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【発明の名称】角度と角度間の距離で形成された軒下排水溝 【出願人】 【識別番号】509203647 【氏名又は名称】三島 克己 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区六角橋3丁目15番3号 【発明者】 【氏名】三島 克己 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区六角橋3丁目15番3号 【発明者】 【氏名】藤島 由紀子 【住所又は居所】東京都大田区鵜の木3-4-17-105 【要約】 (修正有) 【課題】屋根に落下する落ち葉が排水溝に集積されることを避けた軒下排水溝の提供。 【解決手段】角度と角度間の距離で形成された軒下排水溝部材を設置することで、軒下排水溝部材を通過する雨水は表面張力により軒下排水溝部材の形状に沿って排水溝に誘導され、落ち葉は雨水との比重の差により軒下排水溝部材の形状に沿わず排水溝の外側に落下する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 角度と角度間の距離で形成された軒下排水溝 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、金属、繊維、樹脂等の素材で製作された角度と角度間の距離で形成された軒下排水溝(以下DOSSUNとする)であり、DOSSUNを使って屋根端と排水管を繋ぐ。 【0002】 一般的な降雨の際、雨水は屋根の傾斜により樋に入り、その後排水溝に集められ排水管を介し下水等に流れる。 【0003】 このような従来の樋および排水溝の製造方法では、まず樹脂等を規に成型し、屋根の傾斜端(以下屋根端とする)に排水溝を配置し、樋と排水溝を排水管に接合する。 【0004】 従来の製造方法による樋および排水溝には、排水溝の処理を阻害する落葉の集積が発生し、排水能力が落ちるという問題点がある。 【0005】 この問題を解決するため、多額の費用を負担し樋および排水溝の落ち葉を除去している。 【発明の解決しようとする課題】 【0006】 本発明は実情に鑑みてなされたものである。従来の樋および排水溝の代わりにDOSSUNを設置し、屋根に落下する落ち葉が排水溝に集積されることを避けることにより、費用と労力を軽減するための製造方法を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前述した目的を達成するための課題解決手段としてDOSSUNを設置し、固体と液体の特性を利用した分離排水を行う。 【0008】 屋根から落下する雨水は表面張力によりDOSSUNの形状に沿って排出口に向かう。雨水に流され移動する落ち葉は、落ち葉と雨水の比重の差により落下の軌道が異なるため固体と液体が分離しDOSSUNの排水溝の外に落ちる。 【0009】 DOSSUNは金属、樹脂、繊維等を使用し強度剛性を有する材料により成形される。DOSSUNの製造方法は金属、樹脂、繊維等の加工技術を含むことを特徴とする。 【発明の効果】 【0010】 本発明による製造方法を用いた軒下排水溝DOSSUNを使用することで、落ち葉の集積排除にかかる費用と労力の負担軽減の効果をもたらす。 【0011】 併せて、前項において具体的に明示した結果以外に本発明の特徴的な構成から容易に導き出される特有な効果も本発明の効果に含まれる。 【図面の簡単な説明】 【0012】 【図1】本発明の一実施形態に係る側面図である。 【図2】雨水と落ち葉の動きのイメージ図である。 【図3】DOSSUNを3次元図である。 【発明を実施するための形態】 【0013】 以下、添付図面を参照し本発明によるDOSSUN及びその製造方法の好ましい実施形態を詳細に説明する。 【0014】 本発明を説明するに当たって、原則的に関連した公知の機能や公知の構成のように、既に当該技術分野の通常の技術者に自明な事項として本発明の技術的特徴を省略することが出来ると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。 【0015】 DOSSUNの屋根側の基準点1は屋根端から地面へ向かう垂線の線上にある。以下、屋根側の基準点1より建物側の方向を内側、反対方向を外側と称する。 【0016】 屋根側の基準点1と屋根の内側部分の端点2を結んだ直線は水平である。 【0017】 屋根側の基準点1の外側に直角三角形5を作る。角度は20度、90度、70度で、直角の頂点を3、70度の角度の頂点を4とする。 【0018】 屋根側の基準点1と頂点3を結んだ直線は水平である。屋根側の基準点1と頂点3の距離はDOSSUNのサイズにより変動する。 【0019】 屋根側の基準点1と頂点4を結んだ直線を、頂点4を中心に時計回りに110度回転させる。これにより出来た面に対して垂直な直線の端点を6とする。 【0020】 屋根側の基準点1と頂点3、端点6を直線で結んだ直角三角形7の角度はそれぞれ55度、90度、35度である。 【0021】 頂点4と端点6を結んだ直線と、排水溝の外側の点8の距離は20mmである。 【0022】 頂点4と端点6を結んだ直線と、排水溝の内側の点9とDOSSUNの排水溝側の基準点10を結んだ直線は平行である。よって排水溝の内側の点9と排水溝側の基準点10を結んだ直線は地面に対し垂直である。 【0023】 屋根側の基準点1と排水溝側の基準点10の距離は、DOSSUNのサイズにより変動する。 【0024】 排水溝11のサイズ、角度、位置などにより基準点10と排水溝の内側の点9を結んだ直線の距離は変化する。 【0025】 頂点4、端点6、排水溝側の基準点10をそれぞれ結んだ直線により生じる角度は150度である。これは端点6、排水溝側の基準点10、排水溝の内側の点9をそれぞれ結んだ直線により生じる角度と同一である。 【0026】 排水溝の端には返し12があり、この部分は内側に20度程度曲がっている。 【符号の説明】 【0027】 1 DOSSUNの屋根側の基準点 2 屋根の内側部分の端点 3 直角三角形5の直角の頂点 4 直角三角形5の70度の角度の頂点 5 1、3、4を結んだ直線により構成された直角三角形 6 1と4を結んだ直線を、4を中心に時計回りに110度回転させた直線の端点 7 1、3、6を結んだ直線により構成された直角三角形 8 排水溝の外側の点 9 排水溝の内側の点 10 DOSSUNの排水溝側の基準点 11 排水溝 12 排水溝の端の返し |
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山間部の一般住宅及び工場の屋根に飛散する落ち葉、 昆虫の死骸などによる排水溝の詰まり、破損を防止する為の特許となります。 水の比重1に対して落ち葉の比重 は0.15〜0.25となります。 この比重差を利用して屋根に飛散する雪・落ち葉 ・昆虫の死骸などを 樋の部分で比重選別するのが最大の特徴です。 屋根の規模によりサイズは変動しますが、角度の変動はありません。 材質の指定もなく、角度と角度間の距離が重視される特許です。 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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