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家庭用品T
 
【考案の名称】リング付歯ブラシ
【実用新案権者】
【識別番号】507010784
【氏名又は名称】安芸興産有限会社
【住所又は居所】広島県廿日市市沖塩屋4丁目4番51号
【考案者】
【氏名】中丸 茂
【住所又は居所】広島県廿日市市沖塩屋4丁目4番51号 安芸興産有限会社内
【要約】
【課題】
歯を磨く際、歯垢を確実に清掃することと、歯茎の丹念なマッサージが重要であるが、意識しすぎるとグリップ部を必要以上に強く握り締めてしまい、ブラッシング時に余計な力がかかってしまうためにブラッシング自体が雑になり、歯垢が除去され難い・歯茎を傷める等の悪影響を与えてしまうことになる。適切なブラッシングを行なうために、親指・人差し指・中指で支持し適度な圧力でブラッシングし易く、また指先が不自由な人でも適切なブラッシングがし易く脱落しにくい、より効果的なブラッシングが可能となる新規構造をもつ歯ブラシを提供することを本考案の目的とする。
【解決手段】
内側に指の動きの自由度を上げるために角度をつけたテーパー部(14a)を設けたリング部(14)を中心に柄上部(13)と柄下部(15)とに約30度の角度を設け、リング部(14)に対してヘッド部(11)が約30度の角度を有することを特徴とした歯ブラシである。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
柄の中央部に歯ブラシ前面に対して水平方向に指を通すリング部(14)を設けたことを特徴とする歯ブラシ。
【請求項2】
リング部(14)を中心に柄上部(13)と柄下部(15)とに約30度の角度を設けたことを特徴とする歯ブラシ。
【請求項3】
リング部(14)内側に指の動きの自由度を上げるために角度をつけたテーパー部(14a)を設けたことを特徴とする歯ブラシ。
【請求項4】
リング部(14)に対してヘッド部(11)が約30度の角度を有することを特徴とした歯ブラシ。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本案件は、口腔内清掃に用いる歯ブラシに関する。
【背景技術】
口腔内清掃に用いる歯ブラシは、歯を清掃する為の細毛が植毛されたヘッド部、歯ブラシの本体部分となるグリップ部とヘッド部を繋ぐネック部、歯ブラシの本体部分となるグリップ部、以上が一体構成された主に樹脂製の口腔内清掃用具である。
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
歯を磨く際、歯垢を確実に清掃することと、歯茎の丹念なマッサージが重要である。
しかしその際に、意識しすぎるとグリップ部を必要以上に強く握り締めてしまい、ブラッシング時に余計な力がかかってしまう。そうなるとブラッシング自体が雑になり、歯垢が除去され難い・歯茎を傷める等の悪影響を与えてしまうことになる。
グリップ部を全指で包み込むようにシェイクハンドで支持すると、動きが雑になる・力の加減が難しい等の問題が生じる。
効果的なブラッシングを行なうに為には、人差し指・中指・親指の3本(以下、3指と言う)でグリップ部を水平に支持し、適度な圧力で1cmから2cm程の稼動幅で小刻みにブラッシングすることが有効である。
そこで本考案は、効果的なブラッシングが容易に行なえる、3指での支持がし易く脱落し難い歯ブラシの構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案は、柄の途中(中央部)に歯ブラシ前面に対して水平方向に指を通すリング部(14)を設けたことを特徴とする歯ブラシである。
前記リング部(14)を中心に柄上部(13)と柄下部(15)とに約30度の角度を設けたことを特徴とする歯ブラシである。
前記リング部(14)内側に指の動きの自由度を上げるために角度をつけたテーパー部(14a)を設けたことを特徴とする歯ブラシである。
前記リング部(14)に対してヘッド部(11)が約30度の角度を有することを特徴とした歯ブラシである。
前記リング部(14)に親指もしくは適当な指を通し3指で支持し易くし、なおかつ脱落し難くしたことを特徴とする歯ブラシである。
【考案の効果】
したがって、本考案の歯ブラシ(10)を用いれば、3指で支持し適度な圧力でブラッシングしやすい歯ブラシを提供することが出来る。また、指先が不自由な人でも適切なブラッシングがし易く脱落しにくい歯ブラシを提供することが出来る。
【考案を実施するための最良の形態】
本考案を実施するための最良の形態を、実施例として図を用いて以下に説明する。
図1は本考案の実施例である。
本考案の歯ブラシ(10)は、ヘッド部(11)、ヘッド部(11)と柄上部(13)とを繋ぐネック部(12)、指を通し支持する役目のリング部(14)に繋がる柄上部(13)、指を通し支持する役目のリング部(14)、指を通し支持する役目のリング部(14)に繋がる柄下部(15)から構成される。
歯ブラシ中央部に歯ブラシ前面に対して水平方向に指を通すリング部(14)を設け、リング部内側に指の動きの自由度を上げるためにテーパー状に角度を設けた。
前記リング部(14)を中心に柄上部(13)と柄下部(15)とに約30度の角度を設けた。
前記リング部(14)に対してヘッド部(11)が約30度の角度を設けたことにより、リング部(14)に指を通してブラッシングするときに、適切な角度で歯と歯茎にブラシを接触させることが出来る。
前記歯ブラシ(10)は、リング部(14)に親指もしくは適当な指を通し、3指で摘まむように支持する。これにより歯や歯茎に必要以上の圧力をかけずに、適度な圧力でブラッシングを行なうことが出来る。
また、指先が不自由な人の場合、リング部(14)に親指もしくは適当な指を通し、柄下部を押さえるように支持することが出来る。これにより、脱落無く適度な圧力でブラッシングが可能となる。
既存の歯ブラシの場合は、1cmから2cm程の稼動幅で小刻みにブラッシングを行ない難いが、前記2種類の支持方でも1cmから2cm程の稼動幅で小刻みにブラッシングを行なうことが出来る。
以上のことから、本考案の歯ブラシ(10)を使用すれば、3指による支持が容易で、適度な圧力でブラッシングを行なえ、なおかつ1cmから2cm程の稼動幅で小刻みにブラッシングを行なえるようになる。よって本考案の歯ブラシ(10)は、効果的なブラッシングを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例、側面図。
【符号の説明】
10 歯ブラシ
11 ヘッド部
12 ネック部
13 柄上部
14 リング部
14a リングテーパー部
15 柄下部
【図1】
図1
試作写真
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