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【考案の名称】非常用携帯トイレ 【実用新案権者】 【識別番号】519386486 【氏名又は名称】本郷 芳幸 【住所又は居所】奈良県大和郡山市九条町178 レジデンス18号 【代理人】 【識別番号】100087664 【弁理士】 【氏名又は名称】中井 宏行 【考案者】 【氏名】本郷 芳幸 【住所又は居所】奈良県大和郡山市九条町178 レジデンス18号 【要約】 (修正有) 【課題】プラスチック廃棄物とならず、軽量で持ち運びに便利な非常用携帯トイレを提供する。 【解決手段】非常用携帯トイレAは基台1と蓋付きの座部2とを筒状の躯体3で連結させた構造体であって、蓋付の座部及び筒状の躯体がプラスチックではない再生可能で軽量な金属材料で構成されている。 【選択図】図1 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 基台と蓋付きの座部とを筒状の躯体で連結させた構造体からなり、前記基台、蓋付きの座部及び筒状の躯体が、リユース可能な軽量金属材料で構成されていること、を特徴とする、非常用携帯トイレ。 【請求項2】 請求項1において、前記筒状の躯体に補強縁を設けている、非常用携帯トイレ。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、素材がリユース可能な軽量金属材料で構成されている非常用携帯トイレに関する。 【背景技術】 【0002】 携帯トイレの従来例として、次の特許文献には交通渋滞時に自動車内や野外において使用できる携帯トイレが記載されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】 実用新案登録第3023482号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0004】 前記特許文献1に記載の携帯トイレは、筒部が伸縮し小型化できることが利点であるが、汚物処理用の袋や便座全体にプラスチック素材を使用することを想定しており、近年のプラスチック削減運動などに逆行している。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本考案による非常用携帯トイレは、基台と蓋付の座部とを筒状の躯体で連結させた簡易な構造体であって、前記基台、蓋付の座部及び筒状の躯体がプラスチックでない再生可能で軽量な金属材料で構成されていることを特徴とする。 【考案の効果】 【0006】 本考案による非常用携帯トイレは、再生可能で軽量な金属材料で構成されているため、 省エネ省プラスチックである。したがって、プラスチック廃棄物にはならないので、自然環境を破壊しない。 また、軽量ポータブルで構造的にも強く、持ち運びに便利であり、使い勝手もよい。 【図面の簡単な説明】 【0007】 【図1】非常用携帯トイレの一実施例の斜視図である。 【図2】非常用携帯トイレの使用例を示す説明図である。 【考案を実施するための形態】 【0008】 本考案の非常用携帯トイレAは、図1に示すように、基台1と、蓋2a付きの座部2と、それらを連結させる筒状の躯体3で構成される。 基台1、蓋2a付きの座部2及び筒状の躯体3は、プラスチックでない再生可能で軽量な金属材料で構成されているが、金属の種類は問わず、それぞれを別種類の金属素材を用いて構成してもよい。 【0009】 基台1は、接地面が、少なくとも筒状の躯体3の底部面積より大きく、筒状の躯体3の底面と連結しているので、使用時にもぐらつかず、安定している。 【0010】 座部2は、座面となる面に排泄用穴2bを開口し、筒状の躯体3と連結している。 また、蓋2aは閉じたとき、座部2に密着し内部の気密性を保つことで防臭性能を高める効果がある。 【0011】 筒状の躯体3は、円柱、四角柱など強度に優れた形状が望ましいが、筒状であれば形状は指定されない。 また、外延部に補強縁4を設けているので補強効果もある。 【0012】 非常用携帯トイレの使用例としては、車のトランク内などに搭載し、自然災害、工事又は事故などで一般道路や高速道路が渋滞したとき、キャンプ等の野営時に公衆トイレがないときや、断水で家庭用トイレの使用が困難なときや、高齢者や歩行が困難な人が通常のトイレを使用することができないときなどに、使用することが可能である。 【符号の説明】 【0013】 A 非常用携帯トイレ 1 基台 2 蓋付の座部 2a 蓋 2b 排泄用穴 3 筒状の躯体部分 4 補強縁 |
【図1】 |
【図2】 |
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