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【考案の名称】かかとソックス 【実用新案権者】 【識別番号】504023062 【氏名又は名称】山崎 唯文 【住所又は居所】東京都練馬区高松5―4―26 【代理人】 【弁理士】 【識別番号】100090055 【氏名又は名称】桜井 隆夫 【考案者】 【氏名】山崎 唯文 【住所又は居所】東京都練馬区高松5−4−26 【氏名】山崎 貴子 【住所又は居所】東京都練馬区高松5−4−26 【要約】 【課題】 着用中にずれやねじれを生じさせることがなくなり、ファッション性をさらに高めることができるかかとソックスを提供する。 【解決手段】 足の甲部2の上部からあきれす腱部6にかけて密着して券回される帯状の伸縮自在な第1の部材11と、足の甲部2の上部から土踏まず部4にかけて密着して券回され第1の部材11に足の甲部2において接続される帯状の伸縮自在な第2の部材12と、あきれす腱部6から土踏まず部4にかけてかかと部3の周囲を密着して券回され第1の部材11にあきれす腱部6において接続されるとともに第2の部材12に土踏まず部4において接続される帯状の伸縮自在な第3の部材13とを備える。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 足の甲部の上部からあきれす腱部にかけて密着して券回される帯状の伸縮自在な第1の部材と、前記足の甲部の上部から土踏まず部にかけて密着して券回され前記第1の部材に足の甲部において接続される帯状の伸縮自在な第2の部材と、前記あきれす腱部から土踏まず部にかけてかかと部の周囲を密着して券回され前記第1の部材にあきれす腱部において接続されるとともに前記第2の部材に前記土踏まず部において接続される帯状の伸縮自在な第3の部材とを備えたことを特徴とするかかとソックス。 【請求項2】 前記足の甲部からかかと部にかけての前記第1、第2及び第3の部材で囲まれる左右の領域部分を覆うよう布を前記第1、第2及び第3の部材に取付けたことを特徴とする請求項1記載のかかとソックス。 【請求項3】 前記かかと部を覆うよう布を前記第3の部材に取付けたことを特徴とする請求項1記載のかかとソックス。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は、足のかかとに密着させて着用できるかかとソックスに関するものである。 【背景技術】 従来、女性用のソックス等の履物として、つま先部分を露出させ、かかと部分に着用するソックスが知られている。例えば、足指が出るようにつま先部分を開口させ、足指つけ根から足首まで一体となる形状に形成されたフットカバーが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、靴下の爪先部分が切除され、脚部の両側に帯状部材を設けた靴下で、足に爪先部を露出させて着用し、帯状部材を足首に巻付けて着用するものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。 【特許文献1】 実開昭58−110005号公報(第1ページ、図1及び図2)。 【特許文献2】 実開昭64−45102号公報(第1ページ、図1〜図4)。 【考案の開示】 【考案が解決しようとする課題】 従来のかかとに着用するソックスは、つま先部側を開口させて足首部分まで覆うほぼ筒状に形成され、つま先部分及び足首部分に伸縮素材を使用したり、全体を伸縮素材にしているため、ファッション性をさらに高めるために小さく形成した場合には、着用中にずれたり、ねじれが生じるおそれがあった。 本考案は上記事情に鑑みなされたもので、ずれやねじれを生じさせることなく着用することができ、ファッション性をさらに高めることが可能になるかかとソックスを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために請求項1に記載の考案にあっては、足の甲部の上部からあきれす腱部にかけて密着して券回される帯状の伸縮自在な第1の部材と、前記足の甲部の上部から土踏まず部にかけて密着して券回され前記第1の部材に足の甲部において接続される帯状の伸縮自在な第2の部材と、前記あきれす腱部から土踏まず部にかけてかかと部の周囲を密着して券回され前記第1の部材にあきれす腱部において接続されるとともに前記第2の部材に前記土踏まず部において接続される帯状の伸縮自在な第3の部材とを備えたものである。足のかかと部の周囲に、帯状の伸縮自在な第1、第2及び第3の部材が装着されることで、着用中にずれやねじれを生じさせることがなくなり、ファッション性をさらに高めることができる。 請求項2に記載の考案にあっては、前記足の甲部からかかと部にかけての前記第1、第2及び第3の部材で囲まれる左右の領域部分を覆うよう布を前記第1、第2及び第3の部材に取付けたことを特徴とするものである。足の甲部からかかと部にかけての左右の領域部分を布で覆うことで、ファッション性を高めることができる。 請求項3に記載の考案にあっては、前記かかと部を覆うよう布を前記第3の部材に取付けたことを特徴とするものである。かかと部を布で覆うことで、ファッション性を高めることができる。 【考案の効果】 本考案では、足の甲部の上部からあきれす腱部にかけて密着して券回される帯状の伸縮自在な第1の部材と、足の甲部の上部から土踏まず部にかけて密着して券回され第1の部材に足の甲部において接続される帯状の伸縮自在な第2の部材と、あきれす腱部から土踏まず部にかけてかかと部の周囲を密着して券回され第1の部材にあきれす腱部において接続されるとともに第2の部材に土踏まず部において接続される帯状の伸縮自在な第3の部材とを備えたことで、足のかかと部の周囲に、帯状の伸縮自在な第1、第2及び第3の部材が装着されることで、着用中にずれやねじれを生じさせることがなくなり、ファッション性をさらに高めることができる。 【考案を実施するための最良の形態】 以下、本考案を図示の一実施形態により具体的に説明する。図1及び図2は本考案第1実施形態のかかとソックスを説明する図であり、図1はかかとソックスを着用した状態における足先側から見た斜視図、図2はかかとソックスを着用した状態における足裏側から見た斜視図である。 これらの図において、本第1実施形態のかかとソックス10は、足首部1の下部側の足の甲部2側から、かかと部3及び土踏まず部4にかけての部分に着用されるものであり、帯状の伸縮自在な材料から形成される第1の部材11と、第2の部材と、第3の部材とが互いに接続されたものである。これらの第1の部材11、第2の部材及び第3の部材は、例えば、幅が4〜10mm程度の帯状でゴム等の材料を含む伸縮自在な材料であって、色彩や表面のデザイン等もファッション性に応じて任意のものが使用される。 第1の部材11は、足首部1の下部側であって、足の甲部2の上部側からあきれす腱部6にかけて密着して券回される帯状で全体としてリング状に形成されているものである。第2の部材12は、足の甲部2の上部から土踏まず部4にかけて密着して券回される帯状で全体としてリング状に形成されているものである。この第2の部材12は、第1の部材11に足の甲部2において接続部15で接続されている。このような接続部15は、縫い付けにより行うことができるが、編み込みあるいは他の手段により一体的形成されていてもよい。第3の部材13は、あきれす腱部6から土踏まず部4にかけてかかと部3の周囲を密着して券回される帯状で全体としてリング状に形成されているものである。この第3の部材13は、第1の部材11にあきれす腱部6において接続部14で接続され、第2の部材12に土踏まず部4において接続部16で接続される。これらの接続部14,16についても、上記の接続部15の説明と同様である。 上記構成のかかとソックス10では、着用する場合には、つま先部5側から第1の部材11及び第2の部材12を通し、かかと部3まで挿入させ、第1の部材11を足首部1の下部側の足の甲部2からあきれす腱部6にかけて装着し、第2の部材12を足の甲部2から土踏まず部4にかけて装着し、続いて、第3の部材13をあきれす腱部6から土踏まず部4にかけてかかと部3の周囲に装着する。第1、第2及び第3の部材11、12、13は、帯状でゴム等の材料を含む伸縮自在な材料で形成され、かつそれぞれが足の甲部2、あきれす腱部6及び土踏まず部4において接続部15,14,16で接続されているため、かかと部3の周囲に密着させた状態で装着されるため、着用中にずれやねじれを生じさせることがなくなる。また、かかと部3の周囲に装着させるため、つま先部5を大きく露出させるとともにかかと部3やその上部側を露出させることで、ファッション性をさらに高めることができる。 図3は本考案第2実施形態のかかとソックスを着用した状態における足先側から見た斜視図、図4は本考案第3実施形態のかかとソックスを着用した状態における足裏側から見た斜視図である。 第2実施形態のかかとソックス20は、図3に示すように、足の甲部2からかかと部3にかけての第1、第2及び第3の部材11,12,13で囲まれる左右の領域部分を覆うよう布21,22を第1、第2及び第3の部材11,12,13に取付けたものである。また、第3実施形態のかかとソックス30は、図4に示すように、かかと部3を覆うよう布31を第3の部材13に取付けたものである。 上記構成のかかとソックス20または30は、第1実施形態のソックス10と同様に、ずれやねじれを生じさせることがなくなるが、布21,22または31を取付けることでファッション性をさらに高めることができる。 【産業上の利用可能性】 足のかかとに密着させて着用できるかかとソックスに利用することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本考案第1実施形態の足先側から見たかかとソックスの斜視図である。 【図2】本考案第1実施形態の足裏側から見たかかとソックスの斜視図である。 【図3】本考案第2実施形態の足先側から見たかかとソックスの斜視図である。 【図4】本考案第3実施形態の足裏側から見たかかとソックスの斜視図である。 【符号の説明】 1 足首部 2 足の甲部 3 かかと部 4 足土踏まず部 5 足先部 6 あきれす腱部 10,20,30 かかとソックス 11 第1の部材 12 第2の部材 13 第3の部材 14,15,16 接続部 21,22,31 布 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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