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【考案の名称】鎌 【実用新案権者】 【識別番号】515024829 【氏名又は名称】地籐 火丙 【住所又は居所】徳島県阿南市橘町幸野32ー13 【代理人】 【識別番号】100169133 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 直樹 【考案者】 【氏名】地籐 火丙 【住所又は居所】徳島県阿南市橘町幸野32ー13 【要約】 (修正有) 【課題】手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になり、且つ特に奥へ押し込むような動作に良好に対応して作業性を向上させることができる改良された鎌を提供する。 【解決手段】柄2の先端に略三日月状の刃板1を設け、刃板の内湾側および外湾側にはそれぞれ切り刃が設け、切り刃は何れも鋸状の形状をなし、その鋸刃の向きは刃板の内湾側と外湾側で逆側になるように設け、且つ、その刃面は刃板の内湾側および外湾側に於いて刃面が略三日月状の刃板の逆面になるように設けた。 【選択図】図1 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 稲、麦などの刈り取りや雑草の除去などに用いられる改良された鎌であって、 柄の先端に略三日月状の刃板を設け、 該刃板の内湾側および外湾側にはそれぞれ切り刃が設けられてあり、 該切り刃は何れも鋸状の形状をなし、 その鋸刃の向きは刃板の内湾側と外湾側で逆側になるように設けられ、 且つ、その刃面は刃板の内湾側および外湾側に於いて刃面が略三日月状の刃板の逆面になるように設けられたことを特徴とする、 稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌。 【請求項2】 該刃板が、柄の先端寄りの一部分と共に柄と着脱自在に構成してなることを特徴とする 請求項1記載の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌。 【請求項3】 該鋸刃は、刃板の内湾側は鋭角、刃板の外湾側は鈍角に構成してなることを特徴とする 請求項1記載の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌に関するものである。 【背景技術】 【0002】 稲、麦などの刈り取りや雑草の除去などに鎌を用いるが、中腰の姿勢に加えて掻き取るような動作が必要であり、作業性に問題があった。 【0003】 そこで、鎌を改良して手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になるよう、鎌の両面に刃を設けたものなどが提案されている。(特許文献1) 【0004】 しかし、従来の両刃鎌の刃面の設定では、奥へ押し込むような動作での刈り取りには抵抗が大きく、スムーズな作業が困難であった。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】特開2012ー21970号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0006】 稲、麦などの刈り取りや雑草の除去などに鎌を用いるが、中腰の姿勢に加えて掻き取るような動作が必要であり、作業性に問題があった。また、両刃を用いるものも、奥へ押し込むような動作に良好に対応するものはなかった。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本考案は、柄の先端に略三日月状の刃板を設け、該刃板の内湾側および外湾側にはそれぞれ切り刃が設け、該切り刃は何れも鋸状の形状をなし、その鋸刃の向きは刃板の内湾側と外湾側で逆側になるように設け、且つ、その刃面は刃板の内湾側および外湾側に於いて刃面が略三日月状の刃板の逆面になるように設けたことを最も主要な特徴とする。 【考案の効果】 【0008】 本考案の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌は、手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になり、且つ特に奥へ押し込むような動作に良好に対応して作業性を向上させることができるという利点がある。 【図面の簡単な説明】 【0009】 【図1】図1は本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌を示す図面代用写真である。 【図2】図2は本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌の、特に刃面の態様を示す図面代用写真である。 【考案を実施するための形態】 【0010】 本考案の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌は、柄の先端に略三日月状の刃板を設け、該刃板の内湾側および外湾側にはそれぞれ切り刃が設け、該切り刃は何れも鋸状の形状をなし、その鋸刃の向きは刃板の内湾側と外湾側で逆側になるように設け、且つ、その刃面は刃板の内湾側および外湾側に於いて刃面が略三日月状の刃板の逆面になるように設けたことを最も主要な特徴とする。また、該刃板が、柄の先端寄りの一部分と共に柄と着脱自在に構成してなり、さらに該鋸刃は、刃板の内湾側は鋭角、刃板の外湾側は鈍角に構成してなる。 【0011】 これにより、手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になり、且つ特に奥へ押し込むような動作に良好に対応して作業性を向上させることができる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌が実現された。 【実施例1】 【0012】 図1は、本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌を示す図面代用写真である。本考案の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌は、柄の先端に略三日月状の刃板を設け、該刃板の内湾側および外湾側にはそれぞれ切り刃が設け、該切り刃は何れも鋸状の形状をなし、その鋸刃の向きは刃板の内湾側と外湾側で逆側になるように設け、且つ、その刃面は刃板の内湾側および外湾側に於いて刃面が略三日月状の刃板の逆面になるように設けている。 【0013】 本考案の形状とすることにより、手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になり、且つ特に奥へ押し込むような動作の際にもスムースに稲などの草本の茎を捉え、少ない力で切断することが可能となり、作業性が著しく向上した。 【0014】 図2は、本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌の、特に刃面の態様を示す図面代用写真である。本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌は、刃板の内湾側および外湾側の双方に設けた鋸刃の刃面が略三日月状の刃板の逆面になるようになっているため、従来の構成に比べて同一の平面内での押し引きの動作の何れもに於いて効率的に稲などの草本の茎を捉え、少ない力で切断することを可能とした。また、該刃板が、柄の先端寄りの一部分と共に柄と着脱自在に構成してなり、さらに該鋸刃は、刃板の内湾側は鋭角、刃板の外湾側は鈍角に構成したことで、さらにその効果は高まった。 【産業上の利用可能性】 【0015】 本考案の稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌は、手前に掻き取るような動作のみではなく、奥へ押し込むような動作によっても刈り取りが可能になり、且つ特に奥へ押し込むような動作に良好に対応して作業性を向上させることができ、農業の効率化に資し、以って産業の発展に寄与するものである。 【符号の説明】 【0016】 1 略三日月状の刃板 2 柄 3 内湾側の切り刃 4 外湾側の切り刃 【図面の簡単な説明】 【0009】 【図1】図1は本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌を示す図面代用写真である。 【図2】図2は本考案にかかる稲刈りや草刈りに用いる改良された鎌の、特に刃面の態様を示す図面代用写真である。 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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