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【考案の名称】ポケットティッシュカバー 【実用新案権者】 【識別番号】513164196 【氏名又は名称】福田 博子 【住所又は居所】大阪府豊中市中桜塚5丁目17−18−301 【代理人】 【識別番号】100088661 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 恵二 【考案者】 【氏名】福田 博子 【住所又は居所】大阪府豊中市中桜塚5丁目17−18−301 【要約】 (修正有) 【課題】使用の際に置き場所に困らず他のことに両手を使うことができ、かつティッシュペーパーを使い切った場合にすぐに次のティッシュペーパーを取り出して使うことができるポケットティッシュカバーを提供する。 【解決手段】ポケットティッシュカバー20は、二つのポケットティッシュ2を重ねて収納することができる袋状のものであって、その一辺が開口部26となっていてそこからポケットティッシュを入れることができる本体部22と、その前面に設けられていて中のポケットティッシュからティッシュペーパーを取り出すための取り出し口24とを備えている。更に、本体部22の前面から延出していて後ろへ折り返すことができる蓋部28と、本体部の後面の上に配置されていて両端部のみが本体部に固定されているゴムひも30とを備えている。ゴムひもの下に手首を通してポケットティッシュカバーを手首に付けておくことができる。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ティッシュペーパーを包装袋に入れて成るポケットティッシュを収納するポケットティッシュカバーであって、 少なくとも二つのポケットティッシュを重ねて収納することができる袋状の本体部であって、その平面形状がほぼ矩形をしており、かつその一辺が開口部となっていてそこから中へポケットティッシュを入れることができ、かつ各ポケットティッシュ間を仕切る中仕切りを有していない本体部と、 前記本体部の前面のほぼ中央部に、前記開口部に沿う方向に設けられていて、中に収納しているポケットティッシュからティッシュペーパーを取り出すためのスリット状の取り出し口と、 前記開口部となっている一辺において前記本体部の前面から延出していて、後ろへ折り返すことができ、それによって前記開口部を覆う蓋部と、 前記本体部の後面のほぼ中央部の上に、前記前面の取り出し口に沿う方向に配置されていて、両端部のみが前記本体部に固定されているゴムひもとを備えており、 前記ゴムひもと前記本体部の後面との間に前記蓋部を差し込んで当該蓋部を固定することができると共に、当該差し込まれた蓋部と前記ゴムひもとの間に手首を通して当該ポケットティッシュカバーを手首に付けておくことができるように構成されている、ことを特徴とするポケットティッシュカバー。 【請求項2】 前記本体部は、二つのポケットティッシュを重ねて収納することができるものである請求項1記載のポケットティッシュカバー。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 この考案は、ティッシュペーパー(より具体的には、小さく折り畳んだ複数枚のティッシュペーパー)を包装袋に入れて成るポケットティッシュを収納するポケットティッシュカバーに関する。 【背景技術】 【0002】 ポケットティッシュには広告が付されている場合が多く、見た目を良くする等のためのものとして、ポケットティッシュを収納するポケットティッシュカバーが従来から種々提案されている。その例を以下に説明する。 【0003】 (1)従来の第1のポケットティッシュカバーは、ポケットティッシュを一つ収納する袋状のものであって、平面形状がほぼ矩形をしており、かつその前面に、中に収納しているポケットティッシュからティッシュペーパーを取り出すための取り出し口を有している、という単純な構造をしている。これは、簡単に言えば、図1に示すポケットティッシュカバー10の本体部12および取り出し口14だけの構造に相当する。 【0004】 取り出し口は、例えば、スリット状(例えば図1に示す取り出し口14参照)の構造や、袋の開口部で2枚の布を所定の幅だけ(1〜2cm程度)重ねた構造等をしている。 【0005】 (2)上記第1のポケットティッシュカバーを改良したものとして、図1に示すような第2のポケットティッシュカバー10も提案されている。このポケットティッシュカバー10は、一つのポケットティッシュ2を収納することができる袋状のものであって、平面形状がほぼ矩形をしており、その前面にティッシュペーパーの取り出し口14を有している本体部12の後面側に、予備のポケットティッシュを収納することができる予備収納部16を設け、かつ矢印Aで示すように折り返すことによって予備収納部16の入口および取り出し口14を覆うことができる蓋部18を後面から延出させた構造をしている。本体部12と予備収納部16との間には中仕切り17が存在する。 【0006】 (3)また、上記第1のポケットティッシュカバーを改良したものとして、特許文献1には、鞄の取っ手や衣服のベルト通し穴などに取り付ける環状のホルダーを、ポケットティッシュカバーの一箇所(具体的には一つの角部)に、外に突き出させて取り付けておき、携帯に便利にした第3のポケットティッシュカバーが提案されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0007】 【特許文献1】実用新案登録第3042050号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0008】 上記第1のポケットティッシュカバーの場合、中からティッシュペーパーを取り出して使用する際に、当該ポケットティッシュカバー(使用の際はポケットティッシュ入り。以下同様)の置き場所に困り、それを手で握ったままにしておくと、他のことに両手を使うことができない。 【0009】 例えば、外出先の化粧室で使用する際に、ティッシュペーパーを取り出す前後で両手を他のことに使いたい場合があるが、ポケットティッシュカバーの適当な置き場所が無い場合があり、かといってそれを手で握ったままにしておくと、他のことに両手を使うことができない。 【0010】 また、小さな子供を世話する際に使用するときにも、ティッシュペーパーを取り出す前後で子供の世話に両手を使いたい場合があるが、それができない。また、子供は動き回るので、上記ポケットティッシュカバーをどこか一箇所に置いておくのは不便である。 【0011】 更に、上記第1のポケットティッシュカバーの場合、使用の最中に中のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切ってしまった場合に、すぐに次のティッシュペーパーが必要であるのに、それをすぐに取り出して使うことができないということも起こり得る。 【0012】 上記不都合を予防するために、例えば、中のポケットティッシュ内のティッシュペーパーが少なくなったら、その都度、新しいポケットティッシュと予め交換しておくというのは、面倒であるだけでなく、先のポケットティッシュを完全に使い切らずに取り出すことになるので、もったいない。使いかけのポケットティッシュが次々と溜まることになる。 【0013】 仮に、上記ポケットティッシュカバー内に予め二つのポケットティッシュを入れておいた場合、上側のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切った後に、その空になった包装袋を捨てて、下側のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを続けて使うということは1回行うことができるだけである。その後は、元は下側にあったポケットティッシュしか残っていないので、ポケットティッシュが一つの場合と同様であり、前述した不都合が生じる。 【0014】 一つのポケットティッシュ内のティッシュペーパーが少なくなり始めたら、もう1個の新しいポケットティッシュを上記ポケットティッシュカバー内に補充することも考えられるけれども、その補充は、ティッシュペーパーを取り出すための狭い取り出し口を通して行わなければならないので、容易ではない。ティッシュペーパーの取り出し口は、広くしておくとティッシュペーパーを取り出すときにポケットティッシュ全体が誤って引き出されてしまう恐れがあるので、広くすることは好ましくない。しかも、新しいポケットティッシュを先の使用途中のポケットティッシュの上側に補充することはできるけれども、そうすると、下側には使用途中のポケットティッシュがいつまでも残ることになり、新旧のポケットティッシュを順番にかつ完全に使い切ることはできない。 【0015】 ティッシュペーパーを取り出すための取り出し口は上記のように狭いので、新しいポケットティッシュを補充するときにそれを先のポケットティッシュの下側に入れるのは容易ではなく、非常に面倒であり、非現実的である。 【0016】 上記第2のポケットティッシュカバー10(図1参照)の場合、予備収納部16内に予備のポケットティッシュを入れておいても、本体部12内のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切ってしまったら、その空の包装袋を捨てて、予備収納部16に入れてあった予備のポケットティッシュを本体部12内に移しかえて使用することになる。その際、本体部12内にある先のポケットティッシュを使い切った正にその時に、予備のポケットティッシュを予備収納部16から取り出して、それをティッシュペーパーを取り出すための狭い取り出し口14から本体部12内へ詰め込む作業が必要であるので、面倒であるだけでなく、非常に忙しない。仮に予備収納部16から取り出したポケットティッシュを本体部12内へ収納せずにそのまま裸で使うとすると、ポケットティッシュカバー10の置き場所に困るだけでなく、そもそもポケットティッシュカバー10を用いる当初の意味が薄れる。 【0017】 更に、上記第2のポケットティッシュカバー10も、上記第1のポケットティッシュカバーの場合と同様に、中からティッシュペーパーを取り出して使用する際に、当該ポケットティッシュカバー10の置き場所に困り、手で握ったままにしておくと他のことに両手を使うことができないという課題がある。 【0018】 上記第3のポケットティッシュカバーの場合、鞄の取っ手や衣服のベルト通し穴などに取り付けるホルダーを取り付けているので、携帯に便利であるかもしれないけれども、中からティッシュペーパーを取り出して使用する際は、鞄の取っ手や衣服のベルト通し穴から取り外して使用することになるので、上記第1のポケットティッシュカバーの場合と同様に、中からティッシュペーパーを取り出して使用する際に、当該ポケットティッシュカバー10の置き場所に困り、手で握ったままにしておくと他のことに両手を使うことができないという課題がある。 【0019】 仮に鞄の取っ手や衣服のベルト通し穴などから取り外さずに使おうとしても、鞄を手元に置けない場合もあり、動き回る子供を世話する際には使えず、また鞄などに取り付けたままではティッシュペーパーを取り出すことも容易ではない。 【0020】 更に、上記第3のポケットティッシュカバーの場合も、上記第1のポケットティッシュカバーの場合と同様に、中のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切ってしまった場合にすぐに次のティッシュペーパーを取り出して使うことができないという課題がある。 【0021】 そこでこの考案は、使用の際に簡単にティッシュペーパーを取り出すことができ、かつ当該ポケットティッシュカバーの置き場所に困らず他のことに両手を使うことができ、更に中のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切った場合にすぐに次のティッシュペーパーを取り出して使うことができるポケットティッシュカバーを提供することを主たる目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0022】 この考案に係るポケットティッシュカバーは、少なくとも二つのポケットティッシュを重ねて収納することができる袋状の本体部であって、その平面形状がほぼ矩形をしており、かつその一辺が開口部となっていてそこから中へポケットティッシュを入れることができ、かつ各ポケットティッシュ間を仕切る中仕切りを有していない本体部と、前記本体部の前面のほぼ中央部に、前記開口部に沿う方向に設けられていて、中に収納しているポケットティッシュからティッシュペーパーを取り出すためのスリット状の取り出し口と、前記開口部となっている一辺において前記本体部の前面から延出していて、後ろへ折り返すことができ、それによって前記開口部を覆う蓋部と、前記本体部の後面のほぼ中央部の上に、前記前面の取り出し口に沿う方向に配置されていて、両端部のみが前記本体部に固定されているゴムひもとを備えており、前記ゴムひもと前記本体部の後面との間に前記蓋部を差し込んで当該蓋部を固定することができると共に、当該差し込まれた蓋部と前記ゴムひもとの間に手首を通して当該ポケットティッシュカバーを手首に付けておくことができるように構成されている、ことを特徴としている。 【0023】 このポケットティッシュカバーは、その本体部に、少なくとも二つのポケットティッシュを重ねて収納しておくことができる。使用に際しては、ゴムひもとその下に差し込まれた蓋部との間に手首を通して、ポケットティッシュ入りの当該ポケットティッシュカバーを一方の手首に付けておく(換言すれば、装着しておく。以下同様)ことができる。 【考案の効果】 【0024】 この考案によれば次の効果を奏する。 【0025】 (1)使用の際は、ゴムひもとその下に差し込まれた蓋部との間に手首を通して、ポケットティッシュ入りの当該ポケットティッシュカバーを一方の(例えば左手の)手首に付けておくことができ、その状態で、他方の手(例えば右手)で取り出し口からティッシュペーパーを簡単に取り出すことができる。即ち、ティッシュペーパーの取り出しの際、手首がポケットティッシュカバーの後面側を支える支え台になるので、他方の手で前面の取り出し口から簡単にティッシュペーパーを取り出すことができる。 【0026】 (2)使用の際、手首に当該ポケットティッシュカバーを付けておくことができるので、当該ポケットティッシュカバーの置き場所に困らない。動いている最中にも常に身に付けておくことができる。 【0027】 (3)使用の際、手首に当該ポケットティッシュカバーを付けておくことができるので、ポケットティッシュカバーを手で握っておく必要はなく、また当該ポケットティッシュカバーを付けた手も自由に動かすことができるので、両手を他のことに使うことができる。 【0028】 (4)本体部に少なくとも二つのポケットティッシュを重ねて収納しておくことができるので、しかも各ポケットティッシュ間を仕切る中仕切りを有していないので、上側のポケットティッシュ内のティッシュペーパーを使い切った場合に下側のポケットティッシュからすぐに次のティッシュペーパーを取り出して使うことができる。これは、上側にあったポケットティッシュの空になった包装袋を取り除くことによって、中仕切りを有していないので、下側にあったポケットティッシュが自然に上側に来てそれをすぐに使うことができるからである。 【0029】 (5)本体部へは、その一辺の開口部からポケットティッシュを入れることができ、この開口部はティッシュペーパーの取り出し口と違って狭くしておく必要はないので、ティッシュペーパーの取り出し口を通してポケットティッシュを中に入れる従来のポケットティッシュカバーの場合と違って、ポケットティッシュを簡単に本体部内に入れることができる。先に入っているポケットティッシュの下側へ新たなポケットティッシュを入れることも、単に下側へ入れれば良いだけであるので簡単である。 【0030】 (6)上側のポケットティッシュを使い切ったら、適当な時に上記開口部から、残っているもう1個のポケットティッシュの下側に新たなポケットティッシュを補充しておけば良く、しかもこの補充は上記のように簡単であるので、上側のポケットティッシュを完全に使い切りながら、下側に新たなポケットティッシュを順次補充しておくことによって、新旧のポケットティッシュを順番にかつ完全に使い切ることができる。従って、無駄がなく、かついつまでも古いポケットティッシュが下側に残ることもない。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】従来のポケットティッシュカバーの一例を、その蓋部を開いた状態で示す斜視図である。 【図2】この考案に係るポケットティッシュカバーの一実施形態を示す斜視図である。 【図3】図2の線B−Bに沿う拡大概略断面図であり、二つのポケットティッシュを重ねて収納している場合の例を示す。 【図4】図2に示すポケットティッシュカバーの蓋部を開いた状態を示す平面図である。 【図5】図2に示すポケットティッシュカバーの蓋部を開いた状態を示す下面図である。 【図6】図5に示すポケットティッシュカバーの蓋部を閉じた状態を示す下面図である。 【図7】図2に示すポケットティッシュカバーを手首に付けた状態の一例を示す下面図である。 【考案を実施するための形態】 【0032】 この考案に係るポケットティッシュカバーの実施形態を、図2〜図7を参照して説明する。なお、図3においては、説明を分り易くするために、厚さ方向の間隔を他の寸法よりも大きくして図示している。 【0033】 このポケットティッシュカバー20は、ティッシュペーパー(より具体的には、小さく折り畳んだ複数枚のティッシュペーパー)を包装袋に入れて成るポケットティッシュ2を収納するものである。 【0034】 このポケットティッシュカバー20は、少なくとも二つのポケットティッシュ2を重ねて収納することができる袋状の本体部22を有している。より具体的には、この実施形態では本体部22は、図3に示す例のように、二つのポケットティッシュ2を重ねて収納することができるものである。各ポケットティッシュ2は、その包装袋のミシン目4を、後述する取り出し口24側に向けて収納する。 【0035】 本体部22は、その平面形状がほぼ矩形をしている。より具体的には、収納するポケットティッシュ2にほぼ対応した矩形をしている。この本体部22は、その一辺(より具体的には一つの長辺)が、そのほぼ全長に亘って開口部26となっており、そこから(即ち、横から)中へポケットティッシュ2を入れることができる。 【0036】 本体部22は、図3からも分るように、各ポケットティッシュ2間を仕切る中仕切りを有していない。 【0037】 本体部22および後述する蓋部28、縁飾り32は、この実施形態では布製である。布製だと、作り易く、手触りも良く、柄も豊富である。 【0038】 本体部22の前面22aのほぼ中央部には、上記開口部26に沿う方向に(例えば、ほぼ平行に)設けられていて、中に収納しているポケットティッシュからティッシュペーパーを取り出すためのスリット状の取り出し口24が設けられている。 【0039】 取り出し口24の両側には、この実施形態のように、縁飾り32を取り付けておいても良い。そのようにすると、取り出し口24の位置が分り易くなる。また、取り出し口24の補強になって、取り出し口24が緩んで不所望に開いたり、取り出し口24が破れたりすることを抑制することができる。美観も向上する。 【0040】 上記開口部26となっている一辺において本体部22の前面22aから蓋部28が延出しており、この蓋部28は後ろへ折り返すことができ、それによって開口部26を覆うことができる(例えば図2の状態参照)。 【0041】 本体部22の後面22bのほぼ中央部の上に、前面22aの取り出し口24に沿う方向に(例えば、ほぼ平行に)配置されていて、両端部30a、30bのみが本体部22に固定されているゴムひも30が設けられている。ゴムひも30は、この実施形態では平ゴムひもである。 【0042】 このようにして、ゴムひも30と本体部22の後面22bとの間に蓋部28を差し込んで当該蓋部28を固定することができると共に(例えば図6参照)、当該差し込まれた蓋部28とゴムひも30との間に手首34(図7参照)を通して当該ポケットティッシュカバー20を手首34に付けておくことができるように構成されている。 【0043】 ゴムひも30は弾力性を有していて伸び縮みするので、その下に蓋部28を差し込み易く、手首34も通し易く、かつ手首34の上でのポケットティッシュカバー20の位置がずれにくい。 【0044】 このポケットティッシュカバー20は、その本体部22に、少なくとも二つ(この実施形態では前述したように二つ)のポケットティッシュ2を重ねて収納しておくことができる。使用に際しては、例えば図7に示す例のように、ゴムひも30とその下に差し込まれた蓋部28との間に手首34を通して、ポケットティッシュ2入りの当該ポケットティッシュカバー20を一方の手首34に付けておくことができる。なお、図7は、ポケットティッシュカバー20を手首34の外側に付けている例を示すが、ポケットティッシュカバー20を手首34の内側に付けておいても良い。 【0045】 もちろん、状況に応じて、例えば両手を他のことに使う必要がない等の場合には、ポケットティッシュカバー20を手首に付けずに使用しても良い。 【0046】 このポケットティッシュカバー20によれば次の効果を奏する。 【0047】 (1)主に図7を参照して、使用の際は、ゴムひも30とその下に差し込まれた蓋部28との間に手首34を通して、ポケットティッシュ2入りの当該ポケットティッシュカバー20を一方の(例えば左手の)手首34に付けておくことができ、その状態で、他方の手(例えば右手)で取り出し口24(例えば図2参照)からティッシュペーパーを簡単に取り出すことができる。即ち、ティッシュペーパーの取り出しの際、手首34がポケットティッシュカバー20の後面側を支える支え台になるので、他方の手で前面の取り出し口24から簡単にティッシュペーパーを取り出すことができる。 【0048】 (2)使用の際、手首34に当該ポケットティッシュカバー20を付けておくことができるので、当該ポケットティッシュカバー20の置き場所に困らない。動いている最中にも常に身に付けておくことができる。 【0049】 (3)使用の際、手首34に当該ポケットティッシュカバー20を付けておくことができるので、ポケットティッシュカバー20を手で握っておく必要はなく、また当該ポケットティッシュカバー20を付けた手も自由に動かすことができるので、両手を他のことに使うことができる。 【0050】 上記(1)〜(3)の結果、例えば、外出先の化粧室で使用する際のように、ポケットティッシュ入りのポケットティッシュカバーの適当な置き場所が無い所で使用するときにも、ポケットティッシュカバーの置き場所に困ることはなく、しかもティッシュペーパーを取り出す前後で両手を他のことに使用することができる。 【0051】 また、小さな子供を世話する際に使用するときにも、ティッシュペーパーを取り出す前後で子供の世話に両手を使うことができると共に、ポケットティッシュ入りのポケットティッシュカバーを身に付けておくことができるので、子供が動き回ってもすぐにティッシュペーパーを取り出して使うことができるので、便利である。 【0052】 (4)図3に示すように、ポケットティッシュカバー20の本体部22に少なくとも二つのポケットティッシュ2を重ねて収納しておくことができるので、しかも各ポケットティッシュ2間を仕切る中仕切りを有していないので、上側のポケットティッシュ2内のティッシュペーパーを使い切った場合に下側のポケットティッシュ2からすぐに次のティッシュペーパーを取り出して使うことができる。これは、上側にあったポケットティッシュ2の空になった包装袋を取り除くことによって、中仕切りを有していないので、下側にあったポケットティッシュ2が自然に上側に来てそれをすぐに使うことができるからである。 【0053】 (5)ポケットティッシュカバー20の本体部22へは、その一辺の開口部26から(即ち、横から)ポケットティッシュ2を入れることができ(このときはもちろん蓋部28を開いておく)、この開口部26はティッシュペーパーの取り出し口24と違って狭くしておく必要はないので、ティッシュペーパーの取り出し口を通してポケットティッシュを中に入れる従来のポケットティッシュカバーの場合と違って、ポケットティッシュ2を簡単に本体部22内に入れることができる。先に入っているポケットティッシュ2の下側へ新たなポケットティッシュ2を入れることも、単に下側へ入れれば良いだけであるので簡単である。 【0054】 (6)上側のポケットティッシュ2を使い切ったら、適当な時に上記開口部26から、残っているもう1個のポケットティッシュ2の下側に新たなポケットティッシュ2を補充しておけば良く、しかもこの補充は上記のように簡単であるので、上側のポケットティッシュ2を完全に使い切りながら、下側に新たなポケットティッシュ2を順次補充しておくことによって、新旧のポケットティッシュ2を順番にかつ完全に使い切ることができる。従って、無駄がなく、かついつまでも古いポケットティッシュが下側に残ることもない。 【符号の説明】 【0055】 2 ポケットティッシュ 20 実施形態のポケットティッシュカバー 22 本体部 22a 前面 22b 後面 24 取り出し口 26 開口部 28 蓋部 30 ゴムひも 34 手首 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7】 |
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