなり得る、ベランダ用温室を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係るベランダ用の植物温室は、ケース体と、ケース体内部の雰囲気温度を調整する温度調整手段と、植物に光を与える育成灯とを備え、前記ケース体は、縦フレーム材と、縦フレーム材に掛け渡した横フレーム材と、縦フレーム材と横フレーム材とによって区画される領域に着脱可能に配した透光板を備えるとともに、天板を背面または正面に向かって下降傾斜させ、下端の四隅にキャスターを設けてあり、前記温度調整手段は、ケース体の適宜箇所に設けた開閉自在の通気用ガラリと、ケース体内部の雰囲気温度を検出する温度センサと、当該温度センサを介して内気扇、換気扇、および加熱ヒータをオンオフ制御する温度コントローラと、天板に設けた開閉自在の天窓とを備えるよう構成し、前記温度コントローラは、温度センサの検出温度が閾値を超えて高くなったときに内気扇または/および換気扇を駆動してケース体内部の空気を流動させ、温度センサの検出温度が閾値を超えて低くなったときに加熱ヒータをオンしてケース体内部の空気を温めるものであって、換気扇および加熱ヒータの閾値を調整する温度調整スイッチは、ケース体の背面または側面に設ける。
請求項1に係るベランダ用温室は、ケース体の下端にキャスターを設けることにより、植木鉢や栽培用の各種電装品を搭載して重量が重くなりがちな温室を簡単に移動可能とするものである。この結果、温室をベランダに置いても必要に応じて移動させることが出来、日常生活の支障にならないようベランダの床面や空間を有効活用することが可能となる。転居の際にも、ケース体を分解することなく、床を移動させて搬出/搬入させることが出来る。自由な移動ができるため、請求項1に係る温室には温度調節用の各種の装備品(とくに電装品)を各種搭載することが出来る。
また、冬期の温度調整を行うヒータ、ケース体内の空気を循環させる内気扇、淀んだ空気を外部に放出する換気扇35によって、温室内の空気の条件を常に植物に適した状態に維持できるようにしてある。
天板を、背面または正面に向かって傾斜させることにより雨滴を自然落下させ、天板に開閉窓(天窓)を設けることで春秋の微妙な温度調整を可能とする。なお、冬季は天板に雪が積もるが温室内の暖かい空気によって雪は解け、傾斜面に沿って流れ落ちる。
請求項2は、縦フレーム材と横フレーム材とによって区画される領域に着脱可能に配する透光板を、透明ガラス板、透明樹脂板、格子状部材から選択するものとし、着脱自在の固定用部品を介してケース体に装着する。
請求項2に係る考案は、夏期と冬期の外気温の違いに応じてケース体内部の温度を、できるだけ自然に近い状態に調整可能とするものである。夏期は外気温が十分に高いので、人工的な温度調整を行う必要性が少ない。夏期は、できるだけ風通しをよくして自然の外気温度に保つことが好ましい。このため夏期は、ケース体の外側に設ける透光板は風通しの良いもの、例えば格子状の部材を用いることが望ましい。
請求項3は、育成灯の点消灯を制御する光量制御部を設けるもである。光量制御部は、光度センサとタイマとに基づき、予め設定した時間帯におけるケース体内部の光量が閾値を下回ったときに、育成灯に対する電源供給を行い、ケース体内部の光量が閾値を上回ったときに、育成灯への給電を遮断する。これにより、曇天や降雨が続くときでも植物に十分な光を与えることが可能となる。
【考案の効果】
本考案に係るベランダ用の植物温室は、自由な移動が可能なので、マンション等のベランダの有効利用を妨げることなく、植物育成のために必要な各種の電装品(育成灯、ヒータ、内気扇、換気扇等)を予め搭載しておくことが出来る。このため組立式のキット製品とすることなく、ケース体内部に各種の電装品を予め搭載させた完成品の状態で植物温室を市場に流通させることが出来る。透光板を変更することにより、夏期には格子状部材(例えば金網)を用いて自然の通気によるガーデンボックスとなるため、夏冬兼用の植物観賞ケースとすることが出来る。夏期は自然通風を行うが、金網を配しておくことにより、強風によって高層階のベランダから鉢花が下に落ちて人に怪我を与えるおそれを防止することができる。
【考案を実施するための最良の形態】
図1〜図6は、本考案に係るベランダ用の植物温室の実施形態を例示するものである。この植物温室は、略直方体を呈するケース体10の下端の四隅に四個のキャスター11を設け、手で押すことによって前後左右に自由に動けるようにしてある。ケース体10の背面と側面に通気用ガラリ(開閉自在なもの)71、72を設けておく。
12は縦フレーム材、14は横フレーム材、15は着脱自在に配した透光板である。外気温によって、ガラス板、透明の樹脂板、格子(金網等)を使い分ける。棚板5は、高さ調整ができるよう、例えば、縦フレーム材12の上下方向に適宜数の孔部を設け、この孔部に棚板のピンを差し込んで固定する。
ケース体10の底板16には、従来の温室と同様に植物に与える水または雨水を外部に排出する適当数の排水口17を設ける。排水口17は、厳冬期の寒さを防止するためのキャップを配することが望ましい。また寒気を防ぐため、底板16は二重構造とするか断熱材を設けることが望ましい。
天板18は、開閉扉(例えば引き戸式)を配した面(例えば背面)に対して傾斜(上昇)させてある。雨水を排除するためである。正面側は、室内から植物がよく見えるように、図3に示すように大きな開口を設けて、ガラス等の透光板15を着脱自在に配しておく。
図4は、ケース体10の背面側を例示するもので、開閉調節可能な縦方向の通気用ガラリ71を左右に設けてある。中央部には、開口を設けて、ガラス等の透光板15を着脱自在に配してある。上部には、温度の温度を設定する調整スイッチS1、S2を設けておく。このスイッチS1、S2により設定した閾値に基づいて、後述する内気扇、換気扇35、加熱ヒータ31をオンオフする。
天板18には、その一部を開閉自在とし、ケース体10の内部へ外気を導入できる天窓Wを設ける。この実施形態では、天窓Wは、回動軸19によって所定の角度の範囲で開閉できるようにしてある。天窓Wの開閉により自然の空気をケース体10の内部に導くことができるため、春や秋の微妙な温度調整を電装品類を用いず容易に行うことが出来る。
ケース体10の外枠を構成する縦フレーム材12と横フレーム材14に装着する透光板15は、例えば方形をなすフレーム材Fに透明な樹脂板やガラス板を嵌着させて構成する。フレーム材Fは、例えばビス孔に固定金具を装着することによって着脱自在に取り付ける。外気温が高い時期には透光板15として、例えば図5に示すように、格子状の部材(例えば金網)を用いても良い。透光板15を着脱自在とすることにより、ケース体10の内部温度を自然の環境に保つことが出来る。
ケース体10の内部には、少なくとも、ヒータ31、内気扇、換気扇35、育成灯41を設ける。45は、温度センサ、48は、光量センサである。センサ類(45、48)は、例えば背板や側壁の上部に設ける。
ヒータ31は、外気温が低いときにケース体内部の空気を温める。加熱された空気は上昇するので、ヒータ31は底板16など下方部位に配置することが望ましい。ヒータ31は、好ましくは、穏やかな加熱が可能な熱媒加熱式のものまたは温風式のものを利用する。抵抗発熱体の光を直接露出させる遠赤外線方式の加熱装置は、火災予防の点からはあまり好ましくない。
内気扇は、ケース体内部の上下の温度格差を均等にして自然の温度条件を作り出す。また多くの植物をおいたときなど、ケース体内部の空気が淀んだときに、空気を循環させて植物の生理作用を促進する。換気扇35も同様の働きを営むが、とくにケース体内部の空気温度がヒータ加熱等によって高くなりすぎたときに、熱気や淀んだ空気をケース外に排出する。温度の高い空気はケース体内部の上方に溜まりやすいので、内気扇や換気扇35は背板/側板の上部など、高い位置に取り付けることが望ましい。
育成灯41は、陽光が少ないときに植物に光を与えるものである。従って、例えば天板18の裏面直下などできるだけ高い位置に設けることが望ましい。中段、下段など、低い位置に小型の育成灯(電球型でも良い)を設けても構わない。育成灯41は蛍光灯と組み合わせて配設しても良い。蛍光灯は余計な熱量を放出する難点があるが、光の波長としては優れている面もあるからである。
図6に示すように、ケース体10の内部温度を制御するヒータ31と内気扇は、温度センサ45と温度コントローラ46を介して制御する。温度コントローラ46は、ケース体10の内部温度が予め設定した閾値(例えば10℃)以下になったときに、ヒータ31への電源供給を行い内部温度を温める。なお、ケース体10の内部温度が適当温度(例えば25℃)まで加熱されたときは、ヒータ31への電源供給を遮断することが望ましい。
一方、ケース体10の内部温度が予め設定した閾値(例えば30℃)以上になったときには、換気扇35または内気扇への電源供給を行い、温かい空気をケース体10の外に放出させるか、または上下の空気を攪拌する。内気扇をコントロールするため、湿度センサを別途設けても良い。夏期には格子を用いるなどして自然の環境を優先する。
光量を調整する育成灯41は、光量センサ48と光量コントローラ49を介してオンオフ制御する。光量コントローラ49にはタイマー50を設けることが望ましい。タイマー50を利用して予め設定した昼間の時間帯、例えば午前9時から午後5時までの間における光量制御を行う等である。設定した時間帯において光量センサ48が検出する光が閾値よりも少ないときは、育成灯41に電源を供給して点灯する。メキシコ原産のポインセチアのように十分な陽光を必要とする植物には育成灯41の光が有効である。設定した時間外は常時給電スイッチを常時オフの状態として植物の活動リズムを保証する。
かかる構成によれば、キャスター11によってケース体10を自由に移動させることが出来るため、ベランダに温室を置いても必要なときにはいつでも動かして日常生活上の不便を解消できる。比較的重量のあるものを内部に置いても移動を妨げないから、ヒータ等の電装品に限らず、大きな鉢植えなど趣向にあう鑑賞用の鉢も楽しむことが出来る。また、引っ越しの際の移動にも問題がないので、各種の電装品を搭載していても従来のようにケース体10を解体(分解)して運び出す必要もない。購入時の組立の煩雑もなく、転居時の分解/組立の煩わしさも解消できる。
また各種の温度調整装置(内気扇、ヒータ31、換気扇35、通風用ガラリ71、72、天窓W)を設けるので、寒い時期に居室(茶の間)に移動させる必要もない。植物類を居室に入れると、土壌から羽化した小羽虫などが飛び回るなどの問題があったが、ベランダに置いたままで冬期の育成と観賞ができるため、植物愛好者にとっては好ましい設備となる。夏期には格子をはめることで植物にとって好ましい自然条件を実現できる。
透光板15はフレーム材に設けたビス孔に固定金具を装着して固定する旨を説明したが、磁石によって着脱自在に取り付けても良い。なお、ヒータ31、内気扇、換気扇35、育成灯41等の電装品を手動によって給電スイッチの切り換えを行ってもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るベランダ用の植物温室の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本考案に係るベランダ用の植物温室の一実施形態を示す側面模式図である。
【図3】本考案に係る植物温室の正面図である。
【図4】本考案に係る植物温室の背面図である。
【図5】格子を配した場合の本考案に係る植物温室の背面図である。
【図6】本考案に係る植物温室の制御系を例示するブロック図である。
【図7】従来のベランダ用の植物温室を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ケース体
11 キャスター
12 縦フレーム材
14 横フレーム材
15 透光板
16 底板
17 排水口
18 天板
21 開閉扉
31 ヒータ
35 内気扇
41 育成灯
45 温度センサ
46 温度コントローラ
48 光量センサ
49 光量コントローラ
50 タイマー
71、72 ガラリ
W 天窓
リーフレット
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
移動式・冬は本格的な全自動で動く温室・夏は自然の動くガーデン・引越し時も簡単に運べる・夏冬兼用のベランダ移動ガーデンBOX
試作写真1 試作写真2
冬期・移動式・全自動温室 夏期・移動式・自然ガーデン
発明者からのメッセージ

 
生物の育成は自然環境です。例えば金魚・熱帯魚の水槽等の自然の条件、植物をベランダで育てる機具も同様です。最近の景気では、一戸建て庭付き住宅も無理で高層MSに居住する方々の園芸愛好者も多く、ベランダでの越冬も困難で毎冬半分位は凍死させ捨てている。2・3年育てれば咲く花もあります。尚寒冷地に於いては、冬の間等には茶の間では育つが、土壌から羽化した小羽虫が飛び回り不潔であり、それらのことが本考案により解決した。底4隅にキャスターを設け動くベランダ用の温室。夏は格子状の〈金網〉と交換して動く、自然のガーデンBOXとなる為に洗濯干場でも都合の良い所へ移動できると共に夏のベランダは強風の為に鉢物が落下して歩行者に当る危険も金網が防ぎます。

BOX:園芸療法温室等にも利用でき大変便利で安価です。
杉山 泰弘 FAX 011−865−2428
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