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【考案の名称】布製身の回り品 【実用新案権者】 【識別番号】518334130 【氏名又は名称】安床 由紀夫 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区住吉東町三丁目2-7-407号 【代理人】 【識別番号】100130580 【弁理士】 【氏名又は名称】小山 靖 【代理人】 【識別番号】100126963 【弁理士】 【氏名又は名称】来代 哲男 【考案者】 【氏名】安床 由紀夫 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区住吉東町三丁目2-7-407号 【要約】 (修正有) 【課題】汗や水気等の拭き取り及び装身具としての機能を損ねることなく、小物等の被収容物を収容することが可能な布製身の回り品を提供する。 【解決手段】本考案に係る布製身の回り品1は、長方形状の布地が長手方向Xの中央部で、短手方向Yの中心軸を中心にして半分に折り合わされ、長手方向Xに於ける両端部15が、折り合わされた折り目部13から長手方向Xに於ける所定の距離までそれぞれ接合され、これにより、被収容物を収容することが可能な収容部12が設けられており、折り合わされた布地の折り目部13とは反対側の短手方向Yの端部16が開口し、さらに、長手方向Xに於ける両端部のうち、接合されていない端部を含む布地部分が持ち手部11として機能することを特徴とする。 【選択図】図1 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 長方形状の布地が長手方向の中央部で、短手方向中心軸を中心にして半分に折り合わされ、 前記長手方向に於ける両端部が、折り合わされた折り目部から長手方向に於ける所定の距離までそれぞれ接合し、これにより、被収容物を収容することが可能な収容部が設けられており、 前記折り合わされた前記布地の前記折り目部とは反対側の短手方向の端部が開口し、 さらに、前記長手方向に於ける両端部のうち、接合されていない端部を含む布地部分が持ち手部として機能することを特徴とする布製身の回り品。 【請求項2】 前記接合は、前記長手方向の両端部に於いて、前記折り目部から、長手方向端部の長さの略1/2となる位置まで延在していることを特徴とする請求項1に記載の布製身の回り品。 【請求項3】 前記持ち手部が、前記布地の前記折り目部とは反対側の前記端部に向かうに従い先細りとなる台形状となっている請求項1又は2に記載の布製身の回り品。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、手ぬぐい、タオル等に用いることが可能な布製身の回り品に関する。 【背景技術】 【0002】 手拭いは、一般に木綿等の原料を用いて平織りされた布地からなる。手拭いは、汗や水気の拭き取り、拭き掃除等に用いられる。また、祭礼等では装身具としても用いられることがある。 【0003】 この様に、従来の手拭いには様々な用途があるが、さらに他の機能を付加して利便性を向上させた手拭いがある。例えば、特許文献1には、ポリエチレン袋が展開状に接着して設けられた手拭いが開示されている。また、特許文献2には、石鹸等を収容することが可能な小袋付きの手拭いが開示されている。 【0004】 しかし、特許文献1に開示の手拭いでは、汗や水気の拭き取り等の際にポリエチレン袋が邪魔となり、手拭い本来の機能を十分に果たせない場合がある。さらに、祭礼等での装身具に用いることも困難になる。また、特許文献2に開示の小袋付き手拭いに於いても前記装身具に用いるのが困難である。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】実願昭58−121516号公報 【特許文献2】実用新案登録第3200853号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0006】 本考案は、汗や水気等の拭き取り及び装身具としての機能を損ねることなく、小物等の被収容物を収容することが可能な布製身の回り品を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本考案に係る布製身の回り品は、前記の課題を解決するために、長方形状の布地が長手方向の中央部で、短手方向中心軸を中心にして半分に折り合わされ、前記長手方向に於ける両端部が、折り合わされた折り目部から長手方向に於ける所定の距離までそれぞれ接合し、これにより、被収容物を収容することが可能な収容部が設けられており、前記折り合わされた前記布地の前記折り目部とは反対側の短手方向の端部が開口し、さらに、前記長手方向に於ける両端部のうち、接合されていない端部を含む布地部分が持ち手部として機能することを特徴とする。 【0008】 前記の構成に於いて、前記接合は、前記長手方向の両端部に於いて、前記折り目部から、長手方向端部の長さの略1/2となる位置まで延在していることが好ましい。 【0009】 また前記の構成に於いては、前記持ち手部が、前記布地の前記折り目部とは反対側の前記端部に向かうに従い先細りとなる台形状となっていることが好ましい。 【考案の効果】 【0010】 本考案に係る布製身の回り品は、長方形状の布地が長手方向の中央部で、短手方向中心軸を中心にして半分に折り合わされて構成されている。そして、長手方向に於ける両端部が、折り合わされた折り目部から長手方向に於ける所定の距離までそれぞれ接合されている。これにより、本考案に於いては、被収容物を収容することが可能な収容部を具備させることができる。そして、例えば、本考案の布製身の回り品を手拭い等に適用した場合には、汗や水気等の拭き取り機能、及び装身具としての機能等を損なうことなく、被収容物の収容・保管が可能になる。また、本考案に係る布製身の回り品は、長手方向に於ける両端部のうち、接合されていない端部を含む布地部分を持ち手部として機能させることもできる。その結果、持ち手部同士を結び合わせることで、運搬機能の向上も図れる。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】本考案の実施の一形態に係る布製身の回り品の概略を表す模式図である。 【図2】前記身の回り品の材料となる布地の概略を表す模式図である。 【図3】本考案の他の実施の形態に係る布製身の回り品の概略を表す模式図である。 【考案を実施するための形態】 【0012】 (実施の形態1) 本実施の形態に係る布製身の回り品(以下、「身の回り品」という。)について、図1及び図2に基づき以下に説明する。図1は、本実施の形態に係る身の回り品の概略を表す模式図である。図2は、本実施の形態に係る身の回り品の材料となる布地の概略を表す模式図である。 【0013】 図1に示すように、本実施の形態の身の回り品1は全体形状が長方形状であり、持ち手部11、収容部12、折り目部13及び接合部14を少なくとも備える。 【0014】 本実施の形態の身の回り品1は、図2に示す長方形状の布地10に於いて、長手方向Xの中央部で、短手方向Yの中心軸Zを中心にして半分に折り合わされて構成される。このとき、折り合わせは、布地10の長手方向Xにおける両端の短辺端部16’が重なる様に行われる。また、布地10の中心軸Zにおける折り合わせにより、前記折り目部13が形成される。 【0015】 布地10の材料としては特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、バンブーレーヨン(竹繊維)、麻、木綿、綿、絹等が挙げられる。これらの材料のうち、バンブーレーヨンは、吸水性及び乾燥性に優れ、繊維の摩擦抵抗が小さく涼しい肌触りを備えている。そのため、本実施の形態の身の回り品を手拭いとして用いる場合には、当該バンブーレーヨンを用いるのが好ましい。 【0016】 布地10が折り合わされて構成される身の回り品1は、さらに長手方向Xにおける長辺端部15の一部が接合部14により接合されて構成されている。より具体的には、布地10が折り合わされた状態に於いて、長手方向Xに於ける長辺端部15に対し、折り目部13から略1/2となる位置まで接合部14により接合されている。これにより、長辺端部15において接合部14により接合されている部分を含む布地部分を、収容部12として形成することができる。 【0017】 接合部14による接合の方法としては特に限定されず、例えば、糸を用いて縫い合わせる縫合や、接着剤等の接合材を用いた接着等が挙げられる。 【0018】 また、長辺端部15において接合部14により接合されていない部分を含む布地部分は、持ち手部11として形成することができる。そして、持ち手部11同士を、結び合わせることにより、収容部12に被収容物を収容した状態のままで運搬等する際に、持ち運びを容易にする。 【0019】 身の回り品1に於ける折り目部13とは反対側の短手方向Yの短辺端部16は、相互に接合されていない。そのため、短辺端部16は開口した状態となっている。これにより、被収容物を収容部12に収容するのを容易にする。 【0020】 身の回り品1の長手方向Xに於ける長さ、及び短手方向Yに於ける長さは特に限定されず、適宜設定することができる。また、長手方向Xの長さと、短手方向Yの長さの比率についても特に限定されず、適宜設定することができる。 【0021】 また、接合部14の形成位置に関し、本実施の形態では、折り目部13から、長手方向Xの長辺端部15の略1/2となる位置まで延在する場合を例にして説明した。しかし、本考案はこの態様に限定されず、接合されていない長辺端部15を含む布地部分としての持ち手部11が、少なくとも形成できていればよい。 【0022】 以上に説明した身の回り品1は、手拭いやタオル等に適用することが可能であり、例えば、本実施の形態の身の回り品1を手拭いに適用した場合には、汗や水気等の拭き取り及び装身具としての機能を損ねることなく、小物等の被収容物を収容部12に収容することができる。また、持ち手部21を備えることで、被収容物の運搬機能も向上させることができ、利便性に優れる。 【0023】 (その他の事項) 以上の説明に於いては、本考案の最も好適な実施態様について説明した。しかし、本考案は当該実施態様に限定されるものではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一の範囲で種々の変更が可能である。 【0024】 例えば、図3に示す身の回り品2の様に、持ち手部21が、布地の折り目部13とは反対側の短辺端部23に向かうに従い、先細りとなる様な略台形状の態様であってもよい。このような態様の身の回り品2であっても、汗や水気等の拭き取り及び装身具としての機能を損ねることなく、小物等の被収容物を収容することができる。 【符号の説明】 【0025】 1、2 布製身の回り品 10 布地 11、21 持ち手部 12 収容部 13 目部 14 接合部 15、22 長辺端部 16 短辺端部 23 短辺端部 X 長手方向 Y 短手方向 Z 中心軸 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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”POCHE/ポシェ”(エコバッグを兼ね備えたハンカチ) ”Do Eco is Smart and so Cool!”(エコすることはスマートでムッチャカッコイイ)。世界的に「レジ袋」の多用が環境問題になっている昨今、エコバッグになるハンカチ「POCHE/ポシェ」は主にヤング層がコンビニで使用することをイメージしています。本品は竹由来の素材「バンブーレーヨン」を使用しており、素肌に優しく軽量コンパクトで吸水速乾性も備えるスポーツ手ぬぐいの機能を活かし、ハンカチとして使えながらも、必要なときにはいつでもバッグになる新しいアイテムです。日本のストリートカルチャー愛好者が環境問題に取り組みその答えを形にしました。ズボンのベルトやポケットに差し込んでアクセントにするなど手ぬぐい文化「NIPPON」のファッション&エコアイテムとして世界に発信いたします。 |
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A Fashionable Bag Being eco-friendly is Smart and Cool. Using a plastic bag for shopping has lately been mentioned as one of the most crucial problems regarding environmental issues. An alternative choice for a substitute of the plastic bag, a handkerchief like bag, “POCHE” is my invention meant to be used mainly by young people at convenience stores. This product is made of bamboo rayon material. It is gentle on your skin, and light and compact. It is totally a new item which can be used as a handkerchief with its quick dry and absorbability such as the towel used in sports, and at the same time; anytime when necessary, it can also be used as a bag. A Japanese street culture fanatic has tackled on the environmental issues and successfully embodied the attempt into a product. As Japanese fashionable hand towel culture, putting a hand towel between your pants, belt or pocket as a fashionable accent, here by now, I would like to introduce the fashionable eco-friendly item to people in all over the world. |
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