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飲食・調理
 
【発明の名称】おもり弁式定量注出器
【出願人】
【識別番号】510002785
【氏名又は名称】山本 文隆
【住所又は居所】長崎県長崎市西山4丁目159番地
【発明者】
【氏名】山本 文隆
【住所又は居所】長崎県長崎市西山4丁目159番地
【要約】
【課題】
注出器に手間無く容易に自動計量、定量注出できる機能を持たせること
【解決手段】
容器の傾きによっておもり球への重力の方向が変化し、おもり球が移動する「おもり弁」によって弁口が開いたり閉じたりする仕組みを利用し、自動計量することと、定量注出することを使い分ける。容器を普通に立てているときは弁が開き、重力によって下部の計量庫に注出液が自動的に満たされ、容器を傾けたときは弁が閉じて、計量庫内の注出液以外注出されない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の傾きによっておもり球への重力の方向が変化し、おもり球が移動する「おもり弁」によって弁口が開いたり閉じたりすることを利用し、自動計量することと、定量注出することを使い分ける仕組み。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、液体をほぼ定量的に注ぐためのおもり弁の考案に関係する。
【背景技術】
調味料注出器、例えば醤油差等には、差す量を空気穴で調節するもの、ボールの転がりで調節するものなどがあるが、定量的に測り取る仕組みを持つものは少ない。
また酒類等に定量を量りとるキャップはあるが、本発明は容器そのものに機能を持たせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】
特許出願2004−223390 定量注出器
【特許文献2】
実用新案出願平10−3035 醤油差し
【特許文献3】
実用新案出願2005−368 醤油差し
【特許文献4】
特許出願2006−221711 差す量を調節できる醤油差し
【特許文献5】
実用新案出願平8−6591 液体定量注出用中栓
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
一般の液体調味料の注出器は毎回の注出量が不安定で、人のさじ加減で出る量が決まる。しかし外食産業など食膳を大量に取り扱う場所では、エコ面においてもコスト面においても注出量は均一なことが望ましい。本発明の課題は、注出器に手間無く容易に自動計量、定量注出できる機能を持たせることである。
さらに貯蔵液が無くなる間近まで使用できなければならない。
【課題を解決するための手段】
〔図1〕の右上ようにおもり室を計量庫(3)の下横に取り付ける。おもり室の中では容器の傾きによっておもり球の重力方向が入れ替わり、注ぐときは貯蔵液の侵入を防ぐように弁口(4)が閉じる。また普通に立てたときは弁口(4)を開放して重力に従い計量庫に自然に液が蓄えられる。
貯蔵液の計量庫への通過口(弁口)の位置は、最後まで使い切れるよう十分に下に位置させる。
注ぎ出すための圧力調整の空気管を貯蔵液より高い位置まで切り口が来るように取り付ける。
計量庫に、計量庫の容量変化を可能にする調節ネジ(6)を取り付ける。
【発明の効果】
容器の傾きによっておもり球(5)の重力方向が入れ替わり、傾いたときは貯蔵液の進入を防ぐように弁口(4)が閉じる。このため注ぐときは計量庫内の液のみが注ぎ出される。また普通に立てたときは弁口(4)が開放され重力に従い自動的に計量庫にほぼ定量の注出液が満たされる。
従って、注いで置く、注いで置くという普通の注出器と同じ日常の操作で繰り返し簡単に定量の液を注ぐことができる。また注ぐ量も調節可能である。
【発明を実施するための形態】
一般の注出器と同様、普通に傾けて注ぎ、普通に置けばよい。
【実施例】
液体調味料(醤油、油、酢、たれ等)や化学実験等。
【産業上の利用可能性】
外食産業では、液体調味料の無駄遣いを抑え、経費削減に寄与する。計量カップ、計量さじの代わりとなり、料理、ケーキ作り等の生産速度向上に寄与する。また簡易な化学実験にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】おもり弁式定量注出器、普通に立てたとき、傾けて注ぐとき。
(図1)醤油差しおもり球
パンフレット1
(図2)醤油差しフロート球
パンフレット2
(図3)回転フロート弁
パンフレット3
 一般の液体調味料の注出器は毎回注出量が不安定で、人のさじ加減で量が決り、従って無駄も多くなります。しかし外食産業等、食膳を大量に取り扱う所ではこの無駄は大敵で、コスト面においてもエコ的に考えても注出量は均一で安定していることが望ましいでしょう。本発明は、計量、および定量注出が手間無く自動的に簡易にできますからこれらの問題を一掃します。
 現在、調味料注出器、例えば醤油差等には、差す量を空気穴で調節するもの、ボールの転がりで調節するものなどがありますが、簡易に定量を測り取る仕組みを持つものはないようです。また酒類等でもキャップ式で定量を量りとるものはありますが、本発明は容器そのものにその機能を持たせています。
 自動注出の主要部には簡易なおもり弁式(図1)と、確実なフロート弁式(図2)を考案していますが、傾けることで回転軸と浮力の中心の位置を逆転させ、弁として用いる仕組みは初めての試みで他にも利用価値があるのではないでしょうか。
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