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【発明の名称】ノートパソコンの「固定および移動用補助ツール」 【出願人】 【識別番号】522236545 【氏名又は名称】中井 雅裕 【住所又は居所】千葉県市川市平田町1丁目9番14号 【発明者】 【氏名】中井 雅裕 【住所又は居所】千葉県市川市平田町1丁目9番14号 【要約】 【課題】 ひとつの紐状の構成品で、膝の上にノートパソコンを載せ、固定して使用できる状態と、ノートパソコンの操作終了時にスピーディーな移動をおこなうため、スムーズに手提げ状態、肩掛け状態へ形態を変更して使用ができるノートパソコンの固定および移動用補助ツールを提供する。 【解決手段】本発明はPC固定用ベルト(1)と肩(首)掛け用ベルト(5)を備え、更に傘を固定できる傘固定用バンド(9)を備えたノートパソコンの固定および移動用補助ツール。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ノートパソコンを保持するための長さ調整具(2)を備えたPC固定用ベルト(1)と、ノートパソコンの持ち運びや首に掛けてノートパソコンを使用するための長さ調整具(6)を備えた肩(首)掛け用ベルト(5)とを、着脱自在に連結できるようにフック(4)で接続させたことを特徴とするノートパソコンの固定および移動用補助ツール。 【請求項2】 ノートパソコンを保持するための長さ調整具(2)を備えたPC固定用ベルト(1)部に、環状の傘固定用のバンド(9)を設けたことを特徴とする、[請求項1]記載のノートパソコンの固定および移動用補助ツール。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、主に膝の上にノートパソコンを載せて使用する際や建物内でノートパソコンを携行し移動する際に補助をする道具に関するものである。 【背景技術】 【0002】 昨今、ノートパソコンを携行する際に収納する携帯カバンについては、小型軽量化が進むとともに、外部からの衝撃に強い鞄や膝の上にカバンを置き、その上にパソコンを載せて使用ができるなど多種多様なカバンが提案されている(特許文献1参照)。 【0003】 また、一般的なカバンへ装着するカバン紐についても一つのカバン紐で、手提げ状態、肘掛け状態、肩掛け状態などの形態に素早く切り替えることができるカバン紐としての提案がある(特許文献2参照)。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 【特許文献1】 実用新案登録第3156971 合(U3156971) 【特許文献2】 特開2009−136668 (P2009−136668A) 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、上記従来のノートパソコン収納用の携帯カバンは外出時に携行することが想定されている為、耐衝撃性を重視することから嵩張り、重量をともなうとともに、コストも高くなることから、自席から会議室への移動など建物内でのコンパクトかつスピーディーな移動用としては大仰であり、また不経済である。 【0006】 また、上記カバン紐についてはカバンへ装着することに特化されている為、ノートパソコンへ装着をし、携行して移動をすることはできないとともに、膝の上にノートパソコンを載せて使用する際の固定用途としても適さない。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、上記課題を解決する為、以下の手段を採用する。 本発明に掛かる移動用の補助ツールはナイロン、アクリルのような耐久性の強く柔軟な素材を用いた紐状形態の物であり、主にノートパソコンの画面をくぐらせるためのPC固定用ベルト(1)と首をくぐらせるための肩(首)掛け用ベルト(5)の2つの要素から構成される。 【0008】 この発明は机の無い会議室での打合せ時や電車への乗車時など膝の上にノートパソコンを載せて使用する際に、ノートパソコンの画面をPC固定用ベルト(1)にくぐらせ、ノートパソコン画面の下部を固定するとともに、一方の肩(首)掛け用ベルト(5)を首に通すことにより首とノートパソコンが固定され、膝の上でもノートパソコンがぶれたり、落ちたりすることなく安心して使用をすることができる。 【0009】 また、PC固定用ベルト(1)の長さ調整具(2)により一般的なノートパソコンサイズ(10インチから17インチなど)のさまざまなサイズにも対応することができる。 【0010】 また、肩(首)掛け用ベルト(5)の長さ調整具(6)により子供や一般的な女性・男性のさまざまな身体サイズにも対応することができる。 【0011】 また、PC固定用ベルト(1)と肩(首)掛け用ベルト(5)の接続については、PC固定用ベルト(1)の2重となっている紐の外側部分に取り付けられたフック掛け具(3)へ肩(首)掛け用ベルト(5)の末端部にあるフック(4)を接続して使用することから、直接フック(4)がノートパソコンにあたることがないため、傷つける心配がなく安心して使用することができる。 【0012】 更には、傘を携帯している時においても、PC固定用ベルト(1)へ設けられた傘固定用バンド(9)により傘を固定することで、傘が倒れる心配をすることなく、両手で自由にノートパソコンを使用することができる。 【0013】 次に、本発明は打合せの終了後に会議室から自席に戻るときなど、建物内でノートパソコンを携行し、急ぎの移動が必要な際に、膝の上でノートパソコンを固定して使用する形態からスムーズに手提げ状態、肩掛け状態などの形態へ変更することができ、コンパクトかつ軽量であることからスピーディーな移動が可能である。 【0014】 更に本発明の特徴として、紐そのものをノートパソコンの携行用として使用することから、ノートパソコン収納用の携帯カバンと比較して安価であり、経済的である。 【発明の効果】 【0015】 本発明品を一つ用いることにより、膝の上にノートパソコンを載せて使用する際にノートパソコンがぶれたり、落ちたりすることなく安心して使用をすることができるとともに、手提げ状態、肩掛け状態などの形態へ素早く変更することにより、ノートパソコンを携行したスピーディーな移動が可能となる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の斜視図である。 【図2A】本発明の「膝の上でノートパソコンを固定して使用する形態」の説明図である(右斜視図)。 【図2B】本発明の「膝の上でノートパソコンを固定して使用する形態」の説明図である(正面図) 【図3】本発明の「手提げ状態によりノートパソコンを携行する形態」の説明図である(右向き図)。 【図4】本発明の「肩掛け状態によりノートパソコンを携行する形態」の説明図である(右向き図)。 【発明を実施するための形態】 【0017】 以下、本発明の形態について図1を参照して説明する。 (イ)PC固定用ベルト(1)に長さ調整具(2)を設けるとともに、2重となっている紐の外側部分には肩(首)掛け用ベルト(5)の末端部にあるフック(4)を接続するためのフック掛け具(3)を設ける。 (ロ)さらに、PC固定用ベルト(1)に手提げ状態による形態で使用する際に握る取っ手カバー(7)および傘を固定するための環状の傘固定用バンド(9)を設ける。 (ハ)また、肩(首)掛け用ベルト(5)に長さ調整具(6)を設けるとともに、末端部分にはPC固定用ベルト(1)の2重となっている紐の外側部分に設けられたフック掛け具(3)に接続するためのフック(4)を設ける。 (二)さらに、肩(首)掛け用ベルト(5)にノートパソコン使用時の首かけ状態およびノートパソコン携行時の肩掛け状態において肩(首)を保護するための肩(首)掛用パッド(8)を設ける。 本発明は以上のような構成である。 【0018】 次に、本発明を膝の上でノートパソコンを固定して使用する際の方法について図2A・Bを参照して説明する。 まず、膝の上に置いたノートパソコンの画面を立てた状態に対しPC固定用ベルト(1)をくぐらせる。このとき、取っ手カバー(7)がノートパソコン画面の外側となるように配置する。また、PC固定用ベルト(1)は可能な限りノートパソコン画面下部に配置することが望ましい。その後、肩(首)掛け用ベルト(5)を首へ通し、肩(首)掛用パッド(8)を首後部へあてることにより使用が可能となる。 【0019】 なお、ノートパソコンのサイズと身体サイズに合わせ、長さ調整具(2)(6)により、適宜、長さを調整して使用する。 【0020】 更に、傘を携帯時に本発明を使用するときは、傘固定用バンド(9)の内側に傘を差し込み、固定をして使用する。 【0021】 次に、本発明を図2A・Bの状態から手提げ状態に変更し、ノートパソコンを携行する際の使用方法について図3を参照して説明する。 まず、膝の上に置いたノートパソコンの画面にPC固定用ベルト(1)をくぐらせたまま通常の操作終了時と同様に折りたたみ、続けて取っ手カバー(7)を持つことにより手提げ状態による移動が可能となる。 【0022】 なお、このとき、PC固定用ベルト(1)は非常に薄い素材が用いられる為、ノートパソコンを通常通り折りたたむことが可能であり、傷がつくこともない。 【0023】 次に、本発明を肩掛け状態によりノートパソコンを携行する際の使用方法について図4を参照して説明する。 これは図3の手提げ状態から本発明の肩(首)掛け用ベルト(5)を「肩掛け」または「首に通した斜め掛け」にすることだけで肩掛け状態による移動が可能となる。 【0024】 なお、このとき、肩(首)掛用パッド(8)を肩(首)へあてることにより重量による痛みを保護することができる。 【0025】 更に、肩(首)掛け用ベルト(5)へはマウスを収納するための袋状の形態のものを配置しても良い。 【0026】 なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものでなく、本説明の趣旨を逸脱しない範囲おいて種々の変更を加えることが可能である。 例えば、PC固定用ベルト(1)と肩(首)掛け用ベルト(5)は柔軟な材質に限定されることはなく、金属や樹脂で硬く、耐久性があり変形しにくい材質からなるものでも構わない。また、形状も帯状である必要はなく、紐状でも構わない。 【符号の説明】 【0027】 (1)PC固定用ベルト (2)長さ調整具(PC固定用ベルト) (3)フック掛け具 (4)フック (5)肩(首)掛け用ベルト (6)長さ調整具(肩(首)掛け用ベルト) (7)取っ手カバー (8)肩(首)掛用パッド (9)傘固定用バンド |
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◇アイデアの概要 本発明は、「建物内でノートPCを持って移動する際」や「ノートPCを膝の上に載せて使用する際」に補助して利用することを目的としたツールです。 ●具体的な用途別セールスポイント @ノートPCを持ちながらの移動時 仕事などの打合せ終了時に膝の上でノートPCを使用する状態から画面を閉じるだけでスムーズに手提げ状態、肩(首)掛け状態へ変更し、スピーディーな移動が可能となります。この為、手帳やペットボトルなどの手荷物を持ちながら、建物内でノートPCを携行し、急ぎの移動が必要な際に特に有用性の高いツールです。 AノートPCの使用時 机の無い会議室での打合せ時や電車乗車時など膝の上にノートPCを載せて使用する際に、ノートPCの画面を【PC固定用ベルト】の輪にくぐらせ、ノートPC画面の下部を固定するとともに、一方の【肩(首)掛け用ベルト】の輪を首に通すことにより首とノートPCが固定され、膝の上でもノートPCがぶれたり、落ちたりすることなく安心して使用することが可能です。 また、【PC固定用ベルト】へ付属した【長さ調整具】により一般的なノートPCサイズ(10インチから17インチなど)のさまざまなサイズにも対応することが可能です。 更に、【肩(首)掛け用ベルト】に付属した【長さ調整具】により子供や一般的な女性・男性のさまざまな身体サイズにも対応することが可能です。 なお、傘を携帯している時においても、【PC固定用ベルト】へ設けられた【傘固定用バンド】により傘を固定することで、傘が倒れる心配をすることなく、両手で自由にノートPCを使用することが可能です。 ●セールスポイント 本発明はナイロン・アクリルのような耐久性が強く柔軟な素材を用いた紐状形態のシンプルな構成です。この為、従来の耐衝撃性を重視した外出用の『ノートPC収納用携帯カバン』と比較をして、軽量かつ安価に提供できる大きなメリットがございます。 また、機能※としても場面に応じ、3つの機能を持つ汎用性に優れたツールとなります。 ※機能:@ノートPC使用時の固定機能 AノートPC携行時の手提げ機能 BノートPC携行時の肩掛け機能 |
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実証画像 |
会議室でノートPCを使用している時と会議終了後に移動のためノートPCを肩掛け携行する時のテスト映像が入っております。 是非、ご覧になってください! |
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【図1】 |
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【図2a】 |
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【図2b】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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