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飲食・調理
 
【考案の名称】飲食補助具置き
【実用新案権者】
【識別番号】506127078
【氏名又は名称】武田 勇治
【住所又は居所】愛知県瀬戸市高根町1丁目164番地
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100080045
【氏名又は名称】石黒 健二
【考案者】
【氏名】武田 勇治
【住所又は居所】愛知県瀬戸市高根町1丁目164番地
【要約】
【課題】
飲食中にスプーンやフォーク等の飲食補助具をソーサ等の食器から手に取り、また戻すという作業が行い易く、飲食の最中に飲食物等により食器を汚くすることなく、食器の装飾を楽しめることを可能にした飲食補助具置きを提供する。
【解決手段】
スプーン置き1は、ソーサ周縁部Baに着脱自在に取り付け可能な取付け部2と、取付け部2に連設されるとともに、スプーンCの掬い部Cbが載置される載置部3とを備え、載置部3は、スプーンCから落ちるコーヒー等の雫を受ける皿状に形成され、取付け部2をソーサ周縁部Baに取り付けた際、載置部3はソーサBに対して略水平に設置される。これによれば、スプーンCの掬い部Cbを載置部3に載せるという、スプーンCをソーサBに載せるのと変わらない簡単な動作で、スプーンCのソーサ内での滑りを防止することができ、飲食中にスプーンCを手に取ったり戻したりする作業が容易且つ自然に行うことができる。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
皿、椀、カップ等の食器の周縁部に着脱自在に取り付け可能な取付け部と、
前記取付け部に連設されるとともに、スプーンやフォーク等の飲食補助具の柄の先端に設けられた食品保持部が載置される載置部とを備え、
前記載置部は、前記飲食補助具から落ちる食品を受ける皿状に形成され、
前記取付け部を前記食器の周縁部に取り付けた際、前記載置部は底が前記食器の底方向に向くように前記食器上に前記食器に対して略水平に設置されることを特徴とする飲食補助具置き。
【請求項2】
請求項1に記載の飲食補助具置きにおいて、
前記取付け部はフック状であり、前記食器の周縁部に引っ掛けて取り付けることを特徴とする飲食補助具置き。
【請求項3】
請求項1または2に記載の飲食補助具置きにおいて、
前記取付け部は手で自在に折り曲げ可能であり、前記食器の周縁部の形状に合わせて、前記取付け部の形状を自在に変更可能なことを特徴とする飲食補助具置き。
【請求項4】
請求項1に記載の飲食補助具置きにおいて、
前記取付け部は、バネ材を折り曲げて形成されたクリップであり、前記食器の周縁部に挟着することを特徴とする飲食補助具置き。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1つに記載の飲食補助具置きにおいて、
前記取付け部を前記食器から外した状態で接地して置く際、
前記載置部が、前記底を接地面側にして、接地面に対して略水平になるように自立可能としたことを特徴とする飲食補助具置き。
【請求項6】
請求項5に記載の飲食補助具置きにおいて、
少なくとも3点で接地することにより自立可能としたことを特徴とする飲食補助具置き。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、皿、椀、カップ等の食器の縁に着脱自在に取り付け可能であるとともに、スプーンやフォーク等の飲食補助具の載置が可能な飲食補助具置きに関する。
【背景技術】
コーヒー等を飲食する際、ソーサの上にカップと共にスプーンを載せるのが通常である。具体的には、スプーンは、ソーサのカップ載置部に置かれたカップの脇に添え置かれる。
ソーサは、略中央のカップを置くカップ載置部が周縁部よりも下方になるように湾曲あるいは傾斜した形状をしている。スプーンは、カップの脇、すなわち、カップ載置部と周縁部との間に添え置かれる。
そのため、カップを持ち上げると、スプーンがカップ載置部に向かって滑り落ち、再びカップをソーサに置こうとする際、滑り落ちたスプーンが邪魔となることがあった。
そこで、スプーンが滑り落ちないように保持するため、ソーサ周縁部にクリップで取り付けられるスプーン保持具が開示されている。
特許文献1には、ソーサ周縁部に挟着するクリップと、スプーンを両側から保持する係止部材を備え、スプーンをその係止部材に挿入することにより保持するものが開示されている。また、特許文献2には、ソーサ周縁部に取り付けられるクリップと、丸棒状の柔軟性のある素材を曲げて形成されたスプーンの頭部と柄とを受ける受け部を備えるものが開示されている。
しかし、従来のスプーン保持具では、上記のように、スプーンを両側から保持したり、スプーンの頭部と柄の両方を保持させるものであり、コーヒー等を飲食中にスプーン等を手に取り、また戻すという作業が、スプーン保持具を使用しない場合と比較して複雑になる。
ところで、コーヒー等をかき混ぜた後のスプーンには、コーヒー等が付着するため、そのままソーサに置くと、ソーサにコーヒー等が付着し、ソーサが汚れる。ソーサとカップには通常、見て楽しむための絵や模様、装飾が施されているので、飲食の最中にもソーサをコーヒー等により汚くすることなく、飲食の最後まで装飾を楽しめることが理想である。
従来のスプーン保持具では、ソーサにコーヒー等が付着することを防止する工夫がされていなかった。
【特許文献1】
特開2002−291603号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3035060号公報
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、飲食中にスプーンやフォーク等の飲食補助具をソーサ等の食器から手に取り、また戻すという作業が行い易く、飲食の最中に飲食物等により食器を汚くすることなく、食器の装飾を楽しめることを可能にした飲食補助具置きを提供する。
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の飲食補助具置きは、皿、椀、カップ等の食器の周縁部に着脱自在に取り付け可能な取付け部と、取付け部に連設されるとともに、スプーンやフォーク等の飲食補助具の柄の先端に設けられた食品保持部が載置される載置部とを備え、載置部は、飲食補助具から落ちる食品を受ける皿状に形成され、取付け部を食器の周縁部に取り付けた際、載置部は底が食器の底方向に向くように食器上に食器に対して略水平に設置されることを特徴とする。
これによれば、飲食補助具を載置部に載せることにより、飲食補助具が食器内で滑ることはない。また、飲食補助具の食品保持部を載置部に載せるという、飲食補助具を食器に載せるのと変わらない簡単な動作で、飲食補助具の食器内での滑りを防止することができ、飲食中に飲食補助具を手に取ったり戻したりする作業が容易且つ自然に行うことができる。
また、載置部は、飲食補助具から落ちる食品を受ける皿状に形成されているため、飲食補助具に付着した食品が食器を汚すことなく、食器に施された装飾を楽しみながら飲食することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の飲食補助具置きは、取付け部はフック状であり、食器の周縁部に引っ掛けて取り付けることを特徴とする。
これにより、容易に食器の周縁部に飲食補助具置きを取り付けることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の飲食補助具置きは、取付け部は手で自在に折り曲げ可能であり、食器の周縁部の形状に合わせて、取付け部の形状を自在に変更可能なことを特徴とする。
これにより、使用者が自由に取付け部の形状を変えることができ、どんな形状の食器に対しても、簡単に取り付けることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の飲食補助具置きは、取付け部は、バネ材を折り曲げて形成されたクリップであり、食器の周縁部に挟着することを特徴とする。
これにより、飲食補助具置きは、食器の周縁部により確実に取り付けられる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の飲食補助具置きでは、取付け部を食器から外した状態で接地して置く際、載置部が、底を接地面側にして、接地面に対して略水平になるように自立可能としたことを特徴とする。
飲食補助具置きを食器から外した状態でも自立可能であるため、食器の外でテーブル等において使用することができる。そして、飲食補助具に付着した食品がテーブル等に落ちることもない。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載の飲食補助具置きは、少なくとも3点で接地することにより自立可能としたことを特徴とする。
3点接地の構成にすることにより、安定して自立することができる。
【考案を実施するための最良の形態】
最良の形態1の飲食補助具置きは、皿、椀、カップ等の食器の周縁部に着脱自在に取り付け可能な取付け部と、取付け部に連設されるとともに、スプーンやフォーク等の飲食補助具の柄の先端に設けられた食品保持部が載置される載置部とを備え、載置部は、飲食補助具から落ちる食品を受ける皿状に形成され、取付け部を食器の周縁部に取り付けた際、載置部は底が食器の底方向に向くように食器上に食器に対して略水平に設置されることを特徴とする。取付け部はフック状であり、食器の周縁部に引っ掛けて取り付けることを特徴とする。
最良の形態2の飲食補助具置きは、取付け部は手で自在に折り曲げ可能であり、食器の周縁部の形状に合わせて、取付け部の形状を自在に変更可能なことを特徴とする。
最良の形態3の飲食補助具置きは、取付け部を前記食器から外した状態で接地して置く際、載置部が、底を接地面側にして、接地面に対して略水平になるように自立可能としたことを特徴とし、少なくとも3点で接地することにより自立可能としたことを特徴とする。
【実施例1】
〔実施例1の構成〕
図1および図2は、実施例1を示したものである。
本実施例では、飲食補助具置きは、スプーン置き1であり、コーヒー等(食品)を入れるためのカップAを載置するソーサ(食器)Bに取付けられるとともに、スプーン(飲食補助具)Cが載置されるものである。図1は、スプーン置き1の斜視図であり、図2(a)は、スプーン置き1の使用状態を示す斜視図、図2(b)は、スプーン置き1のソーサBへの取付け状態を示す図である。
スプーン置き1は、ソーサBの周縁部(以下、ソーサ周縁部)Baに着脱自在に取り付け可能な取付け部2と、取付け部2に連設されるとともに、スプーンCの柄Caの先端に設けられた掬い部(食品保持部)Cbが載置される載置部3とを備える。
本実施例では、取付け部2と載置部3とは同じ金属材料にて一体的に形成されている。
取付け部2は、フック状に形成されており、後に詳述する載置部3の一端から延設された上片21と、上片21からU字状に屈曲して形成された下片22からなる。
上片21と下片22との間の距離は、取り付けるソーサ周縁部Baの厚さよりも僅かに大きくなっており、取付け部2は、ソーサ周縁部Baの厚さ方向の両側に上片21と下片22とがくるようにソーサ周縁部Baに引っ掛けて取り付けられる(図2(b)参照)。
載置部3は、皿状に形成されている。具体的には、中心部の底31から開口周縁部32に向かって湾曲してせり上がった形状をしており、底31が下片22側、開口周縁部32が上片21側となる皿状に形成されている。そして、本実施例では、載置部3の一端から取付け部2の上片21が延設されている。
また、本実施例では、載置部3は、他端(上片21が延設されていない側)が少しすぼんだ楕円形状(略卵形)であり、載置部3の大きさは、コーヒー等を飲食するために用いる一般的なスプーンCの大きさに応じた大きさとなっており、皿状の載置部3の深さは、掬い部Cbと同程度の深さとなっている。
載置部3の水平方向(図2(b)左右方向)と上片21との角度は、ソーサ周縁部Baからカップ載置部Bbとの間の傾斜角度と略同じであり、取付け部2をソーサ周縁部Baに引っ掛けると、載置部3は、底31がソーサBの底方向(図2(b)下方向)に向くようにソーサB上にソーサBに対して略水平に設置される。
また、取付け部2をソーサ周縁部Baに引っ掛けた際、載置部3が、カップCが置かれるソーサBのカップ載置部Bbにまで達しないように、取付け部2及び載置部3の寸法が設定されている。
〔実施例1の作用〕
ソーサ周縁部Baに取付け部2を引っ掛け、ソーサBにスプーン置き1を取り付ける。載置部3は、底31をソーサBの底側にしてソーサB上に略水平に設置される。
そして、スプーンCの掬い部Cbが載置部3に載置されるようにソーサB上のカップAの脇にスプーンCを添え置く(図2(a)参照)。
カップAに入ったコーヒー等に砂糖等を投入し、スプーンCを用いて撹拌する。
そして、使用後のスプーンCを再び、掬い部Cbが載置部3に載置されるようにソーサB上のカップAの脇にスプーンCを添え置く。この際、スプーンCに付着したコーヒー等の雫を載置部3が受ける。
その後、コーヒー等を飲むためカップAを持ち上げる。
この際、スプーンCの掬い部CbがソーサBに対して略水平に設置された載置部3に載置されているため、スプーンCがソーサ周縁部Baからカップ載置部Bbとの間の傾斜に沿って滑り、カップ載置部Bbにまで滑り落ちることはない。
〔実施例1の効果〕
これによれば、スプーンCの掬い部Cbを載置部3に載せるという、スプーンCをソーサBに載せるのと変わらない簡単な動作で、スプーンCのソーサ内での滑り落ちを防止することができ、飲食中にスプーンCを手に取ったり戻したりする作業が容易且つ自然に行うことができる。
また、使用後のスプーンCを、掬い部Cbが載置部3に載置されるようにスプーンCを置くことにより、スプーンCに付着したコーヒー等の雫を載置部3が受ける。これにより、スプーンCに付着したコーヒー等の雫が、ソーサBに落ちることはなく、ソーサBがコーヒー等の雫だれにより汚れることはない。そのため、ソーサBに施された装飾を汚すことなく、装飾を楽しみながら飲食することができる。
また、本実施例の取付け部2はフック状であり、取付け部2をソーサ周縁部Baに引っ掛けるだけで、ソーサBにスプーン置き1を取り付けることができるため、バネ性を有するクリップで挟んで取り付けるのと比較して、手軽に容易に取り付けることができる。
【実施例2】
〔実施例2の構成〕
図3は、実施例2を示したものである。
本実施例では、取付け部2は、手で自在に折り曲げ可能である。
実施例1に記載のように全体が金属で形成されたスプーン置き1であれば、取付け部2の厚み又は幅を小さくすることにより、又は取付け部2を部分的に焼きなましして取付け部2を柔軟にすることにより、又は、これらの方法を併用することにより、折り曲げ可能に構成することができる。
ソーサBの形状には様々なものがあり、例えば、図3(a)に示すように、カップ載置部Bbからソーサ周縁部Baに向かって湾曲してせり上がった形状のものや、図3(b)に示すようにカップ載置部Bbからソーサ周縁部Baに向かって傾斜してせり上がった後、水平に形成された形状のもの等ある。もし、図3(a)のような形状のソーサ周縁部Baに合う取付け部2を、図3(b)のような形状のソーサ周縁部Baに取り付けると、載置部3が傾いて設置されてしまう。
しかし、本実施例では、取付け部2は、手で自在に折り曲げ可能であるため、ソーサ周縁部Baの形状に合わせて、取付け部2の形状を自在に変更可能であるため、使用者がソーサBに合わせて自由に取付け部2の形状を変えることができ、どんな形状のソーサBに対しても、簡単に取り付けることができる。
【実施例3】
〔実施例3の構成〕
図4及び図5は、実施例3を示したものである。
本実施例では、取付け部2をソーサBから外した状態で接地する際、載置部3が、底31を接地面側にして、接地面に対して略水平になるように自立可能となっている。
具体的には、スプーン置き1は、図4(a)〜(d)に示すように、取付け部2の下片22の先に脚部4が設けられて、脚部4のみ又は、脚部4と載置部3の底31の両方が、接地面に当接して、自立する。
例えば、図4(a)の脚部4は、取付け部2の下片22が二股に分かれた二股脚部4Aであり、二股脚部4Aの各先端と、載置部3の底31との3点が接地面(例えばテーブルD)に当接し、安定して接地する。この際、脚部4の高さは、載置部3の底31が接地した際に、接地面に対して水平となるように設定されている。
また、図4(b)の脚部4は、下片22から反上片21側へ折り曲げた屈曲脚部4Bであり、屈曲脚部4Bと接地面とが面接触するように屈曲脚部4Bの接地部分を平面にし、屈曲脚部4Bと接地面との面接触と、載置部3の底31の接地面への当接により、スプーン置き1が接地される。
また、図4(c)の脚部4は、下片22の先を接地面に這わせるようにコ状や三角状に折り曲げることによって形成された折曲げ脚部4Cであり、折曲げ脚部4Cと載置部3の底31とが接地面に当接し、安定して接地する。この態様は、取付け部2が細い線材などで形成されている場合に特に有用である。
そして、図4(d)の脚部4は、下片22の先に設けられるとともに、載置部3の下方で接地面に当接する独立脚部4Dである。独立脚部4Dのみが載置部3の下方で接地面に当接し、載置部3は接地面に当接せず接地面から浮いた状態でスプーン置き1が接地される。図4(d)では、下片22の先に独立脚部4Dが円環状に折り曲げられて設けられている。
また、脚部4によらず、図4(e)のように、載置部3の底31を平らに形成し、載置部3が接地面と面接触にて当接し、自立できるようにしてもよい。
これによれば、スプーン置き1は、ソーサBから外した状態でも載置部3を水平にして自立可能であるため、ソーサBに取り付けての使用だけでなく、テーブルDに置いての使用もすることができる(図5参照)。それで、使用者は、ソーサBの外側にスプーンCを置いておきたい場合には、スプーン置き1をテーブルDに置いて、そのスプーン置き1にスプーンCを載置するといった用い方ができる。また、スプーンCに付着したコーヒー等の雫を載置部3が受けるため、スプーンCに付着したコーヒー等の雫が、テーブルDに落ちることはなく、テーブルクロスEやテーブルDがコーヒー等の雫だれにより汚れることはない。
〔変形例〕
また、実施例1では、取付け部2は、フック状に形成されており、載置部3の一端から延設された上片21と、上片21からU字状に屈曲して形成された下片22からなるものであったが、フック状で、ソーサ周縁部Baに引っ掛けて取り付けることが可能であれば、本実施例の形状に限らない。
また、実施例1のように、取付け部2がフック状で、ソーサ周縁部Baに引っ掛けて取り付ける構成に限らず、取付け部2は、バネ材を折り曲げて形成されたクリップであり、ソーサ周縁部Baに挟着する構成であってもよい。
また、実施例1ないし3では、載置部3の一端から上片21が延設されることにより、取付け部2と載置部3とは一体的に形成されていたが、載置部3の一端から上片21が延設されるのではなく、取付け部2と載置部3とが別々に形成されて、載置部3の底31等に取付け部2の上片21を固着したものでもよい。
そして、実施例1ないし3では、スプーン置き1は同じ金属にて形成されていたが、金属に限らず、陶磁器、樹脂などにより形成されていてもよい。また、取付け部2と載置部3とが異なる材料にて形成されていてもよい。例えば、載置部3を陶磁器にて形成し、取付け部2を金属にて形成してもよい。
そして、実施例1ないし3では、載置部3の形状は略卵型をしていたが、花型(図6参照)、昆虫型、動物型、葉っぱ型など、様々な形状であってよい。このように、様々な形状であれば、スプーン置き1自体が装飾品のようになり、その装飾を楽しむことができる。
また、皿状に形成した載置部3のスプーンCを載置する側に、吸湿材を設けて、スプーンCに付着したコーヒー等の雫を載置部3が受ける作用をさらに高めるものであってもよい。
また、飲食補助具置きは、ラーメン等の丼に取り付けられるレンゲ置きや、スープ皿に取り付けられるスープスプーン置きや、デザート皿に取り付けられるフォーク置き等でもよく、実施例1ないし3で示したソーサBに取り付けられるスプーン置き1には限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプーン置きの斜視図である(実施例1)。
【図2】(a)は、スプーン置きの使用状態を示す斜視図であり、(b)は、スプーン置きのソーサへの取付け状態を示した部分断面図である(実施例1)。
【図3】(a)、(b)は、スプーン置きのソーサへの取付け状態を示した部分断面図である(実施例2)。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、スプーン置きの斜視図である(実施例3)。
【図5】スプーン置きをテーブルに置いて使用している使用図である(実施例3)。
【図6】スプーン置きの斜視図である(変形例)。
【符号の説明】
1 スプーン置き(飲食補助具置き)
2 取付け部
3 載置部
31 底
B ソーサ(食器)
Ba ソーサ周縁部(食器の周縁部)
C スプーン(飲食補助具)
Ca 柄
Cb 掬い部(食品保持部)
D テーブル(接地面)
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
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