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【発明の名称】キャスターカバー 【出願人】 【識別番号】515143728 【氏名又は名称】星 広宣 【住所又は居所】宮城県仙台市宮城野区新田東2丁目14-6グランジュールマンション小鶴新田1105 【代理人】 【識別番号】100088096 【弁理士】 【氏名又は名称】福森 久夫 【発明者】 【氏名】星 広宣 【住所又は居所】宮城県仙台市宮城野区新田東2丁目14-6グランジュールマンション小鶴新田1105 【要約】 (修正有) 【課題】キャリーバックのキャスターに、容易に装着が可能であり、キャリーバックを室内に、持ち込んだ場合に、キャスターのよごれが付着しないようにすることができるキャスター用カバーを提供する。 【解決手段】箱型形状の単体のキャスターカバー1a、1bで構成されたキャスターカバー10であって、前記箱型形状の直方体の6面のうちの少なくとも1面が、一部の領域が、円弧状の切り口で開放された取り込み用切欠き部2であって、キャリーバックのキャスター5が、前記取り込み用切欠き部2をくぐって、前記単体のキャスターカバーの内部に収納され、前記単体のキャスターカバー2個が、それぞれ対向する面から配置された連結部材4によって連結されたことを特徴とするキャスターカバーとする。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 箱型形状の単体のキャスターカバーで構成されたキャスターカバーであって、前記箱型形状の直方体の6面のうちの少なくとも1面が、一部の領域が、円弧状の切り口で開放された取り込み用切欠き部であって、 キャリーバックのキャスターが、前記取り込み用切欠き部をくぐって、前記単体のキャスターカバーの内部に収納され、 前記単体のキャスターカバー2個が、それぞれ対向する面から配置された連結部材によって 連結されたことを特徴とするキャスターカバー。 【請求項2】 前記連結部材は、面状のゴムであり、前記キャスターカバー2個の対向する面に設置されたスリット部、あるいは固定部材を介して、それぞれのキャスターカバーと連結されたことを特徴とする請求項1記載のキャスター用カバー。 【請求項3】 前記連結部材の張力により、前記キャスターカバーがキャリーバックのキャスターに固定されたことを特徴とする請求項1または2項記載のキャスターカバー。 【請求項4】 前記キャスターカバーは、少なくとも2個以上が待機されており、キャリーバックの4個以上のキャスターを収納することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のキャスターカバー。 【請求項5】 前記キャスターカバーが、少なくとも2個以上であって、キャリーバックのキャスターが収納され、固定された後、前記キャスター用カバーの底面が、部屋の床に密着されて、キャリーバックが床の上に垂直に保持されたこと特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のキャスターカバー。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、キャリーバックのキャスターカバーに関し、戸外から帰宅して、家の部屋にキャリケースを運ぶ場合に、前記キャスターカバーを装着して、汚れたキャスターを、覆う機能を有するキャスターカバーに関する。 【背景技術】 【0002】 キャリーバックのキャスターに関しては、各種、公開特許が公開されている。 特許文献1には、キャスターが装着された部材を、キャリーバック内に収納するキャリアーバックについて、記載されている。同じく、特許文献2には、キャスターが装着された部材を、キャリーバック内に収納するキャリーバックについて、記載されている。 特許文献3には、キャスターに関して、樹脂製で、簡単に組み立てできるキャスターについて記載されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】特開2007−37755号公報 【特許文献2】特開2001−353015号公報 【特許文献3】特開2001−213109号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従来のキャリーバックについては、部屋に持ち込む場合に、キャスターの汚れを防止する対策は、全く、施されていなかった。特許文献1,2の場合は、よごれたキャスターを そのまま収納するという問題点があった。 【0005】 本発明の課題は、キャリーバックのキャスターに、容易に装着が可能であり、キャリーバックを室内に、持ち込んだ場合に、キャスターのよごれが付着しないようにすることができるキャスター用カバーを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の請求項1に係るキャスターカバーは、箱型形状の単体のキャスターカバーで構成されたキャスターカバーであって、前記箱型形状の直方体の6面のうちの少なくとも1面が、一部の領域が、円弧状の切り口で開放された取り込み用切欠き部であって、キャリーバックのキャスターが、前記取り込み用切欠き部をくぐって、前記単体のキャスターカバーの内部に収納され、前記単体のキャスターカバー2個が、それぞれ対向する面から配置された連結部材によって連結されたことを特徴とするキャスターカバーである。 【0007】 本発明の請求項2に係るキャスターカバーは、前記連結部材は、面状のゴムであり、前記キャスターカバー2個の対向する面に設置されたスリット部、あるいは固定部材を介して、それぞれのキャスターカバーと連結されたことを特徴とする請求項1記載のキャスター用カバーである。 【0008】 本発明の請求項3に係るキャスターカバーは、前記連結部材の張力により、前記キャスターカバーがキャリーバックのキャスターに固定されたことを特徴とする請求項1または2項記載のキャスターカバーである。 【0009】 本発明の請求項4に係るキャスターカバーは、前記キャスターカバーは、少なくとも2個以上が待機されており、キャリーバックの4個以上のキャスターを収納することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のキャスターカバーである。 【0010】 本発明の請求項5に係るキャスターカバーは、前記キャスターカバーが、少なくとも2個以上であって、キャリーバックのキャスターが収納され、固定された後、前記キャスター用カバーの底面が、部屋の床に密着されて、キャリーバックが床の上に垂直に保持されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のキャスターカバーである。 【発明の効果】 【0011】 本発明の請求項1のキャスターカバーによれば、容易に装着が可能であり、キャスターのよごれが付着しないようにすることができるキャスター用カバーを提供することができる。 【0012】 本発明の請求項2のキャスターカバーによれば、連結部材によって、安定に、キャスターカバーをキャリーバックに固定することができる。 【0013】 本発明の請求項3のキャスターカバーによれば、連結部材によって、安定に、キャスターカバーをキャリーバックに固定することができる。 【0014】 本発明の請求項4のキャスターカバーによれば、キャリーバックの4個のキャスターを 収納することができる。 【0015】 本発明の請求項5のキャスターカバーによれば、キャスタカバーを装着後に、キャリーバックを立たせることができる。 【0016】 本発明によれば、キャリーバックのキャスターに、容易に装着が可能であり、キャリーバックを室内に、持ち込んだ場合に、キャスターのよごれが付着しないようにすることができるキャスター用カバーを提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】実施例1のキャスターカバーの図。図1(a)は、キャスターカバーの斜視図、図1(b)は、キャスターカバーをキャリーバックに装着した後の、キャリーバックを立てた状態の図。 【図2】実施例2のキャスターカバーが、キャスターを収納している状態の図 【図3】実施例3の単体のキャスターカバーの図。 【図4】実施例4の、単体のキャスターカバーの展開図 【図5】単体のキャスターカバーの写真。 【図6】一方の単体のキャスターカバーの写真。 【図7】キャスターカバーの写真。 【図8】キャスターが、シングルキャスターの場合の写真。 【図9】キャスターが、ダブルキャスターの場合の写真。 【発明を実施するための形態】 【0018】 本発明の実施の形態によるキャスターカバーは、箱型形状の単体のキャスターカバーで構成されたキャスターカバーであって、前記箱型形状の直方体の6面のうちの少なくとも1面が、一部の領域が、円弧状の切り口で開放された取り込み用切欠き部であって、キャリーバックのキャスターが、前記取り込み用切欠き部をくぐって、前記単体のキャスターカバーの内部に収納され、前記単体のキャスターカバー2個が、それぞれ対向する面から配置された連結部材によって連結されたことを特徴とするキャスターカバーである。 【0019】 ここで、前記連結部材は、面状のゴムであり、前記キャスターカバー2個の対向する面に設置されたスリット部、あるいは固定部材を介して、それぞれのキャスターカバーと連結されている。前記連結部材の張力により、前記キャスターカバーがキャリーバックのキャスターに固定される。 【0020】 前記キャスターカバーは、少なくとも2個以上が待機されており、キャリーバックの4個以上のキャスターを収納することを特徴とする。ここで、前記キャスターカバーが、少なくとも2個以上であって、キャリーバックのキャスターが収納され、固定された後、前記キャスター用カバーの底面が、部屋の床に密着されて、キャリーバックが床の上に垂直に保持されたこと特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のキャスターカバー。 【0021】 (実施例1) 図1は、実施例1のキャスターカバーの図であり、図1(a)は、キャスターカバーの斜視図、図1(b)は、キャスターカバーをキャリーバックに装着した後の、キャスターを立てた状態の図である。また、図5、図6は、単体のキャスターカバーの写真、図7は、キャスターカバーの写真である。 【0022】 図1(a)にて、キャスターカバー10は、単体のキャスターカバー1a、1bが、連結部材4によって繋がれた形体である。ここで、単体のキャスターカバー1a、1bには、直方体の6面のうちの少なくとも1面が、一部の領域が、円弧状の切り口で開放された取り込み用切欠き部1a、1bが開けられている。連結部材4は、ゴムバンドであって、連結止め具41によって、長さが調節される。 図5、図6は、単体のキャスターカバーの写真、図7は、キャスターカバーの写真であるが、単体のキャスターカバーは、樹脂で形成されているが、この材質には、限られない。 【0023】 図1(b)は、キャスターカバー10をキャリーバック20に装着した後の状態であって、キャスター20を立てた状態の図である。ここで、連結部材4は、その表面部が、外部から目視できるので、前記表面部に、必要に応じて、表示文字、あるは絵柄などをあらかじめ印刷など、処理しておくことも可能である。 【0024】 (実施例2) 図2は、実施例2のキャスターカバーが、キャスターを収納している状態の図である。 対向する2個のキャスター5が、それぞれ、単体のキャスターカバー1a、1bの内部に収納されている。 図8は、キャスターが、シングルキャスターの場合の写真であり、図9は、キャスターが、ダブルキャスターの場合の写真である。シングルキャスターの場合、および、ダブルキャスターの場合ともに、キャスターカバー1a、1bの寸法を設定することによって収納することが可能である。 【0025】 (実施例3) 図3は、実施例3の単体のキャスターカバーの図である。 単体のキャスターカバー1cの中に、キャスター5が収納されている。ここで、単体のキャスターカバー1cの一方の面に傾斜を設けており、更に、樹脂製連結フインを設けており、前記樹脂製連結フインを、連結部材の、取り付け端部としている。 【0026】 (実施例4) 図4は、実施例4の、単体のキャスターカバーの展開図である。 ここで、連結部材を止める個所は、2本のスリット3a、3bを開けた構造である。 前記2本のスリットに、連結部材である、ゴムバンドを通過させて、固定する。 【産業上の利用可能性】 【0027】 本発明のキャスターカバーによれば、キャリーバックのキャスターに、容易に装着が可能であり、キャリーバックを室内に、持ち込んだ場合に、キャスターのよごれが付着しないようにすることができるキャスター用カバーを提供することができ、産業の発展に寄与する。 【符号の説明】 【0028】 10 キャスターカバー 1a、1b、1c 単体のキャスターカバー 2 取り込み用切欠き部 3a、3b スリット 4 連結部材 41 連結止め具 5 キャスター 6 樹脂製連結フイン 7 止め具 20 キャリーバック 30 平面部 40 保持ポイント |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7】 |
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【図8】 |
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【図9】 |
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キャリーバッグの普及と日本の住宅事情を考慮した製品を考案しました。外を引き回して使用したキャリーバッグは言わば靴や自転車のタイヤと同じです。そのまま部屋に上げるのには抵抗があり、しかも不衛生です。毎回洗浄したり拭き取りするにはバッグの大きさとキャスターの構造から煩わしく大変な手間が掛かります。実際にキャスターを拭いた程度では汚れは完全に落ちないようです。 帰宅時に洗浄する手間を省けて、簡単にキャリバッグを部屋に上げる方法を実現する製品です。 樹脂で形成した箱状のカバーをゴムで連結する簡単な構造。キャスターの片寄形状を利用してゴムの張力でキャスターに固定します。帰宅時にキャスターに装着し、外出時に玄関で外します。シングル、ダブルなどキャスター形状に合わせた製品を形成します。装着しやすく、外しやすい構造です。 装着後は気軽に部屋に上げられて汚れが気になりにくい点にニーズがあります。実用性も備えながら、カラーバリエーションを増やしたり、例えば動物の手足を模ったりする工夫を加えることによっても新たな需要を喚起できる可能性もあります。 |
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