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【発明の名称】健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリームおよびその製造方法 【特許権者】 【識別番号】501482547 【氏名又は名称】有限会社 野路 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目11番13号 【代理人】 【弁理士】 【識別番号】100068308 【氏名又は名称】後田 春紀 【発明者】 【氏名】野路 和子 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目11番13号 有限会社野路内 【特許請求の範囲】 【請求項1】 乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末および還元麦芽糖末を主原料とするアイスクリームにおいて、更に原料として3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を加えることを特徴とする健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリーム。 【請求項2】 乾燥ハーブ葉が、ペパーミントである請求項1記載の健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリーム。 【請求項3】 ハーブ成分混入牛乳、生クリームおよび還元麦芽糖末を加熱した混合液に、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末、バター、脱脂粉乳および乳化安定剤を添加して撹拌した後、加温して乳化液とし、然る後、冷却してフレーバーを添加し、以下通常の冷凍工程を経て製造するアイスクリームの製造方法において、前記ハーブ成分混入牛乳、生クリームおよび還元麦芽糖末を加熱した混合液に、更に3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を混入することを特徴とする健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリームの製造方法。 【請求項4】 ハーブ成分混入牛乳が45〜55重量%、濃縮ウーロン茶が0.4〜1.0重量%、生クリームが18〜22重量%、還元麦芽糖末が15〜19重量%、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末が0.6〜1.7重量%、夕顔果実エキス末が0.01〜0.07重量%、桑葉エキス末が0.01〜0.07重量%、バターが3〜5重量%、脱脂粉乳が4.5〜6.5重量%および乳化安定剤が0.4〜0.8重量%である請求項3記載の健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリームの製造方法。 【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】 本発明は、アイスクリームの主原料として、普通の牛乳に代えて乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末および還元麦芽糖末の外、特に種々の薬効を有するウーロン茶を3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を使用し、牛乳臭がなく、且つサッパリとした食味を有して食し易く、然も糖尿病、高血圧、腎臓病、肝臓病等の改善作用と、血流促進、便秘改善作用により、健康増進効果、および肌の老化を防止する美容効果を有すると共に、ダイエット効果を有するアイスクリームを得ることを目的とした健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリームおよびその製造方法に関するものである。 【従来の技術】 従来、健康アイスクリームおよびその製造方法としては、特許3154034号公報に開示されたものが公知である。 【発明が解決しようとする課題】 前記従来公知の特許3154034号公報に開示された健康アイスクリームは、普通の牛乳を原料として使用しているため、製造されたアイスクリームに牛乳臭が残り、牛乳臭の嫌いな人にとっては食しにくく、また牛乳臭が強いため、アイスクリームの味が落ちるという課題があった。 また、前記公報に開示されたアイスクリームは、前記のように普通の牛乳を原料として使用しているため、牛乳に含有されている脂肪分の影響により、食後も口中にネバネバ感が残り、水、あるいはお茶を飲んで、ネバネバ感を取去らねばならず、食後のサッパリ感がないという課題があった。更に、前記公報に開示されたアイスクリームは、種々の薬効を有するウーロン茶を使用するという技術は開示されておらず、従って、健康増進ということは考慮されていないという課題があった。 本発明は、前記課題を解決すべくなされたもので、主原料として、乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳の外、特に種々の薬効を有するウーロン茶を3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を使用すると共に、更にこれにオタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末および桑葉エキス末を添加し、更に甘味料として還元麦芽糖末を添加してアイスクリームを製造することにより、牛乳臭がなく、且つサッパリとした食味を有して食し易く、更に糖尿病、高血圧、腎臓病、肝臓病等の改善作用と、血流促進、便秘改善作用により、健康増進効果、および肌の老化を防止する美容効果を有すると共に、ダイエット効果を有する健康増進および美容・ダイエット効果を有するアイスクリームおよびその製造方法を提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明は、乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末および還元麦芽糖末を主原料とするアイスクリームにおいて、更に原料として3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を加えて健康アイスクリームを製造することにより、上記課題を解決した。 【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態につき詳細に説明する。本発明アイスクリームを製造する原料として、乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末、還元麦芽糖末、生クリーム、バター、脱脂粉乳および乳化安定剤の外、特に種々の薬効を有するウーロン茶を3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶を使用する。そして、前記各原料をそれぞれ所定割合で混合して、本発明アイスクリームを製造する。 本発明アイスクリームを製造する特徴的な主原料は、ハーブ成分混入牛乳、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末および還元麦芽糖末の外、特に種々の薬効を有するウーロン茶を3倍程度に濃縮した濃縮ウーロン茶であり、その他の生クリーム、バター、脱脂粉乳、乳化安定剤は普通のアイスクリーム製造におけると同様、本発明においても使用する。そして、前記特徴的な主原料を使用してアイスクリームを製造することにより、牛乳臭がなく、且つサッパリとした食味を有して食し易く、然も糖尿病、高血圧、腎臓病、肝臓病等の改善作用と、血流促進、便秘改善作用により、健康増進効果、および肌の老化を防止する美容効果を有すると共に、ダイエット効果を有するアイスクリームが得られる。 前記本発明原料であるハーブ成分混入牛乳は、牛乳臭のないアイスクリームを製造するために使用するものである。従来のアイスクリームは、普通の牛乳を使用していたため、これを原料としてアイスクリームを製造すると、アイスクリームに牛乳臭が残り、この牛乳臭の嫌いな人も多く、また牛乳臭が強いため、アイスクリームの味が落ちるという課題があったので、本発明ではこの牛乳臭を除くため、ハーブ成分混入牛乳および濃縮ウーロン茶を、特に主原料として採用した。 一般にハーブは、それに含まれる精油成分および脂溶成分が、不快臭に対するマスキング、芳香による香り付け、油脂に対する抗酸化性等の機能を有するものである。前記機能を有する乾燥ハーブ葉を、乳牛の飼料に配合して乳牛に給与することにより、乳牛に給与されたハーブの精油成分および脂溶成分が乳牛の消化管から吸収されて、血液によって乳腺まで運搬され、そこで合成される乳脂成分に溶け込み、牛乳中に分泌されるのである。すなわち、乾燥ハーブ葉を乳牛に給与することで、ハーブの精油成分、脂溶成分が牛乳に移行して混入し、牛乳の風味改善、不快臭(牛乳臭)のマスキング効果が現われるのである。 そして、本発明で採用される牛乳は、特に限定する必要はないが、好ましくは、ラベンダー、スイートバジル、レモンバーム、ローズマリー等の種々のハーブのうち、テストの結果、特に乾燥ペパーミント葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳された牛乳を使用することが推奨される。前記テストは、乾燥ペパーミント葉(500g/日)を配合飼料に混合し、これを14日間乳牛に給与して行った。そして、前記飼料の給与開始時と終了時における乳成分を比較した。その結果、終了時には脂肪率が−0.28%、蛋白質率が−0.01%、となり、いずれも減少し、乳糖率は+0.10%とわずかに増加した。そして、前記14日間のテスト終了時に、前記乾燥ペパーミント葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳した牛乳を試飲したところ、乳脂成分4.0%以上にもかかわらず、3.4〜3.6%程度の感じを受け、ミントがわずかながら舌に残り、牛乳臭がなく、本発明の原料として充分採用できるものであった。これはペパーミントの精油成分であるメントールが作用したものと考えられる。 また、本発明の原料である濃縮ウーロン茶は、普通のウーロン茶を3倍程度に濃縮したものである。食事で体内に取り込まれた脂肪は、リパーゼという脂肪分解酵素によって腸の中で分解され、吸収され易くなるが、ウーロン茶には、これに含まれているウーロンポリフェノールという独自の成分が、リパーゼの働きを低下させて、脂肪が分解するのを抑えて脂肪の吸収を防ぐ作用と、強い吸着作用があり、摂取した脂肪は脂肪のまま体外に排出すると共に、脂肪を燃やしてエネルギー消費を促す褐色脂肪細胞の働きを活発にする作用がある。更に、前記ウーロンポリフェノールは、自律神経を整え、心身をリラックスさせる副交感神経の働きを活性化させ、また強い抗酸化作用があって、皮膚細胞の酸化によるシミ、シワ、タルミを防ぎ、肌の老化を防止する作用を有する。前記作用を有するウーロン茶をそのまま原料として使用すると量が多くなるので、本発明では濃縮ウーロン茶を採用した。 更に、本発明の原料であるオタネニンジン(高麗ニンジン)は、その成分中にサポニン、フィトステロールエステル、精油、ビタミンB群が含まれている。そして、その果実および根に多くのサポニンが含まれているが、その各部位における総サポニンの含量を表1に示す。 【表1】 前記表1よりオタネニンジンは果実部分にサポニンが多く含まれているが、根も、主根と髭根を合わせると相当量のサポニンが含まれている。そして、前記サポニンは、免疫力を高め、ガン予防、ストレス解消、生活習慣病としての糖尿病、高血圧、動脈硬化などの予防、改善に有効であり、肝臓を強化する作用もある。また、新陳代謝が活発になって血流が促進され、基礎代謝が上がり、体が暖かくなるという作用を有し、更に体や脳の老化にサポニンは有効に働き、ボケ予防、強壮作用に効果があることが知られている。本発明では、オタネニンジンの果実部分のエキス末、またはその根の部分のエキス末の両者とも、それぞれ単独で、または混合して使用することができる。 前記オタネニンジンに代えて使用することができる田七ニンジンは、中国雲南省で栽培されているオタネニンジンの一種であり、その成分、作用は前記オタネニンジンのそれと同一であるので説明を省略する。そして、本発明では、田七ニンジンの果実部分のエキス末、またはその根の部分のエキス末の両者とも、それぞれ単独で、または混合して使用することができる。更に、本発明では、前記オタネニンジンの果実部分のエキス末、またはその根の部分のエキス末、あるいは前記田七ニンジンの果実部分のエキス末、またはその根の部分のエキス末は、いずれもサポニンを主成分としているので、これらを複数混合しても使用することができる。 また更に、本発明の原料である夕顔果実は、表2に示すような成分組成を有している。 【表2】 前記成分を有する夕顔果実には、水溶性と難水溶性からなる食物繊維が豊富で膨張性が高く、様々な栄養素がバランスよく含まれ、ビフィズス菌増殖促進作用による整腸作用で便秘改善や血中コレステロール上昇抑制作用など生理作用が認められている。また、アミノ酸を多く含み、自然の甘み、旨みを有しており、ポリフェノールを含有している。 そして更に、本発明の原料である桑葉は、表3に示すような栄養成分(100g中)を有している。 【表3】 前記成分を有する桑葉エキス末は、生理機能活性成分を多く含み、その有効成分であるDNJ(1−デオキシノジリマイシン)の働きで、糖の消化吸収を抑制し、血糖値の上昇を抑えるといわれる。前記DNJは、桑以外の植物ではまだ発見されていない特殊な成分であり、前記血糖値の上昇を抑える外、糖尿病予防、抗エイズ、発ガン抑制、血圧低下、コレステロール低下、ダイエット等の効果があることが立証されている。 そしてまた、本発明の原料である還元麦芽糖末は、砂糖を使用せず甘味を付与するために使用するものである。すなわち、砂糖はカルシウムを溶かすといわれており、このため砂糖の吸収時の血糖値の上昇率が高く、体脂肪になりやすい。これに対して、還元麦芽糖末は、砂糖に比べ血糖値の上昇率を抑制する。従って、インシュリンの分泌を抑制しないことから、LPL(リポ蛋白リパーゼ)を活性化しないので、体脂肪の過剰蓄積を抑制する。また、砂糖と異なり虫歯菌(ミュータンス菌)に利用されず、口腔内細菌の基質とはならず、酸生成ゃ歯垢形成を起こさず、う触を誘発しないという作用がある。 本発明アイスクリームは、前記各原料を所定割合で配合して、従来公知のアイスクリーム製造方法により製造する。すなわち、本発明によるアイスクリームは、ハーブ成分混入牛乳、濃縮ウーロン茶、生クリームおよび麦芽糖末を加熱した混合液に、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはその複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末、桑葉エキス末、脱脂粉乳および乳化安定剤を添加して撹拌した後、加温して乳化液とし、然る後、冷却してフレーバーを添加し、以下通常の冷凍工程を経てアイスクリームを製造するのである。 前記アイスクリームを製造する各原料の配合割合としては、特に限定する必要はないが、好ましくはハーブ成分混入牛乳45〜55重量%、濃縮ウーロン茶0.4〜1.0重量%、生クリーム18〜22重量%、還元麦芽糖末15〜19重量%、オタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末0.6〜1.7重量%、夕顔果実エキス末0.01〜0.07重量%、桑葉エキス末0.01〜0.07重量%、バター3〜5重量%、脱脂粉乳4.5〜6.5重量%、乳化安定剤0.4〜0.8重量%とすることが推奨される。そして、特に前記各原料の特に好ましい割合を表4に示す。 【表4】 表4に示す特に好ましい配合割合で原料を配合して得られたアイスクリームは、乳脂肪14.00%、無脂乳固形分9.00%であった。 前記表4に示す特に好ましい配合割合で原料を配合して製造されたアイスクリーム(120ml)を、13〜65才の男女50名に試食してもらい、食直後と翌日までに感じた体感度を調査した結果を以下に示す。なお、試食した人すべてが牛乳臭がなく、味は普通のアイスクリームと何等遜色なく、ネバネバ感がなく、サッパリした食味があり、且つ食しやすいと認めた。 食直後に何かを体感できた人は98%であった。そして、その内容は、 a.手足がポカポカしてきた。 b.体が暑くなってきた。 c.体が温かくなってきた。 d.顔がほてっている感じ。 e.便の排泄を感じた。 f.食べた後、水が欲しくない。 であった。 更に、翌日までも何かを体感できた人は86%であった。そして、その内容は、 a.便秘が改善された。 b.便がすっきりでた。 c.便の残り感がない。 d.便の回数が増えた。 e.腹がすっきりした。 f.ウェストがゆるくなった感じがした。 g.よく眠れたような気がする。 h.化粧のりがよくなった様な気がする。 i.血色がいつもと違う(クスミ)。 j. まだ、体が温かい感じがする。 k.頭がスッキリしている。 l. 疲れが残っていないような気がする。 であった。 前記50名中体温の測定できた人数は、12名であった。そして、体温測定の結果、12名すべての人に体温の上昇が認められた。食直後の体温上昇率は、食直後すぐは一時体温が低下、5分後の測定で体温の上昇が認められた。15〜45分まで、それぞれの体温の違いから、平熱までの差が認められた。平均すると、0.6度〜1度までの上昇が確認され、約1日体温の持続が確認された人は、12名のうち、7名で、翌日までの体温の維持が2名、翌日食前の体温に戻った人数は3名であった。 更に、前記表4に示す特に好ましい配合割合で原料を配合して得られたアイスクリーム(120ml)を1週間試食してもらい、1週間後の体重および体脂肪の変化を調査した結果を表5に示す。 【表5】 前記表5に示す結果から、本発明アイスクリームは、ダイエット効果があることが立証できた。すなわち、本発明アイスクリームを食すると血流が促進され、体温が上昇し、基礎代謝が上がったために、エネルギーが消費され、その結果ダイエットできたものである。 前記本発明アイスクリームを試食した人の調査結果から、短時間で次のような効果を生ずることがわかった。すなわち、本発明アイスクリームを食して、血流が促進されることで、様々な改善効果が見られ、腸の蠕動運動も活性化し、ビフィズス菌の増殖作用の相乗効果により、排泄効果が高まった。ピーク時の体温から徐々に低下をたどるが、食前の体温に戻ったのは、3名である。そして、体温が1度上がると、基礎代謝が12%アップするが、体温の上昇が持続されることは、新陳代謝の促進が持続することとなり、これにより本発明アイスクリームには新陳代謝の促進機能があることが判った。 すなわち、基礎代謝が上がるということは、その分エネルギーを消費することとなり、本発明アイスクリームは、ダイエット効果を有するのである。テストの結果、本発明アイスクリーム120mlを食して、体温が1度上がると、184Kcalを消費したことになるという結果が得られた。この数値は、エアロビクスなら25分、ジョギングだと15分に相当するエネルギーの消費量である。 また、前記本発明による120mlのアイスクリーム中には、測定の結果、活性酸素消去力が23,200単位もあり、老化、免疫力低下、発ガンや酸化によるシミ・シワ・タルミを防ぐことができる悪玉活性酸素を消去する作用を有し、健康増進・美容およびダイエットに有効に作用するのである。 更に、本発明アイスクリームには、牛乳臭がなく、サッパリした食味があるということは、ハーブ成分混入牛乳の作用と共に、濃縮ウーロン茶のウーロンポリフェノールが牛乳の脂肪分に吸着して乳化を防ぐ作用を有するためである。 【発明の効果】 本発明は上述のように、特に原料としてアイスクリーム製造に使用している普通の牛乳に代えて、乾燥ハーブ葉を配合した飼料を給与した乳牛から搾乳したハーブ成分混入牛乳と濃縮ウーロン茶を用いるため、該ハーブ成分混入牛乳および濃縮ウーロン茶が牛乳臭を除去すると共に、サッパリとした食味を有して食し易いアイスクリームが製造できる。そして、更に原料として前記ハーブ成分混入牛乳と濃縮ウーロン茶の外に、健康食品の原料として広く知られているオタネニンジン果実または根エキス末、あるいは田七ニンジン果実または根エキス末のうちのいずれか一種のエキス末、またはこれら複数の混合エキス末、夕顔果実エキス末および桑葉エキス末を使用しているため、これらの各薬効成分の相乗効果により、本発明アイスクリームを食すると、糖尿病、高血圧、腎臓病、肝臓病等の改善作用と、血流促進、便秘改善作用により、健康増進効果、およびシミ・シワやタルミの発生を防止する美容効果を有すると共に、ダイエット効果を有し、また甘味として砂糖でなく還元麦芽糖末を使用しているため、特に糖分の摂取を抑制されている糖尿病患者には最適である。 |
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