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【発明の名称】クッション兼用枕 【出願人】 【識別番号】500290673 【氏名又は名称】若山 一成 【住所又は居所】新潟県柏崎市桜木町26番27号 【代理人】 【弁理士】 【識別番号】100096105 【氏名又は名称】天野 広 【代理人】 【弁理士】 【識別番号】100120477 【氏名又は名称】佐藤 賢改 【発明者】 【氏名】若山 一成 【住所又は居所】新潟県柏崎市桜木町26番27号 【要約】 【課題】 クッションとして使用することができるクッション兼用枕を提供すること。 【解決手段】 クッション材を充填した二つのユニット201と、ユニット201を連結する連結部102と、により形成されており、連結部102において折り返し、ユニット201を重ねることにより枕とすることでき、また、ユニット201を重ねずに、シート状に広げることによりクッションとすることができるクッション兼用枕100を提供する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クッション材を充填する少なくとも二つ以上のユニットと、前記ユニットを連結する連結部と、によりシート状に形成したクッション兼用枕。 【請求項2】 前記クッション材と前記連結部とは、一方向に交互に連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクッション兼用枕。 【請求項3】 前記クッション材と前記連結部とは、一方向に交互に連続して設けられている第一の列と、前記第一の列と同一方向に交互に連続して設けられている第二の列と、によりシート状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクッション兼用枕。 【請求項4】 前記クッション材は、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のクッション兼用枕。 【請求項5】 そば殻で作った炭とそば殻との混合比は、1対1であることを特徴とする請求項4に記載のクッション兼用枕。 【請求項6】 前記ユニットは、通気性を有するものであることを特徴とする請求項4又は5に記載のクッション兼用枕。 【請求項7】 前記ユニットは、一部に開口部を有するカバー体と、前記カバー体の内部に収納され、前記クッション材を充填した袋体と、により形成されており、 前記袋体は、前記開口部を介して前記カバー体から取り外し自在にされていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のクッション兼用枕。 【請求項8】 前記カバー体及び前記袋体は、通気性を有するものであることを特徴とする請求項7に記載のクッション兼用枕。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、クッション兼用枕に関する。 【背景技術】 従来の枕としては、袋状に形成されたカバー体に、そば殻、樹脂、炭などを充填することにより構成されていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。 【特許文献1】 登録実用新案第3046903号公報 【特許文献2】 特開第2003−135237号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来の枕では、クッションとして使用することはできず、また、高さを自在に変えることができず不便であった。 そこで、本発明は、クッションとして使用することができ、また、高さを自在に変えることができるクッション兼用枕を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 以上の課題を解決するため、本発明は、クッション材を充填する少なくとも二つ以上のユニットと、前記ユニットを連結する連結部と、によりシート状に形成したクッション兼用枕を提供する。 このように、二つのユニットを連結部により連結することにより、この連結部の部分で折り返すことで、ユニット同士を重ねることや、一のユニットの周りに他のユニットを巻き付けることで枕とすることができ、また、ユニット同士をシート状に広げることでクッションとして使用することができる。 クッション材と連結部とを、一方向に交互に連続して設けることで、ユニット同士を重ねたり、一のユニットの周りに他のユニットを巻き付けたりすることができる。 また、クッション材と連結部とを、一方向に交互に連続して設けられている第一の列と、この第一の列と同一方向に交互に連続して設けられている第二の列と、によりシート状に形成することもできる。 この場合には、第一の列と第二の列とを重ねて一のユニットに他のユニットを重ねたり、一のユニットの周りに他のユニットを巻き付けたりすることもでき、また、第一の列と第二の列を重ねないで、第一の列と第二の列とを並列状態にしたまま、一のユニットの周りに他のユニットを重ねたり、巻き付けたりすることができる。 なお、クッション材としては、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを使用することができ、この際の混合比は、1対1とすることが望ましい。 また、このようにクッション材として、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを使用する場合には、これらを収納するユニットは、通気性を有するものを用いることが望ましい。 ここで、ユニットについては、一部に開口部を有するカバー体と、このカバー体の内部に収納され、クッション材を充填した袋体と、により形成し、この袋体をカバー体の開口部を介してカバー体から取り外し自在にすることで、枕にした際の高さを自在に変えることができるようになる。 この場合には、カバー体及び袋体は通気性を有するものにより形成することにより、例えば、クッション材としてそば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを使用する場合にも、そば殻で作った炭による除湿、脱臭効果やマイナスイオン発生効果を享受することができる。 【発明の効果】 以上のように、本発明によれば、重ね合わせ又は巻き合わせることにより枕とし、シート状に広げることによりクッションとして使用することができ、また、クッション材を挿入するユニットをカバー体とクッション材が挿入されている袋体とにより構成することで、このカバー体から袋体を取り外し、高さを自在に変えることができるクッション兼用枕を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 図1は、本発明の第一の実施形態に係るクッション兼用枕100の上方斜視図である。 本実施形態に係るクッション兼用枕100は、二つのユニット101と、このユニットを連結する連結部102と、により構成されている。 ユニット101及び連結部102は、通気性を有する二枚の布地を縫い合わせることにより形成されており、ユニット101は、二枚の布地により袋状に形成されており、連結部102は二枚の布地を縫い合わせることにより形成されている。 ユニット101は、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したクッション材が充填した後、このクッション材を充填した開口部を縫い合わせて密閉している。 ここで、そば殻で作った炭を充填することにより、除湿、脱臭、防ダニ効果を発揮するとともに、マイナスイオン及び遠赤外線を照射するため安眠効果も発揮する。 なお、そば殻から作った炭のみを充填したのでは、使用を重ねることによりつぶれてしまうため、所定の厚さを保持することができないため、そば殻を混合している。 ここで、本願発明者が鋭意実験を行ったところによると、そば殻で作った炭とそば殻との混合割合は、1対1をすることにより、そば殻で作った炭による各種効果を十分に保持したまま、枕及びクッションとして使用した際の厚さを十分に確保することができる。 ユニット101の大きさについては、これらのユニット同士を重ねた際に枕にすることができ、また、シート状に広げた際にクッションとすることができる範囲で適時選択することができる。 ユニット101同士を連結する連結部102は、二枚の布地を縫い合わせることにより形成されている。 ここで、連結部102の大きさについても、この部分を折り返すことにより、ユニット101を重ねることができる範囲で適時選択することができる。 以上のように本実施形態に係るクッション兼用枕を構成することにより、連結部102の部分で折り返すことで、ユニット101同士を重ねて枕とすることができ、また、ユニット101同士を重ねないでシート状に広げることでクッションとして使用することができ、また、クッション材として、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを用いているため、除湿、脱臭、防ダニ効果や、マイナスイオン発生効果、遠赤外線放射効果を有するようになる。 なお、本実施形態においては、二枚の布地を縫い合わせることにより、ユニット101及び連結部102を連続して形成しているが、このようなものに限定されるわけではなく、例えば、二つのユニット101を別個に形成し、これらのユニット101を連結部102により結合することも可能である。 また、この場合には、ユニット101の一部のみを連結部102により連結することもできる。 さらに、本実施形態では、ユニット101及び連結部102を布地により形成しているが、布地には限定されず、樹脂シートその他の素材を使用することもできる。 図2は、本発明の第二の実施形態に係るクッション兼用枕200の上方斜視図である。 本実施形態に係るクッション兼用枕200は、五つのユニット201と、このユニット201を連結する四つの連結部202と、により構成されている。 本実施形態に係るクッション兼用枕200は、通気性を有する二枚の布地を縫い合わせることにより形成されており、ユニット201と連結部202とを、一方向に交互に連続して設けることによりシート状になるようにされている。 本実施形態におけるユニット201は、二枚の布地により袋状に形成されたケース体203の長さ方向の一端に設けられた開口部203aから、その内部にクッション材を充填した袋体204を収納することにより形成されており、袋体204は、ケース体203の開口部203aを介して、ケース体203から取り外し自在にされている。 ここで、袋体204の内部に収納されているクッション材は、第一の実施形態と同様に、そば殻から作った炭とそば殻とを1対1の混合比で混合したものを用いている。 なお、袋体204についても二枚の布地を縫い合わせることにより、袋状に形成し、この内部にクッション材を充填した後、クッション材を充填した開口部を縫合することにより密閉している。 ユニット201の大きさについては、これらのユニット201同士を巻き付けた際に枕にすることができ、また、シート状に広げた際にクッションとすることができる範囲で適時選択することができる。 ユニット201同士を連結する連結部202は、第一の実施形態と同様に、二枚の布地を縫い合わせることにより形成されている。 ここで、連結部202の大きさについても、この部分を折り返すことにより、ユニット201を巻き合わせることができる範囲で適時選択することができる。 以上のように本実施形態に係るクッション兼用枕200を構成することにより、連結部202の部分で折り返すことで、一のユニット201の周りに他のユニット201を巻き付けて枕とすることができ、また、ユニット201同士を巻き付けないでシート状に広げることでクッションとして使用することができ、また、クッション材として、そば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを用いているため、除湿、脱臭、防ダニ効果や、マイナスイオン発生効果、遠赤外線放射効果を有するようになる。 また、カバー体203から袋体204を取り外すことにより、ユニット201を巻き付けた際の高さを変えることができるようになる。 以上に記載した実施形態においては、クッション材としてそば殻で作った炭とそば殻とを混合したものを用いているが、このようなものに限定されるわけではなく、枕又はクッションにおいて使用することができるクッション材であればどのようなものであっても用いることもできる。 また、以上に記載した実施形態においては、二枚の布地を縫い合わせることにより、ユニット201のカバー体203及び連結部202を連続して形成しているが、例えば、ユニット201のカバー体203を別個に形成し、これを連結部202により連結することも可能である。 この場合には、連結部202は、カバー体203の一部のみを連結するようにすることもできる。 図3は、本発明の第三の実施形態に係るクッション兼用枕300の上方斜視図である。 本実施形態に係るクッション兼用枕300は、五つのユニット301と、このユニット301を連結する四つの連結部202と、により構成されている第一の列307と、五つのユニット301と、このユニット301を連結する四つの連結部302と、により構成されている第二の列308と、を連結部302により連結することにより構成されている。 ここで、第一の列307と第二の列308の構成は、第二の実施形態に係るクッション兼用枕200と同様に形成されているため、説明を省略する。 以上のように本実施形態に係るクッション兼用枕300を構成することにより、第一の列307と第二の列308とを連結している連結部302を折り返して、第一の列307と第二の列308とを重ねてから、一のユニット301の周りに他のユニット301を巻き付けることもでき、また、この第一の列307と第二の列308とを重ねないで並列させたまま、一のユニット301の周りに他のユニット301を巻き付けることできる。 なお、ユニット301同士を巻き付けないでシート状に広げることでクッションとして使用することができるのは、上述した実施形態と同様である。 なお、本実施形態においては、図3に表されているように、第一の列307のユニット301の隣りに第二の列308のユニット301が配置され、第一の列307の連結部302の隣りに第二の列308の連結部302が配置されるようにしているが、このような配置に限られず、例えば、図4に表されているように、第一の列307のユニット301の隣りに第二の列308の連結部302が配置され、第一の列307の連結部302の隣りに第二の列308のユニット301が配置されるようにすることもできる。 【図面の簡単な説明】 【図1】第一の実施形態に係るクッション兼用枕100の上方斜視図。 【図2】第二の実施形態に係るクッション兼用枕200の上方斜視図。 【図3】第三の実施形態に係るクッション兼用枕300の上方斜視図。 【図4】クッション兼用枕300の変形例を表す上方斜視図。 【符号の説明】 100、200、300 クッション兼用枕 101、201、301 ユニット 102、202、302 連結部 203 ケース体 204 袋体 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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