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【考案の名称】光学フィルター付き窓ガラス 【実用新案権者】 【識別番号】524260823 【氏名又は名称】福田 晋也 【住所又は居所】神奈川県横浜市泉区和泉町1494-1 【考案者】 【氏名】福田 晋也 【住所又は居所】神奈川県横浜市泉区和泉町1494-1 【要約】 【課題】屋外からは黒面で屋内からは覗き窓と鏡面の切替可能なガラス窓を提供する。 【解決手段】 液晶シャッター3を透過した入射光4がハーフミラー1を反射する前後でλ/4位相差板2を往復することにより当該反射光6を液晶シャッター3で遮光させる。屋内での覗き窓と鏡面の切り替えは液晶シャッター3の開閉で行う。 【選択図】図1 ![]() ![]() この実用新案は通常の瞬間調光フィルム(黒)に、技術に詳しくない一般の人に衝撃を与える程の商品価値をもたらします。 また、更なる機能向上を検討した結果、眼・皮膚の光老化を抑制・改善する光技術の特許を考案するに至りました。 その技術が実用化され、照明、ディスプレイ、眼鏡、窓ガラスなど幅広い製品に適用されれば、それらの市場規模は年間100兆円を超えます。この特許技術はユーザーに真の利益を与える差別化技術になると確信しています。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 液晶シャッター、λ/4位相差板、ハーフミラーの順に配置することを特徴とする光学フィルタ−を配置することを特徴とする窓ガラス。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、ハーフミラー(マジックミラー)と液晶シャッターを用いた光学フィルターを用いた窓ガラス(透明基板)に関する。 【背景技術】 【0002】 ハーフミラーはマジックミラーして使われる。その動作を説明すると、マジックミラーの表裏両面に関して明るい側では暗い側から来る光が無視できる場合に純粋な鏡として機能し、暗い側では明るい側の光量が十分多ければ暗い側の反射像が無視出来て半透明な窓として機能し外側の様子を観察できる。 【0003】 例えば、建物の窓にハーフミラーを用いた場合を考える。外側の照度は、日中の晴れで10万lx程度、曇りで3万lx程度、夜間は満月の月明りで0.2lx程度である。一方、屋内では照明を使用して100〜1000lx程度が通常の照度である。したがって、昼間は外部からはハーフミラーが鏡として機能し、屋内では通常の窓として機能し外側の外光が入り外部の様子を観察できる。一方、夜間は逆に屋内では鏡として機能する一方、外側では通常の窓として機能し屋内の様子が丸見えで屋内の目隠し性能がない。以上をまとめると、表1のようになる。 【0004】 【表1】 ![]() 【0005】 表1で昼間は屋外から見た窓は鏡面であるが、直射日光が正反射して照り返しが起き周囲に迷惑を掛ける場合が懸念される。 【0006】 特許文献1、2はハーフミラー・ガラスの屋外側に物理的なシャッターを設けて、その開閉によってハーフミラーをそれぞれ覗き窓、鏡面として利用する公知例である。物理シャッターである分、装置が大掛かりとなる。 【0007】 物理的なシャッターを液晶シャッターに置き換えた窓ガラスは公知例としてはないようだが、バックライトを外光と見立てればバックライトのオン、オフで通常のディスプレイと鏡に切り替わる特許文献3が類似の公知例である。具体的には携帯電話のディスプレイ表面にハーフミラーフィルムを貼り、鏡の機能を追加している。 【0008】 液晶シャッターにハーフミラー層を配置した窓ガラスについて内外の明るさとシャッターの開閉による窓ガラスの見え方をまとめると、表2のようになる。 【0009】 【表2】 ![]() 【0010】 表2が示すように、屋外が昼間の時は屋内ではシャッターの開閉で覗き窓と鏡面の切り替えは完璧に行われるが、屋外からシャッターの開閉で窓ガラスが鏡面と黒面とに変化して動作状況が分かってしまう。夜間はシャッターは閉にして、屋内では鏡として使用するのが基本となる。また、夜間に外を覗く場合にはシャッターを開、屋内照明を落とす必要がある。 【0011】 上記の液晶シャッターにハーフミラー層を配置した窓ガラスにおいて、昼間の時に窓ガラスの動作状況が屋外から窓ガラスの状況で分かるのは好ましくなく、屋外からは窓ガラスは黒面に統一されていることが直射日光の正反射による照り返しを無くすという点で好ましい。 【0012】 ディスプレイにおいては直線偏光状態の反射光をλ/4位相差板を往復させることで90°回転させた直線偏光にしてλ/4位相差板の直前に通過した偏光板で遮断する公知例として、特許4、特許5がある。特許5の反射はハーフミラーで起きており、特許5がディスプレイに関する点を除けば本考案の想定する状況とほぼ同じである。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0013】 【特許文献1】実全平01−102392号公報 【特許文献2】 特開平04−261990号公報 【特許文献3】 特開2004−241794号公報 【特許文献4】 特開2002−116435号公報 【特許文献5】 特開2011−133734号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0014】 単純にハーフミラー(マジックミラー)を窓ガラスとすると覗き窓と鏡の切り替えは出来ない。液晶シャッターを含む単純なシャッター方式では窓ガラスの動作状況が屋外から容易に判別出来て好ましくない。また、外部から窓ガラスが鏡面状態だと直射日光の照り返しが好ましくない。 【課題を解決するための手段】 【0015】 図1は本考案の実施例である。液晶シャッター3にλ/4位相差板2、ハーフミラー1を順に配置させたものを窓ガラスとして、ハーフミラー1側を屋内(使用者側)にする。 【考案の効果】 【0016】 入射光4は一般に偏光がない状態であるが、液晶シャッター3を開にして透過させた偏光方向8の様になった偏光光がλ/4位相差板2を通過してハーフミラー1の位置で円偏光となり、透過光5と反射光6に分光される。円偏光状態の反射光6は再びλ/4位相差板2を通過することで合計λ/2位相差板を通過した効果を得て偏光方向9が90°回転して液晶シャッター3で遮光される。その結果、ハーフミラー1からの映り込みは消去される。 【0017】 このとき、入射光4の反射成分としては空気とフィルター界面での反射光7が最大であり入射光の数%程度であり、ハーフミラー2の反射率に因るが凡そ1/10程度に落とすことができる。 【0018】 液晶シャッター3を閉にした場合は単純で、屋外からは常に窓は黒っぽくなり、屋内からは窓は鏡として機能する。 【0019】 以上のようにして、本考案の窓ガラスにおいて屋内外の明るさと液晶シャッター3の開閉による窓ガラスの見え方をまとめると表3のようになる。 【0020】 【表3】 ![]() 【0021】 表3が示すように、屋外が昼間の場合、屋外から見た窓は必ず黒面であり、屋外からは窓ガラスの動作状況は分からずに屋内の目隠し性にも優れ、屋内からは液晶シャッター3の開閉で窓ガラスは覗き窓、鏡面として機能する。 【0022】 屋外が夜間の場合、液晶シャッター3は閉にして屋内では鏡として使用するのが基本となる。また、夜間に屋外を覗く場合には液晶シャッター3を開にし、屋内照明を落とす必要がある。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】図1は、本考案の実施例である。 【考案を実施するための形態】 【0024】 基本的には実施形態は図1の通りである。λ/4位相差板2の結晶軸に関しては高速軸(進相軸)と低速軸(遅相軸)との中間方向に液晶シャッター3のλ/4位相差板2側の偏光軸を一致させる。また、図1の3個の光学要素はフィルム状である場合があるのでどちらか一方側でガラスのような透明基板に支持させるのが一般的構成となる。また、必要に応じて紫外線カットフィルターや赤外線カットフィルターのような別の光学部品が追加配置される。 【0025】 屋外が昼間の時の外光の入射光4は液晶シャッター3を開にして通過した偏光方向8の直線偏光光はλ/4位相差板2を通過してハーフミラー1で透過光5と反射光6に分光されるが、λ/4位相差板2の効果によって円偏光に変換されている。反射板6は再び位相差板2を通過して直線偏光になるが、入射光4に対してはλ/2位相差板を通過したのと同等となり偏光方向が90°回転し液晶シャッター3は通過できずに遮光され、ハーフミラー1からの映り込みは消去される。したがって、入射光4で最大の反射成分は液晶シャッター3からの反射光7であり、その強度はせいぜい入射光4の数%程度である。ハーフミラー1の反射率次第ではあるが、名前通りに反射率を50%とすれば、反射光は1/10程度に抑制できることになる。こうして直射日光の正反射による照り返しで周囲に迷惑を掛けるような状況を回避することが可能となる。 【0026】 ここで屋内からの反射光強度を見積もるため、ハーフミラー1の反射率をRとすると、透過率は(1−R)であり、透過光5が白い物体で全反射した場合に外部から見える光強度は 【0027】 【数1】 ![]() 【0028】 000007 の反射率4〜5%と同程度であるため、外部から屋内への目隠し性は単純なハーフミラーに劣る結果となる。 【0029】 目隠し性を向上させる方法としては、ハーフミラー1の反射率Rを上げるかλ/4位相差板2と液晶シャッター3との軸合わせを理想状態から故意にずらしてハーフミラーの正反射成分を液晶シャッター3からある程度透過させることである。実際の製品では両方の手法を組み合わせて外光反射消去、目隠し性能および外光透過率のバランスを取ることになる。また、コストアップを無視するならば、偏光板3の上に低反射ミラーを追加で配置する方法もある。 【0030】 本考案を屋内で例えば部屋の隔壁として使用するような場合、窓ガラスの両側での明暗差は小さく、使用者側での照明の寄与も考慮せねばならず、上記の調整は難しくなる。 【符号の説明】 【0031】 1 ハーフミラー(マジックミラー) 2 λ/4位相差板 3 液晶シャッター 4 入射光 5 透過光 6 ハーフミラ−1からの反射光 7 液晶シャッター3からの反射光 8 液晶シャッター3を透過直後の偏光方向 9 λ/4位相差板を往復後の偏光方向 |
【図1】![]() |
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