閉じる | ||
【発明の名称】履物用の踵部固定具及びこの固定具を備える履物 【出願人】 【識別番号】305019417 【氏名又は名称】柏原 勝登 【住所又は居所】東京都世田谷区粕谷1−11−21 【発明者】 【氏名】柏原 勝登 【住所又は居所】東京都世田谷区粕谷1丁目11番21号 【要約】 【課題】 従来履物を履くときに中腰あるいは腰を下ろして足と靴の隙間に指を入れたり、無理やり足を履物に突っ込んで履こうとしていた。これでは腰痛の人などは辛く、また履物の踵を押しつぶしてしまうこともある。そこでそのまま直立した状態で足に体重をかけることでバックベルトが自動的に上がり踵部を保持する固定具を提供する。 【解決手段】 履物の土踏まずあたり下部の靴底に回転軸2を設けた本体1が履物両側面にあり、その先端にバックベルト5と履物後部に取り付けられた引き下げ用バンド6がバックベルト通し孔に装着されている。履く時の体重の負荷により自動的にバックベルト5が上がり、踵が固定されることを特徴とする。またバンド6を引き下げることで容易に脱ぐことができる。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 履物の土踏まずあたり下部の靴底に回転軸を設けた合成樹脂材料から形成された本体が履物両側面にあり、その先端にバックベルトと履物後部に取り付けられた引き下げ用バンドがバックベルト通し孔に装着されている。履く時の体重の負荷により自動的にバックベルトが上がり、踵が固定されることを特徴とする踵部固定具。 【請求項2】 回転軸の周囲の履物側面および本体に、凸部と凹部あるいは孔部を設けたストッパーを一つ以上備えた請求項1記載の踵部固定具。 【請求項3】 バックベルトの両端もしくは片端に、面ファスナを取り付けた請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の踵部固定具。 【請求項4】 バックベルトが弾性材料(ゴムバンド等)から成る請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の踵部固定具。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、履物に取り付けられた回転する固定具が、履くときに体重の重みでバックベルトとともに上がり、踵が固定される踵部固定具に関するものである。 【背景技術】 従来は、履いたり脱いだりが煩わしく時間を要していた。特に幼児、高齢者、身体の不自由な方は苦労していた。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする問題点は、従来履物を履くときに中腰あるいは腰を下ろして足と靴の隙間に指を入れたり、無理やり足を履物に突っ込んで履こうとしていた。これでは腰痛の人などは辛く、また履物の踵を押しつぶしてしまうこともある。本発明は、このような煩わしさや不便さをなくすためになされたものである。 【課題を解決するための手段】 本発明は、履物の土踏まずあたり下部の靴底に回転軸を設けた合成樹脂材料から形成された本体が履物両側面にあり、その先端にバックベルトと履物後部に取り付けられた引き下げ用バンドがバックベルト通し孔に装着されている。履く時の体重の負荷により自動的にバックベルトが上がり、踵が固定されることを特徴とする踵部固定具である。脱ぐときは、バンドを引き下げることにより容易に踵を外すことができる。 また、回転軸の周囲の履物側面および本体に、凸部と凹部あるいは孔部を設けたストッパーにより、履く前と履いた後の位置でロックされ、思わぬ回転移動やぐらつきを防ぐ。 足の大きさには個人差があるため、バックベルトの両端もしくは片端に、面ファスナを取り付けたり、バックベルトの素材を弾性材料(ゴムバンド等)にする。 【発明の効果】 以上説明したように本発明により、履くとき中腰あるいは腰を下ろすこともなく、そのまま直立した状態で足に体重をかけることで固定具の底辺が上方に押され、自動的にバックバンドが踵上部に近づきながら上がり固定されるので楽に履くことができる。たとえ誤って履物を踏みつけても、バンドを引き下げることで容易に履きなおすことができる。同様脱ぐときもバンドを引き下げることにより、バックベルトが踵から離れるように回転して外れ、ストッパーでロックされ簡単に踵を外すことができる。これで誰でも履きやすく脱ぎやすい履物になり、今までの煩わしさから開放される。 【発明を実施するための最良の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。 図1〜図2の(A)(B)は、履く前と履いた後の状態を示している。図3〜図4は回転軸をハッチで示した上面図と背面図である。 履物の土踏まずあたり下部の靴底に回転軸2を設けた合成樹脂材料から形成された本体1が履物両側面にあり、その先端にバックベルト5と履物後部に取り付けられた引き下げ用バンド6がバックベルト通し孔に装着されている。 図2に示すように、靴底に回転軸2を設けることで、バックベルト5が理想的な回転軌跡を描く。これにより履きやすく脱ぎやすい履物になる。 回転軸2の周囲の履物側面および本体1に、凸部と凹部あるいは孔部を設けたストッパー3を取り付けることで、履く前と履いた後の位置でロックされ、思わぬ回転移動やぐらつきを防ぐ。 バックベルト5の両端もしくは片端に、面ファスナ7を取り付ける。あるいはバックベルト5の素材を弾性材料(ゴムバンド等)にする。これによりそれぞれの足の大きさの微調整が可能となる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の斜視図である。 【図2】本発明の側面図である。 【図3】本発明の上面図である。 【図4】本発明の背面図である。 【符号の説明】 A 履く前の状態 B 履いた後、踵が固定された状態 1 本体 2 回転軸 3 ストッパー 4 地面接地部 5 バックベルト 6 引き下げ用バンド 7 面ファスナ |
||
【図1】 |
||
【図2】 |
||
【図3】 |
||
【図4】 |
||
ページtop へ |