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【発明の名称】携帯端末用のホルダ及び携帯端末用のホルダの使用方法
【特許権者】
【識別番号】521151751
【氏名又は名称】平野 武範
【住所又は居所】千葉県香取市上小堀1544
【代理人】
【識別番号】110001793
【氏名又は名称】特許業務法人パテントボックス
【発明者】
【氏名】平野 武範
【住所又は居所】千葉県香取市上小堀1544
【要約】 (修正有)
【課題】スマートフォンを安定的に保持できるうえに、様々な形状の携帯端末に適用することのできる携帯端末用のホルダを提供する。
【解決手段】携帯端末用のホルダ1は、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部2と、ループ部2の途中に配置されて指が固定される二つの指固定部3と、を備えている。ループ部2は、所定の形状の携帯端末Sの第1隅角部S11の前面側に引っ掛けられて、携帯端末Sの後面側を渡されて、携帯端末Sの第1隅角部S11と対角位置にある第2隅角部S12の前面側に引っ掛けられるように、携帯端末Sの対角線の長さの略2倍の長さのループ状に形成される。
【選択図】図2
選択図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部と、
前記ループ部の途中に配置されて指が固定される指固定部と、を備え、
前記ループ部は、所定の携帯端末の第1隅角部の前面側に引っ掛けられて、前記携帯端末の後面側を渡されて、前記携帯端末の前記第1隅角部と対角位置にある第2隅角部の前面側に引っ掛けられるように、前記携帯端末の対角線の長さの略2倍の長さのループ状に形成され、
前記指固定部は、指を挿入できるように、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されている、携帯端末用のホルダの使用方法であって、
前記ループ部を、伸長して弾性変形させつつ、前記携帯端末の前記第1隅角部の前面側から、背面側を通し、前記第2隅角部の前面側へと架け渡すステップと、
前記指固定部を、拡径して弾性変形させつつ、前記指固定部に指を挿入するステップと、を備え、
前記指固定部の位置を調整するために、前記ループ部を架け渡す位置をずらすステップをさらに備える、携帯端末用のホルダの使用方法。
【請求項2】
少なくとも2つの前記指固定部を備える、請求項1に記載された、携帯端末用のホルダの使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンを含む携帯端末用のホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレットを含む携帯端末が普及してきており、外出した際などに携帯端末を片手でしっかりと保持することのできるホルダが望まれている。
【0003】
例えば、特許文献1には、略平板上のスマートフォンの4つの角それぞれに勘合する結合部と、この結合部に連結された伸縮性のある支持体を備えることを特徴とするスマートフォン用アタッチメントケースが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開2018−93367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のケースを含む従来の携帯端末用のホルダは、スマートフォンを安定的に保持できるものの、所定の形状を有する携帯端末に勘合するように形成されているため、形状の異なる様々な携帯端末に適用することは困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、スマートフォンを安定的に保持できるうえに、様々な形状の携帯端末に適用することのできる、携帯端末用のホルダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の携帯端末用のホルダは、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部と、前記ループ部の途中に配置されて指が固定される指固定部と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明の携帯端末用のホルダは、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部と、ループ部の途中に配置されて指が固定される指固定部と、を備えている。このような構成であるため、指固定部によってスマートフォンを安定的に保持できるうえに、ループ部によって様々な形状の携帯端末に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】携帯端末用のホルダの斜視図である。
【図2】携帯端末用のホルダをスマートフォンに装着した状態の背面図である。
【図3】携帯端末用のホルダをスマートフォンに装着した状態の正面図である。
【図4】別形態の携帯端末用のホルダの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
本実施例において、携帯端末とは、例えば、主に、携帯電話、スマートフォン、又はタブレットを想定しているが、これらに限定されるものではなく、携帯することのできる端末であればよい。
【実施例】
【0012】
(構成)
まず、図1を用いて本実施例の携帯端末用のホルダ1の構成について説明する。携帯端末用のホルダ1は、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部2と、ループ部2の途中に配置されて指が固定される指固定部3、3と、を一体に備えている。
【0013】
ループ部2は、シリコンゴムを含むシリコン樹脂などの伸縮性(弾性変形可能)のある合成樹脂によって、所定の長さを有する細長い帯状かつ環状に形成される。すなわち、ループ部2は、それ自体が輪を形成している。
【0014】
さらに、本実施例のループ部2の長さは、所定の形状の携帯端末Sの第1隅角部S11の前面側に引っ掛けられて、携帯端末Sの後面側を渡されて、携帯端末Sの前記第1隅角部S11と対角位置にある第2隅角部S12の前面側に引っ掛けられるように、携帯端末Sの対角線の長さの略2倍の長さのループ状に形成される。
【0015】
したがって、ホルダ1が、携帯端末Sに装着された状態では、ループ部2は、少し伸長されて弾性変形した状態となっている。このため、ループ部2は、携帯端末Sの背面側において、2本分の張力(弾性反力)によって、携帯端末Sに固定されている。
【0016】
一方、2つの指固定部3、3は、ループ部2と同一の素材によって、ループ部2の途中にループ部2と一体の小さな筒状に成形されている。すなわち、それぞれの指固定部3は、シリコンゴムを含むシリコン樹脂などの伸縮性(弾性変形可能)のある合成樹脂によって、指を挿通することが可能な孔(指固定孔)を有して形成される。さらに、指固定部3の内径は、指を挿入した状態で、指が抜けない程度の大きさとされることが好ましい。具体的に言うと、指固定部3の内径は、例えば、直径1.3cmから直径1.8cm程度とすることが好ましい。ただし、子供や指の細い人用に、より内径の小さい指固定部3を準備することも、もちろん可能である。
【0017】
さらに、2つの指固定部3、3は、環状のループ部2の長さ方向に、離れた位置に配置されている。具体的に言うと、図1に示すように、それぞれの指固定部3は、互いに最も離れた位置(互いに180度;0時と6時の位置関係)となるように配置されている。なお、指固定部3、3の配置や位置関係は、これに限定されるものではなく、例えば、互いに120度(0時と4時の位置関係)となるようにしてもよい。
【0018】
そして、指固定部3は、1つであってもよいが、少なくとも2つ以上備えることが好ましい。このように指固定部3が2つ以上あることによって、指が抜けにくくなるうえに、携帯端末Sの向きを固定できる。さらに、2つの指を連動して動かすことで、背面側から携帯端末Sの向きを変えることができる。この場合でも、指と指固定部3、3は固定されているため、携帯端末Sを誤って落とすことはない。
【0019】
(使用方法)
次に、図2、図3を用いて、本実施例の携帯端末のホルダ1の使用方法について説明する。本実施例の携帯端末用のホルダ1の使用方法は、以下の1)−3)のステップを備えている。
【0020】
1)ループ部2を、伸長して弾性変形させつつ、携帯端末Sの第1隅角部S11の前面側から、背面側を通し、第2隅角部S12の前面側へと架け渡すステップ(図2参照)。
【0021】
2)指固定部3、3を、拡径して弾性変形させつつ、指固定部3、3に指を挿入するステ
ップ(図2参照)。
【0022】
3)指固定部3、3の位置を調整するために、ループ部2を架け渡す位置をずらすステップ。
なお、この「ずらす」ステップ(工程)は、指固定部3、3の位置が、最初から適切な位置にある場合には、不要となる。
【0023】
上述した1)−3)のステップによって、携帯端末Sをしっかりと手(指)に固定・保持することができるようになる。すなわち、図2に示すように、例えば、小指と薬指とを指固定部3、3に挿入することで、手とホルダ1を固定することができるため、結局、手と携帯端末Sを固定することができる。
【0024】
この状態になると、図3に示すように、指固定部3、3に挿入されている小指と薬指以外の3本の指(中指、人差し指、親指)によって、携帯端末Sを操作することができるようになる。すなわち、携帯端末Sの完全な保持と操作を片手のみで実現することができるのである。
【0025】
(効果)
次に、本実施例の携帯端末のホルダ1の奏する効果を列挙して説明する。
【0026】
(1)上述してきたように、本実施例の携帯端末用のホルダ1は、弾性変形可能な素材によってループ状に形成されるループ部2と、ループ部2の途中に配置されて指が固定される指固定部3、3と、を備えている。このような構成であるため、指固定部3、3によってスマートフォンなどの携帯端末Sを安定的に保持できるうえに、ループ部2によって様々な形状の携帯端末Sに適用することができる。
【0027】
さらに、指固定部3、3に挿入されている指以外の指によって、携帯端末Sを操作することができる。すなわち、本実施例の携帯端末用のホルダ1によれば、携帯端末Sの完全な保持と操作を片手のみで実現することができる。そうすると、例えば、電車の中で右手で吊り革を持ち、左手でスマートフォンを持ちながら同じ左手でスマートフォンを操作できる。
【0028】
さらに、ループ部2は、伸縮するため、様々な大きさ・形状の携帯端末Sに、ホルダ1を装着することができる。加えて、ループ部2を長さ方向にずらすことによって、指固定部3、3の位置をずらして適切な好みの位置に移動させることができる。また、ループ部2に対して、指固定部3をひねった角度にしやすいため、手指に対する負担を軽減することができる。
【0029】
さらに言うと、本実施例の携帯端末用のホルダ1は、左右対称形状であるため、携帯端末Sの架け渡す位置を反転させることによって、右利き用に使用することができうえ、左利き用にも使用することができる。
【0030】
(2)また、ループ部2は、所定の携帯端末Sの第1隅角部S11の前面側に引っ掛けられて、携帯端末Sの後面側を渡されて、携帯端末Sの第1隅角部S11と対角位置にある第2隅角部S12の前面側に引っ掛けられるように、携帯端末Sの対角線の長さの略2倍の長さのループ状に形成されることが好ましい。例えば、4.5インチの携帯端末Sであれば、約9インチの長さとすることが好ましく、5.5インチの携帯端末Sであれば、約11インチの長さとすることが好ましい。ただし、本実施例のループ部2は伸縮性があるため、多少の長さの違いについては、対応(吸収)することができる。このように長さを設定することで、携帯端末Sをしっかりと保持・固定できるとともに、過大な張力(弾性
反力)によって携帯端末Sを歪めるおそれも少なくなる。
【0031】
(3)さらに、指固定部3は、指を挿入できるように、弾性変形可能な素材によってループ状(円筒状)に形成されていることが好ましい。このように構成すれば、指を指固定部3に押し込むことによって、摩擦力や弾性反力によって指と指固定部3とをしっかりと固定することができる。
【0032】
(4)また、携帯端末用のホルダ1は、少なくとも2つの指固定部3、3を備えることが好ましい。このように、2つ以上の指固定部3、3を備えることによって、より強固に携帯端末Sを保持することができる。
【0033】
例えば、図4に示すように、3つの指固定部3、3、3を備えるホルダ1Aとすることができる。このように構成すれば、小指と薬指に加えて、中指も指固定部3に挿入・固定することで、より強固に携帯端末Sを保持できる。
【0034】
この他、複数の指固定部3、・・・のすべてを割合に近い位置に隣接して配置することも可能である。例えば、30度ずつ離れた位置、すなわち0時と1時と2時の3か所に指固定部3、・・・を配置することもできる。
【0035】
(5)さらに、上述した携帯端末用のホルダ1の使用方法は、以下の各ステップを備えることが好ましい。すなわち、1)ループ部2を、伸長して弾性変形させつつ、携帯端末Sの第1隅角部S11の前面側から、背面側を通し、第2隅角部S12の前面側へと架け渡すステップ、及び、2)指固定部3、3を、拡径して弾性変形させつつ、指固定部3、3に指を挿入するステップ、を備えることが好ましい。このようなステップ1)及び2)を備えることによって、指固定部3、3によってスマートフォンなどの携帯端末Sを安定的に保持できるうえに、ループ部2によって様々な形状の携帯端末Sに適用することができる。
【0036】
(6)また、携帯端末用のホルダ1の使用方法は、指固定部3、3の位置を調整するために、ループ部2を架け渡す位置をずらすステップをさらに備えることが好ましい。すなわち、本実施例の携帯端末用のホルダ1は、ループ部2を長さ方向にずらすことによって、指固定部3、3の位置をずらして適切な好みの位置に移動させることができる。
【0037】
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0038】
例えば、実施例では説明しなかったが、携帯端末用のホルダ1、1Aの色や模様はどのようなものであってもよい。例えば、透明色や、白色や、黒色や、グレー色、黄緑色、青色、赤色、黄色などにすることができる。
【符号の説明】
【0039】
1:携帯端末用のホルダ;
2:ループ部;
3:指固定部;
S:携帯端末;
S11:第1隅角部;
S12:第2隅角部
 
 

従来出回っている携帯ホルダはリングを携帯の裏側に貼り付けただけの物が大半で安定性を欠き、落下防止の役割しかなかった。従来品との主な違いは、人差し指が自由に使えることにより、『片手で』保持と操作の両方のこなせる点である。
例として
@歩行時に携帯マップを見ながらの移動
A仰向けに寝ながらラインやメールのチェック
B片手が不自由な方の通常操作等に威力を発揮するものと思われる。
写真にもあるように、携帯の角2か所に引っ掛けて使うものである。小指と薬指用に穴が空いており、そこに挿入し保持する。2本の指で安定して保持することが可能となる為、親指と人差し指の可動域に余裕が出来て、通常操作はもちろん、従来両手が必要だった操作(ピンチイン、ピンチアウト)までも可能となる。写真は右手用だが穴の位置を増やせば左手兼用にも出来る。携帯の大きさに関わらず位置の微調整も可能で、取り外しも簡単。
The conventional holders for smart phones lack the stability, mainly just by being attached rings to the back side of the phone, and it only works as a fall prevention. The main difference of this product is that people can do the both, sustain and manipulate the phone at the same time with your index finger being free. As for some examples,
1. Move while watching a map of the phone on a walk
2. Being able to check E-mails or text messages while laying on your back
3. Explicitly useful for disadvantaged people who have a difficulty of using one hand when they do a normal use for their smartphone.
As the figures show, this is used by being hooked at two edges of a phone. It is to be sustained inserting through the holes made for pinky finger and third finger. Since it is sustainable with more stability by two fingers, it gives more rooms to the range of motion for thumb and index finger, which enables to do some operations required two hands such as pinch-in and out, not to mention normal operation. The figures show for a right-handed user, but it can be converted for left-handed users adding more locations of the holes. Fine adjustment is possible regardless of its location and it is easy to be removed.
【図1】
図1 
【図2】
図2 
【図3】
図3 
【図4】
図4 
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