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【考案の名称】配管支持の補強材 【実用新案権者】 【識別番号】506248074 【氏名又は名称】萩尾 又一郎 【住所又は居所】神奈川県横浜市港南区上大岡東2丁目20番28号 【考案者】 【氏名】萩尾 又一郎 【住所又は居所】神奈川県横浜市港南区上大岡東2丁目20番28号 【要約】 (修正有) 【課題】配管作業に於いて、配管支持材に、管をU字ボルトで固定するときに、その固定強度を増加させて配管構造の変形を防ぐことができるようにした配管支持の補強材を提供する。 【解決手段】切り欠きを有する円弧形の板2の両端に補強用の平板3を設けて補強材1を形成する。使用時には、配管を配管支持材7にU字ボルト5にて固定するときに、配管6と配管支持材7の間に上記補強材1を挿入し、上記の円弧形の板2が配管6に接触するようにして配管を固定する。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 切り欠きを有する円弧形の板の両端に補強用の平板を設けた形状の物であり、配管を配管支持材にU字ボルトにて固定するときに配管と配管支持材の間に挿入され、その円弧形の板が配管に接触するように構成された配管支持の補強材。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は配管作業において、U字ボルトを使用して管を固定するときの補強材である。 【技術背景】 従来からの工法として、山形鋼などの配管支持材にU字ボルトを使って管を固定しようとする場合、配管支持材に変形の恐れがある場合はU字ボルトを十分な強さで締め付ける事ができない。またこの工法における配管支持材と管との接触面積は少ない。以上の理由によりこの工法による配管支持部の管固定強度には限界がある。従って自重や外力による配管組立構造の変形や、またその事による配管破損、漏れ事故等を起こす難点がみられる。 【先行技術文献】 【特許文献】 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、本考案を用いる事によりU字ボルトによる管の締め付け固定強度を増して、配管組立構造の変形を防ごうとするものである。 【課題を解決するための手段】 管を配管支持材にU字ボルトで固定しようとするときに、U字ボルト及び 管及び配管支持材との間に出来る間隙に 本考案を差し込み ナットを締め付けると、締め付け力が本考案に作用して 管を挟み付ける力が生じる。 又、本考案を使用する事に依り配管支持材の変形が無くなる為従来よりも大きいトルクでナットを締め付けることが出来る。 以上のような効果で管の締め付け固定強度を増す事ができる。 【考案の効果】 本考案を使用して配管支持部の強度を増す事が出来れば、配管組立構造の変形に依る配管破損、漏れ事故を防ぐことができる。とくに近年多く使用されている配管指示用穴付きアングルの強度不足を補うための補助材として効果的である。 【考案を実施するための形態】 以下、本考案の補強材1を、図面に示す使用例に基ずいて具体的に説明する。 図1、2は使用例であり、管6を配管支持材7にU字ボルト5を使用して固定するときに図のように、本考案である補強材1を取り付け、U字ボルトを締める。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案及び本考案の使用例を上部から見た斜視図である。 【図2】 本考案の使用例を下部から見た斜視図である。 【符号の説明】 1・・・・・・ 本考案である補強材 2・・・・・・ 本考案を構成する円弧形の板部分 3・・・・・・ 本考案を構成する補強用の平板部分 4・・・・・・ 本考案を構成する切り欠き部分 5・・・・・・ U字ボルト、ナット 6・・・・・・ 管 7・・・・・・ 配管支持材 8・・・・・・ 従来の工法 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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