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【発明の名称】デンタルミラー 【特許権者】 【識別番号】515107627 【氏名又は名称】島崎 太吾 【住所又は居所】栃木県栃木市大平町西水代3510−1 【代理人】 【識別番号】100093115 【弁理士】 【氏名又は名称】佐渡 昇 【発明者】 【氏名】島崎 太吾 【住所又は居所】栃木県栃木市大平町西水代3510−1 【参考文献】 【文献】米国特許出願公開第2007/0224571(US,A1) 【要約】 【課題】ミラー面のくもり等を除去することができ、しかも使い勝手も悪くならないデンタルミラーを提供する。 【解決手段】使用者の手で持たれるハンドル部(10)と、ハンドル部(10)の先端に設けられたミラー部(20)と、ミラー部(20)のミラー面(21)に向けて設けられたエア吹き出し孔(22)と、ハンドル部(10)を通じてエア吹き出し孔(22)へエアを供給するエア供給路(23)とを備え、ハンドル部(10)に、使用者の手で操作され、エア供給路(23)を通じてエア吹き出し孔(22)へエアを供給するポンプ部(30)が設けられている。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 使用者の手で持たれるハンドル部(10)と、このハンドル部(10)の先端に設けられたミラー部(20)と、このミラー部(20)のミラー面(21)に向けて設けられたエア吹き出し孔(22)と、前記ハンドル部(10)を通じて前記エア吹き出し孔(22)へエアを供給するエア供給路(23)とを備えたデンタルミラーであって、 前記ハンドル部(10)に、前記使用者の手で操作され、前記エア供給路(23)を通じて前記エア吹き出し孔(22)へエアを供給するポンプ部(30)が設けられ、 前記ポンプ部(30)は、前記使用者の手で操作され、ポンプ室(31)の一部を画成する可撓性材料からなる操作部(32)と、 前記ポンプ室(31)からエア吹き出し孔(22)へ至るエア流路(23)中に設けられていて、前記エア吹き出し孔(22)からポンプ室(31)に向かう空気流を遮断する下流側逆止弁(33)と、 前記ポンプ室(31)へエアを吸入する吸入路(12)に設けられていて、前記ポンプ室(31)から吸入路(12)に向かう空気流を遮断する上流側逆止弁(34)とを備え、 前記可撓性材料からなる操作部(32)が前記使用者の手で押圧されることで前記ポンプ部(30)が作動することを特徴とするデンタルミラー。 【請求項2】 請求項1において、 前記ハンドル部(10)は筒状体であり、前記ポンプ部(30)は前記筒状体の外周面(11)から該筒状体の軸線方向と直交する方向へ膨出してポンプ室(31)の一部を画成する可撓性材料からなる操作部(32)を有し、この操作部(32)が前記使用者の手で押圧されることでポンプ部(30)が作動することを特徴とするデンタルミラー。 【請求項3】 請求項1または2において、 前記下流側逆止弁(33)と上流側逆止弁(34)のうち少なくとも一方の逆止弁は、前記可撓性材料からなる操作部(32)と一体に形成されていることを特徴とするデンタルミラー。 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか一項において、 前記ポンプ部(30)は、前記ポンプ室(31)内に設けられていて、前記操作部(32)の過度の変位を規制し、かつポンプ室(31)から前記エア供給路(23)へ向かうエアの流れを許す通気孔(14h)を有している規制部(14)を備えていることを特徴とするデンタルミラー。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、歯科等において口腔内を見るのに用いられるデンタルミラーに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、例えば特許文献1に見られるように、使用者の手で持たれるハンドル部(U)と、このハンドル部(U)の先端に設けられたミラー部(A)と、このミラー部(A)のミラー面(A’)に向けて設けられたエア吹き出し孔(D)と、前記ハンドル部(U)を通じて前記エア吹き出し孔(D)へエアを供給するエア供給路(C)とを備えたデンタルミラーが知られている。 このデンタルミラーによれば、エア吹き出し孔(D)からミラー面(A’)に向けてエアを吹き付け、ミラー面(A’)のくもり等(くもりや液滴の付着)を除去してミラー面(A’)を見やすい状態にすることができる。 【0003】 また、従来、例えば特許文献2に見られるように、スリーウェイシリンジ(3)の先端部分にデンタルミラー(1)を設け、デンタルミラー(1)の柄部(2)を中空に構成し、スリーウェイシリンジ(3)からの空気や水をデンタルミラー(1)供給してデンタルミラー(1)のくもり等を除去できるようにしたデンタルミラーも知られている。 【0004】 また、例えば特許文献3に見られるように、スリーウェイシリンジ(8)のチップ(7)の末端またはエアーコンプレッサーの送気管の末端(11)にミラー(2)付き圧搾空気噴射筒(1)を取り付け、取り付けたミラー(2)の表面に圧搾空気が吹き付けるようにミラー(2)付き圧搾空気噴射筒(1)のミラー鏡面側の断端に圧搾空気の噴出口(3)を設けたデンタルミラーも知られている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】特開平7−136110号公報 【特許文献2】実開昭62−18119号公報 【特許文献3】特開2000−102551号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 上述した従来のデンタルミラーは、いずれもそれ自身ではエアの供給手段を有していないため、使用に際しては、デンタルミラーにスリーウェイシリンジあるいは送気管を接続する必要がある。 そのため、デンタルミラー使用時に該デンタルミラーのための上記スリーウェイシリンジ用配管あるいは送気管が邪魔になって、使い勝手が悪くなるおそれがある。 本発明が解決しようとする課題は、ミラー面のくもり等を除去することができ、しかも使い勝手も悪くならないデンタルミラーを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するために本発明のデンタルミラーは、 使用者の手で持たれるハンドル部と、このハンドル部の先端に設けられたミラー部と、このミラー部のミラー面に向けて設けられたエア吹き出し孔と、前記ハンドル部を通じて前記エア吹き出し孔へエアを供給するエア供給路とを備えたデンタルミラーであって、 前記ハンドル部に、前記使用者の手で操作され、前記エア供給路を通じて前記エア吹き出し孔へエアを供給するポンプ部が設けられ、 前記ポンプ部は、前記使用者の手で操作され、ポンプ室の一部を画成する可撓性材料からなる操作部と、 前記ポンプ室からエア吹き出し孔へ至るエア流路中に設けられていて、前記エア吹き出し孔からポンプ室に向かう空気流を遮断する下流側逆止弁と、 前記ポンプ室へエアを吸入する吸入路に設けられていて、前記ポンプ室から吸入路に向かう空気流を遮断する上流側逆止弁とを備え、 前記可撓性材料からなる操作部が前記使用者の手で押圧されることで前記ポンプ部が作動することを特徴とする。 このデンタルミラーによれば、デンタルミラーを使用している最中にミラー面にくもり等が生じたときには、ハンドル部に設けられているポンプ部を使用者が手で操作することにより、ポンプ部によってエアがエア供給路を通じてエア吹き出し孔へ供給され、その吹き出しエアによってミラー面のくもり等を除去することが可能である。 そして、使用者の手で操作されるポンプ部はハンドル部に設けられていて、そのポンプ部によってエアがエア供給路を通じてエア吹き出し孔へ供給されるから、本発明のデンタルミラーによれば、従来技術とは異なり、デンタルミラーにスリーウェイシリンジや送気管を接続する必要がない。したがって、デンタルミラー使用時に前述したスリーウェイシリンジ用配管あるいは送気管が邪魔になって使い勝手が悪くなるという事態も生じない。 以上のように、本発明のデンタルミラーによれば、ミラー面のくもり等を除去することができ、しかも使い勝手も悪くならないという効果が得られる。 さらに、 前記ポンプ部は、前記使用者の手で操作され、ポンプ室の一部を画成する可撓性材料からなる操作部と、 前記ポンプ室からエア吹き出し孔へ至るエア流路中に設けられていて、前記エア吹き出し孔からポンプ室に向かう空気流を遮断する下流側逆止弁と、 前記ポンプ室へエアを吸入する吸入路に設けられていて、前記ポンプ室から吸入路に向かう空気流を遮断する上流側逆止弁とを備え、 前記可撓性材料からなる操作部が前記使用者の手で押圧されることで前記ポンプ部が作動するので、ポンプ部を手動ポンプとして構成できるとともに、ミラー部側からエア吹き出し孔およびエア流路を通じてポンプ室に向かうことのある液滴等の流れを下流側逆止弁によって阻止することができる。 【0008】 このデンタルミラーにおいては、 前記ハンドル部は筒状体であり、前記ポンプ部は前記筒状体の外周面から該筒状体の軸線方向と直交する方向へ膨出してポンプ室の一部を画成する可撓性材料からなる操作部を有し、この操作部が前記使用者の手で押圧されることでポンプ部が作動する構成とすることができる。 このように構成すると、ポンプ部を手動ポンプとして構成できるとともに、ポンプの作動を、筒状体の外周面から該筒状体の軸線方向と直交する方向へ膨出してポンプ室の一部を画成する可撓性材料からなる操作部の押圧操作で得ることができるから、ポンプの操作を容易に行うことができる。 【0009】 このデンタルミラーにおいては、 前記下流側逆止弁と上流側逆止弁のうち少なくとも一方の逆止弁は、前記可撓性材料からなる操作部と一体に形成されている構成とすることができる。 このように構成すると、少なくとも前記一方の逆止弁については操作部とともに組み付けることが可能となり、組立性が向上する。 【0010】 このデンタルミラーにおいては、 前記ポンプ部は、前記ポンプ室内に設けられていて、前記操作部の過度の変位を規制し、かつポンプ室から前記エア供給路へ向かうエアの流れを許す通気孔を有している規制部を備えている構成とすることができる。 このように構成すると、規制部によってポンプ室からエア供給路へ向かうエアの流れを確保することができるとともに、ポンプ室の一部を画成する可撓性材料からなる操作部の過度の変位を規制してポンプ機能を確保することができる。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】本発明に係るデンタルミラーの一実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は図(a)におけるc−c断面図、(d)は図(c)におけるd−d断面図。 【図2】(a)(b)は作動説明図。 【図3】他の実施の形態を示す図で、(a)は正断面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図、(c)は作動説明図。 【発明を実施するための形態】 【0012】 以下、本発明に係るデンタルミラーの実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。 【0013】 図1に示すデンタルミラー1は、使用者の手(図示せず)で持たれるハンドル部10と、このハンドル部10の先端に設けられたミラー部20と、このミラー部20のミラー面21に向けて設けられたエア吹き出し孔22と、前記ハンドル部10を通じて前記エア吹き出し孔22へエアを供給するエア供給路23とを備えている。 ハンドル部10には、使用者の手で操作され、エア供給路23を通じてエア吹き出し孔22へエアAを供給するポンプ部30が設けられている。 【0014】 このデンタルミラー1によれば、デンタルミラー1を使用している最中にミラー面21にくもり等が生じたときには、ハンドル部10に設けられているポンプ部30を使用者が手で操作することにより、ポンプ部30によってエアAがエア供給路23を通じてエア吹き出し孔22へ供給され、その吹き出しエアA1によってミラー面21のくもり等(くもりや液滴等の付着)を除去することが可能である。 【0015】 そして、使用者の手で操作されるポンプ部30はハンドル部10に設けられていて、そのポンプ部30によってエアAがエア供給路23を通じてエア吹き出し孔22へ供給されるから、このデンタルミラー1によれば、従来技術とは異なり、デンタルミラー1にスリーウェイシリンジや送気管を接続する必要がない。したがって、デンタルミラー使用時に前述したスリーウェイシリンジ用配管あるいは送気管が邪魔になって使い勝手が悪くなるという事態も生じない。 以上のように、この実施の形態のデンタルミラー1によれば、ミラー面21のくもり等を除去することができ、しかも使い勝手も悪くならないという効果が得られる。 【0016】 ハンドル部10は筒状体であり、ポンプ部30は筒状体(10)の外周面11から筒状体(10)の軸線方向(筒状体長手方向)と直交する方向へ膨出してポンプ室31の一部を画成する可撓性材料(例えばシリコンゴム)からなる操作部32を有し、この操作部32が使用者の手で押圧されることでポンプ部30が作動する(図2参照)。 【0017】 このように構成すると、ポンプ部30を手動ポンプとして構成できるとともに、ポンプの作動を、筒状体(10)の外周面11から該筒状体(10)の軸線方向と直交する方向へ膨出してポンプ室31の一部を画成する可撓性材料からなる操作部32の押圧操作で得ることができるから、ポンプの操作を容易に行うことができる。 【0018】 ポンプ部30は、前記操作部32と、 ポンプ室31からエア吹き出し孔22へ至るエア流路(23)中に設けられていて、エア吹き出し孔22からポンプ室31に向かう空気流A2(図2(b)参照)を遮断する下流側逆止弁33と、 ポンプ室31へエアA3を吸入する吸入路12に設けられていて、ポンプ室31から吸入路12に向かう空気流A4(図2(a)参照)を遮断する上流側逆止弁34とを備えている。 【0019】 このように構成すると、ポンプ部30を良好に作動する手動ポンプとして構成することができるとともに、ミラー部20側からエア吹き出し孔22およびエア流路(23)を通じてポンプ室31に向かうことのある液滴等の流れを下流側逆止弁33によって阻止することができる。 【0020】 この実施の形態では下流側逆止弁33、上流側逆止弁34をいずれもリード弁33r、34rで構成しているが、他の弁(例えばボール弁)で構成することもできる。 33hは下流側逆止弁33で開閉される弁口であり、ポンプ室31とエア供給路23とを区画する仕切壁33dに設けられている。 34hは上流側逆止弁34で開閉される弁口であり、ポンプ室31と吸入路12とを区画する仕切壁34dに設けられている。 【0021】 このデンタルミラー1の作動について図2を参照して説明する。 このデンタルミラー1は通常のデンタルミラー(スリーウェイシリンジや送気管が接続されていないデンタルミラー)と同様に使用することができる。 【0022】 デンタルミラー1を使用している最中にミラー面21にくもり等が生じたときには、図2(a)に矢印Pで示すように、ポンプ部30の操作部32を使用者が手(指)で押圧する。 すると、上流側逆止弁34は閉じたままなのでポンプ室31の圧が高まり、下流側逆止弁33が開いてエアAがエア供給路23を通じてエア吹き出し孔22へ供給され、その吹き出しエアA1によってミラー面21のくもり等が除去される。 【0023】 その後、使用者が操作部32への押圧を解除すると、操作部32は可撓性材質に基づく自身の復元力によって図2(b)に示すように原位置に復帰し、その過程で生じるポンプ室31の負圧により新規エアA3が上流側逆止弁34を開いて吸入路12からポンプ室31に吸入される。この際、下流側逆止弁33は閉じているので、液滴等がミラー部20側からエア吹き出し孔22およびエア流路を通じてポンプ室31に向かおうとしてもその液滴等の流れは下流側逆止弁33によって阻止される。 なお、吸入路12には、エア導入口13が設けられている。この実施の形態では、エア導入口13は、ハンドル部(筒状体)10の後端に設けた開口(13)で構成されている。 【0024】 下流側逆止弁33と上流側逆止弁34のうち少なくとも一方の逆止弁はリード弁で構成し、可撓性材料からなる操作部32と一体に形成されている構成とすることができる。 そのように構成すると、下流側逆止弁33と上流側逆止弁34のうち少なくとも一方の逆止弁は、可撓性材料からなる操作部32と一体に形成されているので、少なくとも一方の逆止弁については操作部32とともに組み付けることが可能となり、組立性が向上する。 【0025】 この実施の形態では、下流側逆止弁33、上流側逆止弁34をいずれも、可撓性材料からなる操作部32と一体に形成されているリード弁で構成しているので、両逆止弁33,34を操作部32とともに組み付けることが可能となり、組立性がさらに向上する。 【0026】 操作部32はハンドル部10に対し適宜の手段で固定することができる。例えば接着によって固定することもできるが、この実施の形態では、図1に示すように、操作部32に、ハンドル部10に対する係合部(結合部)として、下縁に直線状の線状突起32r、32rを設け、前部には半円弧状の線状突起32fを設け、後部にはリード弁34rと一体の突片32pを畔円弧状に設け、これら突起および突片を、それらに適合するようにハンドル部10に設けられた係合凹部に係合(結合)させることによって、ハンドル部10に対して着脱可能に取り付けてある。 33sはリード弁33rを挿通するためのスリットである。 【0027】 図3は他の実施の形態を示すものである。 図3のデンタルミラー1は、ポンプ部30が、使用者の手で操作され、ポンプ室31の一部を画成する可撓性材料からなる操作部32と、ポンプ室31内に設けられていて、操作部32の過度の変位を規制し、かつポンプ室31からエア供給路23へ向かうエアAの流れを許す通気孔14hを有している規制部14とを備えていることを特徴としている 【0028】 このように構成すると、ポンプ部30を手動ポンプとして構成できるとともに、規制部14によってポンプ室31からエア供給路23へ向かうエアAの流れを確保することができるとともに、ポンプ室31の一部を画成する可撓性材料からなる操作部32の過度の変位を規制してポンプ機能を確保することができる。 【0029】 規制部14は、ハンドル部10の一部を構成する筒状体であり、図3(a)(b)に示すように、長手方向に亘りかつ全周に亘って多数の通気孔14hが設けられている。 操作部32はその小径の両端32bがハンドル部10(この場合規制部14)に固定され、中央部32cが軸線回りに360度膨出して大径となっている膨張体で構成されている。したがって、使用者は軸線回りに360度どの位置からでも操作部32を押圧操作することが可能である。 【0030】 例えば図3(c)に矢印Pで示すように、ポンプ部30の操作部32を使用者が手(指)で押圧すると、操作部32と規制部14との間のエアが通気孔14hを通って矢印Aに示すようにエア供給路23を通じてエア吹き出し孔22へ供給されるとともに、操作部32が規制部14に当接することによって、操作部32の過度の変位が規制される。 なお、図示の通気孔14hは丸穴状のものであるが、スリット状のものとすることもできる。 【0031】 この実施の形態の逆止弁33(34)は、軸線方向から見て中央に弁口33h(34h)を有するリング状の弁座体33b(34b)にリード弁(弁体)33r(34r)を接着等で固着した組立体として構成され、ネジ結合33s、33s(34s、34s)によって規制部14とハンドル部10とに結合されている。 【0032】 操作部32はハンドル部10に対し適宜の手段で固定することができる。例えば接着によって固定することもできるが、この実施の形態では操作部32の前後に、ハンドル部10に対する係合部(結合部)として、リング状突起32eを設け、これらリング状突起32eを、それらに適合するようにハンドル部10に設けられた係合凹部に係合(結合)させることによって、ハンドル部10に対して着脱可能に取り付けてある。 【0033】 以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。 ハンドル部10、ミラー部20、操作部32はそれぞれ適宜の公知の材料で構成できる。 例えば、ハンドル部10,規制部14,ミラー部20は、いずれもステンレス、合成樹脂等で構成することができる。操作部32、リード弁33r、34rはシリコンゴム以外のゴム材料、合成樹脂で構成することもできる。 各部の形状、寸法も適宜設定できる。例えば、図1において、ハンドル部10の長さL1は約125mm、ミラー部20の長さL2は約40mm、ハンドル部10の外径Dは約10mmとする。 図1〜図3に示したミラー部20はハンドル部10に対してネジ結合24にて着脱可能に構成したが、ハンドル部10と一体に構成しても良い。 【符号の説明】 【0034】 10: ハンドル部 11: 外周面 12: 吸入路 14: 規制部 14h: 通気孔 20: ミラー部 21: ミラー面 22: エア吹き出し孔 23: エア供給路 30: ポンプ部 31: ポンプ室 32: 操作部 33: 下流側逆止弁 34: 上流側逆止弁 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】本発明に係るデンタルミラーの一実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は図(a)におけるc−c断面図、(d)は図(c)におけるd−d断面図。 【図2】(a)(b)は作動説明図。 【図3】他の実施の形態を示す図で、(a)は正断面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図、(c)は作動説明図。 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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