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【考案の名称】ペット用路上便器 【実用新案権者】 【識別番号】512274791 【氏名又は名称】高橋 壽雄 【住所又は居所】大阪府八尾市南亀井町3−2−5 【考案者】 【氏名】福本 宏機 【住所又は居所】大阪府八尾市美園町4−92−17 【考案者】 【氏名】高橋 壽雄 【住所又は居所】大阪府八尾市南亀井町3−2−5 【要約】 (修正有) 【課題】ペットの散歩時に雨天であっても、また子供や高齢者であっても簡単に糞の回収作業を行えるペット用路上便器を提供する。 【解決手段】上面が開口した箱状の便器7と、便器の上面開口部に開閉自在に設けた上蓋4と、便器の下面に設けたキャスター8と、一端を便器に固定し他端に取手1を設けたパイプ状の杖3と、取手部に配置したプルリング2と、パイプ状の杖内を通し一端を上蓋に取付、他端をプルリングに取り付けたワイヤー6とを備え、プルリングによりワイヤーを介して上蓋を開閉操作する。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上面が開口した箱状の便器と、便器の上面開口部に開閉自在に設けた上蓋と、便器の下面に設けたキャスターと、一端を便器に固定し他端にに取手を設けたパイプ状の杖と、取手部に配置したプルリングと、パイプ状の杖内を通し一端を上蓋に取り付け他端をプルリングに取り付けたワイヤーとを備え、プルリングによりワイヤーを介して上蓋を開閉操作するようにしたことを特徴とするペット用路上便器である。 【請求項2】 ストッパー付きのキャスターを便器下面の後部に左右一対配置し、滑り止め用ゴム足を便器下面の前方に設けたことを特徴とする請求項1に記載のペット用路上便器である。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案はペットの散歩時に使用するペット用路上便器である。 【背景技術】 【0002】 従来はイヌなどのペットの散歩や運動のために外に連れ出すときには袋やチリトリ及びスコップ等を持ち運び、使用して糞の回収をしていた。 【0003】 しかし、袋やチリトリ及びスコップ等の持ち運びに不便さがあり、糞の回収内部で地面に落下した糞を両側から挟みこみ、すくい上げる様な構造のペット糞回収器が開示されている(特許文献2) 【0004】 また、たも網状の枠に袋を装着し、ペット臀部に差し出して糞を回収するペット糞回収器が開示されている(特許文献1,3,4) 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】実用新案登録 第3118892号公報 【特許文献2】実用新案登録 第3106031号公報 【特許文献3】特開2001−320998公報 【特許文献4】特開2005−6614公報 【考案の開示】 【考案が解決しようとする課題】 【0006】 上記、従来装置はいずれも手提げ式であるためペットの運動や散歩時に両手が塞がる可能性があり、特に子供や高齢者などは糞回収時に手間取る可能性があった。 【0007】 そこで本考案の目的は散歩中に雨天のときでも取っ手にペットのリードを固定でき、子供や高齢者等力の弱い人でも取っ手のプルリングを指一本で引き上げられることにより簡単にペットの糞回収を行え、回収後は軽量で、キャスター付により持ち運びが容易に出来るペット用路上便器を提供することにある。 【考案を解決するための手段】 【0008】 請求項1に記載の考案は上面が開口した箱状の便器と、便器の上面開口部に開閉自在に設けた上蓋と、便器の下面に設けたキャスターと、一端を便器に固定し他端に取手を設けたパイプ状の杖と、取手部に配置したプルリングと、パイプ状の杖内を通し一端を上蓋に取付け、他端をプルリングに取付けたワイヤーとを備えプルリングによりワイヤーを介して上蓋を開閉操作するようにしたことを特徴とするものである。 請求項2に記載の考案はストッパー付きのキャスターを便器下面の後部に左右一対配置し、滑り止め用のゴム足を便器下面の前方に設けたことを特徴とするものである。 【考案の効果】 【0009】 請求項1の考案によれば、ペット臀部の下に便器を置き取手の内側に設けたプルリングを指一本で軽く引き上げることで、便器の上蓋が開きペットに糞をさせることが出来、ペットの糞回収後はプルリングを放すことで便器の上蓋が閉じて手を汚すことなく作業を終了させることが可能になる。 請求項2の考案によれば、便器の下面にキャスターを設け、かつ軽量にしたことにより子供や高齢者でもたとえ雨天であっても容易にペットの散歩が可能になる。 【図面の簡単な説明】 【0010】 【図1】考案の実施例を示す背面図 【図2】考案の実施例を示す左前側面図 【図3】考案の実施例を示す便器構造図 【図4】考案の実施例を示す便器背面構造図 【図5】考案の実施例の回収時に上蓋を開放された状態図 【図6】考案の実施例の取手部の詳細図 【図7】考案の実施例の回収時にプルリングを引き上げる状態図 【符号の説明】 【0011】 1 取手 2 プルリング 3 引張用杖 4 上蓋 5 引きバネ 6 ワイヤー 7 便器 8 キャスター 9 ゴム足 10 蝶番 11 キャスター留め金具 12 ワイヤー滑車 【本考案を実施するための最良の形態】 【0012】 以下に本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する 【0013】 本実施の形態のペット用便器は取手(1)と取手(1)の内側に設けられたプルリング(2)と取手(1)とキャスター留め金具(11)を留めビスで固定させた引張用杖(3)の中をプルリング(2)に繋がれたワイヤー(6)がワイヤー滑車(12)を介して上蓋(4)の引っ張り突起部に繋がれている。便器(7)とキャスター(8)はキャスター留め金具(11)にビスで固定され、便器(7)と上蓋(4)は蝶番(10)で繋がれている。 便器(7)の下面に滑り留め用ゴム足(9)を設けることで本考案がペットの糞回収作業が容易に操作できる構造である。 【0014】 取手(1)は内側にプルリング(2)を配し、引張用杖(3)にビスにて固定され、歩行時の引き手として及びペットのリードを繋ぎやすくする構造であり、また、回収時にプルリング(2)を指一本で軽く引っ張り上げ便器の上蓋(4)を開け、終了後指を放すことで上蓋(4)が閉じる構造である。 【0015】 引張用杖(3)は通常歩行にて移動が容易に出来る長さに設けられ、上部先端に取手(1)を留めビスで固定し下部先端をキャスター留め金具(11)を介して便器(7)に留めビスで固定することで、ペットの糞の回収作業も容易に出来る構造である。 【0016】 便器(7)はキャスター留め金具(11)で引張用杖(3)とキャスター(8)と共に固定させ蝶番(10)の一方を便器(7)後側面に留めビスで固定し、他方を上蓋(4)の引っ張り突起部に固定することにより、便器(7)から上蓋(4)を開閉できる構造である。 【0017】 上蓋(4)を閉じるために引きバネ(5)を設け、回収時に引っ張られた引きバネ(5)を解放するために、プルリング(2)を放すことで上蓋(4)が閉じる構造である。 【0018】 便器(7)の下面に設置されたキャスター(8)は散歩時に移動を容易にするために転がせることが出来る構造である。便器(7)の下面、引張用杖(3)直下のキャスターと相対位置に滑り留め用ゴム足(9)を設けることで、回収時地面に留め置いて作業が出来る構造である。 【0019】 ここで、ペット用路上便器は散歩時に取手(1)にペットのリードを繋ぐことが出来、片手でキャスター(8)を転がしながら移動することが可能であり、ペットの糞の回収時は取手(1)の内側にあるプルリング(2)を指一本で軽く引っ張り上げることにより、ペットの臀部が充分に収まるように便器の上蓋が開いた状態で、ペットの臀部の下に移動しキャスター(8)のストッパーを掛け相対位置のゴム足(9)とで安定的に留め置くことが出来き、回収作業を行える。 回収後はプルリング(2)を放すことで便器(7)に設けられた引きバネ(5)により、上蓋(4)が引き下がり閉じることが出来、キャスター(8)のストッパーを解除し回収作業を終了出来る構造である。 回収後の散歩時はキャスター(8)をφ100程度にしてあるために、階段や平地でも容易に転がしながら移動を簡易に行えることが可能な構造である。 |
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特徴 1、ペットの糞を取る際、手を汚さないこと。 2、便器にナイロン袋を入れる事により、そのままゴミ箱に捨てられること。 3、雨が降って来ても片手の指一本でペットの糞取り作業が行えること。 4、キャスターが付いている為、手荷物にならないこと。 ノウハウ 1、 ペットの用を足す時、上蓋がプルリングで引き上げる事でそのままペットに便器を近づけると便器に下部とパイプ状杖の止め板の下部を蝶番で繋げた事により、便器をペットに近づけるだけでペットの糞を地面に落とさずに便器に回収出来、パイプ状杖を引き寄せれば自動(自然)に蓋が閉じる事が出来る様に改良した。 2、 パイプ状杖の取手の下に引っ掛け具を取り付ける事で、ペットのハーネスや、ペットのおやつ袋が掛ける事が出来る様にした。 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7】 |
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