閉じる | ||
【考案の名称】不凍水栓切換確認用キャップ 【実用新案権者】 【識別番号】506425745 【氏名又は名称】望月 健二郎 【住所又は居所】山梨県甲府市下積翠寺町141−1 【代理人】 【識別番号】100080654 【弁理士】 【氏名又は名称】土橋 博司 【考案者】 【氏名】望月 健二郎 【住所又は居所】山梨県甲府市下積翠寺町141−1 【要約】 (修正有) 【課題】不凍水栓と水道用水栓とを季節に応じて切り替えたことを簡単に確認することを可能にするための不凍水栓切換確認用キャップを提供する。 【解決手段】不凍水栓切換確認用キャップ11であって、側壁の前壁11aに通常の水道用水栓に係合する小さな凹部12aと、小さな凹部の下部に設けた大きな凹部12bとからなる段差を有する開口部を設け、前壁下部に水道用水栓の開口部12と、その側面下部に補助水栓用の開口部13を設けた。キャップの天板11eには、不凍水栓の頂部がはめ込まれる収納凹部15を設けた。 【選択図】図6 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 前面下部に蛇口用の開口部を設けたキャップからなる不凍水栓切換確認用キャップであって、 通常の水道用水栓と不凍水栓とが近接して連結され、不凍水栓が通常の水道用水栓と同様に回して水量を調節することができる水栓において、夏場にはこのキャップを不凍水栓に取り付けて通常の水道用水栓のみを使用できるようにするとともに、 冬場にはこのキャップを通常の水道用水栓に取り付けて不凍水栓のみを使用できるようにすることにより、 不凍水栓と水道用水栓の利用を夏季や冬季等の季節に応じて切り替えたことが確認できるようにしたことを特徴とする不凍水栓切換確認用キャップ。 【請求項2】 このキャップの側壁は、その前面に通常の水道用水栓に係合する小さな凹部と、小さな凹部の下部に設けた大きな凹部とからなる段差を有する開口部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の不凍水栓切換確認用キャップ。 【請求項3】 このキャップの側壁は、その背面下部に水道用水栓の開口部と、その側面下部に補助水栓用の開口部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の不凍水栓切換確認用キャップ。 【請求項4】 このキャップの天板には、不凍水栓の頂部がはめ込まれる収納凹部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の不凍水栓切換確認用キャップ。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、不凍水栓と水道用水栓とを季節に応じて切り替えて使用することを可能にするための不凍水栓切換確認用キャップに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の不凍水栓と水道用水栓とは、屋外において併設されており、夏季には不凍水栓を開いておいて水道用水栓を使用し、冬季には水道用水栓を開いて不凍水栓を使用するようになっている。ところが、冬季に水道用水栓を使用してしまった場合には、水道水の凍結によって水道用水栓が破裂してしまって使用できなくなるという問題が生じていた。 【0003】 また、不凍水栓と水道用水栓とを季節に応じて切り替えて使用するため不凍水栓切換マークのついたものも市販されているようだが、せいぜい不凍水栓を冬季に画一的に90°回すことができるように構成されているに過ぎないものであった。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 【特許文献1】特になし。 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0005】 そこで解決しようとする問題点は、不凍水栓と水道用水栓とを季節に応じて切り替えて使用するための不凍水栓切換確認用のキャップであって、極めて操作が簡単で、不凍水栓と水道用水栓とを季節に応じて切り替えたことが確認できる不凍水栓切換確認用キャップを 提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 すなわちこの考案の不凍水栓切換確認用キャップは、通常の水道用水栓と不凍水栓とが近接して連結された水道用水栓において、不凍水栓が通常の水栓と同様に回して水量を調節することができる構造であり、夏場にはこのキャップを不凍水栓に取り付けて通常の水道用水栓のみを使用できるようにし、冬場にはこのキャップを通常の水道用水栓に取り付けて不凍水栓のみを使用できるようにしたものであって、前記不凍水栓切換確認用キャップを通常の水道用水栓に取り付け可能なように前面下部に蛇口用の開口部を設けたことを特徴とするものである。 【0007】 この考案の不凍水栓切換確認用キャップにおいて、前記水栓用キャップの側壁は、その前面に通常の水道用水栓用に係合する小さな凹部と、小さな凹部の下部に設けた大きな凹部とからなる段差を有する開口部を設けたことをも特徴とするものである。 【0008】 この考案の不凍水栓切換確認用キャップの側壁は、その背面下部に水道用水栓の開口部と、その側面下部に補助水栓用の開口部をそれぞれ設けたことをも特徴とするものである。 【0009】 この考案の不凍水栓切換確認用キャップは、天板に不凍水栓の頂部がはめ込まれる収納凹部を設けたことをも特徴とするものである。 【考案の効果】 【0010】 すなわちこの考案の不凍水栓切換確認用キャップは、通常の水道用水栓と不凍水栓とが近接して連結された水道用水栓において、不凍水栓が通常の水栓と同様に回して水量を調節することができる構造であり、夏場にはこのキャップを不凍水栓に取り付けて通常の水道用水栓のみを使用できるようにし、冬場にはこのキャップを通常の水道用水栓に取り付けて不凍水栓のみを使用できるようにしたものであって、このキャップを通常の水道用水栓に取り付け可能なように前面下部に蛇口用の開口部を設けたものである。 したがって、不凍水栓と水道用水栓の利用を季節に応じて切り替えたことが確認できる不凍水栓切換確認用キャップを提供することができる。 【0011】 またこの考案の不凍水栓切換確認用キャップは、側壁がその前面に通常の水道用水栓用に係合する小さな凹部と、小さな凹部の下部に設けた大きな凹部とからなる段差を有する開口部を設けてあり、このキャップはスムーズに水道用水栓にはめ込むことができる。 【0012】 この考案のキャップの側壁は、その背面下部に水道用水栓の開口部と、その側面下部に補助水栓用の開口部をそれぞれ設けてあり、キャップをスムーズに補助水栓にはめ込むことができる。 【0013】 この考案の不凍水栓切換確認用キャップは、天板に不凍水栓の頂部がはめ込める収納凹部を設けてあり、スムーズに不凍水栓の上からはめ込むことができる。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】この考案の不凍水栓切換確認用キャップの1実施例を示す概略正面図である。 【図2】その概略右側面図である。 【図3】その概略背面図である。 【図4】その概略左側面図である。 【図5】その概略平面図である。 【図6】その概略斜視図である。 【図7】この考案の不凍水栓切換確認用キャップを不凍水栓に被せようとする状態の概略 斜視図である。 【図8】この考案の不凍水栓切換確認用キャップを不凍水栓に被せた状態の概略斜視図である。 【図9】この考案の不凍水栓切換確認用キャップを水道用水栓に被せようとする状態の概略斜視図である。 【図10】この考案の不凍水栓切換確認用キャップを水道用水栓に被せた状態の概略斜視図である。 【考案を実施するための形態】 【0015】 本考案の不凍水栓切換確認用キャップの実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。 本考案の不凍水栓切替確認用キャップは、図1に示すように、キャップ11が通常の水道用水栓21に取り付け可能なように、前面下部に蛇口用の開口部12を設けたものである。 またさらに、前記キャップ11の前壁11aに設けた蛇口用の開口部12が、その前面に通常の水道用水栓21に係合する小さな凹部12aと、小さな凹部12aの下部に設けた大きな凹部12bとからなる段差を有するようになっており、前記キャップ11をスムーズかつ確実に水道用水栓21にはめ込むことができる。 【0016】 またこの考案の不凍水栓切換確認用キャップは、図2に示すように、前記キャップ11の側壁11bの下部に補助水栓22用の開口部13を、また図3に示すように、前記キャップ11の後壁11cの下部に水道用水栓21用の開口部14を設けてあり、したがって前記キャップ11をスムーズに水道用水栓21および補助水栓22にはめ込むことができる。 図4は前記キャップ11の側壁11dの下部には開口部が設けられていない状態を示すものである。 【0017】 さらにこの考案の不凍水栓切換確認用キャップは、図5に示すように、前記キャップ11の天板11eに、不凍水栓31の頂部32がはめ込める収納凹部15を設けてあり、前記キャップ11は不凍水栓31の上部にきっちりとはめ込むことができる。図6は、前記キャップ11の概略斜視図である。 【0018】 次に、この考案の不凍水栓切換確認用キャップを不凍水栓または水道用水栓に適用する方法について説明する。 まず、下記においては、図7および図8に示すように、前記キャップ11が不凍水栓31にはめ込まれる。その際、不凍水栓31の頂部32を収納凹部15内に確実にはめ込める。 もちろん、夏季においては前記水道用水栓21に前記キャップ11が取り付けられていないため、水道用水栓21は自由に使用することができる。 【0019】 他方、冬季においては、図9および図10に示すように、前記キャップ11が水道用水栓21にはめ込まれる。 すなわち、前記キャップ11の前壁11aに設けた蛇口用の開口部12に水道用水栓21が、前記キャップ11の側壁11bの下部に設けた補助水栓用の開口部13に補助水栓22が、前記キャップ11の後壁11cの下部に設けた水道用水栓用の開口部14に水道用水栓21がはめ込んであるので、長期間設置していても位置がずれることなく、前記キャップ11を確実に前記水道用水栓21にはめ込むことができる。 【0020】 以上のように、夏季においては前記キャップ11が不凍水栓31にはめ込まれ、冬季においては前記水道用水栓21に前記キャップ11がはめ込まれている。 したがって、不凍水栓31と水道用水栓21の利用を夏季や冬季等の季節に応じて切り替 えたことが確認でき、本考案の不凍水栓切換確認用キャップを目印として誤操作を防ぎ、かつ水道用水栓21の故障を確実に防止することができる。 【産業上の利用可能性】 【0021】 以上のように、夏季においては前記キャップが不凍水栓にはめ込まれ、冬季においては水道用水栓に前記キャップがはめ込まれている。 したがって、冬季においての水道用水栓の凍結によって使用できなくなるという問題を、水道用水栓にこのキャップをはめ込み、不凍水栓を開放するという簡単な作業で確実に防止することができ、従来の水道用水栓の凍結や破裂という大きな問題を未然に予防することができ、非常に有用である。 【符号の説明】 【0022】 11 水栓用キャップ 11a 前壁 11b 側壁 11c 後壁 11d 側壁 11e 天板 12 水道用水栓用の開口部 12a 小さな凹部 12b 大きな凹部 13 補助水栓用の開口部 14 水道用水栓用の開口部 15 収納凹部 21 水道用水栓 22 補助水栓 31 不凍水栓 32 頂部 |
||
【図1】 |
||
【図2】 |
||
【図3】 |
||
【図4】 |
||
【図5】 |
||
【図6】 |
||
【図7】 |
||
【図8】 |
||
【図9】 |
||
【図10】 |
||
ページtop へ |