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家庭用品T
 
【発明の名称】結束具
【出願人】
【識別番号】591178850
【氏名又は名称】石川 義晴
【住所又は居所】東京都府中市寿町2丁目25番地の14
【発明者】
【氏名】石川 義晴
【住所又は居所】東京都府中市寿町2−25−14
【要約】
【課題】
作業を容易にできる結束具を提供する。
【解決手段】
一端側に紐通し穴を有するベースと、該ベース上面中間部に設けられた支持部と、該支持部上部から紐通し穴方向へ突出するとともに、ベースとの間に折り返し溝を形成するように設けられた折り返し突片と、前記支持部上部からベース他端方向へ突出するとともに、ベースとの間に挟持溝を形成するように設けられた係止用突片と、により構成され、挟持溝は支持部方向に向かうにつれ幅を狭くし、最深部では任意の縛り紐を締め付ける構成よりなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側に紐通し穴を有するベースと、該ベース上面中間部に設けられた支持部と、該支持部上部から紐通し穴方向へ突出するとともに、ベースとの間に折り返し溝を形成するように設けられた折り返し用突片と、前記支持部上部からベース他端方向へ突出するとともに、ベースとの間に挟持溝を形成するように設けられた係止用突片とにより構成され、挟持溝は、支持部方向に向かうにつれ幅を狭くし、最深部では任意の縛り紐を締め付けるものであることを特徴とする結束具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、作業を手早く容易に出来る結束具である。
【背景技術】
従来、紐留め具として、板体に開口部が設けられ、板体上部に紐折り返し片を有するものがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
取り付け位置で、紐を板体の上から下、及び下から上へ通す作業が必要になり、操作性に欠けるとともに、ゆるみが生じやすいものであった。
本発明は、これらの問題を容易に敏速に解決するものである。
【課題を解決するための手段】
一端側に紐通し穴を有するベースと、該ベース上面中間部に設けられた支持部と、該支持部上部から紐通し穴方向へ突出するとともに、ベースとの間に折り返し溝を形成するように設けられた折り返し突片と、前記支持部上部からベース他端方向へ突出するとともに、ベースとの間に挟持溝を形成するように設けられた係止用突片と、により構成され、挟持溝は支持部方向に向かうにつれ幅を狭くし、最深部では任意の縛り紐を締め付けるものとする。
【発明の効果】
結束具を新聞等の対象物の上に、空間をあけないようにあてた状態で、荷物に回した紐を、折り返し溝(9)に掛け、荷物を押え紐(8)で引き締めた状態で、挟持溝(7)に紐を一度引き込むことにより、紐は充分固定されるので、紐(8)を結ぶ作業は無しに荷作りできる。
更に、紐(8)を折り返し部(10)で再度挟持溝(7)に引き込み、紐(8)を力強く引くと、逆に挟持溝(7)及び段溝(11)の中で、紐が紐を楔として締め、より堅く固定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の使用状態図、図2は本発明の正面図、図3は本発明の平面図、図4は本発明の使用説明図、図5は本発明の使用説明図である。
本発明におけるベース(1)は、図1に示すように、一端付近に紐留め穴(2)が設けられた細長い板状となっている。
図2に示すように、ベース中央上面には支持部(6)が立設されており、支持部上部から紐留め穴(2)方向へ突出した形状の折り返し用突片(4)、その反対方向へ係止用突片(5)が設けられている。
ベース(1)と折り返し用突片(4)の間には、折り返し溝(9)が形成されている。この折り返し溝(9)は、図4に示すように、使用する任意の紐(8d)が入り込む幅になっている。
ベース(1)と係止用突片(5)の間には、挟持溝(7)が形成されている。この挟持溝(7)は、支持部方向に向かうにつれ幅を狭くし、最深部では任意の縛り紐を締め付けるようになっている。
これを、図4をもちいて説明すると、紐挿入時には、紐(8c)よりも広い幅となっており、そこから奥に入れると幅が狭くなり、紐(8b)のように徐々に紐が押しつぶされ、はさみこまれる状態となる。
本発明は以上の構成よりなり、以下のように使用する。
紐留め穴(2)に紐(8)の一端を縛り付けて固定し、重ねた新聞紙などの上中央に配置する。
次に図5aのように紐を新聞の下を通して、反対側から紐をひっぱり上げる。次に図5bに示すように、折り返し溝(9)を通して紐を反対側へ引っ張る。
次に図5cに示すように、挟持溝(7)を通して紐の下をくぐらせたうえで、図5dのように折り返し、再度挟持溝(7)の下を通す。この際、折り返した紐は、挟持溝(7)の最深部までひっぱり、紐が固定される位置へもってくる。これで図1の状態になり、結束状態が安定する。
次に本発明の他の実施の形態について図6をもちいて説明する。
本発明においては、ベース(1)及び係止用突片(5)、挟持溝(7)を形成する面に、段溝(11)を形成したものである。
この段溝(11)は、抜け方向に抵抗が強くなるような形状であることが望ましい。
これにより、前記実施形態よりも、より抜けにくい状態となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用状態図
【図2】 本発明の正面図
【図3】 本発明の平面図
【図4】 本発明の使用説明図
【図5】 本発明の使用説明図
【図6】 本発明の他の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 ベース
2 紐留め穴
3 結束具
4 折り返し用突片
5 係止用突片
6 支持部
7 挟持溝
8、8a、8b、8c、8d 紐
9 折り返し溝
10 紐折り返し部
11 段溝
12 新聞紙
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
写真1 写真2
発明者からのメッセージ

結束具の構造と使用方法

1、結束紐の上に新聞等の対象物を乗せ、荷物に回した紐を折り返し溝(9)に掛け、荷物を押さえ紐を引き締めた状態で挟持溝(7)に紐を引き込むと紐は突起(11)及び楔状挟持溝(7)が紐を噛み締め堅く固定致します。
 上記の通り結ぶ作業を省きワンタッチで堅く締めた荷造りが可能となります。
2、 重量物の荷造りに対し、紐を折り返し部(10)で紐を巻き込む状態で再度、挟持溝(7)に引き込むと、紐は突起(11)が噛み締めると共に紐と紐が絡み楔として紐は堅く固定致します。紐の長さにより、十字掛けの荷造りも可能となります。
3、 荷造りは誰も避けて通れぬ課題であり、しかも、相当数の人が堅く締める荷造りが困難と言われています。従ってワンタッチで荷造りが出来ると共に安い価格で使える器具を消費者は望んでいます。
4、 通常販売と共に新聞販売店により、半ダース包装で集金時、サービス品として提供も可能。尚、新聞等の回収問屋は結束紐を自動的に切断し1,000kg程の梱包で製紙工場へ消費拡大により問屋よりけl結束具を回収、構成し再利用が可能となります。
5、 結束具の製作過程、プラスチックを流す、型の製作は、段溝(11)の突起により上下別に製作となります。後に接着し仕上げとなります。型及び結束具の製作は発明学会において講習を行っております。従って製作は容易です。
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