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家庭用品T
 
【考案の名称】フラットパネルディスプレイ用物置棚
【実用新案権者】
【識別番号】511018583
【氏名又は名称】岡田 忠己
【住所又は居所】愛知県一宮市萩原町西御堂字伝正寺15番地
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100096116
【氏名又は名称】松原 等
【考案者】
【氏名】岡田 忠己
【住所又は居所】愛知県一宮市萩原町西御堂字伝正寺15番地
【要約】(修正有)
【課題】
様々なサイズや機種のフラットパネルディスプレイに取り付けられる物置棚を提供する。
【解決手段】
上下方向に延びる縦部11と、縦部11の上端部から後方に延びる横部16とをそれぞれ含む左右2つの取付具10を設ける。そして、各縦部11に上下方向に延びる上下長孔12を形成し、各横部16に前後方向に延びる前後長孔17を形成する。また、物置棚20を設け、その物置棚20に、左右方向に延びる左右長孔22を形成する。そして、壁取付用の雌ネジに左右2つの取付具10の縦部11を、上下長孔12に通した雄ネジ13で止める。また。左右2つの取付具10の横部16に物置棚20を、左右長孔22と前後長孔17とに通した止め具23で止める。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
フラットパネルディスプレイ(7)の背面に設けられた壁取付用の雌ネジ(8)に止着される左右2つの取付具(10)と、左右2つの取付具(10)に取り付けられてフラットパネルディスプレイ(7)の上方に配置される物置棚(20)とを含むフラットパネルディスプレイ用物置棚(9)において、
左右2つの取付具(10)はそれぞれ上下方向に延びる縦部(11)と縦部(11)の上端部から後方に延びる横部(16)とを含み、各縦部(11)に上下方向に延びる上下長孔(12)が形成され、各横部(16)に前後方向に延びる前後長孔(17)が形成され、物置棚(20)に左右方向に延びる左右長孔(22)が形成され、
壁取付用の雌ネジ(8)に左右2つの取付具(10)の縦部(11)を、上下長孔(12)に通した雄ネジ(13)で止め、かつ、左右2つの取付具(10)の横部(16)に物置棚(20)を、左右長孔(22)と前後長孔(17)とに通した止め具(23)で止める際に、
上下長孔(12)に対する雄ネジ(13)の止め位置調節により、取付具(10)及び物置棚(20)の高さを連続的に調節でき、左右長孔(22)に対する止め具(23)の止め位置調節により、左右2つの取付具(10)の間隔を連続的に調節でき、かつ、前後長孔(17)に対する止め具(23)の止め位置調節により、物置棚(20)の前後位置を連続的に調節できるように構成されたことを特徴とするフラットパネルディスプレイ用物置棚。
【請求項2】
前記物置棚(20)は、前後方向及び左右方向に延びる基部(21)と、基部(21)の前端部から下方に延びる垂下部(25)とを含み、
前記物置棚(20)は、基部(21)の前端部の下面をフラットパネルディスプレイ(7)の上面に当接させ、かつ、垂下部(25)の背面をフラットパネルディスプレイ(7)の上端部の前面に当接させた前端部当接状態で、左右2つの取付具(10)に取り付けるように構成された請求項1に記載のフラットパネルディスプレイ用物置棚。
【請求項3】
前記左右長孔(22)として、物置棚(20)に前後方向に間隔をおいて前側の左右長孔(22)と後側の左右長孔(22)との2本の左右長孔(22)が形成され、
前記止め具(23)として、左側の取付具(10)の前後長孔(17)と物置棚(20)の前側の左右長孔(22)とに通される左前側の止め具(23)と、左側の取付具(10)の前後長孔(17)と物置棚(20)の後側の左右長孔(22)とに通される左後側の止め具(23)と、右側の取付具(10)の前後長孔(17)と物置棚(20)の前側の左右長孔(22)とに通される右前側の止め具(23)と、右側の取付具(10)の前後長孔(17)と物置棚(20)の後側の左右長孔(22)とに通される右後側の止め具(23)との4本の止め具(23)が設置された請求項1又は2に記載のフラットパネルディスプレイ用物置棚。
【請求項4】
前記物置棚(20)は、基部(21)の前端部から上方に延びる前壁部(26)を含み、前端部当接状態のときには、フラットパネルディスプレイ(7)の上端部の前面と前壁部(26)の前面とが面一になるように構成された請求項2に記載のフラットパネルディスプレイ用物置棚。
【請求項5】
前記取付具(10)には、フラットパネルディスプレイ(7)の転倒を防止する転倒防止具(30)を取り付けるための転倒防止具取付用の雌ネジ(14)が設けられた請求項1〜4のいずれか一項に記載のフラットパネルディスプレイ用物置棚。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの上方に設置する物置棚に関する。
【背景技術】
従来は、ブラウン管ディスプレイが主流であり上面が広かったため、ディスプレイの上に、時計、ぬいぐるみ、写真立て、リモコン等の色々な小物を置いたものであるが、ディスプレイの主流が、ブラウン管ディスプレイからフラットパネルディスプレイに代わると上面が狭くなり、ディスプレイの上にそれらの小物を置けなくなった。
そのため、従来例(特許文献1)のように、フラットパネルディスプレイの背面左側にある左側の壁面取付用の雌ネジに、ディスプレイの上端部左側の背後にまで延びる左側の取付具を雄ネジで取り付け、フラットパネルディスプレイの背面右側にある右側の壁面取付用の雌ネジに、ディスプレイの上端部右側の背後にまで延びる右側の取付具を雄ネジで取り付け、それらの左右2つの取付具の上端に物置棚を止め具で取り付ける技術も考案された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】
実用新案登録第3154431号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例では、対応可能なフラットパネルディスプレイの機種が極少数に限られてしまう。なぜなら、フラットパネルディスプレイには、15インチ、37インチ、52インチ等、様々なサイズのものがあり、サイズが異なる場合には、左右の壁面取付用の雌ネジの間隔や、その雌ネジからディスプレイ上面までの高さや、ディスプレイ前後幅が異なる場合が殆どであり、また、たとえサイズが同じであっても、機種(メーカー等)が違えば、それらの間隔・高さ・幅が異なることが多くあるからである。
なお、そのため、従来例では、左右2つの取付具の間隔については、物置棚の脚に左右方向に複数の丸孔を並設し、それらの中から止め具を挿通させる丸孔を択一的に選択することによって段階的に調節できるようにするとともに、物置棚の高さについても、取付具に上下方向に複数の丸孔を並設し、それらの中から雄ネジを挿通させる丸孔を択一的に選択することによって段階的に調節できるようにしているが、それだけでは十分ではない。なぜなら、左右の壁面取付用の雌ネジの間隔が、上記の段階調節では調節不能な中間的な大きさの場合には、左右2つの取付具の間隔を左右の雌ネジの間隔に合わせることができず、また、その雌ネジからディスプレイ上面までの高さが上記の段階調節では調節不能な中間的な高さの場合には、物置棚の高さをディスプレイの上方の適当な高さに合わせることができず、また、物置棚の前方への突出長とディスプレイ前後幅とが合わない場合には、物置棚の前端をディスプレイの前端に合わせることができないからである。
そこで、左右の壁面取付用の雌ネジの間隔や、その雌ネジからディスプレイ上面までの高さや、ディスプレイ前後幅が異なる様々なサイズや機種(メーカー等)のフラットパネルディスプレイに、物置棚を取り付けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のフラットパネルディスプレイ用物置棚は、フラットパネルディスプレイの背面に設けられた壁取付用の雌ネジに止着される左右2つの取付具と、左右2つの取付具に取り付けられてフラットパネルディスプレイの上方に配置される物置棚とを含むフラットパネルディスプレイ用物置棚において、左右2つの取付具はそれぞれ上下方向に延びる縦部と縦部の上端部から後方に延びる横部とを含み、各縦部に上下方向に延びる上下長孔が形成され、各横部に前後方向に延びる前後長孔が形成され、物置棚に左右方向に延びる左右長孔が形成され、壁取付用の雌ネジに左右2つの取付具の縦部を、上下長孔に通した雄ネジで止め、かつ、左右2つの取付具の横部に物置棚を、左右長孔と前後長孔とに通した止め具で止める際に、上下長孔に対する雄ネジの止め位置調節により、取付具及び物置棚の高さを連続的に調節でき、左右長孔に対する止め具の止め位置調節により、左右2つの取付具の間隔を連続的に調節でき、かつ、前後長孔に対する止め具の止め位置調節により、物置棚の前後位置を連続的に調節できるように構成されたことを特徴とする。
前記物置棚は、特に限定されないが、より安定に設置されるために、次の[i][ii]の少なくともいずれかの態様であることが好ましい。
[i]前記物置棚は、前後方向及び左右方向に延びる基部と、基部の前端部から下方に延びる垂下部とを含み、前記物置棚は、基部の前端部の下面をフラットパネルディスプレイの上面に当接させ、かつ、垂下部の背面をフラットパネルディスプレイの上端部の前面に当接させた前端部当接状態で、左右2つの取付具に取り付けるように構成された態様。
[ii]前記左右長孔として、物置棚に前後方向に間隔をおいて前側の左右長孔と後側の左右長孔との2本の左右長孔が形成され、前記止め具として、左側の取付具の前後長孔と物置棚の前側の左右長孔とに通される左前側の止め具と、左側の取付具の前後長孔と物置棚の後側の左右長孔とに通される左後側の止め具と、右側の取付具の前後長孔と物置棚の前側の左右長孔とに通される右前側の止め具と、右側の取付具の前後長孔と物置棚の後側の左右長孔とに通される右後側の止め具との4本の止め具が設置された態様。
また、上記[i]の態様において、前記物置棚は、特に限定されないが、基部の前端部から上方に延びる前壁部を含み、前端部当接状態のときには、フラットパネルディスプレイの上端部の前面と前壁部の前面とが面一になるように構成されていることが好ましい。
また、前記取付具には、特に限定されないが、フラットパネルディスプレイの転倒を防止する転倒防止具を取り付けるための転倒防止具取付用の雌ネジが設けられていることが好ましい。詳しくは、37インチ以上のディスプレイに対応させる場合には、転倒防止具取付用の雌ネジを設けることが好ましい。また、前記転倒防止具は、特に限定されないが、一端部をビス等で転倒防止具取付用の雌ネジに止着し、他端部を壁等に止着する紐状の部材(ワイヤー、バンド、チェーン等)や棒状の部材を例示する。
【考案の効果】
本考案によれば、左右2つの取付具の間隔を連続的に調節できるため、左右の壁面取付用の雌ネジの間隔については、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。また、左右2つの取付具と物置棚との高さを連続的に調節できるため、左右の壁面取付用の雌ネジからディスプレイ上面までの高さについては、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。また、物置棚の前後位置を連続的に調節できるため、ディスプレイ前後幅については、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。
そのため、左右の壁面取付用の雌ネジの間隔や、その雌ネジからディスプレイ上面までの高さや、ディスプレイ前後幅が異なる様々なサイズや機種(メーカー等)のフラットパネルディスプレイに、同一スペックのフラットパネルディスプレイ用物置棚を取り付けることができる。
【考案を実施するための形態】
【実施例1】
図1〜図6に示す本実施例1のフラットパネルディスプレイ用物置棚9は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ等の様々なフラットパネルディスプレイ7上方に、時計、ぬいぐるみ、写真立て、リモコン等の小物を置けるようにするための棚であって、次に示す、左右2つの取付具10,10と、物置棚20とからなる。
左右2つの取付具10,10は、物置棚20をフラットパネルディスプレイ7の上方に固定するためのL字形の部材であって、各取付具10は、上下方向に延びる縦部11と、縦部11の上端から屈曲して後方に延びる横部16とからなる。そして、各縦部11には、上下方向に延びる上側の上下長孔12と下側の上下長孔12とが上下方向に間隔をおいて形成され、上側の上下長孔12よりも上方には、フラットパネルディスプレイ7の転倒を防止する転倒防止具30を取り付けるための転倒防止具取付用の雌ネジ14(直径8mm程度)が設けられている。また、各横部16には、前後方向に延びる前後長孔17が形成されている。なお、左右2つの各取付具10の厚さは、37インチテレビ用までは3ミリ、50インチテレビ用までは4ミリであることが好ましい。
物置棚20は、小物を載置するための棚であって、アクリル板が曲げ加工されて形成されている。この物置棚20は、前後方向及び左右方向に延びる基部21と、該基部21の前端の左右中央部から屈曲して下方に延びる垂下部25と、基部21の前端における垂下部25よりも左方及び右方から屈曲して上方に延びる前壁部26,26と、基部21の左端から屈曲して上方に延びる左壁部27と、基部21の右端から屈曲して上方に延びる右壁部28と、基部21の後端から屈曲して上方に延びる後壁部29とからなる。また、この物置棚20の基部21の下面には、フラットパネルディスプレイ7の上面に傷が付かないようにするための保護シール(図示略)が張られている。なお、この物置棚20を構成するアクリル板の厚さは、26インチテレビ用までは3ミリ、40インチテレビ用までは4ミリ、50インチテレビ用までは5ミリであることが好ましい。
以上に示したフラットパネルディスプレイ用物置棚9を、図2に示すフラットパネルディスプレイ7に取り付ける手順を次に説明する。
[1]まず、図3に示すように、フラットパネルディスプレイ7の背面左側にある上下2つの左側の壁取付用の雌ネジ8,8に左側の取付具10を、その上下2つの上下長孔12,12に通した上下2つの雄ネジ13,13で止める。また、フラットパネルディスプレイ7の背面右側にある上下2つの右側の壁取付用の雌ネジ8,8に右側の取付具10を、その上下2つの上下長孔12,12に通した上下2つの雄ネジ13,13で止める。このとき、左側の取付具10の上下2つの上下長孔12,12に対する上下2つの雄ネジ13,13の止め位置調節と、右側の取付具10の上下2つの上下長孔12,12に対する上下2つの雄ネジ13,13の止め位置調節とにより、左右2つの取付具10,10の横部16,16の上面がフラットパネルディスプレイ7の上面と同じ高さになるように調節する。
[2]次に、図4に示すように、物置棚20の基部21の前端部の下面をフラットパネルディスプレイ7の上面に当接させ、かつ、垂下部25の背面をフラットパネルディスプレイ7の上端部の前面に当接させる。このとき、フラットパネルディスプレイ7の上端部の前面と前壁部26,26の前面とが面一になる。そして、その状態(前端部当接状態)で、左側の取付具10の横部16に物置棚20を、左側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の左右長孔22とに通した左側の止め具23と、右側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の左右長孔22とに通した右側の止め具23とで止める。
[3]また、更に、フラットパネルディスプレイ7の転倒が心配な場合等には、図5(a)に示すように、左右2つの取付具10,10の転倒防止具取付用の雌ネジ14,14に、転倒防止具30,30(例えば、ビニールバンド)の一端部を、雄ネジ部材32,32(例えば、丸リング付きのビス)で取り付け、他端部を壁39等の任意の位置に取り付ける。これによれば、図5(b)に示すように、フラットパネルディスプレイ7のスタンドに転倒防止具90(例えば、ビニールバンド)の一端部をビス92等で取り付け、他端部をラック35等に取り付けるだけの現行品に比べてより確実にフラットパネルディスプレイ7の転倒を防止することができる。
本実施例1によれば、物置棚20の左右長孔22に対する左右2つの止め具23,23の止め位置調節により、左右2つの取付具10,10の間隔を連続的に調節できるため、左側の壁面取付用の雌ネジ8,8と右側の壁面取付用の雌ネジ8,8との間隔Wについては、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。
また、左右2つの取付具10,10の計4つの上下長孔12,12,12,12に対する計4つの雄ネジ13,13,13,13の止め位置調節により、左右2つの取付具10,10と物置棚20との高さを連続的に調節できるため、左右の上側の壁面取付用の雌ネジ8,8からフラットパネルディスプレイ7の上面までの高さH1及び左右の下側の壁面取付用の雌ネジ8,8からフラットパネルディスプレイ7の上面までの高さH2については、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。
また、左右2つの取付具10,10の前後長孔17,17に対する左右2つの止め具23,23の止め位置調節とにより、物置棚20の前後位置を連続的に調節できるため、フラットパネルディスプレイ7の前後幅Dについては、所定の範囲内の大きさであれば中間的なあらゆる大きさの場合にも対応できる。
そのため、図6(a)(b)に示すように、様々なサイズや機種(メーカー等)のフラットパネルディスプレイ7a,7bに、同一スペックのフラットパネルディスプレイ用物置棚9を取り付けることができる。そのため、市販のフラットパネルディスプレイのサイズは大小違いすぎるため、同一スペックですべての市販のフラットパネルディスプレイに対応できるとまではいかないまでも、数種類のスペック(例えば、15インチから30インチ用と、30〜45インチ用と、45〜70インチ用との3種類のスペック)を用意するだけで、略すべての市販のフラットパネルディスプレイに対応することができる。
【実施例2】
図7に示す本実施例2は、次の[ア]〜[エ]の点で実施例1と相違し、その他の点においては実施例1と同様である。
[ア]物置棚20の前端部に垂下部25が設けられておらず、物置棚20の前端部全体に前壁部26が設けられている点。
[イ]物置棚20に前後方向に間隔をおいて前後2本の左右長孔22,22が設けられている点。
[ウ]物置棚20に、左側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の前側の左右長孔22とに通される左前側の止め具23と、左側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の後側の左右長孔22とに通される左後側の止め具23と、右側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の前側の左右長孔22とに通される右前側の止め具23と、右側の取付具10の前後長孔17と物置棚20の後側の左右長孔22とに通される右後側の止め具23との計4本の止め具23,23,23,23が止着されている点。
[エ]左右2つの取付具10,10が、その横部16,16の上面の方がフラットパネルディスプレイ7の上面よりも上方にくるように高さ調節されて、物置棚20がフラットパネルディスプレイ7の上方に間隔Gだけ離れている点。
本実施例2によれば、物置棚20を左右2つの取付具10,10に計4本の止め具23,23,23,23で止着するため、物置棚20を、フラットパネルディスプレイ7の上方に離しても、安定に支持することができる。
なお、本考案は前記実施例1,2に限定されるものではなく、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき、例えば、実施例1を次の変更例1,2のように変更してもよい。
[変更例1]
図8に示すように、垂下部25,25を物置棚20の前端部の2箇所に左右方向に間隔をおいて設けてもよい。
[変更例2]
図9に示すように、前壁部26,26をなくし、垂下部25を物置棚20の前端部全体に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、フラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す正面図(a)及び側面断面図(b)である。
【図2】実施例1で使用するフラットパネルディスプレイを示す斜視図である。
【図3】実施例1において、フラットパネルディスプレイに左右2つの取付具を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】実施例1のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、フラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】実施例1において、フラットパネルディスプレイに転倒防止具を取り付けた状態を示す側面断面図(a)及びフラットパネルディスプレイに従来の転倒防止具を取り付けた状態を示す側面断面図(b)である。
【図6】実施例1のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、小型のフラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す斜視図(a)及び大型のフラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す斜視図(b)である。
【図7】実施例2のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、フラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】変更例1のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、フラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す正面図(a)及び側面断面図(b)である。
【図9】変更例2のフラットパネルディスプレイ用物置棚を、フラットパネルディスプレイに取り付けた状態を示す正面図(a)及び側面断面図(b)である。
【符号の説明】
7 フラットパネルディスプレイ
8 壁面取付用の雌ネジ
9 フラットパネルディスプレイ用物置棚
10 取付具
11 縦部
12 上下長孔
13 雄ネジ
14 転倒防止具取付用の雌ネジ
16 横部
17 前後長孔
20 物置棚
22 左右長孔
23 止め具
25 垂下部
26 前壁部
30 転倒防止具
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
【図8】
図8
【図9】
図9
写真1
写真2
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