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【発明の名称】ほこりクリーナー 【出願人】 【識別番号】511155914 【氏名又は名称】黒田 寿美子 【住所又は居所】福岡県北九州市若松区棚田町7−61 【発明者】 【氏名】黒田 寿美子 【住所又は居所】福岡県北九州市若松区棚田町7−61 【要約】 【課題】不織布製清掃用シートを用いた取替タイプの既存の清掃具は、「確実な装着」や「掃除の効果・効率」また「使用コスト」面からも改善の要素を有する。故にシンプルなのに強固に取り付けができ、交換のための取り外しも容易且つ、埃やゴミなど汚れを綺麗に掃き拭き取り細部にまで掃除が行き届く、しかも安価で耐久性に優れる等の特徴を兼ね備えた「高い利便性」「衛生的」「経済的」な実用性に富むほこりクリーナーを提供する。 【解決手段】使い捨てタイプの不織布製の清掃シートと面ファスナー(受け側)の組合せは、媒介を必要とせずに双方のみで接着する特性に着目し活用する。詳しくは、使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを図1に加工した清掃部と着脱自在の面ファスナー(受け側)又は、伸縮棒の先端に面ファスナー(受け側)を貼り付け、加えてカバーを着脱自在に取りつけた図3に作製した柄を図4に示す通り図1を図3の先端から螺旋状に巻きつけたほこりクリーナーを提供することにある。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 不織布製シートから成り、先端部が基部から多数のシート状部分に分離されて成る清掃部と、この清掃部の基部が着脱自在に取り付けられる柄とを含むほこりクリーナーにおいて、少なくとも前記シート状部分の一部は、ループ状に形成されている、ことを特徴とするほこりクリーナー。 【請求項2】 請求項1において、前記柄の前記清掃部の基部が取り付けられる取付部には、前記基部を貼り付ける面ファスナーが設けられており、前記取付部は、前記柄の先端側に位置し、第1の清掃部の基部が取り付けられる第1の部分と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分とを含み、前記第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーが備えられている、ことを特徴とするほこりクリーナー。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、清掃シート及び柄から成る清掃具に関し、詳しくは、不織布製清掃用シートを用いた取替タイプのほこりクリーナーに関するものである。 【背景技術】 不織布製清掃用シートを用いた取替タイプの既存の清掃具は、清掃布の製造工程が複雑なためコスト高になる、清掃布を固定させるための被装着体の構造が複雑である、或いは、装着は容易であるが固定が不十分である、のような構造、構成から成るものが多い。これらは「確実な装着」や「掃除の効果・効率」さらに「使用コスト」面からも改善の要素を有する。 【先行技術文献】 【特許文献1】特開平11−89776号公報 【特許文献2】特開2002−78657号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、シンプルなのに強固に取り付けができ、交換のための取り外しも容易な、しかも既存の物よりより多くの埃やゴミなど汚れを綺麗に掃き拭き取り細部にまで掃除が行き届く、併せて、安価で耐久性に優れた利便性の高い、衛生的且つ経済的な特徴を有するほこりクリーナーを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち請求項1不織布製シートから成り、先端部が基部から多数のシート状部分に分離されて成る清掃部と、この清掃部の基部が着脱自在に取り付けられる柄とを含むほこりクリーナーにおいて、少なくとも前記シート状部分の一部は、ループ状に形成されている、ことを特徴とするほこりクリーナーを提供することが可能になり上記目的を達成したものである。 請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記柄の前記清掃部の基部が取り付けられる取付部には、前記基部を貼り付ける面ファスナーが設けられており、前記取付部は、前記柄の先端側に位置し、第1の清掃部の基部が取り付けられる第1の部分と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分とを含み、前記第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーが備えられている、ことを特徴とするほこりクリーナーを提供することが可能になり上記目的を達成したものである。 請求項1〜2のいずれかに記載のほこりクリーナーである。 上記の構成により、シンプルなのに強固に取り付けができ、交換のための取り外しも容易で、多くの埃やゴミなど汚れを綺麗に掃き拭き取り、併せて、僅かな隙間にも入り込み細部にまで掃除が行き届く。そして安価で耐久性に優れた利便性の高い、衛生的且つ経済的な特徴を兼ね備える。これらの長所から成る実用性に富むほこりクリーナーを提供する。 【発明の効果】 以上の説明の通り、本発明に於いて、請求項1と請求項2を組み合わせることで成し得る、平面な使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを例えば2つ折りまたは3つ折りにし、等間隔に切り込み、少なくともループ状の部分でなる清掃部を例えば面ファスナー(受け側)付柄の先端部に螺旋状に巻き付けることで、より立体的空間が生まれ表面積が拡がる。また、清掃部がループ状の先端を有することで、清掃具の使用時に清掃部先端が垂れ下がることを防ぐ役割を成し、既存の物よりより多くの埃やゴミなど汚れを綺麗に掃き拭き取ることが可能になる。(従来のように短冊状の部分のみだと垂れ下がって不具合が生じていた。)併せて、使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを等間隔に切る事で細過ぎず適度な張りと弾力、そして、やわらかさを兼ね備え、僅かな隙間にも入り込み細部にまで掃除が行き届く。しかも、使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを加工使用することで安価な提供が実現する。また、後述の実施例の場合は、横に2つ折りし、その上底部をハンディシーラーで閉じ清掃部のバラツキを防止し安定を図り且つ、不織布製シートと面ファスナー(受け側)の組合せは、媒介を必要とせずに双方のみで接着する特性により簡単手間要らず、故に頻繁に取り替えることができいつも清潔である。さらに「ドライタイプ」だけでなく「ウェットタイプ」も使えるので、用途が拡がる。そして何より、使用感がとてもソフトで良く、物品表面を傷つける恐れがなく安全安心且つ掃除がスピーディにでき、大変重宝である。 また、必要に応じて請求項2の図3の第2の部分を使用しないときに図3の第2の部分を覆うカバーを着脱可能に取りつけたことにより複数タイプ(図6ABCE)で使用することができ、その場合が、軽くて長さが程よく、高い所、隙間、床、敷居などの掃除に活躍する。また、家具やインテリア小物は勿論、家庭電化製品、AV機器、家庭電化製品の網状フィルターから網戸に至る迄、使用箇所は幅広い。従って、適材適所に使い分けると家中が素早くスッキリ綺麗になり家事労働の軽減と時間短縮が図られ、360度余すところなく面・線どの部位でも活用できる清掃力に優れる清掃具「ほこりクリーナー」を提供することが可能になる。 「確実な装着・交換のための取り外しが容易」や「掃除の効果・効率の向上」さらに「安価な使用コスト」に繋がる「高い利便性」「衛生的」「経済的」な特徴を併せ持ち、実用性に富む清掃具「ほこりクリーナー」を提供することが可能な上記目的の達成に極めて効果がある。 【発明を実施するための形態】 以下、この発明の実施例に関して図を参照にしながら説明する。図1は、使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを3つ折りにし、上低部(3)を残し縦に等間隔に切込加工を施し、さらに横に2つ折りし、先端部が基部からループ状部分と短冊状部分の多数のシート状部分に分離されて成る清掃部を作製し、その上底部(3)をハンディシーラーで閉じ清掃部のバラツキを防止し、安定を図ったシンプルでコンパクトな清掃部の平面図である。図2−aは図1の作り方を示した図で、図2−aの「あ・い・う・え」の順に作製する。まず、「あ」の(1)の順で使い捨てタイプの不織布製の清掃シートの下底を先に3分の1谷折りし、次に「い」の(2)ように上底3分の1を折り畳み、不織布製シートの3つ折り「う」を作り、「う」の上低部(3)を残し縦に等間隔に切込加工を施し、先端部が基部からループ状部分と短冊状部分の多数のシート状部分に分離されて成る清掃部「え」を作製する。図2−bは3つ折りにした使い捨てタイプの不織布製の清掃シートの上低部(3)を残し縦に等間隔に切込加工を施し成した清掃部を2つ折り状態に開いた(戻した)図である。図2−cは本発明の清掃部図2−aの「え」を横2つに折り畳み、本発明の清掃部図1と成す、山折りする箇所「お」を示した斜視図である。図3は、柄の先端側に位置し、第1の清掃部の基部が取り付けられる第1の部分と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分とを含み、前記第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーが備えられている着脱自在の面ファスナー(受け側)及び、伸縮棒の先端に前記着脱自在の面ファスナー(受け側)を取り付けた柄の斜視図である。図4は、図1を図3の先端から螺旋状に第1の清掃部の基部・第2の清掃部の基部・第3の清掃部の基部を連続して巻きつける工程並びに第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーと伸縮自在の柄の斜視図である。図5は柄の先端側に位置し、第1の清掃部の基部が取り付けられる第1の部分と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分とを含む着脱自在の面ファスナー(受け側)に第1の清掃部の基部・第2の清掃部の基部・第3の清掃部の基部を連続して巻きつけた斜視図と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーが備えられている伸縮自在の柄の斜視図である。図6は、図1の清掃部の基部が着脱自在に取り付けられる柄で前記基部が取り付けられる取付部には、前記基部を貼り付ける面ファスナーが設けられており、前記取付部は、前記柄の先端側に位置し、第1の清掃部の基部が取り付けられる第1の部分と、第2の清掃部の基部が取り付けられる第2の部分とを含み、前記第2の部分を使用しないときに前記第2の部分を覆うカバーが備えられていることで複数のタイプで使用できる、その使用例を示す図である。「A」は第1の清掃部から成る「ほこりクリーナー」、「B」は第1・第2の清掃部から成る「ほこりクリーナー」、「C」は第1・第2・第3の清掃部から成る「ほこりクリーナー」の斜視図と「D」は着脱自在の第1・第2・第3の清掃部とフローリング用柄の斜視図で、「D」に記す矢印方向に、着脱自在の第1・第2・第3の清掃部をフローリング用の柄に取り付け、8に固定する。「E」は着脱自在の第1・第2・第3の清掃部をフローリング用柄に取り付けた「ほこりクリーナー」の斜視図である。 【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の清掃部の平面図 【図2−a】図2−aは本発明の清掃部の作製手順を示す図 【図2−b】図2−bは本発明の清掃部を2つ折り状態に開いた(戻した)図 【図2−c】図2−cは「図2−aえ」を横2つに山折りする箇所「お」を示す図 【図3】図3は、本発明の柄(清掃棒)の斜視図 【図4】図4は、本発明の図1を図3に巻きつける工程の斜視図 【図5】図5は、本発明の着脱自在の清掃具「ほこりクリーナー」の斜視図 【図6】図6は、本発明の複数タイプの清掃具「ほこりクリーナー」の斜視図 【符号の説明】 1 不織布製シートから成り、先端部が基部から多数のシート状部分に分離されて成る清掃部 2 柄(清掃棒) 3 着脱自在の面ファスナー(受け側)※3−第1の部分と3−第2の部分 4 3−第1の部分 5 3−第2の部分 6 3−第2の部分を必要に応じて覆う着脱自在のカバー 7 ハンディシーラーで閉じる箇所 8 着脱自在の第1・第2・第3の清掃部を固定するための面ファスナー(受け側) 9 フローリング用柄 (1)使い捨てタイプの不織布製の清掃シートの下底で先に3分の1谷折りする順番を示す (2)使い捨てタイプの不織布製の清掃シートの上底で(1)の次に3分の1谷折りする順番を示す (3)清掃部上低部 あ 使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを広げた状態の図 い 使い捨てタイプの不織布製の清掃シートの下底を先に3分の1谷折りする図 う 使い捨てタイプの不織布製の清掃シートを3つ折りにした図 え 「図2−aう」に上低部を残し縦に等間隔に切込加工を施した図 お 「図2−aえ」を山折りする箇所 か 短冊状部分 き ループ状部分 A 第1の清掃部から成る「ほこりクリーナー」の斜視図 B 第1・第2の清掃部から成る「ほこりクリーナー」の斜視図 C 第1・第2・第3の清掃部から成る「ほこりクリーナー」の斜視図 D 着脱自在の第1・第2・第3の清掃部とフローリング用柄の斜視図 E 着脱自在の第1・第2・第3の清掃部をフローリング用柄に取り付けた図 |
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【図1】 |
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【図2−a】 |
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【図2−b】 |
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【図2−c】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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