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【発明の名称】健康器具 【特許権者】 【識別番号】517427668 【氏名又は名称】池田 槙男 【住所又は居所】神奈川県横浜市磯子区岡村三丁目23番6号 【発明者】 【氏名】池田 槙男 【住所又は居所】神奈川県横浜市磯子区岡村三丁目23番6号 【要約】 【課題】例えば人工透析中に体全体は安静に保ちながら、足だけを十分に運動させ、かつ、マッサージできる健康器具を提供する。 【解決手段】健康器具1は、プレート状の支持部3と、この支持部3の上端に取り付けられたローラ装置5を備えている。支持部3は上側に長方形状の凹部11を有している。ローラ装置5は、両端部が取り付け部15に固定して支えられた軸部材19と、この軸部材19に取り付けられた左右両側のローラ群21、21を有している。軸部材19は、軸本体23と、この軸本体23の両端に設けられた円盤状の抜け止め部材25、25を有し、軸本体23の両端部はそれぞれ、抜け止め部材25が取り付け部15の外側に位置して取り付け部15の外端と係合するように、固定テープ26、26で取り付け部15に取り付けられている。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プレート状の支持部の上端にローラ装置を備えた健康器具において、 前記支持部は上側に、幅方向中間の収容凹部と、この収容凹部の両側の取り付け部と、を有し、 前記ローラ装置は、軸部と、この軸部に回転可能に設けられた複数のローラと、を備え、前記ローラが前記収容凹部に配置されるように前記軸部が前記取り付け部に取り付けられ、 前記軸部には前記複数のローラの両側で保護部材が取り付けられていて、 前記保護部材はそれぞれ、前記軸部が貫通する軸孔及び前記取り付け部が嵌り込む取り付け溝を有し、前記取り付け溝内に前記取り付け部を収めることにより前記取り付け部に取り付けられている健康器具。 【請求項2】 前記保護部材は、内面が前記取り付け部の内端よりも内側に位置するように前記取り付け部に取り付けられている請求項1の健康器具。 【請求項3】 前記支持部は一対の脚部を有し、この一対の脚部は幅方向に間隔を有して設けられている請求項1又は2の健康器具。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、膝の裏やふくらはぎを載せて脚部の運動やマッサージを行い、例えば人工透析中に血圧が低下するのを防止する健康器具に関する。 【背景技術】 【0002】 人工透析では血管内の水を抜く除水を行うが、除水量が多い場合には血圧が低下し気分が悪くなることが多い。人工透析中の血圧の低下に伴う吐き気などを防止するためには、腰部などを上下動させる機能を有するベッド(特許文献1参照)を使用して透析患者の腰や脚の位置を上にあげることがよく行われる。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】特開2007−151837号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところが、患者の腰部分を上にあげても血圧の低下を十分防止することはできない。また、足側の傾斜機能を備えたベッドも使用されているが、患者自身が自由に操作できるようには構成されていないので、この機能を利用しても十分な足の運動を行うことはできず、人工透析中の血圧の低下及び吐き気の防止にはあまり役立っていない。 【0005】 このような状態に鑑み、本発明は例えば人工透析中に体全体は安静に保ちながら、足だけを十分に運動させる、かつ、マッサージできる健康器具の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の健康器具では、支持部の上端に支えられて設けられているローラ装置を備えた健康器具において、前記ローラ装置は、第1のローラ部と第2のローラ部とを有し、この第1のローラ部と第2のローラ部は幅方向に並んで設けられている。 【0007】 第1のローラ部は複数の第1のローラを有し、第2のローラ部は複数の第2のローラを有することができる。支持部は一対の脚部を有するように構成でき、この一対の脚部は幅方向に間隔を有して設けることができる。支持部はプレート状に形成できる。 【発明の効果】 【0008】 本発明の健康器具は、ベッドなどに横たわったままで随時簡単に脚の運動又はマッサージのために使用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0009】 【図1】本発明の健康器具の斜視図である。 【図2】健康器具のローラ装置の分解斜視図である。 【図3】健康器具の使用例を示す図である。 【図4】健康器具の別の使用例を示す図である。 【図5】マットを使用する場合の説明図である。 【発明を実施するための形態】 【0010】 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 【0011】 まず、図1及び図2を参照して本発明の健康器具の構成を説明する。 【0012】 健康器具1は、プレート状の支持部3と、この支持部3の上端に取り付けられたローラ装置5を備えている。プレート状の支持部3は、正方形状のプレート体の左右両側に円弧状又は半円状の凹部7、7を形成するとともに、下側に円弧状の凹部9を設け、また、上側に長方形状の凹部11を構成した形状であり、下側の凹部9の両側に脚部13、13を有し、上側の凹部11の両側に取り付け部15、15を備えている。脚部13、13にはそれぞれ、すべり止め用の布部材17、17が取り付けられている。 【0013】 ローラ装置5は、両端部が取り付け部15に固定して支えられた軸部材19と、この軸部材19に取り付けられた左右両側のローラ群21、21を有している。一方のローラ群21は第1のローラ部を構成し、他方のローラ群21は第2のローラ部を構成する。軸部材19は、軸本体23と、この軸本体23の両端に設けられた円盤状の抜け止め部材25、25を有し、軸本体23の両端部はそれぞれ、抜け止め部材25が取り付け部15の外側に位置して取り付け部15の外端と係合するように、固定テープ26、26で取り付け部15に取り付けられている。 【0014】 それぞれのローラ群21は、外側に保護部材27を有し、この保護部材27の内側に複数の回転ローラ29を備えていて、2つのローラ群21の間にはスペース用ローラ31が配置されている。保護部材27は円盤体の中央に軸部材19の軸本体23を通す軸孔33を有し、円盤体の外周からこの軸孔33まで延びるように、取り付け部15の厚みと同じ幅又はほぼ同じ幅あるいは取り付け部15の厚みよりも若干狭い幅の取り付け溝35(軸孔33及び軸本体23の直径よりも幅は狭い)が形成されていて、取り付け溝35内に取り付け部15が例えばきつく嵌まるようにして取り付け部15に取り付けられる。保護部材27の幅方向内側は取り付け部15の内端よりも内側に位置し、回転ローラ29が取り付け部15の内端に当たらないように又は当たりにくいように構成されている。 【0015】 抜け止め部材25は小さな円盤状に形成され、一方は軸本体23の一端にはじめから固定されているが、他方は軸本体23に2つのローラ群21、21及びスペース用ローラ31を取り付けてから軸本体23の他端に固定される。 【0016】 次に図3及び図4を参照して健康器具1の使用例を説明する。 【0017】 健康器具1をベッド37などの上に立てた状態にし、ベッド37などの上にあお向けに寝て一方のふくらはぎを一方のローラ群21の上に乗せ、他方のふくらはぎを他方のローラ群21の上に乗せる。そして、一方のふくらはぎで健康機具1(一方のローラ群21)を押さえた状態で他方のふくらはぎを他方のローラ群21でマッサージする(図3a)。マッサージは足を換えて交互に行なう。あるいは、一方のふくらはぎで健康器具1を押さえた状態で他方のふくらはぎを上下させ、ふくらはぎを他方のローラ群21に押し当てる(図3b)。ふくらはぎの上下運動は脚を換えて交互に行なう。 【0018】 また、図4に示すように、健康器具1をベッド37などの上に立てた状態にし、ベッド37などの上にあお向けに寝て一方のひざの裏をいっぽうのローラ群21の上にのせ、他方のひざの裏を他方のローラ群21の上にのせる。そして、健康器具1が脚部13、13を中心に揺動するように足を動かすようにしてもよい。 【0019】 なお、床や畳38の上で健康器具1を使用する場合には、図5に示すように、すべり止めのマット39の上に健康器具1を立てた状態で使用するのが好ましい。 【符号の説明】 【0020】 1 健康器具 3 支持部 5 ローラ装置 21 ローラ群 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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