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【発明の名称】装飾品ケース 【出願人】 【識別番号】519219922 【氏名又は名称】勝田 覚 【住所又は居所】兵庫県姫路市岩端町40番地9 【代理人】 【識別番号】100091465 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 久夫 【発明者】 【氏名】勝田 覚 【住所又は居所】兵庫県姫路市岩端町40番地9 【要約】 (修正有) 【課題】容易に持運びができ、しかも携帯型の照明器具として利用できるようにした装飾品ケースを提供する。 【解決手段】透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作されたケース本体11と、環状の取付け溝12Aが形成され、取付け溝にケース本体の下端開口11Bの周縁が嵌入される台座12と、周囲に起立壁13Aが形成され、台座に下側から嵌合されることによって起立壁が台座を周囲から押圧してケース本体の下端開口の周縁を取付け溝に対する嵌入状態に保持する底蓋13と、ケース本体の上端取付け口11Aに嵌入される照明器具14と、を備える。 【選択図】図3 【特許請求の範囲】 【請求項1】 透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、上端に取付け口(11A)が形成され、下端(11B)が開口されたケース本体(11)と、 頂部に環状の取付け溝(12A)が形成され、該取付け溝(12A)に上記ケース本体(11)の下端開口(11B)の周縁が嵌入され、装飾品(20)が着座される台座(12)と、 周囲に起立壁(13A)が形成され、上記台座(12)に下側から嵌合されることによって上記起立壁(13A)が上記台座(12)を周囲から押圧して上記ケース本体(11)の下端開口(11B)の周縁を上記取付け溝(12A)に対する嵌入状態に保持する底蓋(13)と、 上記ケース本体(11)の上端取付け口(11A)に嵌入される照明器具(14)と、を備えたことを特徴とする装飾品ケース。 【請求項2】 上記取付け溝(12A)は複数の異なる径の溝が同芯に形成され、上記ケース本体の大きさによって上記ケース本体(11)の下端開口(11A)を嵌入させるべき上記取付け溝(12A)が選択できるようになっている請求項1記載の装飾品ケース。 【請求項3】 透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、上端に取付け口(11A)が形成され、下端(11B)が開口されたケース本体(11)と、 頂部に環状の取付け段部(12C)が形成され、該取付け段部(12C)に上記ケース本体(11)の下端開口(11B)の周縁が外嵌され、装飾品(20)が着座される台座(12)と、 周囲に起立壁(13A)が形成され、上記台座(12)に下側から嵌合されることによって上記ケース本体(11)の下端開口(11B)の周縁を上記台座(12)の取付け段部(12C)に対する外嵌状態に保持する底蓋(13)と、 上記ケース本体(11)の上端取付け口(11A)に嵌入される照明器具(14)と、を備えたことを特徴とする装飾品ケース。 【請求項4】 複数の上記取付け段部(12C、12D、12E)が同芯に形成され、上記ケース本体の大きさによって上記ケース本体(11)の下端開口(11A)を外嵌させるべき上記取付け段部(12C)が選択できるようになっている請求項3記載の装飾品ケース。 【請求項5】 透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、上端に取付け口(11A)が形成され、下端(11B)が開口されたケース本体(11)と、 飲料用PETボトルの下半部形状に類似した立体形状を上下逆にした立体形状に製作され、上記ケース本体(11)の下端開口(11B)の周縁に下側から嵌入され、装飾品(20)が着座される台座(12)と、 上記ケース本体(11)の上端取付け口(11A)に嵌入される照明器具(14)と、を備えたことを特徴とする装飾品ケース。 【請求項6】 上記ケース本体の上端取付け口(11A)を除く部分が円筒状又は角筒状をなしている請求項1記載の装飾品ケース。 【請求項7】 上記ケース本体(11)内が空の状態で携帯型照明器具として使用可能となっている請求項1、3、5のいずれかに記載の装飾品ケース。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は装飾品ケースに関し、特に持運び性に優れ、しかも携帯型の照明器具として利用できるようにした装飾品ケースに関する。 【背景技術】 【0002】 人形や置物などの装飾品はガラスケースやプラスチックケースに収納して棚等に飾っておき、これを眺めて鑑賞することが多い。 【0003】 例えば、人形台に対し、ステンドガラスを背面に、側面、前面及び天面に透明ガラスを使用して矩形状に組立て、背面側に照明器具を取付けるようにした装飾品ケースが提案されている(特許文献1)。 【0004】 なお、従来より、照明器具として携帯に適したランタンが提案されている(例えば、特許文献2)。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】 実用新案登録第3109255号公報 【特許文献2】 実開昭60−118802号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかし、特許文献1記載の装飾品ケースではケースを棚等に設置するのが前提であったので、両手で持運ぶ必要があって、煩雑であった。 また、特許文献1記載の装飾品ケースはこれを特許文献2記載のランタンのように利用することはできなかった。 【0007】 本発明はかかる問題点に鑑み、容易に持運びができ、しかも携帯型の照明器具として利用できるようにした装飾品ケースを提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 そこで、本発明に装飾品ケースは、透明材料によってPETボトルの上半部形状に製作され、上端に取付け口が形成され、下端が開口されたケース本体と、頂部に環状の取付け溝が形成され、該取付け溝に上記ケース本体の下端開口の周縁が嵌入され、装飾品が着座される台座と、周囲に起立壁を有し、上記台座に下側から嵌合されることによって上記起立壁が上記台座を周囲から押圧して上記ケース本体の下端開口の周縁を上記取付け溝に対して嵌合状態に保持する底蓋と、上記ケース本体の上端取付け口に嵌入される照明器具と、を備えたことを特徴とする。 【0009】 本発明の特徴の1つはケース本体を飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に形成し、ケース本体の下端開口の周縁を台座の取付け溝に嵌入させ、台座を周囲から底蓋で押圧してケース本体の下端開口を台座取付け溝への嵌入状態に保持するようにした点にある。 【0010】 これにより、ケース本体内に人形や置物などの装飾品を収納して棚等に置いて観賞することができる。 【0011】 また、ケース本体と台座及び底蓋とが強固に取付け状態に保持されるので、ケース本体 を手で持ち上げてもケース本体と台座及び底蓋とが外れることがなく、手で持って容易に持運びできる。 【0012】 さらに、ケース本体の上端取付け口に取り付けた照明器具を点灯させることによって装飾品を照明することができる。 【0013】 また、上記では取付け溝にケース本体のケース本体の下端開口を台座の取付け溝に嵌入させるようにしたが、台座頂部に取付け段部を形成し、取付け段部にケース本体のケース本体の下端開口周縁を強固に外嵌されるようにしてもよい。 【0014】 即ち、本発明に係る装飾品ケースは、透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、上端に取付け口が形成され、下端が開口されたケース本体と、頂部に環状の取付け段部が形成され、該取付け段部に上記ケース本体の下端開口の周縁が外嵌され、装飾品が着座される台座と、周囲に起立壁が形成され、上記台座に下側から嵌合されることによって、(台座下端部が内方に押され、取付け段部が外側に膨らむ結果)上記ケース本体の下端開口の周縁を上記台座の取付け段部に対する外嵌状態に保持する底蓋と、上記ケース本体の上端取付け口に嵌入される照明器具と、を備えたことを特徴とする。 【0015】 複数の取付け段部を同芯に形成し、ケース本体の大きさによってケース本体の下端開口を外嵌させるべき取付け段部を選択できるように構成することもできる。 【0016】 また、飲料用PETボトルを上半部と下半部とに分割し、下半部を上下逆にして上半部の下端開口周縁に下側から嵌め込むようにしても同様に、装飾品ケースを製作することができる。 【0017】 即ち、本発明に係る装飾品ケースは、透光性材料によって飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、上端に取付け口が形成され、下端が開口されたケース本体と、飲料用PETボトルの下半部形状に類似した立体形状を上下逆にした立体形状に製作され、上記ケース本体の下端開口の周縁に嵌入され、装飾品が着座される台座と、上記ケース本体の上端取付け口に嵌入される照明器具と、を備えたことを特徴とする。 【0018】 また、ケース本体に装飾品を収納していない状態で照明器具を点灯させると、ケース本体の全体が明るく発光し、これを携帯することによってランタンなどの携帯型の照明器具として利用することができる。 【0019】 ケース本体は飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状であればよく、例えば上端取付け口を除く部分を円筒状や角筒状とすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明に係る装飾品ケースの好ましい実施形態をを示す斜視図である。 【図2】上記実施形態を示す分解斜視図である。 【図3】上記実施形態の使用例を示す図である。 【図4】他の実施形態を示す使用例である。 【図5】更に他の実施形態を示す使用例である。 【発明を実施するための形態】 【0021】 以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る装飾品ケースの好ましい実施形態を示す。図において、装飾品ケース10はケース本体11、台座12、底蓋13及び照明器具14から構成されている。 【0022】 ケース本体11は透明なPET樹脂を用いて飲料用PETボトルの上半部形状に類似した立体形状に製作され、ケース本体11の上端部、飲料用PETボトルの飲み口に相当する部分には取付け口11Aが形成されている一方、ケース本体11の下端11Bは開口されている。 【0023】 台座12は軟質合成樹脂材料を用いて製作され、その上面には環状の複数の取付け溝12Aが同芯に形成されるように折り曲げ加工され、取付け溝12Aにはケース本体11の下端開口11Bの周縁が嵌入されるようになっている。 【0024】 底蓋13は周囲に起立壁13Aが形成され、底蓋13が台座12に下側から嵌合されることによって台座12が周囲から押圧され、これによって取付け溝12Aの溝幅が狭められて取付け溝12Aに嵌入されたケース本体11の下端開口11Bの周縁が嵌入状態に保持されるようになっている。 【0025】 底蓋13の起立壁13Aには切欠き13Bが形成される一方、台座12の起立壁12Aには突片12Bが形成され、突片12Bが起立壁13Aの切欠き13Bから外方に突出され、底蓋13の起立壁13Aと突片12Bを持って底蓋13と台座12を取外せるようになっている。 【0026】 また、ケース本体11の上端取付け口11Aには照明器具14が嵌入されている。 【0027】 装飾品、例えば人形20を飾る場合、図3に示されるように、人形20をケース本体11内に収納し、ケース本体11の下端開口11Bの周縁を台座12に対応する大きさの取付け溝12Aに嵌入した後、台座12に底蓋13を嵌め込むと、底蓋13の起立壁13Aによって台座12が周囲から押圧され、これによって取付け溝12Aの溝幅が狭められて取付け溝12Aに嵌入されたケース本体11の下端開口11Bの周縁が嵌入状態に保持される。 【0028】 これにより、ケース本体11と台座12及び底蓋13とが強固に取付け状態に保持されるので、ケース本体11を手で持ち上げてもケース本体11と台座12及び底蓋13とが外れることがなく、手で持って容易に持運びでき、装飾品ケース10を棚等に置いて人形20を観賞することができる。 【0029】 また、ケース本体11の上端取付け口11Aの照明器具14を点灯させることによって人形20を照明することができる。 【0030】 また、ケース本体11に装飾品を収納していない状態で照明器具14を点灯させると、ケース本体11の全体が明るく発光するので、装飾品ケース10を携帯することによってランタンなどの携帯型の照明器具として利用することができる。 【0031】 図4は第2の実施形態を示し、図において図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部部を示す。本例では台座12の頂部に3つの環状の取付け段部12C、12D、12Eが同芯に形成され、選ばれた取付け段部12Cにケース本体11の下端開口11Bの周縁が強く外嵌され、台座12に装飾品20が着座されるようになっている。 【0032】 台座12には底蓋13が下側から嵌合されることによって、台座12の下端部には底蓋13の周囲の起立壁13Aによって内方への押付け力が加わり、これによって台座12の取付け段部12Cには外側に膨らむ力が発生し、ケース本体11の下端開口11Bの周縁が台座12の取付け段部12Cに対する外嵌状態に保持されている。 【0033】 図5は第3の実施形態を示し、図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では台座12は飲料用PETボトルの下半部形状に類似した形状を上下逆にした立体形状に製作され、台座12はケース本体11の下端開口11Bの周縁に下側から嵌入されることによって抜け止めされ、台座12には装飾品20が着座されている。 【符号の説明】 【0034】 10 装飾品ケース 11 ケース本体 11A 取付け口 11B 下端開口 12 台座 12A 取付け溝 12C、12D、12E 取付け段部 13 底蓋 13A 起立壁 14 照明器具 20 人形(装飾品) |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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【図5】 |
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