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【発明の名称】収納具 【出願人】 【識別番号】515119918 【氏名又は名称】野島 定行 【住所又は居所】兵庫県三木市自由が丘本町2丁目163−2 【代理人】 【識別番号】100085291 【弁理士】 【氏名又は名称】鳥巣 実 【代理人】 【識別番号】100117798 【弁理士】 【氏名又は名称】中嶋 慎一 【代理人】 【識別番号】100166899 【弁理士】 【氏名又は名称】鳥巣 慶太 【発明者】 【氏名】野島 定行 【住所又は居所】兵庫県三木市自由が丘本町2丁目163−2 【要約】 【課題】桶、柄杓、線香等の墓参り用品を収納可能な収納具を提供することを目的とする。 【解決手段】桶、柄杓、線香等の墓参り用品の収納具であって、上下方向にのびる管状ポールと、前記管状ポールに接続され、一対の水平方向にのびるバーを具備する載置台と、前記管状ポールに接続され、前記載置台に載置した桶の落下を防止するための、上下方向に回転可能な保持枠と、を有する収納具本体と、収納容器本体と、該収納容器本体に接続され、前記バーに引っ掛けるための一対の受け具と、を有する収納容器と、を備える、収納具。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 桶、柄杓、線香等の墓参り用品の収納具であって、 上下方向にのびる管状ポールと、 前記管状ポールに取り付けられ、水平方向にのびる載置台と、 前記管状ポールに取り付けられ、前記載置台に載置された桶の落下を防止するための、上下方向に回転可能な保持枠と、 を有し、前記桶と前記柄杓を収納する収納具本体と、 前記載置台に取り付けられ、前記線香を収納する収納容器と、 を備えることを特徴とする、収納具。 【請求項2】 前記載置台は、 水平方向にのびる一対のバーを具備し、 前記一対のバーは、間隔をあけて平行にのびており、 前記収納容器は、 収納容器本体と、前記一対のバーに取り付けるための一対の受け具と、を備え、 前記収納容器本体が前記一対のバーの間に配される、 請求項1に記載の収納具。 【請求項3】 前記載置台は、 水平方向にのびる一対のバーを具備し、 前記一対のバーは、間隔をあけて周方向にのびており、 前記収納容器は、 収納容器本体と、前記一対のバーに取り付けるための一対の受け具と、を備え、 前記収納容器本体が前記一対のバーの間に配される、 請求項1に記載の収納具。 【請求項4】 前記一対のバーの端部は、 上方に向けて延在する返しを具備する、 請求項2又は請求項3に記載の収納具。 【請求項5】 前記載置台は、板状台であって、中央に凹部を有し、 前記収納容器が前記凹部に取り付けられる、 請求項1に記載の収納具。 【請求項6】 前記凹部の底面に貫通孔が形成されている、 請求項5に記載の収納具。 【請求項7】 前記収納容器は、 前記載置台に取り付けられた状態において、 前記収納容器の上面が、前記載置台の上面よりも上方に位置する、 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の収納具。 【請求項8】 前記収納容器は、 前記収納容器本体の内部が仕切によって複数の区画に区切られており、 前記線香が収納される区画の上方が開口し、該開口を塞ぐ蓋を具備する、 請求項7に記載の収納具。 【請求項9】 前記収納容器は、 前記線香が収納される区画の高さが、それ以外の区画の高さ以上に構成されている、 請求項8に記載の収納具。 【請求項10】 前記管状ポールは、その断面が柄杓の柄部の断面よりも大きくなっていて、 前記管状ポールの上方に前記柄杓の椀部が露出した態様で、該柄杓を収納可能である、 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の収納具。 【請求項11】 前記管状ポールは、上面が塞がれていて、その上面に前記柄杓の柄部が挿通可能な貫通孔が形成されている、 請求項10に記載の収納具。 【請求項12】 前記管状ポールの下端に接続された土台を更に備える、 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の収納具。 【請求項13】 前記管状ポールの下方が地面に埋設される、 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の収納具。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、収納具に関し、特に墓参り用品の収納具に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、墓参りに行く時は、線香、数珠、ライター等の墓参り用品を持参するのが一般的である。また、墓参りに使用する手桶、柄杓、ブラシなどは、寺院や霊園のお墓では借りられる場合もあるが、共同墓地等では用意されていない場合が多い。また、寺院や霊園でも盆の時期など利用者が多い時は、手桶や柄杓などを借りる順番を待たなければならない。そのため、近年では手桶や柄杓なども持参して墓参りする人も多く、その場合、線香、数珠、ライター等に加え、手桶、柄杓、ブラシ等も持参しなければならない。 【0003】 墓参り用の収納具として、次のものが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1の収納具は、地中に埋設される収納具と、該収納具の開口部外周に嵌装される連続する突状片を備えた蓋体とから構成されている。 【0004】 また、特許文献2の収納具は、手桶を逆さまにして収納する桶用開口収納部と、柄杓を逆さまにして収納する杓用開口収納部と杓用導水部とを備え、下方に線香などの墓参り用具入れを備えている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】実用新案登録第3052257号公報 【特許文献2】実用新案登録第3148621号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、特許文献1の収納具では、手桶や柄杓、ブラシなどを収納することができない。また、地中に埋設するため、雨が降った際に収納具内に浸水するおそれがある。 【0007】 また、特許文献2の収納具では、一通りの墓参り用具を収納できるが、線香やろうそくの収納部が下方にあり、やはり雨が降った際に浸水するおそれがある。また、手桶の収納時に、手桶に残った水が線香等の収納部に浸水するおそれがある。また、手桶以外の取っ手が回転するバケツなどを収納する場合、不安定である。 【0008】 本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、手桶や線香などの墓参り用具を収納でき、線香等の濡れを防止する収納具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の一の態様に係る収納具は、桶、柄杓、線香等の墓参り用品の収納具であって、上下方向にのびる管状ポールと、前記管状ポールに取り付けられ、水平方向にのびる載置台と、前記管状ポールに取り付けられ、前記載置台に載置された桶の落下を防止するための、上下方向に回転可能な保持枠と、を有し、前記桶と前記柄杓を収納する収納具本体と、前記載置台に取り付けられ、前記線香を収納する収納容器と、を備えることを特徴とする。 【0010】 この構成によれば、桶、柄杓、線香等の墓参り用品を収納できるので、墓参りに桶や線香等を持参しなくてよい。また、線香等の収納容器は、地面より一定の高さに取り付けられ、かつ、収納容器の上方が桶に覆われる形になるので、雨が降った場合も収納容器に浸水しづらい。また、収納容器を取り外し可能に構成すれば、収納容器を取り外して線香等の出し入れがしやすく便利である。また、保持枠により桶を安定して保持することができる。 【0011】 また、この収納具は、前記載置台が水平方向にのびる一対のバーを具備し、前記一対のバーが間隔をあけて平行にのびており、前記収納容器が収納容器本体と、前記一対のバーに取り付けるための一対の受け具とを備え、前記収納容器本体が前記一対のバーの間に配されている。この構成によれば、一対のバーによって、収納具本体に収納容器を安定して取り付けることができる。 【0012】 また、この収納具は、前記載置台が水平方向にのびる一対のバーを具備し、前記一対のバーが間隔をあけて周方向にのびており、前記収納容器が収納容器本体と、前記一対のバーに取り付けるための一対の受け具とを備え、前記収納容器本体が前記一対のバーの間に配される構成としてもよい。 【0013】 好ましくは、この収納具は、前記バーの端部が、上方に向けて延在する返しを具備する。この構成によれば、収納容器が収納具本体から不用意に外れることを防止できる。 【0014】 また、この収納具は、前記載置台が板状台であって、中央に凹部を有し、前記収納容器が前記凹部に取り付けられる構成としてもよい。また、前記凹部の底面に貫通孔が形成されていることが好ましい。この構成によれば、凹部に収納容器を安定して収納できる。また、凹部の底面の貫通孔により、水の溜まりを防止できる。 【0015】 好ましくは、この収納具は、前記収納容器が前記載置台に取り付けられた状態において、前記収納容器の上面が前記載置台の上面よりも上方に位置する。この構成によれば、載置台に桶を載置した際に、雨等による収納容器への浸水を抑えることができる。 【0016】 好ましくは、この収納具は、前記収納容器が前記収納容器本体の内部が仕切によって複数の区画に区切られており、前記線香が収納される区画の上方が開口し、該開口を塞ぐ蓋を具備する。ここで、蓋は収納容器本体にヒンジ等によって接続される構成でもよく、取り外し可能に別体で構成されてもよい。この構成によれば、収納容器内の線香の濡れをより効果的に防止できる。 【0017】 好ましくは、この収納具は、前記収納容器において、前記線香が収納される区画の高さがそれ以外の区画の高さ以上に構成されている。この構成によれば、線香が収納される区画への浸水が更に抑制できる。また、線香が収納される区画の高さが最も高くなるので、他の区画からの不用意な水の浸入も抑えられる。 【0018】 好ましくは、この収納具は、前記管状ポールは、その断面が柄杓の柄部の断面よりも大きくなっていて、前記管状ポールの上方に前記椀部が露出した態様で、前記柄杓を収納可能である。この構成によれば、柄杓を安定して保持することができる。 【0019】 好ましくは、この収納具は、前記管状ポールの上面が塞がれていて、その上面に前記柄杓の柄部が挿通可能な貫通孔が形成されている。この構成によれば、柄杓をより安定した状態で保持できる。 【0020】 また、この収納具は、前記管状ポールの下端に接続された土台を更に備えてもよい。この構成によれば、収納具を固定する必要がなく、移動が可能である。また、この収納具は、前記管状ポールの下方が地面に埋設される構成としてもよい。 【発明の効果】 【0021】 本発明の収納具によれば、桶、柄杓、線香等の墓参り用品を収納できる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明の第1実施形態に係る収納具を示す図である。 【図2】収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。 【図3】図2から桶を外した状態の図である。 【図4A】収納容器の断面図である。 【図4B】図4AのXX断面図である。 【図4C】収納容器の蓋の変形例を示す図である。 【図5】バケツを収納した状態を示す図である。 【図6】本発明の第2実施形態に係る収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。 【図7A】収納容器の断面図である。 【図7B】図7AのYY断面図である。 【図8】本発明の第3実施形態に係る収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。 【発明を実施するための形態】 【0023】 以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づき説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。 【0024】 <第1実施形態> [1−1.収納具の構造] 図1は、本実施形態に係る収納具1を示す図である。図1に示すように、本実施形態の収納具1は、収納具本体10と、これに取り外し可能な収納容器20とを主要な構成として備える。なお、収納容器20は、収納具本体10に固定された構成としてもよい。 【0025】 収納具本体10は、上下方向にのびる断面が矩形の管状ポール11と、桶等の載置台12と、桶等を保持する保持枠13とを備え、管状ポール11は下部が土台14に固定されている。 【0026】 載置台12は、管状ポール11に固定される板状の取付部材12bと、これに固定され水平方向にのびる一対の板状のバー12aとを備えており、管状ポール11の中央付近に配されている。一対のバー12aは、所定の間隔をあけて固定されていて、ここに収納容器20が取り付けられる。本実施形態においては、一対のバー12aは取付部材12bの両端部に固定されている。また、バー12aの先端は、上方に向けて屈曲する返しを具備する。桶や収納容器20等の落下を抑制するためである。 【0027】 保持枠13は、管状ポール11に固定される両端部が屈曲した板状の取付部材13bと、これに上下方向に回転可能に接続される環状のワイヤ13aとを備えており、管状ポール11の上部に配されている。本実施形態においては、ワイヤ13aは円環状であり、両端部が取付部材13bの両端の屈曲部に回転可能に取り付けられている。 【0028】 また、載置台12を構成する一対のバー12aには、収納容器20が取り付けられる。収納容器20は、略直方体の形状である。本実施形態の収納容器20は樹脂製である。収納容器20は、収納容器本体21と、蓋22と、バー12aに引っ掛けるための一対の受け具23とを備える。 【0029】 収納容器本体21は、上方が開口していて、内部が複数の区画に仕切られている。これら各区画に、線香やロウソク、ライター等の墓参り用品を収納する。収納容器本体21の幅は、一対のバー12aの間隔よりも狭く、一対のバー12aの間に取り付けられる。 【0030】 収納容器本体21には開閉可能な蓋22が接続されていて、蓋22により一部区画の開口を塞ぐことができる。当該区画には線香を収納することが好ましい。蓋22により濡れを防ぐためである。なお、本実施形態の蓋22は、収納容器本体21の一部区画を塞ぐ構成であるが、収納容器本体21の全ての開口を塞ぐ構成としてもよい。また、本実施形態の蓋22は、ヒンジによって収納容器本体21に接続される構成であるが、蓋22を収納容器本体21に取り外し可能に別体で構成としてもよい(図4B参照)。 【0031】 収納容器本体21にはその両側壁にそれぞれ受け具23が設けられている。本実施形態の受け具23は、略コの字状に構成されていて、バー12aに安定して取り付けられる。なお、受け具23の形状は一例であり、例えばLの字状の形状とし、バー12aの上から引っ掛けて取り付ける構成としてもよい。また、収納容器本体21の側壁には、ブラシを収納するための取付具24が設けられている。 【0032】 [1−2.墓参り用品の収納] 次に、本実施形態の収納具1を用いた墓参り用品の収納について説明する。図2は、収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。図3は、図2から桶を外した状態の図である。図4Aは、収納容器20の断面図である。 【0033】 まず、桶110や柄杓120の収納について説明する。図2に示すように、桶110は、バー12aに取っ手111を通して載置台12に載せたうえ、保持枠13を上方に回転して桶110の下方に引っ掛けて収納される。これにより、桶110が安定して保持される。なお、桶110にかえて、回転可能な取っ手を具備する桶やバケツ等であれば、取っ手をバーに通さずに収納することもできる(図5参照)。 【0034】 また、柄杓120は、管状ポール11の上方から、柄部121をさしいれて、管状ポール11の上方に椀部122を出した状態で収納される。なお、柄杓120以外に、ブラシをこのように収納してもよい。 【0035】 続き、線香130やライター140などの小物の収納について説明する。図3に示すように、これらの墓参り用品は、収納容器20に収納する。線香130は、収納容器本体21の蓋22によって覆われる区画に収納する(図4A参照)。雨等によって線香130が濡れないようにするためである。その他のライター140等は、例えば蓋22のない区画に収納する。なお、ライター140等は蓋22のある区画に収納してもよい。 【0036】 また、指を入れる部分をバー12aに挿通し引っ掛けてハサミを収納することができる。なお、小さいハサミであれば、収納容器20に収納してもよい。また、バー12aの間にブラシの頭部を引っ掛けて、バー12aの間の下方にブラシの柄部が出た状態で収納してもよい。 【0037】 これら小物の墓参り用品を収納容器20に収納した後、桶110を載置台12に置くことで、収納容器20が桶110によって覆われて、雨等による濡れを防止することができる。 【0038】 <第2実施形態> 次に、第2実施形態の収納具3について説明する。第2実施形態の収納具3と、第1実施形態の収納具1との主な相違点は、載置台を構成する一対のバーと、収納容器である。以下、一対のバーの構成と収納容器の構成を主として説明する。第1実施形態の収納具1と同様の構成については適宜説明を省略し、同様の構成については同じ符号を用いる。 【0039】 図6は、本実施形態に係る収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。なお、収納した桶を透過した図であり、桶を点線で示している。図7Aは、収納容器の側断面図である。図7BはYY断面図である。図6に示すように、本実施形態の収納具3は、収納具本体30と、これに取り外し可能な収納容器40とを主要な構成として備える。なお、収納容器40は、収納具本体30に固定された構成としてもよい。 【0040】 収納具本体30の載置台32は、管状ポール11に固定される板状の取付部材32bと、これに固定されて周方向にのびる一対の板状のバー32aとを備えている。一対のバー32aは、所定の間隔をあけて固定されていて、ここに収納容器40が取り付けられる。 【0041】 図7A、図7Bに示すように、 収納容器40は、略円筒形状である。本実施形態の収納容器40は樹脂製である。収納容器40は、収納容器本体41と、蓋42と、バー32aに引っ掛けるための一対の受け具43とを備える。 【0042】 収納容器本体41は、上方が開口していて、内部が複数の区画に仕切られている。これら各区画に、線香やロウソク、ライター等の墓参り用品を収納する。線香を収納する区画41aは、その他の区画41b、41cよりも高くなっている。また、区画41aには上下方向を仕切る仕切板41aaが配されていて、仕切板41aaの中央に貫通孔41abが形成されている。 【0043】 この貫通孔41abに線香を収納する。区画41aの高さと、仕切41aa及び貫通孔41abにより、線香の不用意な折れを防止する。すなわち、高さや仕切41aa及び貫通孔41abがない場合、線香を収納した際に斜めに傾いて線香の一部が外側に出ることがあり、そうすると蓋42等に挟まって線香が折れる場合があるためである。 【0044】 また、区画41aには開閉可能な蓋42が接続されていて、蓋42により区画41aの開口を塞ぐことができる。なお、本実施形態の蓋42は、収納容器本体41に取り外し可能に別体で構成されている。 【0045】 収納容器本体41にはその両側壁にそれぞれ受け具43が設けられている。本実施形態の受け具43は、バー32aの形状に沿った形状であって、断面が略L字の形状であり、バー32aの上から引っ掛けて取り付けられる。なお、収納容器本体41をバー32aに取り付けた状態において、収納容器本体41の上面がバー32aの上面よりも高くなるよう構成されている。収納容器本体41への浸水を抑えるためである。 【0046】 <第3実施形態> 次に、第3実施形態の収納具5について説明する。第3実施形態の収納具5と、第1実施形態の収納具1との主な相違点は、載置台と収納容器である。以下、載置台の構成と収納容器の構成を主として説明する。第1実施形態の収納具1と同様の構成については適宜説明を省略し、同様の構成については同じ符号を用いる。 【0047】 図8は、本実施形態に係る収納具に墓参り用品を収納した状態を示す図である。なお、収納した桶を透過した図であり、桶を点線で示している。図8に示すように、本実施形態の収納具5は、収納具本体50と、これに取り外し可能な収納容器60とを主要な構成として備える。なお、収納容器60は、収納具本体50に固定された構成としてもよい。 【0048】 収納具本体50の載置台52は、管状ポール11に固定された水平方向にのびる円板状に構成されている。載置台52の中央には、凹部52aが設けられていて、凹部52aの底面は格子状に形成されている。これにより、凹部52aに水が溜まらないようになっている。 【0049】 収納容器60は、略円筒形状であって、収納容器本体61と蓋62とを備える。この収納容器60には、第1、第2実施形態の収納容器20、40と異なり、受け具を有さない。 【0050】 <本実施形態の効果> 以上説明したように、本実施形態の収納具によれば、桶や柄杓、線香、ライター等の墓参り用品を収納することができ、これら墓参り用品を持参せずに墓参りができる。また、収納容器を桶が覆うように収納されるので、収納容器に収納された線香等の濡れを防止できる。 【0051】 <他の実施形態> 以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更又は削除が可能である。例えば、本実施形態では、管状ポール11の下部が土台14に固定されているが、土台14にかえて管状ポール11の下部を地面に埋設してもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。 【符号の説明】 【0052】 1 収納具 10 収納具本体 11 管状ポール 12 載置台 12a バー 12b 取付部材 13 保持枠 13a ワイヤ 13b 取付部材 14 土台 20 収納容器 21 収納容器本体 22 蓋 23 受け具 24 取付具 3 収納具 30 収納具本体 32 載置台 32a バー 32b 取付部材 40 収納容器 41 収納容器本体 41a、41b、41c 区画 41aa 仕切板 41ab 貫通孔 42 蓋 5 収納具 50 収納具本体 52 載置台 52a 凹部 60 収納容器 61 収納容器本体 62 蓋 110 桶 111 取っ手 120 柄杓 121 柄部 122 椀部 130 線香 140 ライター |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4A】 |
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【図4B】 |
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【図4C】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7A】 |
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【図7B】 |
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【図8】 |
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