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機械器具
 
【発明の名称】スニーカ洗濯機
【特許権者】
【識別番号】503152716
【氏名又は名称】三澤 信生
【住所又は居所】東京都足立区千住仲町46−15
(74)【代理人】
【識別番号】100082843
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 卓美
(72)【発明者】
【氏名】三澤 信生
【住所又は居所】東京都足立区千住仲町46−15
【審査官】平田 慎二
(56)【参考文献】
【文献】特開2003−038891(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 23/02
D06F 37/04
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に洗浄水が供給される洗濯機の本体(1)と、
その本体(1)の内部の中間に水平に配置された回転軸(2)と、その回転軸(2)に平行に取付た基部(3)と、
その基部(3)の両面に配置され、それぞれ内部にスニーカを収納する一対のスニーカ収納部(6)と、を具備するスニーカ洗濯機。
【請求項2】
請求項1に記載のスニーカ洗濯機において、
スニーカ収納部(6)は、洗浄水が通水可能な多孔板(4)、網体、枠体のいずれか、からなるスニーカ洗濯機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のスニーカ洗濯機において、
一対の手動クランク(7)が、前記洗濯機の本体(1)の外側で、前記回転軸(2)の両側に取り付けられたスニーカ洗濯機。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
前記スニーカ収納部(6)は、スニーカのサイズに応じて、その内部が拡縮できる拡縮手段(8)を有するスニーカ洗濯機。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
前記スニーカ収納部(6)の内面に、スニーカ(14)の外面を擦る、外振動・擦り手段(9)が設けられたスニーカ洗濯機。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
スニーカ収納部(6)のスニーカ(14)の内部に挿入されて、スニーカ(14)の内面を擦る内振動・擦り手段(ハードマット)(10)が設けられたスニーカ洗濯機。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
各スニーカ収納部(6)の底面の中心軸L1,L2が互いに交差するように配置されたスニーカ洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スニーカ専用の洗濯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の靴洗濯容器は、通常の機械洗濯機を用いて靴類の汚れを洗うものである。
この靴洗濯容器は、通水性ネットと、洗濯靴を収納する靴収納容器と、靴収納容器の底に設けられた弾性浮き機構と、その上部に設けられたファスナーと、その内側に設けられた靴外摩擦洗浄機構と、洗浄靴の中に差し込んだ靴内摩擦洗浄機構と、靴内摩擦洗浄機構と靴収納容器に固定する内部摩擦洗浄機構固定部とから構成されている。
【0003】
また、下記特許文献2の靴洗浄機は、洗浄槽内の回転軸に垂直に靴保持体を配置すると共にブラシを配置し、その靴保持体を水平に反転させて靴とブラシを擦り合わせることにより靴を洗う靴洗浄機において、遠心脱水時に靴保持体を高速一方向回転させるべく、靴保持体と駆動モータとをクラッチ機構を介して連結したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−38891号公報
【特許文献2】特開昭61−203932号公報
【特許文献3】実開平1−115484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常の洗濯機でスニーカ等を洗う場合、洗濯機自体が靴の汚れで汚染されてしまい、衣服の洗濯に適さない状態になるおそれがある。
上記特許文献2の靴洗浄機は、構造が複雑で高価にならざるを得ない欠点がある。
そこで本発明は、スニーカを簡易に且つ迅速に洗濯し、脱水することができるスニーカ専用の洗濯機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明は、内部に洗浄水が供給される洗濯機の本体(1)と、
その本体(1)の内部の中間に水平に配置された回転軸(2)と、その回転軸(2)に平行に取付た基部(3)と、
その基部(3)の両面に配置され、それぞれ内部にスニーカを収納する一対のスニーカ収納部 (6)と、を具備するスニーカ洗濯機である。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のスニーカ洗濯機において、
スニーカ収納部(6)は、洗浄水が通水可能な多孔板(4)、網体、枠体のいずれか、からなるスニーカ洗濯機である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載のスニーカ洗濯機において、
一対の手動クランク(7)が、前記洗濯機の本体(1)の外側で、前記回転軸(2)の両側に取り付けられたスニーカ洗濯機である。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
前記スニーカ収納部(6)は、スニーカのサイズに応じて、その内部が拡縮できる拡縮手段(8)を有するスニーカ洗濯機である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
前記スニーカ収納部(6)の内面に、スニーカ(14)の外面を擦る、外振動・擦り手段(9)が設けられたスニーカ洗濯機である。
【0009】
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
スニーカ収納部(6)のスニーカ(14)の内部に挿入されて、スニーカ(14)の内面を擦る内振動・擦り手段(ハードマット)(10)が設けられたスニーカ洗濯機である。
請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスニーカ洗濯機において、
各スニーカ収納部(6)の底面の中心軸L1,L2が互いに交差するように配置されたスニーカ洗濯機である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の洗濯機は、本体1の内部の中間に水平に回転軸2が配置され、その回転軸2に平行に基部3が取付られ、その基部3の両面にスニーカ収納部6が設けられたものであるから、スニーカは重力方向に回転して、洗浄水との攪拌が自然に行われる。そのため、構造が簡単で洗浄能力の高いものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のスニーカ洗濯機の斜視図。
【図2】同洗濯機内部に配置されるスニーカ収納部6及び内振動・擦り手段10の分解斜視図。
【図3】同洗濯機の要部を示す一部縦断面図。
【図4】本発明の第2実施例のスニーカ洗濯機の要部を示す縦断面図。
【図5】同洗濯機の拡縮手段8の説明図。
【図6】同洗濯機の使用状態を示す縦断面図。
【図7】同洗濯機の使用状態を示す説明図。
【図8】本発明のスニーカ洗濯機の他の実施例の正面図。
【図9】本発明のスニーカ洗濯機の他の振動・擦り手段9の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
このスニーカ洗濯機は、スニーカ専用の洗濯機であって、図1〜図7の実施例は手動の洗濯機である。
この洗濯機は、本体1とその回転軸2に設けた基部3と、基部3の両側に配置された一対のスニーカ収納部6とを有し、その回転軸2の両端に一対のクランク7がその向きを180°異なって配置されている。
【0013】
本体1は、下部本体1aと上部本体1bとからなり、両者がヒンジで連結されると共に、好ましくはその上部本体1bが下部本体1aに対して90°以上開かないように、図示しないストッパ手段が設けられる。上部本体1bは、その上部にタンク1cを有する。
次に、スニーカ収納部6は靴のサイズに応じて拡縮できる拡縮手段8を有し、図2に示す如く、基部3に夫々爪先収納部6aが固定され、その爪先収納部6aに対して踵収納部6bが近接自在に配置される。爪先収納部6a,踵収納部6bは、この例では多数の孔を有するパンチングメタルからなる。なお、それらに変えて金網や格子状の枠とすることも可能のである。
【0014】
基板3上、爪先収納部6aの内面及び踵収納部6bの内面には、外振動・擦り手段9が取付けられる。この外振動・擦り手段9は、通水性のものであって、一例として不織布やタワシ、ブラシ等を使用できる。そして踵収納部6bは、その外周が格子状の縦バネ12と横バネ13とからなる枠体5で被嵌されている。この枠体5の縦バネ12は側部がコ字状に、その上端がL字状に形成され、その上部が踵収納部6bの内面側に突出されている。この縦バネ12の上端部は、スニーカ収納部6の内部にスニーカを収納したとき、それが使用中に飛び出ることを防止する飛び出し防止手段6cを構成する。そして縦バネ12の下端部が基部3に固定された位置決めレール15の適宜なスリット16に嵌着され、そのスリット16の各位置によってスニーカのサイズに合わせる拡縮手段8を構成する。なお、そのスリット16は図5に示す如く、断面鍵型に形成されている。これは吸水したスニーカに大きな遠心力が加わっても、縦バネ12が外れないようにするものである。
【0015】
その拡縮手段8の作用を示すのが図5である。即ち、踵収納部6bの外周を保持する枠体5は、縦バネ12と横バネ13とからなり、その縦バネ12の下端が位置決めレール15の適宜なスリット16に嵌着される。その嵌着の方法は、先ず鎖線の如く、左右一対の縦バネ12を幅方向に縮小させ、位置決めレール15の幅方向に移動し、次いでそれをレールの長手方向に移動する。そしてその縦バネ12を、弾性を利用して適宜なスリット16に嵌着するものである。
【0016】
なお、この実施例では上下のスニーカ収納部6は、図7に示す如く夫々が基部3に取付けられ、各基部3の中心軸L1L2の軸線が互いに交差するように配置されている。これは回転軸2を回転してとき、洗浄水24が各スニーカ収納部6に円滑に流出入するようにしたものである。即ち、相手方の基部3の存在によって洗浄水24の流出入が邪魔されないように、互いの軸線を交差させたものである。なお、基部3は一つでもよく、その両側に各スニーカ収納部6を配置してもよい。
【0017】
本体1を形成する上部本体1bの上部には、図6に示す如く、タンク1cが設けられ、その底面に設けた弁座に弁11が出入り自在に挿入される。この弁11は、この例では摘み23を持ち上げることにより内部の洗浄水24を下部本体1a側に供給する。この弁11を手動絞り弁として、適宜な絞りにより連続的に洗浄水を供給することもできる。
なお、この例ではスニーカ収納部6に収納されるスニーカ14の内部には、図2に示す内振動・擦り手段10が挿入される。
また、基部3上の外振動・擦り手段9として、図9に示すものを配置することができる。この外振動・擦り手段9は、靴底の土踏まず部に凸部21が突設され、その土踏まず部の汚れを凸部21により擦り取るものである。
【0018】
〔作用〕
次に、本発明のスニーカ洗濯機の使用方法につき述べる。
図3に示す如く、上下一対のスニーカ収納部6に夫々一対のスニーカ14を収納する。そしてスニーカ14の大きさに合わせて踵収納部6bを移動させる。そして各スニーカ14には、図2に示す内振動・擦り手段10として、ハードマットが収納される。内振動・擦り手段10は外振動・擦り手段9と同様の材料からなり、編み目状の不織布その他を用いることができる。
また、外振動・擦り手段9,内振動・擦り手段10は、その表面にブラシが植毛されたものであってもよい。そして図6,図7において、摘み23を持ち上げ弁11を開放して、あるいは、図示しない絞り弁を適宜量開放して、洗浄水24を下部本体1a側に供給する。その供給の仕方は任意であり、少しずつ滴下させ左右のクランク7を回転させることにより、内部で液滴又は霧状の洗浄水24を循環させることもできる。
【0019】
さらには、下部本体1a内に洗浄水24を一定高さ供給し、スニーカを浸漬した状態で、クランク7を回転させてもよい。このとき、クランク7の回転に伴い内部のスニーカ14が上下方向及び左右方向に移動し、外振動・擦り手段9によってスニーカ14の外周の汚れが擦り取られる。スニーカ14の内部の汚れは、内振動・擦り手段10によって擦り取られる。
次いで、図6において排出パイプ18から下部本体1a内の洗浄水24を外部に放出する。次いで、脱水のため回転軸2をさらに回転させ、スニーカ14内部の水滴を遠心力によって放出する。その排水は、下部本体1aの底面から排出パイプ18を介して外部に流出する。それによりスニーカ14の水分が十分放出されたとき、図1の如く上部本体1bを開放し、枠体5を移動し内部のスニーカ14を取り出す。
【0020】
次に、図8はモータ20によって回転軸2を回転駆動する実施例である。
また、図4は図3の変形例であり、上下のスニーカ収納部6とスニーカ14の大きさが大きく、スニーカ14の中にさらにもう1枚長い内振動・擦り手段10が存在する例である。
【符号の説明】
【0021】
1 本体
1a 下部本体
1b 上部本体
1c タンク
2 回転軸
3 基部
4 多孔板
5 枠体
6 スニーカ収納部
6a 爪先収納部
6b 踵収納部
6c 飛び出し防止手段
【0022】
7 クランク
8 拡縮手段
9 外振動・擦り手段
10 内振動・擦り手段(ハードマット)
11 弁
12 縦バネ
13 横バネ
14 スニーカ
15 位置決めレール
【0023】
16 スリット
17 入り口パイプ
18 排出パイプ
20 モータ
21 凸部
22 取手
23 摘み
24 洗浄水
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のスニーカ洗濯機の斜視図。
【図2】同洗濯機内部に配置されるスニーカ収納部6及び内振動・擦り手段10の分解斜視図。
【図3】同洗濯機の要部を示す一部縦断面図。
【図4】本発明の第2実施例のスニーカ洗濯機の要部を示す縦断面図。
【図5】同洗濯機の拡縮手段8の説明図。
【図6】同洗濯機の使用状態を示す縦断面図。
【図7】同洗濯機の使用状態を示す説明図。
【図8】本発明のスニーカ洗濯機の他の実施例の正面図。
【図9】本発明のスニーカ洗濯機の他の振動・擦り手段9の斜視図。
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
【図6】
図6 
【図7】
図7 
【図8】
図8 
【図9】
図9 
発明者からのメッセージ

5年後、オリンピック、スニーカー洗濯機、手先の女性、健康と美容に悪い。15cm〜32cmのスニーカー1足外側、内側同時に洗って水切りもする。
型崩れしない、水洗い2リットル、すすぎ1 リットル、洗剤一滴でOKです。
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