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【考案の名称】直流発電装置 【実用新案権者】 【識別番号】511272129 【氏名又は名称】森脇 得仁 【住所又は居所】奈良県奈良市朱雀1丁目12番16号 【代理人】 【識別番号】100115370 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 彰 【考案者】 【氏名】森脇 得仁 【住所又は居所】奈良県奈良市朱雀1丁目12番16号 【要約】 (修正有) 【課題】独自に考案された円筒形層状磁石を回転させることにより直流を発生する直流発電装置を提供する。 【解決手段】外側表面がN極、内側表面がS極となる円筒形状に成型された円筒形層状磁石5を有し、円筒形層状磁石5に中心軸6を設定して回転させる回転手段を設け、円筒形層状磁石5の中心軸6と平行に配置される導線7を装備する。円筒形層状磁石5は、軸方向にN極、S極を有する円筒形磁石を軸方向に切断して形成された四角柱磁石を軸方向と直角に層状に切断し、その層状磁石を円筒形状に丸めて成型したものを複数個組み合わせる。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外側表面がN極、内側表面がS極となる円筒形状に成型された円筒形層状磁石を有し、前記円筒形層状磁石に中心軸を設定して回転させる回転手段を設け、前記円筒形層状磁石の中心軸と平行に配置される導線を装備したことを特徴とする直流発電装置。 【請求項2】 前記円筒形層状磁石は、円筒形磁石を軸方向に切断して形成された四角柱磁石を軸方向とは直角に層状磁石に切断した状態において前記層状磁石を円筒形状に成型したものを複数個組み合わせて外側表面がN極、内側表面がS極となることを特徴とする請求項1に記載の直流発電装置。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、円筒形層状磁石を回転させて直流を発生する直流発電装置に関する。 【0002】 従来は、磁石を固定し、導体を回転させることにより、変動起電力を起し、交流を発生するものが一般的であった。 本願出願人は、以前から、磁石を回転させることにより静止導体に定常起電力又は直流を発生することに着目し、固定軸の周りに磁石を装着した回転軸を形成し、前記回転軸をイグニションモーターにより回転させるユニットを備え、前記ユニット上に導線を装備した「磁石回転式直流発電装置」の発明を提案している(特開2013−102653号公報、特許文献1)。 なお、直流発電に関する先行技術については、以下のような発明が提案されている。 【0003】 特開2007−189885号公報(特許文献2)には、回転子と固定子永久磁石間の磁気作用で回転駆動させるとともに発電させることによって、駆動手段の入力損失を小さくして発電効率を高めることを目的とし、回転子にはアウター側径方向永久磁石とインナー側径永久磁石とがそれぞれ同極対向して設けられているとともにアウター径方向永久磁石とインナー側径永久磁石との間には固定子円周方向永久磁石と電機子巻線または導体等を有し、回転子アウター側およびインナー側径方向永久磁石と固定子円周方向永久磁石との磁気作用による反発または吸引作用のクーロンの法則で回転駆動させるとともに回転子アウター側およびインナー側径永久磁石の回転磁界によるフレミングの右手の法則で固定子側電機子巻線または導体に起電力を発生させることを特徴とする「回転式直流発電機」が提案されている。 【0004】 また、特開2009−189224号公報(特許文献3)には、従来の直流回転機器では、回転に伴って電流の向きを変える整流子が必要で、これが直流回転電気機器を複雑にし、作りにくく、特性悪くし、しかも高価にしていたという従来の直流機器の欠点を、固定子の磁場配置、回転子の導線配置を変えることにより、直流機器でありながら、電流の向きを変える整流子のない、構造、特性、価額、耐久性の面で優れた「直流電動機及び直流発電機」を得ることが出来るようになった発明が提案されている。 【0005】 特開平11−113241号公報(特許文献4)には、超電導直流発電器において、ブラシを不要とし、長時間安定に発電可能とした全く新規な直流発電装置を提供することを目的とし、超伝導磁石によって生成された直流磁場中に、第二種超伝導体を含む回転子を配し、前記回転子のそばに前記回転子と離間して導体を配置して、前記回転子を回転させて該導体内に電場を誘起せしめ該導体から出力を取り出すことを特徴とする「超電導直流発電装置」が提案されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0006】 【特許文献1】特開2013−102653号公報 【特許文献2】特開2007−189885号公報 【特許文献3】特開2009−189224号公報 【特許文献4】特開平11−113241号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0007】 本考案は、本願出願人により独自に考案された円筒形層状磁石を回転させることにより直流を発生する直流発電装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記の課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、外側表面がN極、内側表面がS極となる円筒形状に成型された円筒形層状磁石を有し、前記円筒形層状磁石に中心軸を設定して回転させる回転手段を設け、前記円筒形層状磁石の中心軸と平行に配置される導線を装備したことを特徴とする。 【0009】 また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の前記円筒形層状磁石は、円筒形磁石を軸方向に切断して形成された四角柱磁石を軸方向とは直角に層状磁石に切断した状態において前記層状磁石を円筒形状に成型したものを複数個組み合わせて外側表面がN極、内側表面がS極となることを特徴とする。 【考案の効果】 【0010】 以上のように、本考案にかかる直流発電装置によれば、本願出願人により独自に考案された円筒形層状磁石によって直流電流を発生させることができる。また、導線の本数を増加させれば、発電量を増加させることができ、イグニションモーターの電源も賄うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】円筒形層状磁石の製造工程1を示す説明図である。 【図2】円筒形層状磁石の製造工程2を示す説明図である。 【図3】円筒形層状磁石の製造工程3を示す説明図である。 【図4】円筒形層状磁石の製造工程4を示す説明図である。 【図5】円筒形層状磁石の製造工程5を示す説明図である。 【図6】円筒形層状磁石の製造工程6を示す説明図である。 【図7】本考案にかかる直流発電装置の基本構成の一例を示す説明図である。 【考案を実施するための形態】 【0012】 以下、本考案の実施の形態について図面を参酌しながら説明する。ここで、本考案にかかる直流発電装置の各構成については、以下の実施例に限定されるものではなく、使用状況によって適宜変更することができる。 【0013】 円筒形層状磁石の製造工程について説明する。図1に示すように、導線を巻き付け、直流電流を流し、通常の円筒形磁石1を製造する。次に、図2に示すように、円筒形磁石1を軸方向に四角柱に切断し、四角柱磁石2を取り出す。次に、図3に示すように、四角柱磁石2を軸方向とは直角に層状に切断し、層状磁石3を取り出す(図4参照)。次に、図5に示すように、層状磁石3を外側表面がN極、内側表面がS極となる層状磁石(円筒形状)4に成型する。最後に、図6に示すように、層状磁石(円筒形状)4を複数個組み合わせて外側表面がN極、内側表面がS極となる円筒形層状磁石5を製造する。 【0014】 本考案の理論的背景について説明する。相対的にローレンツ力を考慮すれば、導線に電位差を生じる。それにより、導線に直流が流れる。 【0015】 【0016】 図7に示すように、円筒形層状磁石5の中心に中心軸6を挿入し、回転手段(図示省略)により回転させる。その表面から少し離れた空間に円筒形層状磁石5の中心軸6と平行に配置される導線7を設置すると、電磁作用によって導線7に直流電流が流れる。 【符号の説明】 【0017】 1 円筒形磁石 2 四角柱磁石 3 層状磁石(板状) 4 層状磁石(円筒形状) 5 円筒形層状磁石 6 中心軸 7 導線 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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【図6】 |
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【図7】 |
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東大卒の理性で発案しました。 本発明は、手軽で半永久的に自動発電する能力を具備しており革命的ともいえる直流発電装置です。 |
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Introduction This idea comes from the rationality of the person who graduated from Tokyo University. This invention is a direct current power supply unit which is handy and had the innovational function of automatic power generation. |
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